以下の内容はhttps://yamarico.hatenablog.jp/より取得しました。


【登山中のファーストエイド】捻挫・骨折したときのファーストエイド(応急処置)について色々

先日友人と行った燕岳~常念岳縦走で、友人が下山中に骨折しました。
彼女もようやくギプスが取れ、近場の山をなんとか歩けるまで回復しました。
心情的にもひと区切りついたので、今回の経緯やその後受講したファーストエイド講習会のこと、見直したファーストエイドキットの内容などについて書き残しておこうと思います。


医療関係者でもなんでもない、普段ソロメインのいち登山者ですが、この拙い記録がもしどなたかの役に立つようなことがあれば幸いです。

登山ルート

この山行で歩いたのは、パノラマ銀座のうち、蝶ヶ岳を除く燕岳~常念岳のルートです。

中房温泉からスタートし、パノラマ銀座の稜線を歩いて、一ノ沢に降りました。
2泊3日で歩く方が多いルートだと思いますが、休みの日程に余裕があったことと、友人が縦走慣れしていないこともあり、余裕を持って3泊4日にしました。(道中のテント場全部泊まるスタイル)

骨折した場所

常念小屋から一ノ沢に降りるルート上、最終水場・胸突八丁より少し下ったあたり。
難所でもなんでもない、普通の土の登山道です。
たぶん高低差30cmかそこらの段差というか、小さな斜面のようになっていて、連日雨も降っており、滑りやすい状態ではあったようです。応急処置をしたりしている間に、「滑りやすいので気をつけてください」と声掛けをしていたにもかかわらず、同じところで3人滑っていました。

骨折の発生状況

この山行中、友人の希望もあり、基本的にはわたしが先行し、そのすぐ後ろを友人が歩くようにしていました。
理由は主にペースが速くなりすぎないよう抑える為です。

事故が起きたのは午前10時頃。
その段差を通過した直後、後ろから「あっ」と友人の声がしました。
振り返ると友人が転倒していて、「まずい」「ヤバい」と呟いています。

足首やったな、これはもしかしてヘリ案件になるかもしれないな、と内心思いつつ、過去にグループ山行で同行者の怪我を何度も見てきたせいか、意外と冷静でした。

転倒時の状況を聞くと、そこの斜面で足を滑らせてバランスを崩して転倒し、足首を内側に捻って荷重が右足首にかかったよう。

幸い登山道のすぐ脇に休めるスペースがあったので、ザックを下ろしてもらい、そこに移動。


靴と靴下を脱いでもらって足首を見ましたが、この時点では外見上ほとんど変化はありませんでした。
足首周辺に親指で圧をかけつつ反応を見ると、「まあ痛いは痛いけど、大丈夫だと思う」とのこと。
以前見た骨折の人はかなり痛がっていたので、このときはそれと比較して、捻挫かな?と思いました。

※ 急に腫れ上がってしまい脱いだ靴が履けなくなることもあるようで、一概に「靴を脱がせるべき」とも言えないようです。

応急処置①アイシング

何はともあれ、患部を冷やしたい。
沢の水に足を漬けられればよかったのですが、すぐに沢に下りられる場所ではありませんでした。(一ノ沢ルートは、登山道が一ノ沢に並走するルートになっていて、沢に下りられるポイントが何箇所もあります)

幸いにも10分くらい前に最終水場で汲んだ水が1リットルはあり、洗浄用に持っていたペットボトルよりはまだ冷たいので、この水で手持ちのタオルをビシャビシャに濡らして冷やしました。
氷等を使ったアイシングほどの効果は見込めませんが、やらないよりはマシだろうと。

予約していたタクシーをキャンセル

ヘリを呼ぶか友人に確認すると、「ゆっくりなら歩けそうだし、歩いて下りる」とのこと。
受傷地点から登山口までの所要時間は、標準コースタイムで2時間程度です。でも、足首を負傷したとなれば当然いつも通りのペースでは歩けないので、実際どれだけかかるのかは歩いてみないとわかりません。

沢筋にもかかわらず、いくらか電波が入る場所だったので、小屋前で予約していた安曇野観光タクシーさんへキャンセルの連絡をしました。

電話に出た方は友人をとても心配してくださり、
「あそこは相当下まで歩かないと携帯の電波が入らないんですよ。○時と○時に他のお客さんの予約があるんで、早めに現地に着いておくようにしますから、下山したら運転手に声をかけてください。携帯つながらなくても無線でタクシー手配できますから」
と教えてくださいました。
携帯の電波が入らなくてもタクシー無線はつながる、ということは思いつかなかったのでありがたかったです。考えてみれば、登山で無線使う人、いましたね……。

応急処置②湿布・テーピング

湿布を貼り、テーピング(スターアップ)。
テーピングテープはカットしたものを持参しており、潤沢にあったわけではなかったので、最後その上から包帯で固定しました。

テーピングテープはどちらかというと膝痛等の予防の為に持っていて、過去に自分で使ったのもほぼ予防目的。捻挫したときなどの応急処置としてのテーピングはやや心もとなかったです。

荷物の詰め替え

できるだけ友人の負担を軽くする為、友人の荷物を極力軽くしました。
入山時の友人のザックは15kg(グレゴリー/ディバ60)、わたしのザックは11kg(山と道/ONE)。

ONEの耐荷重が11kgだった為、友人のディバに重いものを詰められるだけ詰め、残った軽いものをわたしのONEに詰めて、ザックを交換しました。
最悪ヘッデン下山になる可能性も考えて、ヘッデンはすぐ出せるところに。

こういうときに迷わずダブルザックできるとかっこいいよな、と思いつつ、おそらく20kgちょっとしか背負えていません。測ったわけじゃありませんが、金物だらけの雪山テント泊縦走ぐらいの感覚でした。
それでも少しは怪我人の負担は軽くなるので、ある程度の重さを背負って歩けるといいように思います。
二人して怪我してしまうとマズいので、あまり無理はしません。

下山

日曜日ということもあり、応急処置したり電話したりしている間にも、たくさんの登山者が通りかかります。
みなさんとてもお優しく、本当に多くの方が「大丈夫?」「薬ある?」「湿布ありますよ!」等々お声がけくださいました。

下山時、友人は、とてもとても頑張りました。
弱音ひとつ吐かず、標準コースタイム2時間のところを4時間以上かけて、最後まで自分の力で歩ききりました。
一ノ沢登山口では死んだ魚のような眼をしていたけど、そりゃそうだよね。本当に、本当によく頑張ったよ……。

ちゃんと病院行くんだよ。え?仕事??いいから病院行きなさい!!足めっちゃ変色して腫れてんぞ!!!

・・・・・・

登山口にいらっしゃった安曇野観光タクシーの運転手さんに事情を説明して、タクシーを呼んでもらえるようお願いすると、
「ああ、○○さんですね。ご友人の方、お怪我は大丈夫ですか?」
と声をかけてくださり、お気遣いが本当に嬉しかったです。

一ノ沢登山口のトイレは一ノ沢から水を引いていて、とても冷たい水だったので、改めてその水で足を冷やしつつ、40分くらいタクシーを待ちました。

日帰り温泉「しゃくなげの湯」で4日分の汗と汚れを洗い流し、友人は水風呂で足を冷やし、応急処置をやり直し、ご飯を食べて、ほっと一息。

駅までのタクシーを手配して、建物の外で荷物を整理していると、登山口でタクシーを呼んでくださった運転手さんが偶然そこにいらっしゃいました。「大丈夫でしたか?お大事にしてくださいね」と。
心がじんわりしました。

捻挫と骨折は今回のように判断がつかないことも多く、応急処置はあくまで応急処置であって治療ではありません。
予後を考えると一刻も早く病院に行くのがいいのでしょうが、運転手さんに近隣の病院のことを聞いた上で、本人が「今日は帰る」と言うので帰ることにしました。

診断結果

捻挫じゃなくて骨折していました。足関節外果骨折。足首を内側に捻って負荷がかかったときによく起きる骨折だそうです。

本当によく4時間以上も歩いたよ……。
1週間入院して手術し、退院後もしばらくは松葉杖生活し、手術から一か月半と少しほどでようやくギプスが取れました。
受傷から全治2か月といったところでしょうか。

初めてのアルプステント泊縦走でこんな目に遭って、もう彼女は山なんて辞めてしまうんじゃないかと思っていました。

……が、後日 松葉杖をつきながら意気揚々とツェルト泊講習に現れ、下山時に交換して背負ったONEが気に入ったのか色違いで買ったそうで、新たに山の講習の申込みもしたらしく、なんというか、杞憂だったようです。

骨折の原因を考える

荷物が重すぎた?

これはありそう。出発前日の時点でパックウェイト10kgと聞いていたので心配していなかったんですが、蓋を開けてみれば当日は15kgになっていました。
慣れない重さそのものの負荷と、もしかしたらパッキングによって重心が高すぎたりしてザックに振られて踏ん張りがきかなかった、とかいうこともあるかもしれません。

体力が足りない?

これはどうだろう。疲労困憊状態だと、確かに足取りが重くなったり注意力散漫になったりして転倒リスクは高まります。
が、彼女は日帰りだと多分わたしより早いくらいで足取りもしっかりしているし、体力そのものがないわけではないような気もします。

筋力・バランス能力が足りない?

これはあるのかもしれない。下肢の筋力やバランス能力が低下すると転倒リスクが高まる、と聞きます。高齢者の転倒リスクの話の中で語られていることが多いですが。
とはいえ、街中と比較すると不整地である登山道では、街中を歩くよりも下肢の筋力やバランス能力はより必要になりそう。

環境要因?

初日を除き、朝は快晴・夕方土砂降りという典型的な夏山天気が続き、土の登山道は濡れていて、滑りやすい状態ではありました。

足運びの丁寧さ?

滑りやすい状態だったとはいえ、滑らず通過していく人の方が遥かに多かったので、より慎重に足の置き場を選んでいれば、体重移動を丁寧にしていれば、避けられた骨折だったかもしれません。
下山中は上りよりもスピードが出やすく、意識していないと足運びが雑になりやすいかも。

原因は色々考えられます。
同じ場所で滑って転んでいる人もいましたが、他の人は怪我には至っていませんでした。

転んだときの体勢によっても、後ろに転倒していればザックで守られたかもしれないし、荷重の程度や角度によっては骨折までいかず捻挫で済んだかもしれない。

後から色々考えたところで、はっきりと「これが原因でした」と断定できるものでもないと思います。でも、何かトラブルが起きた時は、できるだけ丁寧に振り返ってみて、考えられうる原因をできるだけ排除していくしかないのかな、とも思いました。

登山中のファーストエイド講習会に参加してきた

自分や同行者、通りすがりの登山者が怪我してしまった時、できるだけなんとかできるようになりたい。

そう思って、先日、東京都山岳連盟の主催する「山のセルフレスキュー講座Ⅱ『山のファーストエイド(救急法)』」に参加してきました。

東京都山岳連盟の「山のセルフレスキュー講座Ⅱ『山のファーストエイド(救急法)』」

www.togakuren.com

受講料は一般:6,600円(消費税込)


jRO・ココヘリ会員割引で500円引とはいえ、わたしにとっては一瞬躊躇する料金。

が、登山向けの実技込のファーストエイド講習自体数が少なく、元山岳救助隊の方に教えていただけるということもあり、深呼吸してえいやっと申し込みました。


当日の会場は、おそらく定員埋まったんだろうなと思われる盛況ぶり。

  • 元山岳救助隊の方に直接教わることができる
  • 実際に山中で怪我人に遭遇したことを想定しての具体的な実技講習(安全確保・三角巾での処置・搬送など)がメイン
  • 座学も即効性のある内容(ファーストエイドキットの内容と取捨選択・救助要請の判断と具体的なやりとりの内容など)
  • 質問し放題
  • リクエストに応えてくれて、知りたいことを実技込みで教えてくれる
  • 定員少なめ(25人)で、5-6人ごとの班に分かれてそれぞれに都岳連メンバーの班長がつく

わたしは都岳連会員でもなんでもない登山者で、「都岳連」という看板に気後れしていたんですが、講師の方も都岳連メンバーの方もとても気さくな方々で、いい意味でイメージを裏切られました。

参加者も、決して安くはない参加費を払っているのもあってか、絶対身につけて帰るぞ!と積極的な方ばかり。

講習会と言っても本当にピンキリで、過去には正直「時間を無駄にしたな……」と思うものもありましたが、今回は質の高い、割と実践的ないい講習でした。

(費用をかけられるので当たり前と言えば当たり前なんですが、無料講習よりは有料講習の方が有益な内容のことが多いように思います)

一度の開催で面倒見られる人数は限られるだろうし、とはいえ内容的に多くの登山者が知っていた方がいいだろう内容だから、年1回といわず、もっと開催回数増えたらいいのにな。

あと受講料。知識の裾野を広げる意味でも、若い人だけでも4,000円くらいにならないかなぁ……。


(写真・動画の撮影は個人用途に限りOKで、SNS等での公開NGとのことでしたので、講習会の写真はありません)

ファーストエイド講習会を受けたあと、改めて自分の応急処置を振り返る

RICES処置できていた?

捻挫(と思っていたので……)の時の応急処置として、「RICES」処置が知られています。

  • Rest(安静)
  • Ice(冷却)……………… 腫れの抑制・痛みの緩和
  • Compression(圧迫)… 内出血や腫れの抑制
  • Elevation(挙上)……… 腫れ防止
  • Support(固定) ……… 患部の負担軽減

Elevation は完全に頭からすっぽ抜けてました。
が、それ以外は、一応は対応できた……かな?
Ice に関しては、「もちろん冷やすに越したことはないが、山中で対応が難しい場合は、アイシングにこだわり過ぎずにさっさと圧迫した方がいい」とのことでした。状況に応じて。

足首を捻挫したときのテーピング

足首の捻挫のテーピングで検索すると、様々なやり方が出てきますが、アンカー巻いて、スターアップ→フィギュアエイト→ヒールロックができればOK。

アンダーラップは皮膚の保護を考えればあるに越したことはないけど、無ければ無いでOK。(この場合、テープを剥がすときは皮膚が持っていかれないように、少しずつ優しく剥がす)

鬱血防止のため、テーピングはキツく巻きすぎないよう注意。

……とのことでした。

手持ちのテーピングテープが少なく、スターアップしか出来ていなかったので、ロールで持っていくか、カットテープでももう少し量を増やそうかな。
もっとしっかり固定できていれば、少しでも痛みをマシにできたんじゃないかという気がしました。

ファーストエイドキットの中身を再考する

実際に応急処置するときに思ったのは、当然のことですが「ないものは使えないな」ということです。
かといって際限なくものを持って行けるわけでもなく、どの程度の怪我に備えるかということになると思います。
また、使いたいものがないときに、ありもので何とかするのも大事。

登山中のどんな状況に備えよう?

自分自身が登山する中で、直接遭遇した怪我等は以下のとおりです。

  • 足首の捻挫
  • 足首の骨折
  • 手の擦り傷
  • 足がつる(こむら返り)
  • 虫刺され
  • 打撲
  • アイゼンの刃による切り傷

こむら返りを除き、ほかは全て転倒がきっかけで起きていたので、まずは山の中で転ばないことがとても大事かな、と思います。

その上で、極端に狭い観測範囲ではありますが、これらにある程度対応できれば、怪我対策としてはそこそこなのかな……?

骨折と明らかに分かる・捻挫でも重症で歩けないような場合は即救助要請でいいと思いますが、救助要請したからといって街中の救急車のようにすぐに来てくれるわけでもありません。

どんなに早くともまず数時間は待機時間があるものと思っておいた方がいいでしょう。

ですので、プロに引き渡すまでの間の骨折の応急処置についても、実践できた方がいいだろうな、と思いました。

登山中の打撲・捻挫・骨折の為のファーストエイドキット

  • 湿布
  • テーピングテープ 1巻(非伸縮の方が固定力が高い)
  • 副木・副木を固定するもの(ストック等の硬いものを使う時は、タオル等の緩衝材を追加。クローズドセルタイプの座布団も使える。固定には三角巾・粘着包帯など)

切り傷・擦り傷等、出血時の為のファーストエイドキット

  • 絆創膏(各種サイズを少量ずつ。山の怪我は患部が大きくなることが多いので、大きいサイズのものも)
  • 滅菌ガーゼ・包帯or三角巾(開放骨折・頭部など、絆創膏を貼れない・絆創膏では対応しきれないときに。三角巾は105cmのものがおすすめ)
  • 穴をあけたペットボトルの蓋(傷口洗浄用)
  • 使い捨て手袋(感染予防)

足がつったとき(こむら返り)の為のファーストエイドキット

  • 芍薬甘草湯(市販薬)

虫刺されの為のファーストエイドキット

  • ステロイド外用薬(リンデロン軟膏等)

その他入れているもの

  • はさみ
  • ピンセット
  • ダクトテープ
  • 風邪薬・胃腸薬・解熱剤
  • 目薬
  • 予備コンタクトレンズ など

その他もろもろ

粘着包帯が便利そう

三角巾、止血や固定や腕吊り等いろいろ使えて便利だけど、ソロ登山者の場合は、利き手など固定箇所によってやりづらいこともあります。

そんな場合には、粘着包帯が便利だそう。
実際、わたしも普通の包帯を使ってみて、「粘着包帯の方が絶対便利だな」と思ったので、入れ替えようと思います。

腕の固定に使える小技

あと、腕の骨折時の固定には三角巾があると楽ですが、ない場合はレジ袋で代用して吊ることもできます。

www3.nhk.or.jp

ファーストエイドキットの中身を少し変更

今回の諸々を経て、少し中身を入れ替えることにしました。

  • 普通の包帯 → 粘着包帯 に変更
  • テーピングテープ(カット)→ テーピングテープ(ロール) に変更
  • 三角巾を追加

あとは、出血量が多い時の止血にも使えて、思いもよらぬ不順にも対応できる生理用ナプキンを追加しようかな……と思っています。

まとめ

ファーストエイド、100%これなら正解!というものはありませんが、なんとなく持っていくよりは、具体的に使うシーンを想像して、自分が扱えるものを持っていく方が無駄にならないんじゃないかな、という気がします。

でも、「結局なんも使わんかったわー」となるのが一番いいんですけどね……。


主観に満ちた長文をお読みいただきありがとうございました。
ご指摘がありましたら、優しめにお願いいたします……豆腐メンタルなので……。


 

【テント場情報】初心者におすすめのテント場15選 新宿から電車・バスなどの公共交通機関でアクセスしやすくて、交通費もそこまで高くない!

先日、登山初心者の友人の為に、テント場のメモをまとめました。

翌朝、なんとなく「同じようなこと調べてる人もいるかもしんないなー」と思って、そのメモのスクショをTwitterにも投げておきました。

そしたら、なんだか思ってたよりニーズがありそうだったのと、自分も後々便利に使えるんじゃないかと思い、記事にまとめることにしました。

当初は「テント泊の荷物を背負って少し歩く」「夜行バスは使わない」という前提で調べていたというのもあって、登山口すぐだったり遠いテント場は入れてなかったんですが、追々追加していきます。
表銀座周辺エリアのテント場とか、全く入ってませんしね。

各テント場の写真がないのは、掘り起こすのがめんd……テント場全体を映したいい感じの写真があんまりなくて、あの、すみません。
 
 

想定している対象者や、テント場を選ぶにあたっての条件など

一応、どういう基準で選んだのかを書いておきます。
概ね自分が行ったことがあるところですが、一部フォロワーさんからご推薦いただいた場所も、アクセス等確認したうえで追加しています。

対象者:テント泊を始めようとしている・テント泊を始めたばかりの人

テント泊1年生でも無理なくたどり着ける難易度で、テント以外にも登山や散策を楽しめそうなところを選びました。
急にデカく重くなったザックを背負って、いきなり6時間も8時間も登り続ける……というのはおすすめしません。

なので、基本的には登山口から3時間前後くらいのところまで。
とはいえ、日帰り登山からテント泊に移行した人なら、泊まりたい憧れのテント場とかもあったりすると思うので、そういうところも少し載せています。

体力に自信がない・不安な方は、まずは登山口から1~2時間くらいのところに行ってみて、自分がテント泊装備で無理なく歩けるのはどのくらいの時間・距離・標高差なのか、自分の歩くペースは標準CT比でどのくらいのペースなのか、等を把握するのがいいと思います。
次回以降の計画が立てやすくなります。

新宿から公共交通機関でアクセスしやすいテント場

わたしは車を持っていません。
なので、公共交通機関を使って、新宿から週末の一泊二日くらいで行けそうなところがいいなー、と思っています。
ネットで初心者向けのテント場を調べて、「ここ行きたい!」て思ってアクセス方法調べたら、「車かタクシーじゃないと無理じゃんこれ……」って悲しんだ過去のわたしのような方へ。

始発のあずさで登山口着が14時過ぎ……?

交通費がそんなに高くないテント場

テント装備をなんとか一式揃えた頃って、かなりお金を使っててあんまり余裕がないわりに、そのお金のない時期が、人生で一番テント泊へのモチベーション高い時期だと思います。たぶん。

なので、できるだけお財布にやさしく、あんまり交通費が高くないところを探しました。
できるだけ……諸々込みで15,000円以内くらいで……なんとか……なってたりなってなかったりします。
ご予算に応じてお選びください。

ここに載せてる交通費は、基本的に新宿発着の往復金額です。特に高速路線バスは、行きたい日や残席数などに応じて随時値段が変わるものもあるので、参考程度にして頂ければ。


表の見方


新宿からの運賃は、2023年5月に、土曜発(夜行バスは金曜夜発)で、NAVITIMEと各バス会社サイトで調べました。
登山口からの移動時間・移動距離・標高差は、ヤマレコ内のヤマプラで調べたものです。利用するサービスにより差が出る場合があります……が、歩くペースは人それぞれなので参考までに。
コメント欄のバス情報は、頑張って調べましたが、正確性を保証するものではありません。実際に行かれる際は、必ず公式の最新情報をご確認ください。


大体、登山口からの移動時間が短い順で載せています。
行くところの画像だけ保存されることも想定して、コメントも画像化しています。

どうぞ広い心でご利用ください。


大弛小屋テント場(金峰山・朝日岳・国師ヶ岳・北奥千丈岳など/奥秩父)


大弛峠のすぐそばにある大弛小屋のテント場。
駐車場横の林にあるので、テント泊装備を背負って歩くトレーニングにはならない。
駐車場のトイレを利用。

国師ヶ岳&北奥千丈岳と、朝日岳経由の金峰山、2日で両方行ける。

バスは路線バスではなく、バス旅行ツアー扱い。
1名~催行。
要事前予約・当日現金決済。

2023年6月3日~10月29日の土日祝日運行予定。1日2便。
7:30・9:00 塩山駅発 → 8:55・10:25 大弛峠着


▼ 大弛小屋
oodarumi.jp


▼ 栄和交通 大弛峠(金峰山)ツアー
eiwa-kotsu.jp


青苔荘テント場(白駒池・ニュウ・中山・丸山など/北八ヶ岳)


白駒池のほとりにある、苔の森で有名な青苔荘のテント場。
ガッツリ登山というよりは、苔の森を楽しむのがいいかも。
テント背負って歩くのに慣れる前に着いてしまうので、そっちのトレーニングにはならないかもしれない。

テント・トイレの料金体系が独特。

麦草峠線は、2023年7月15日~10月15日の季節運行、1日3便。
始発は 9:35 茅野駅発 → 10:46 麦草峠着。


▼ 青苔荘
seitaisou.jp


▼ アルピコ交通 麦草峠線
www.alpico.co.jp


福ちゃん荘テント場(大菩薩嶺/奥秩父)


日帰りでも十分楽しめる大菩薩嶺だけど、晴れた週末はテントがいっぱいになることもあるそう。
当日のテント受付時に500円以上購入することを条件に、前日電話予約も受け付けている。

交通費もテント泊料金も安く、バス停から歩く距離も短い。
テント泊デビューにうってつけのテント場。

上日川峠線は2023年4月15日~12月10日の土日祝日と一部平日運行。
土日祝日1日3便・平日1日3便。
始発は8:10 甲斐大和駅発 → 8:51上日川峠着。


▼ 福ちゃん荘
www.kcnet.ne.jp


▼ 栄和交通
eiwa-kotsu.jp


雷鳥沢キャンプ場(雄山・富士ノ折立・真砂岳・別山・奥大日岳など/立山)


地上の楽園(※個人の感想です)。
キャンプ場からの眺めが既に美しく、室堂からも1時間かからない為、夏は登山をしないキャンパーも多い。
キャンパーは経験上夜遅くまで盛り上がっていることが多い(※個人の感想です)ので、翌朝早くから行動するなら、山岳テントが集まっているところに張るのがお勧め。

登れる山も色々。交通費はあまり財布に優しくないけれど、アクセス自体は簡単。
徒歩圏内に温泉まであって、とてもいいところなのでご紹介。

表の表記をどうするか悩んで悩んでこのように↑しましたが、わかりづらかったらお知らせください……3つに分けるかもしれません……。

室堂へのアクセス

高速バスは料金の変動あり。
立山黒部アルペンルートも、WEBきっぷをあらかじめ購入しておくと当日スムーズ。割引があったりする。
富山~立山経由・扇沢経由の経路の2つで、バス料金は意外なことに大差ない。

① 扇沢経由(高速バス):片道9,620円~13,850円
② 富山経由(高速バス):片道10,850円~13,720円
③ 富山経由(新幹線) :片道17,540円~18,270円
※特にバスは時期や残席数等の影響による金額の変動が大きいので、実際の運賃をご確認ください。
 
扇沢IN・富山OUT等もありなので片道料金を掲載しています。
扇沢は、バスターミナルと駐車場以外 正直何もない……。富山経由で、日本海の海の幸や富山ブラック等の富山グルメを満喫するのがおすすめ。


▼ 雷鳥沢管理所(Facebook)
www.facebook.com


▼ 立山黒部アルペンルート
www.alpen-route.com

雷鳥沢キャンプ場から行ける日帰り入浴施設(近い順)


▼ 雷鳥沢ヒュッテ(日帰り入浴700円)
www.raichozawa.net


▼ ロッジ立山連峰(日帰り入浴700円・TEL:076-482-1617・営業期間7-9月)

2023年のGWに行った際は営業期間外で、最新の営業状況は確認できていません。
事前に電話確認されることをお勧めします。


▼ 雷鳥荘(日帰り入浴1,000円・11-20時)
www.raichoso.com


▼ みくりが池温泉(日帰り入浴1,000円・9-16時)
www.mikuri.com


宝剣山荘テント場(木曽駒ヶ岳/中央アルプス)


宝剣山荘の北側が、2023年夏から新たにテント場として利用できるようになるとのこと。
張数が10張と少ないが、完全予約制なので予約さえ取れればOK。
木曽駒ヶ岳頂上山荘テント場に向かう手前にあるので、登山口までのアクセスは全く同じ。

山岳メーカーテント推奨。森林限界を超えるので、絶景な分、天候が荒れるときは本当に荒れる。

新宿からは、バスタ新宿で発売している「駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ」がおすすめ。
高速バス往復乗車券 + 路線バス往復乗車券 + ロープウェイ往復乗車券 + 周辺施設での割引特典のセット。
ハイウェイバスドットコムで席を予約し、窓口で切符を購入するとよい。


▼ 宝剣山荘
miyadakankou.co.jp


▼ 駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ
www.chuo-alps.com


山の鼻キャンプ場(尾瀬ヶ原・至仏山など/尾瀬)


鳩待峠から入山する人がほぼ全員通る尾瀬ヶ原の入口。
登山口からは近い反面、日中は人通りが多い。
受付は至仏山荘。

至仏山は6月30日まで植生保護の為 全面入山禁止。その間は水芭蕉のシーズンなので、尾瀬ヶ原をのんびり歩きたい。

7月以降も山ノ鼻~至仏山頂は登り一方通行で、反時計回りにしか周回できないので、1泊2日で至仏山に登る場合、(山ノ鼻~鳩待峠を往復しない限り)テントを背負って登頂し、鳩待峠に降りることになる。

尾瀬号は2023年5月26日~10月15日の季節運行。

戸倉~鳩待峠乗合バスは2023年4月22日~11月5日。


▼ 東京パワーテクノロジー
www.tokyo-pt.co.jp


▼ 関越交通 尾瀬号
kan-etsu.net


▼ 関越交通 戸倉~鳩待峠乗合バス
kan-etsu.net


富士見平小屋テント場(瑞牆山・金峰山/奥秩父)


平成の名水百選に選ばれるほど水が美味しい。地ビールが楽しめる。
テント泊デビューの定番としてよく名前が挙がるテント場。

ここをベースキャンプとして、百名山の瑞牆山・金峰山を2日に分けて両方登る人が多い。
しっかり登山を楽しみたい方におすすめ。

韮崎瑞牆線は2023年4月1日~11月23日の季節運行、1日4~6便。
始発は 8:50 韮崎駅発 → 10:09 みずがき山荘着。


▼ 富士見平小屋
www.fujimidairagoya.jp


▼ 山梨峡北交通
cus4.kyohoku.jp


高見石小屋テント場(白駒池・ニュウ・中山・丸山など/北八ヶ岳)


ランプと揚げパンで有名な山小屋。テント場は早い者勝ちで、数張程度しか張れない。
ここに張れなかったら黒百合ヒュッテまで歩く覚悟がいるかも??
近くの青苔荘のテント泊は完全予約制。
正直、高見石小屋ならテントより小屋泊がいいような(なぜ紹介した)

麦草峠線は、2023年7月15日~10月15日の季節運行、1日3便。
始発は 9:35 茅野駅発 → 10:46 麦草峠着。

奥蓼科渋の湯線は、土日祝日及び2023年7月29日~8月27日運行、1日3便。
始発は 9:25 茅野駅発 → 10:17 渋の湯着。


▼ 高見石小屋
takamiishi.com


▼ アルピコ交通 麦草峠線
www.alpico.co.jp


▼ アルピコ交通 奥蓼科渋の湯線
www.alpico.co.jp


木曽駒ヶ岳頂上山荘テント場(木曽駒ヶ岳/中央アルプス)


稜線のテント場。めっちゃ景色がよくて木曽駒ヶ岳の山頂も近い。
山岳メーカーテント推奨。森林限界を超えるので、絶景な分、天候が荒れるときは本当に荒れる。
上記期間以外は宝剣山荘での受付。

新宿からのアクセスは、バスタ新宿で発売している「駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ」がおすすめ。
高速バス往復乗車券 + 路線バス往復乗車券 + ロープウェイ往復乗車券 + 周辺施設での割引特典のセット。
ハイウェイバスドットコムで席を予約し、窓口で切符を購入するとよい。


▼ 頂上山荘
miyadakankou.co.jp


▼ 駒ヶ岳千畳敷カールきっぷ
www.chuo-alps.com


夜叉神峠小屋テント場(夜叉神峠/南アルプス)


上記の期間外の営業は要問合せ。
鳳凰三山の南端稜線上にある夜叉神峠からは、北岳・間ノ岳・農鳥岳の白峰三山など、南アルプスの山々が見渡せる。
新緑の5月頃・紅葉の10月中旬~下旬が特におすすめのよう。

バス代自体は片道1,450円だが、南アルプス山岳交通適正化協議会への利用者協力金(片道300円)が必要。

路線バスは2023年6月23日~11月5日の季節運行。1日6便。
始発は 4:35 甲府駅発だが、新宿から始発で向かうなら、乗れるバスは3便目の 9:05 甲府駅発 → 10:17 夜叉神峠登山口着 以降になる。


▼ 南アルプスNET
www.minamialps-net.jp


▼ 山梨交通バス
yamanashikotsu.co.jp


黒百合ヒュッテテント場(天狗岳・中山・ニュウなど/北八ヶ岳)


北八ヶ岳の稜線へのアクセスがよく、カフェも併設されていてメニューも豊富で美味しい、北八ツきっての大人気の小屋……だけど、スタッフ不足の為、カフェ営業は2023/7/1からスタッフが確保できるまでお休みされるそう(2023/6/5時点)。
最新情報は小屋のブログをご確認ください。

混雑するので、できるだけ早くたどり着きたいテント場。(たぶん、渋の湯よりも唐沢鉱泉から登ってくる車アクセスの人の方が多い)

奥蓼科渋の湯線は、土日祝日及び2023年7月29日~8月27日運行、1日3便。始発は 9:25 茅野駅発 → 10:17 渋の湯着。


▼ 黒百合ヒュッテ
www.kuroyurihyutte.com


▼ 黒百合ヒュッテ「今日の黒百合ブログ」
blog.goo.ne.jp


▼ アルピコ交通 奥蓼科渋の湯線
www.alpico.co.jp


見晴キャンプ場(尾瀬ヶ原・燧ヶ岳・三条の滝・尾瀬沼・至仏山など/尾瀬)


登山道から少し入ったところにあるので、比較的静かにのんびり過ごせる。
尾瀬ヶ原の真ん中辺りに位置し、尾瀬ヶ原の中でも行先の選択肢が多い。
大清水からでも行けなくはないが、距離13.4km・所要時間5時間30分となり、テント初心者には厳しい。

受付は燧小屋。2023年から日帰り入浴再開(1,000円/人)。
小屋の混雑状況によっては中止することもあるので、受付時に要確認。

近くに山小屋がたくさんあり、喫茶をやっている小屋も多いので、昼間はそちらを利用しても。
個人的には尾瀬小屋がおすすめ。

尾瀬号は2023年5月26日~10月15日の季節運行。
戸倉~鳩待峠乗合バスは2023年4月22日~11月5日。


▼ 燧小屋
ozehiuchigoya.com


▼ 関越交通 尾瀬号
kan-etsu.net


▼ 関越交通 戸倉~鳩待峠乗合バス
kan-etsu.net


赤岳鉱泉テント場(赤岳・硫黄岳・横岳など/南八ヶ岳)


南八ヶ岳人気ナンバーワンと思われる大きな山小屋。5-10月はお風呂(1,000円)に入れる……が、2023年6月25日~7月4日は改修工事の為 入浴できないので注意。
事前予約で小屋で夕食(2,500円)・朝食(1,000円)が食べられる。
夕食のステーキや、冬季の人口氷瀑(アイスキャンディ)によるアイスクライミングなどで有名。

美濃戸口線は通年土日祝日+特定日に運行しているが、時期により運行本数や時刻に変動あり。
2023年4月29日~10月29日は土日祝日と7月29日~8月27日の毎日運行。1日4便。
始発は 9:20 茅野駅発 → 9:58 美濃戸口着。


▼ 赤岳鉱泉
www.akadakekousen.jp


▼ アルピコ交通 美濃戸口線
www.alpico.co.jp

青年小屋テント場(権現岳・編笠山・西岳など/南八ヶ岳)


「遠い飲み屋」こと青年小屋さん、お人柄が伺えるサイトもぜひ見てほしい。
所要時間等は観音平から編笠山を巻く方のルート。

MOUNTAIN TAXI はシェア型登山タクシー。
1名~催行(めちゃコンパクトなタクシー旅行ツアー扱い)要事前予約・事前クレジット決済。
一般タクシーの半額程度の料金設定なので、1~2名の利用がお勧め。(それ以上の人数になるなら一般タクシーの方が安いと思う)

2023年6月15日~11月15日の毎日運行予定、予約は2023年6月1日12時より予約開始。
9:00 小淵沢発 → 9:16頃? 観音平登山口着


▼ 青年小屋
yatsugatake-seinengoya-tooinomiya.net


▼ MOUNTAIN TAXI
www.mountaintaxi.jp


尾瀬沼キャンプ場(尾瀬沼・燧ヶ岳など/尾瀬)


樹林帯の中にある、木道とウッドデッキで区画されたテントサイト。
区画には番号が振られているが、当日受付順の早い者勝ち。
尾瀬の中でここだけ完全予約制なので注意。
テントの受付は尾瀬沼ヒュッテ、13時~。

2023年は日帰り入浴受付なし。

尾瀬沼は尾瀬ヶ原よりも標高が高いので、花の開花時期も尾瀬沼の方が少し遅い。
尾瀬ヶ原の水芭蕉に間に合わない!といったときに尾瀬沼を選ぶのもあり。

めちゃくちゃ個人的な話で恐縮ですが、わたしのテント泊デビューがここでした。
なぜかウッドデッキに惹かれた記憶がありますが、今となっては何であそこまでウッドデッキに魅力を感じたのかよくわかりません。
あの頃今の知識があればもっと楽なテント場に行っていたことでしょう……。


尾瀬号は2023年5月26日~10月15日の季節運行です。


▼ 尾瀬沼ヒュッテ
www.ozejin-yamagoya.jp


▼ 関越交通 尾瀬号
kan-etsu.net

【雪山登山】残雪の安達太良山を歩き、くろがね小屋泊で岳温泉の美肌の湯を満喫してきた話

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安達太良山

なんとなくアプローチのハードルが高い気がしていた安達太良山。
ちゃんと調べてみると、意外となんとでもなりました。
無事に奥岳登山口に到着し、安達太良山を歩いて、くろがね小屋で岳温泉を満喫するお話です。

アプローチ編はこちら↓
yamarico.hatenablog.jp

あだたら高原スキー場から時計回りにくろがね小屋を目指すルートのGPSログなど

安達太良山は様々なルート取りのできる山ですが、こと積雪期となると、奥岳登山口(あだたら高原スキー場)からのルートを選ぶ登山者がほとんどのようです。
塩沢ルートは、今冬(2019-2020)は橋・道標が撤去され、閉鎖中の為利用できません。


あだたら高原スキー場から登山開始

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あだたら高原スキー場レストハウス

スキー場のレストハウスは、ストーブもあって暖かい。
自販機、トイレなどがあり、階段を上がると食堂やお土産売り場がありました。

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あだたら高原スキー場のロープウェイ特別営業のご案内

3月20日の連休から、土日祝日はロープウェイの運行が始まるようです。

……残雪の安達太良山……。

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準備を済ませたら登山開始。
この日は1本だけリフトの運行がありましたが、下から歩くことにしました。

奥岳の湯の横の道を少し進むと、登山道への分岐があります。

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日焼け止めを塗るのを忘れていて、ここで慌てて塗るなど。
無雪期はあんまりそんなことないんですが、雪山を登るときって2回に1回は「日焼け止め塗り忘れてて、歩き始めて1分くらいで塗り忘れていることに気づく」というのを繰り返しています。なんで……なんで忘れちゃうんでしょうね……。

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思っていたより、かなり雪が少ない……。

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いや、雪なさすぎでは……?

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足元が雪になった!

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と思ったのもつかの間、すぐに土だらけになる地面。

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あまりにも雪が薄い。
くろがね小屋方面と薬師岳方面の分岐でスノーシューを履こうとしている人とすれ違いましたが、まだやめといた方がいいのでは……?と心配になりました。とはいえ先の様子がわかるわけでもなく、「心配になった」ってだけで声をかけてはいないのですが。

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ウソでしょ……と言いたくなる土の地面

おーい…………
わたし……わたしは……雪山に来たつもりだったんですけど……何故に冬靴で土の上を歩いているのでしょうか……?????
さっきのスノーシューの人、やっぱり声をかけておけばよかった。あそこで履こうとしてたってことは、もしかしたらスノーシューデビューだったのかもしれない。ピカピカのスノーシューを泥だらけにする……なんてことになってなければいいのですが。(余計な心配)

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それでもしばらく進んでいくと、少しは雪山らしい風景になってきました。
ちょっとなんというか、GW感ある気もするけれど。

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赤テープがめっちゃ多いし、赤テープがめっちゃ多い。
地域の方?がしっかり手を入れてらっしゃるんだなぁと感じます。

安達太良山は初心者でも安心とよく言われますが、全体的に傾斜がなだらかなのと、入山者が多くて降雪直後でもなければ平日でもトレースがあるんだろうなって気がするのと、この赤テープのおかげでルートが分かりやすいのがポイントなのでしょうか。

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五葉松平

あっという間に五葉松平に到着。もう少し歩けば「ほんとの空」のあの場所ですね。
安達太良山の山頂が見えてきましたが、なんか茶色くありませんかね?気のせいでしょうか……??

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この時点で10時半前。日照もあり、雪自体は緩い感じです。誰か踏み抜いてますね……。

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雪が積もり、気温が上がって溶けてはまた凍ることを何度も繰り返したのか、凍りついている場所も少しだけありました。ちょっとだけ。


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妙に気に入っている写真


ほんとの空の碑(薬師岳)

ほどなくして、薬師岳に到着しました。

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薬師岳

薄雲が出てきてるなぁ。
ここまでの道のり、4人くらい抜いたほかは誰にも会っていません。
人が少ない!そのクセめちゃめちゃ歩きやすい!人気の山の平日登山バンザイ!(ノートレースの新雪を歩きたいという欲求はそんなにない)(たまにはある)

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鐘と安達太良山と石祠

展望台のところには、鐘と石祠がありました。
この鐘、鳴らしてもいいのかな?

晴れた日にサクサクと安達太良山ハイキング。
麓での予期せぬ土歩きを除けば、文句なしのご機嫌案件です!

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誰もいないので自撮りに挑戦

記念写真を撮りたい(誰かに撮ってほしい)のに、人っ子一人やってこない……。あまりにもひとけがないので、カメラで自撮りを試みました。

雪の上にカメラを置く → 失敗。
雪の上に転がしたザックの上にカメラを置く → 安達太良山入ってないやんけ!!!
やり直し → 風が吹いてカメラがズレた!!
やり直し → やり直し → やり直し …… の末の力作です。
三脚持ってくればよかった。


安達太良山を目指す

さてそろそろ出発しようかなどうしようかな、と思ったあたりで、さきほど追い越してきた人たちがやってきました。1人は先に行ったので(この人とは後に再会することになる)、しばらくしてからわたしも出発。
そのときの気分にもよりますが、ソロで歩いているときは、基本的に前後の登山者と近接するのは避けたいんですよね。

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開けた雰囲気の平坦な道を行きます。
出発した時間が遅いこともあるのでしょうが、雪も結構緩いので、ここまでずっとツボ足・ストックで来ていました。アイゼン・ピッケルに変えるタイミングを見つけられずにいます。
というか、ワカンの出番……あるのかな……?

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正面に安達太良山が見える。
こないだの剣ヶ峰山とは真逆の雰囲気の山だけど、雪山ハイキング!って感じで、これはこれでいいものだ……。

下山してくる人がいたので、この先の雪面の様子を聞いてみると、

「しばらくはツボ足で問題ないけど、最後の鞍部を抜けたあたりからアイゼンが必要になるよ。雪の硬さがハッキリ変わるからすぐわかると思う。ワカンは……うーん、お守りみたいなもんかな、使うところはないねぇ」

と苦笑いしながら教えてくれました。
そうか……使うところはないか……。

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さらに進んでいくと、開けた場所に出ました。なんだこれ!
雪原と言って差し支えないんじゃないかな……?

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だんだん踏み跡が浅くなってくる

木々がまばらになってくると、風の影響を受けやすくなるのか、足が沈みにくくなってきたのでこの辺りでアイゼンを装着。

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表登山口・仙女平方面への分岐

道標に応急処置が施されています。

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シュカブラ

右前方に、刷毛で刷いたような綺麗なシュカブラ。

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ガリッガリのクラスト

開けた最後の斜面をややトラバース気味に上がっていくところ、ガリッガリにクラストしていました。強風と最近の昇温によるものでしょうね。ここはアイゼンなしでは歩きたくないなぁ。
風も強くなってきています。

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麓の街並み

振り返ると麓の街が見えます。高いところまで登ってきたんだなぁ……といっても1,600mくらいか。実際の標高のわりに高く感じます。

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雪山っぽい写真を撮りたくて

樹氷的なものは正直ほとんど見られなかったんですが、かすかにそれっぽいものを発見したので撮っておきました。
写真下部の雪面にご注目ください。太陽の光を反射して輝いているのが見えると思います。そう……ガリッガリなのです……。

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表面は薄っすら氷化している
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ガリッガリ
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山頂が近づいてきた

かなり山頂に近いところまで来ました。

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スケートリンク

融解凍結を繰り返したであろう雪のなれの果て、スケートリンクになってるところがあります。これはえぐい。


安達太良山の山頂。あれ……?

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山頂直下

あれ。 
……あれ???
なんか、思ってたのと違うような……?????

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安達太良山 山頂碑

動揺する気持ちをどうにもできずに持て余したまま、とりあえず、頂上に行くことにします。

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まあまあ斜め

左手を見ると、南隣の和尚山が見えます。
この山頂直下の斜面はまあまあの斜度なので、風がなくクラストしていない状態だとしても、ストックよりピッケルの方がいいんじゃないかと思います。

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安達太良山の山頂に到着!

山頂はかなりの強風。この看板をこの状態で撮るの、なかなか大変でした。
ワイヤーで繋がれているので吹っ飛んでいきはしないものの、岩にいい感じにセッティングして、カメラを構える……と、風に煽られた看板がガタガタガタッ!と転げ落ちていく。を、繰り返すこと数回。
 
あ、そうそう、自分の記念写真も撮っておきたい。
 

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自撮りに手間取る人

セルフタイマー30秒で1秒おき10枚とかで撮ったんだったかな。準備してる間にシャッターが切られ始めていたのに気づかず、これはこれで面白いことになったので載せておきます。
岩の上にカメラセットした割には結構上手に撮れたんでは!?と自画自賛。

途中、強風でカメラが転げ落ちそうになって「ヒッ!」となりました。こんな金属の塊をグラつかせるなんて、風……お前……。

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吾妻山方面

本当はスマホアプリで構図確認して撮るとかしたかったんですけど、何しろ風がヤバいことになっていてそんな悠長なことはできず、ほぼカンで撮った割にはいい感じに撮れたと思いません??

真ん中下部の石が存在感醸しすぎですけど。

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安達太良山山頂から牛の背方面

わー……雪がなーい……

今自宅で改めて見ると、これはこれでかなりカッコいいと思います!
思います!が!!
わたしが歩きたいと思ったのは!もっと!白いやつ!!
雪が!!たくさん!!あるやつ!!!

おすすめされていた「牛の背をまわろう」プランはシュルシュルと音を立ててしぼんでいき、山頂近辺でのんびりすることにしました。
いや、歩いたらそれはそれで楽しかったかもしれないけど、これ以上冬靴で土の上を歩くの嫌だったんです……。
 
山頂と、下にある山頂標識の間に、風を避けて休めそうなスペースがあったので、そこで休憩することにしました。

こうしてみるとなかなかの有様。
わたしを安達太良山に駆り立てたツイートから1週間も経っていないなんて信じられない。
 
ふと見上げると、岩から染み出した水が氷柱になっています。
草から滴り落ちる雪解け水?が凍った氷柱も。

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おもしろい氷柱たち

岩から染み出した氷柱は、形成過程で風に吹かれたのかねじれているし、草から下がっている氷柱は風が吹くと草ごとゆらめいて、おもしろいものを見たなーと得した気分に。

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どら焼き

わたし、どら焼き好きでして。というか、餡子が好きなんですけども。
あんドーナツ → つぶあん&マーガリン(パン) → つぶあんデニッシュ ときて、今の流行りはどら焼きです。
山で食べるどら焼きは最高です。
あんパンはあんまり好きじゃない。
 
 
 

くろがね小屋へ1人歩く

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牛の背

ずいぶんゆっくりしたので、そろそろくろがね小屋を目指して出発。

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岩につけられたマーキング大変よく見えますね!助かりますね!!あれ、もしかして今はやっぱりGWなのかな……?

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すったか歩いていたら、分岐を見落としてしまい、気づいて慌てて登り返すなど。
登りは「まだか……まだか……」と思いながら歩いているので見逃すことはあまりないのですが、下りは気を付けなければ。
そんなことをやらかしながらも、ついつい振り返って写真を撮ってしまうのでなかなか進みません。

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あそこのてっぺんから歩いてきました。自分が歩いてきた道を振り返って、「おお、こんなに歩いてきたんだ」と悦に入るのが好きです。
あと、なんか雪山のトレース見るのが好き。

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安達太良山からくろがね小屋へ向かうルートでは、2回ほど谷筋に降りる箇所があります。
「今ここで雪崩が起きて巻き込まれたら、目撃者もいないし、生きているうちに見つけてはもらえないだろうなぁ」
と思い、足早に通過。
大げさに言っているわけではなく、数年前、実際にここで雪崩に巻き込まれた登山者もいるので、慎重に進むに越したことはありません。(歩いてるルートそのものの雪が少なくても、上部の谷筋には雪が吹き溜まりになっていたりします)

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標高を下げる毎に、土の露出面積が増えていく気がする。

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かと思えば、膝まで踏み抜いたり。(これは足を引っこ抜いたところ)

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この辺りまで来れば、くろがね小屋はもうすぐそこ。

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見えた!今夜の宿、くろがね小屋です。

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くろがね小屋の様子

小屋の手前のやや急な斜面を降りていくと……

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小屋の前にある「キケン近寄るな」の囲い

小屋の前には、「キケン」「近寄るな」と警告が貼られた囲いがありました。
周囲の雪はところどころ硫黄の黄緑色になっていて、硫黄臭がします。岳温泉の源泉はもう少し西のはずですが、ここにも温泉が湧出しているのでしょうか。

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今宵の宿に到着です!あーホッとした!

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温度計があるけど見方がわからない……。青いところの下の境目を見ればいいんでしょうか。

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くろがね小屋の扉を入ったところ

くろがね小屋の入り口は二重扉になっていて、2枚の扉を開けると土間があり、正面の扉を入ると小屋の食堂へ、右の扉を入るとトイレへつながっています。
外来でトイレを借りる場合は、必ず小屋番さんに声をかけてから利用する というルールのようです。

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正面の扉を入ると食堂。何人かのお客さんが既にくつろいでいる様子。

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食堂を突っ切って奥に進むと、右手に受付/売店がありますので、ここで受付を済ませます。

くろがね小屋の宿泊料金など(2020年3月現在)

1泊
2食付
1泊
夕食付
1泊
朝食付
素泊まり
冬期暖房料
(宿泊)
日帰り
入浴
冬期暖房料
(日帰り)
大人 6,600円 5,700円 5,000円 4,100円 +400円 500円 +300円

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くろがね小屋利用料金表

詳しくは公式サイトをご確認ください。
www.tif.ne.jp

わたしは1泊2食付きにしたので、6,600円 + 暖房料(宿泊)400円 = 7,000円 。
小屋の宿泊料金が安くて思わず「安っ」と口に出てしまいました。
小屋番さんは
「アルプスの小屋なんかは一泊1万円とかするみたいだけど、ここは小屋番1人でまわしてて、食事も1種類しかないからねぇ。
 小屋番は3人交代でやってるけど、交代で上がってくるときに荷揚げしてて毎日ってわけじゃないし、予約も3日前にはしてもらえないと間に合わないんだよねー」
と仰っていました。
1人で宿泊客の受付、食事の用意、小屋の掃除、在庫管理、トイレの管理 etc. ……数十人の家族を支えるお母さん +α のお仕事といったところでしょうか?想像するだに大変そうです。

くろがね小屋の1日のスケジュール

10:00~15:00 日帰り入浴受付時間
~16:00 チェックイン
17:30 夕食 ※名物のカレー!
~20:00 売店営業時間
~20:30 宿泊者入浴時間
21:00 消灯
6:30 朝食
8:00 チェックアウト ※夏期は7時


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小屋利用時の注意事項など

受付のカウンターに「撮影禁止」のステッカーが貼ってありますが、小屋番さんに確認し、撮影・Twitter/ブログでの公開許可をとっています。
もともとこんなステッカーは貼っていなかったそうですが、「厨房で休憩してるときにその休憩姿撮られたりするから」とのこと。
そんなことする人がいるのか……。

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売店では、山バッジや手ぬぐい・バンダナなどのおみやげ物や、飲み物・カップ麺などが販売されています。
小屋番さんが1人でまわしていらっしゃるということもあり、軽食・昼食などの料理の提供はありません。
くろがね小屋名物のカレーは、宿泊客向けに夕食で提供されています。

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受付の横には、登山雑誌など。

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鈴木ともこさんの色紙も

2017年秋の、鈴木ともこさんの色紙もありました!かわいい!

個人的に、「登山を始めようかどうしようか」と迷っていた時期に背中を押してくれたのが、鈴木ともこさんと鈴木みきさんの本だったりするので、「うわーーーー!!」とひとり盛り上がってしまいました。

  • 作者:鈴木 みき
  • 発売日: 2009/05/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

本屋さんで平積みされていたこの本を買って、読んで、「もしかして、ひとりで登山始めたっていいのでは……?」って思ったんですよね。
このブログを読んでくださっている方は既にバリバリ登山している人が多いと思いますが、もし「興味はあるけど……なんか大変そうだし……」なんて思ってる方がいらっしゃったら、ぜひ読んでみてください。


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窓際では、手作り栽培キットでスプラウト的なものが栽培されていました。

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寄せ書き。もう書くとこないよ!

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「アイゼンなんかはそこに置いてください」とのことで、小屋を入ってすぐ左手のところにギア置き場が。
これ、宿泊人数が多いと置ききれないよなぁ。そういうときはどうしてるんだろう?

くろがね小屋の携帯電話事情

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携帯電話の充電事情

ギア置き場横のカウンターには、携帯電話等の充電エリアがありました。
発電機が動いている17時から、消灯15分前の20:45までは自由に使ってよいそうです。これはありがたい!
まぁ、わたしはACアダプタ持ってきてないので恩恵にあずかってはいないのですが。

携帯電話の電波事情

くろがね小屋は谷間にあるので、基本的に携帯電話の電波は届きません。
基本的には届きませんが、場所や天候?によっては電波が届くことがあります。

その、薄っすら携帯電話の電波が届くことがある客室が、2階の11号室・12号室。
小屋の中で一番山頂側に近いからでしょうね。

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11号室

わたしが指定されたのは、階段を上がって右奥の11号室でした。
既に同室の方は荷ほどきされています。今日この部屋は、わたしを含めて2人のようでした。

実際の電波状況は……と言うと、わたしはドコモのiPhone8を使っていて、曇りの1日目夕方は4G表示のアンテナ1本といったところでした。それも遅い時間になると3G表示になったり圏外になったりしていたので、あまりアテにしないほうがよさそうですね。

まぁ、山なので、そんなにスマホ見なくてもいいと思います。(ヤマテンチェックした後、Twitterばかり開いていたわたしが言っても説得力はありませんが)

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12号室

お向かいの左奥の部屋は12号室。
平日の今日は宿泊者が少ないので、お布団部屋になっていました。

岳(だけ)温泉の源泉に一番近いくろがね小屋の温泉

「温泉は20:30まで何度でも入り放題です。朝の入浴はお控えください」とのことで、部屋に荷物を置いたらまずは温泉に入りたい!
 
……ということで、やってきました、温泉!
くろがね小屋の温泉は、男女別の内湯のみです。

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内湯の入り口

入り口の扉を開けると、流し台が2つ。

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これは飲用可能な水で、自由に飲むことができます。
凍結防止の為、蛇口を閉めてはいけません。
……が、意識して気を付けていないと、なぜか無意識に閉めてしまうんですよね。気を付けよう。

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脱衣所には、かんたんなカゴと棚が。棚は右手に4つと、左手に8つありました。

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扉は、左側にはマジックで「〆切」と書かれていて、右側を開けるようになっています。

ここの脱衣所、風通しをよくしているのか、食堂と違ってなかなか寒い。
早くお湯につかりたい!ということで、いざ温泉へ!

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くろがね小屋の温泉

おぉ、お湯が白濁している……!
……という感動もそこそこに、窓が全開になっていて浴室に入っただけではまだ寒いので、手早くかけ湯を……
 
ぅあっつ!!

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くろがね小屋の温泉は、岳温泉の源泉から一番近い温泉で、湯温は結構熱め。
それがご覧のとおり、ダバダバとかけ流されているので、浴槽の湯も結構熱いのです……。
あれですよね、窓が開いてるの、ちょっとでもお湯冷まそうとかそういうことですよね??
いや、熱めっていうのは小屋番さんから聞いて把握してたんですけど、思ったより熱かった。冬でこれなら夏とか大丈夫なんだろうか。

それでもなんとか全身にかけ湯をして、浴槽へ。
浴槽は、4人くらい入ったらいっぱいになってしまいそうな小さなものです。

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ふぃ~…………(しあわせ)

お湯があんまりにも熱くて浸かれるんだろうか?なんて思っていましたが、浸かってしまえば意外と大丈夫。
冷えた体に熱いお湯がじんじんと染み渡るよう。
とはいえやはり熱めなので、半身浴にしたり、休み休み入るのがよさそうです。

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湯の花がすごい

浴槽のお湯にはびっしりと湯の花が漂っていて、縁にも薄く堆積しています。
蛇口はお水が出ますので、どうしてもお湯が熱かったら水で埋めることも可能。

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お湯は熱いけど、もっと入っていたいなぁ……などとうだうだしていたら、うっかりのぼせそうになりました。
いや~、でもこれはいいお湯だったなぁ。濃かった……。

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正しい温泉利用法

岳温泉は全国でも珍しい酸性泉です。
また、2016年楽天トラベルの「美肌の温泉地ランキング」第3位に輝いた温泉地なんだとか。
prtimes.jp

ランプの宿、くろがね小屋の夕べ

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温泉から上がると、小屋内にはランプが灯っていました。
「ランプの宿」と聞くとなぜか惹かれてしまいますね。

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部屋に戻ると、こちらもランプが灯っていてなんだかいい雰囲気に。

ザックの右側に、床が畳ではなく隙間のある板敷きのようになっているところがありますが、ここは靴入れです。
この板が蓋になっていて、取り外すと靴を入れられるスペースになっています……が、写真を撮り忘れた……。

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こちらは、11号室から反対側を撮ったもの。
写真の左端上部に梯子が写っていますが、11号室・12号室以外の客室は、山小屋によくある蚕棚(かいこだな)になっています。二段ベッドのベッド部分が部屋の床になっている感じのアレ。

小屋の中に乾燥室などはありません。
1階・2階は吹き抜けになっていて、1階にあるストーブで小屋内が暖められるので、階段周りにハンガーをかけて濡れものが乾かせるようになっています。

くろがね小屋名物のカレー

楽しみにしていた晩ごはん、くろがね小屋名物のカレー!
正直日帰りできないこともなかった今回のコース、わざわざ小屋泊まりにしたのは、くろがね小屋の温泉とこのカレー目当てでした。

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具材が大ぶりで美味しい。
サラダやスープなんかはありませんが、おかわり自由です。

今回、くろがね小屋に泊まった人は10人くらいだったと思うんですが、同じテーブルになった5人(わたし含む)は全員カレーおかわりしてました。
美味しかった……おなかいっぱい……。

だるまストーブ

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食後は、さんざん飲んでいた4人くらいのグループは部屋に戻っていましたが、残る宿泊者たちはなんとなくみんなだるまストーブの周りに集まっていました。

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だるまストーブに燃料を入れたところ。

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「このだるまストーブ、建て替えた後も使われるんですか?」
という質問に、小屋番さんは
「いや、これは使いませんよ。もともと、だるまストーブは2年くらいで新しいものに入れ替えてますから」
とのこと。
意外と入れ替えのサイクルが早くて驚きました。

なんでも、くろがね小屋のだるまストーブの燃料は、昔は石炭だったけれど、現在は石炭が手に入らなくなって、コークス(石炭を蒸し焼きにして炭素の純度を上げた、高温で燃焼する燃料)を使っているそう。
「コークスだと石炭より高温になるから、ストーブがダメになるのも早くなったんですよ。割れちゃうんです」

へぇ、そうなんだ……知らなかった。

平日のくろがね小屋の夜は、気ままな登山者同士でのんびり語らいながら更けてゆく

わたしは混んでいる山小屋があまり得意ではありません。
安達太良山にこれまで登ったことがなかったのも、山そのものには登ってみたいなと思いつつ、日帰りのハードルが高そうに思えていたことと、テント場がないことがその理由でした。

そんなわけで、「平日なら空いているのでは?」という気持ちもあって小屋を予約した今回の旅ですが、同じ日に泊まった人たちも似たような感じ。うち3人はソロでした。
夕食時に同じテーブルになった5人でだらだらと話していたら、「普段はテント泊。人が多い山小屋はちょっと……。でもくろがね小屋はどうしても泊まってみたかった!せっかく泊まるなら雪のある冬がよかった!」という人ばかり。
わかります。やりたいですよね、雪見温泉……!!

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半分こにした榮川

ちょっとだけお酒を飲みたいけど、1本飲んだら潰れそうだ……と思っていたら、同じように悩んでいる人がいたので、半額ずつ出し合って半分こにしました。
だるまストーブは上部がそんなに熱くならないので、ストーブの上に缶のまま置いておいても ぬる燗くらいでいい感じに。

人数も少ないのでうるささとも無縁。
みんな人柄のいい方ばかりで、変にマウント取ったり説教したりするような人もおらず、ゆるゆると山の話をして、穏やかで楽しい時間でした。
ときおり小屋番さんも話に混ざったり。
いちばんおもしろかったのは山のトイレの話でした。みんないろいろエピソード持ってるんだなぁ。本にできそう。
 
この後、もう一度温泉に浸かり、体を温めてからお布団に潜り込みました。

くろがね小屋の朝ごはん

いやー、よく寝ましたね……。毛布2枚かぶれば朝までホカホカ。
2日目の朝は天気が悪いことがわかっていたので、ご来光待ちをするようなこともなく、朝ご飯ぎりぎりまでお布団の中でした。
山に泊まってこんなことってあまりないので、かえって贅沢な気分です。

同室の方は、今日安達太良山に登るそうで、早めに支度されていました。
風が多少あっても晴れた日に登りたい人は昨日山頂へ行ってきて、雪が多少降っていても構わないって人は今日登る、という感じです。
今日は風もほとんどなさそうなので、それもありかなと。

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くろがね小屋の朝ごはん

くろがね小屋の朝ごはんも、ずっと変わらないメニューだそう。

こんにゃくとお肉の甘辛煮、温泉卵、たくあん、梅干し、昆布巻き、お味噌汁。
ご飯はおかわり自由です!
今日は山に登るわけじゃなく、1時間半ほど歩いて降りるだけなのに、このおかず、大変ご飯が進む美味しさなんですよね……。明らかに食べすぎなんですけど、またもご飯をおかわりしてしまいました。

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次行くときは、この煮込みに温泉卵をからめて食べてみたい。絶対美味しいと思う。
 
 
 

奥岳登山口へ降りていく

朝食後は食堂でお湯が配られ、みんなコーヒーを入れたりしてしばしくつろいでいました。

下山後は、登山口横にある奥岳の湯に入って岳温泉入り比べをしよう!と決めていて、当初は「早くに降りたところで奥岳の湯は10時からだしなぁ」と思っていたのですが、みんな次々と出立していくので、それを見送りながらわたしも降りるかぁ……と準備。
とはいえ、なんだかんだ8時の出発になりました。

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早朝は風がありましたが、小屋を出るころには止んでいました。山頂方面は小雪が舞っていて霞んでいます。

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降りしきる雪をまるく撮るのってどうしたらいいんでしょう?

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お世話になりました

小屋番さんに挨拶し、お世話になったくろがね小屋を後にします。
小屋撮るのを忘れていて慌てて撮った(だがしかし引き返すほどの情熱はない)ので、思いっきり木がかぶってますね。

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昨日とは打って変わって締まった雪の上を、アイゼンでトラバース気味にサクサクと歩いていきます。

しんしんと降る雪の中、自分がたてるアイゼンの音以外、なにも聞こえない道。
つめたい空気と、帽子やザックに音もなく降り積もる雪。

快晴の山もいいけれど、これはこれで、とても心地のいい時間です。

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20分ほど歩いたところで、開けたところに出ました。勢至平ですね。

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木々が一定方向に斜めになっています。
ここも普段はきっと風が強いところなんでしょうね。

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勢至平分岐。

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ここまで、すれ違った登山者は2人くらいでしょうか。土曜の朝とはいえ、静かな道です。

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ここ、きっと昨日の昼間は石が露出してたんだろうなぁ。

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つづら折りの馬車道と、まっすぐ突っ切る旧道の分岐。
コースタイムに大した差もないのですが、せっかくなので旧道へ。

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笹に囲まれた道ですが、こちらも赤テープがたくさんあり、ルートに迷うようなところはありません。
雪がもうちょっとなくなると泥濘道になりそうだな、ここ……。

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笹の生い茂る狭い道を抜け、広い道に出たと思ったら馬車道との合流地点。

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再び旧道へ足を踏み入れます……ということを何度か繰り返していくと……

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烏川橋

烏川橋に到着。ここまで来れば、登山口まではあと15分かそこらです。
雪も結構薄くなってきていて、先に小屋を出た方がここでアイゼンを外していました。

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広くて歩きやすい道です。スキー場の音楽も聞こえてきたりして、「下界が近づいてきてるなぁ」と人心地がつきました。

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薬師岳方面に向かう道との分岐が見えてきました。
わたしも「そろそろ限界かも……」と思い、ここでアイゼンを外していると、さきほど遭遇した先に小屋を出た方が通り、「もうそろそろ無理だよねぇ」などと言葉を交わしたり。

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とはいえ、お互いソロなので、それぞれのペースで歩いていきます。
この辺りは昨日は雪がグサグサでしたが、今日のように冷え込むと途端に表面が凍り付くので、チェーンスパイクなどがあるといいと思います。12本爪のアイゼンではちょっと過剰。

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9:15、登山口に戻ってきました。

下山後の奥岳の湯

下山後は奥岳の湯!と行きたいところですが、オープンが10時なので、再びスキー場のレストハウスへ。
アイゼン・ストック・ゲイターやオーバーパンツを片付けていると、わたしの後に小屋を出た2人組も降りてきました。
このお二人も、下山後 奥岳の湯 → その後タクシーで岳温泉に行って昼食 → 二本松駅経由で高速バスで帰る、とのことで、岳温泉から乗るバスも同じだったので、岳温泉までのタクシーをご一緒することに。

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奥岳の湯

あだたら山 奥岳の湯

10時になったところで、目の前にある奥岳の湯へ。

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館内は撮影禁止なので写真はありませんが、広々としていて、とても綺麗な温泉でした。
脱衣所は暖かく、鍵のかかるロッカーも無料。
内湯の窓も大きくて、半ば露天風呂のようなのですが、扉を開けて外に出ると解放感あふれる露天風呂もあります!

源泉はくろがね小屋と同じですが、源泉からの距離の差か、お湯の印象はかなり異なりました。
くろがね小屋は白濁していて湯の花がとても多かったのですが、奥岳の湯は透明で、さらりとした肌あたり。
でも、どちらもいい温泉です。

営業日 年中無休
料金 大人650円
営業時間 11月9日~4月17日 10:00~18:00
4月18日~11月8日 10:00~20:00
最終受付 閉館30分前
泉質 単純酸性温泉
pH数 2.5(強酸性)

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岳温泉でソースかつ丼を食べ、お土産を買い、バスが来るまでコーヒータイム

温泉を満喫したら、11時に予約していたタクシーで岳温泉へ。
奥岳登山口から岳温泉まではだいたい10分くらいでしょうか。タクシー代は2,050円、3人で割ると1人当たり683円。

成駒さんのソースかつ丼

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お目当てのソースかつ丼のお店「成駒」さんはかなり人気があるみたいで、天気も決していいとは言えないのに、わたしたちが到着した11時15分ごろには駐車場は満車に。
なんとか席にはつけたものの、その後も続々とお客さんが来て店内で待ちが出ていました。早めに移動しておいてよかった……。

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くろがね小屋の朝ごはんをおかわりした上、大した運動もしていないので、ヒレをご飯少なめにして、「丼にのせて食べると格別」という温泉たまごをつけてみました!

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オーダー後すぐに出てきた温泉卵は、持ち帰りもできるよう綺麗に包んであります。
登山者に配っているというストラップも。かわいい。

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ご飯少なめのオーダーにもかかわらず、蓋が閉まりきらないボリューム。

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破壊力抜群のソースかつ丼(ヒレ)

めっっっちゃ美味しい……!
お肉は肉厚なのに柔らかくてジューシー、衣はサクッとしていて、甘めのソースが絡んで、温泉たまごのまろやかさと合わさって、アツアツで香ばしくて……さいこうなやつ……!!
 
だがしかし、朝ご飯の消化があまり進んでいなかったようで、どうしても食べきれない。
ここは腹ペコの状態で来なければならないお店でした……。

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そんなあなたもご安心を。ここには「もったいない神様」がいます。
 
半分食べて満腹になってしまったわたし、このパックをいただいて、残りの半分を詰め込みました。
そうするとあら不思議、ちょうど1人分くらいのお弁当ができあがりました。
ボリュームがヤバい。
輪ゴムで留めたかつ丼パックをザックに収納するのがちょっと怖い……という話をしていたらご主人がセロハンテープを下さったので、卵パックのようにビャーーーっと周りを封かん。
パックを入れる袋も「もう一枚どうぞ」と2枚くださって、自宅まで無事に運ぶことができました。ありがたいーありがたいー。

岳温泉のバス停と岳温泉観光案内所

成駒さんの目の前は、岳温泉バス停や岳温泉観光案内所などがあります。
バス停の待合室の片隅にザックを置かせていただき、お土産を買うことに。

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玉川屋さんでくろがね焼きを購入

……といっても、行先はバス停のすぐ隣の玉川屋さん。

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店内でいくつか見てみたのですが、定番の(?)くろがね焼きを購入しました。
登山のときのお土産は、車の人は何でもいいんだと思うんですが、公共交通機関勢としては「箱がザックに収まるか?」が気になるので、結果として選択肢は少なくなりがち。
その点、くろがね焼きはちゃんと箱を収納することもできてありがたいです。(入ってる数によりますが)

バスが来るまで喫茶店「ゆめのいえ」でコーヒーを

交差点のはす向かいに喫茶店らしきお店があったので、バスが来るまでの約20分、ここでコーヒーを飲むことに。

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店主がお1人でやってらっしゃる喫茶店。かわいらしい雰囲気です。
本当ならもっとゆっくりしたい感じのお店でしたが、あわただしくなってしまったのが残念。
 
 
 

帰宅の途につく

定刻どおり、バスがやってきました。

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ここのバス停は待合室もあって、乗降場所にも屋根があるので、雪でも雨でも濡れないのがいいですね。

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二本松駅に到着すると、セブンイレブンでホットコーヒーを購入して駅の待合室で電車を待ちます。
タクシーとバスをご一緒した2人は郡山駅からのバスに乗るそうで、ここでお別れ。
またどこかの山で!

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おまけ。帰りの佐野SA(上り線)で食べた佐野ラーメン。
 
 
 

【まとめ】3月中旬 安達太良山の服装メモ

  • 上半身:
    finetrack ドライレイヤーウォームロングスリーブ / MAMMUT Performance Thermal Zip Long Sleeve / ARC'TERYX Atom LT Hoody (ハードシェルは未使用だけど、着ている人も多かった。気温も高くフリースも未使用。)
  • 下半身:
    finetrack ドライレイヤーウォームタイツ / finetrack メリノスピンサーモタイツ / ノースのパンツ / finetrackのシェルパンツ / ORクロコダイルゲイター
  • その他:
    BD ミッドウェイトスクリーンタップ(オーバーグローブは未使用) / ニット帽 / ストック(ピッケルは未使用)/ アイゼン(ワカンは未使用)/ バラクラバは首元につけていたけどかぶることはなし / サングラス(ゴーグルは未使用)
  • この日の安達太良山の天気:
    1日目
    天候 晴れ / 気温 0℃ 〜 2℃ / 風速 10~15m/s(山頂)
    晴れ、夕方にかけて薄曇り。風は山頂付近で強め。
    2日目
    天候 雪 / 気温 -5℃ 〜 0℃ / 風速 1~4m/s (くろがね小屋~奥岳登山口)
    雪、微風。
    今回たまたま使用しなかった装備も、気温や風によって(というか基本的に)必要なので持っていく。

 
 
 

【まとめ】かかった費用

往路交通費
新宿~福島~
二本松~奥岳登山口
3,520円 WILLER高速バス利用
ガスト朝食 659円
行動食 300円くらい
くろがね小屋
1泊2食付
7,000円
山バッジ・お酒 800円 お酒は半分
奥岳の湯 650円
タクシー代 690円 3人で割り勘
バス代 500円 岳温泉→二本松駅
ソースかつ丼 1,450円 成駒
お土産 1,550円 玉川屋
コーヒー 450円 ゆめのいえ
コーヒー 100円 セブンイレブン
復路交通費
二本松~福島~新宿
2,920円
佐野ラーメン 660円 佐野SA
合計 17,800円くらい

 
 
 

安達太良山のおすすめ記事

わたしが安達太良山に行くきっかけになった、OKPさんの記事。
1週間そこら前とは思えない雪の安達太良山です。
moognyk.hateblo.jp


何度もくろがね小屋を訪れている ももさんの記事。
公共交通機関登山派の方にはとてもおすすめしたいブログです。
www.yamaonsen.com

公共交通機関で安達太良山へ!奥岳登山口へのアクセス方法を調べたおして行ってみた話(新幹線・高速バス・在来線・路線バス・タクシー)

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ほんとの空を見にいこう

2020年3月13日・14日の2日かけて、雪の安達太良山(あだたらやま)に登り、くろがね小屋に泊まってきました。


安達太良山ーー。
それは、公共交通機関勢/タクシーできるだけ使いたくない派にとって、なんとなく冬季日帰りのハードルが高い山。(個人の感想です)

紅葉も見事で、温泉付きの雰囲気のいい小屋もある、初心者でも安心の山……という印象があり、登ってみたいなぁと思って5年前くらいに地図を購入していながら、実は1度も登ったことがありませんでした。

そんな折、Twitterで見かけた一連のツイートがこちら。

そこからOKPさんの安達太良山記事を読んで、あーこれはもうダメだわ行くしかないわ、と思ったわたし。
アプローチを調べて調べて調べて、「よし行ける!」となって予約をとり、飛び出して行ったのでした。

今回は、新宿から登山口に至るまでのアプローチルートを、公共交通機関を使って調べまくった記録を残しておこうと思います。
積雪期だけでなく、夏や秋の紅葉シーズンにも役立つよう、(主に自分のために)関連リンクは網羅するようにしました。

わたしと同じように「公共交通機関で行きたい、でもタクシーに何千円も払うのはちょっと……」と思っていたり、「公共交通機関の選択肢、そもそも何があるんだ??」等と悩んでいる方のお役に立てば幸いです。

新宿から安達太良山 奥岳登山口へのアクセス。公共交通機関利用なら新幹線か高速バスか?経路いろいろ

というわけで、2020/3/28(土)に安達太良山に登るという前提で、新宿発・奥岳登山口着のアクセス方法を調べてみました。

各プランの概略

ざっくり言うと、首都圏(じゃなくてもいいんだけど)から福島県の主要駅(郡山駅 or 福島駅)に行き、二本松駅・岳温泉バス停を経由して奥岳登山口に至る、というイメージです。

首都圏から安達太良山(奥岳登山口)までのアクセス概略
首都圏から安達太良山(奥岳登山口)までのアクセス概略

新宿から奥岳登山口までのアクセス比較
新宿から奥岳登山口までのアクセス比較(2020年時点)

プラン① 新幹線+在来線 → タクシー(片道約13,450円)

05:38発 新宿駅
JR中央線快速 東京行き
05:52着
06:04発
東京駅
JR東北新幹線 やまびこ51号 盛岡行き
07:23着
07:47発
郡山駅
JR東北本線 福島行き
08:09着
08:15発
二本松駅
タクシー 16km 約20分
08:35着 あだたら高原スキー場
(安達太良山 奥岳登山口)
料金内訳(片道)
新宿駅~二本松駅 JR乗車券 4,510円
東京駅~郡山駅 特急券自由席 3,740円
二本松駅~登山口 タクシー 約5,980円
合計 約14,230円

一番お金がかかるけど、当日朝発で一番早く登山口に着くラグジュアリープランです!
わたしが行ったときは二本松駅前にタクシーが2台くらい待機していました。(いないこともあるかも)


プラン② 新幹線+在来線+路線バス+タクシー(片道約9,650円)

05:38発 新宿駅
JR中央線快速 東京行き
05:52着
06:04発
東京駅
JR東北新幹線 やまびこ51号 盛岡行き
07:23着
07:47発
郡山駅
JR東北本線 福島行き
08:09着
08:13発
二本松駅
福島交通(路線バス)
JICA・NTC行き 25分 500円
08:38着
08:43発
岳温泉BS
タクシー 6km 約10分
08:53着 あだたら高原スキー場
(安達太良山 奥岳登山口)
料金内訳(片道)
新宿駅~二本松駅 JR乗車券 4,510円
東京駅~郡山駅 特急券自由席 3,740円
二本松駅~岳温泉 路線バス 500円
岳温泉~登山口 タクシー 約2,650円
合計 約11,400円

9時前くらいに登山口に着くプラン。
到着は20分くらい遅くなり、乗り換え回数も増えますが、ラグジュアリープランより2,800円くらい安くなります。


プラン③◆今冬終了/冬季限定◆新幹線+あだたら高原スキー場シャトルバス(新宿から登山口まで片道8,110円)

07:22発 新宿駅
JR湘南新宿ライン 宇都宮行き
07:52着
08:06発
大宮駅
JR東北新幹線 やまびこ125号 仙台行き
08:57着
09:10発
郡山駅
あだたら高原スキー場行きシャトルバス
10:30着 あだたら高原スキー場
(安達太良山 奥岳登山口)
料金内訳(片道)
新宿駅~郡山駅 JR乗車券 4,070円
大宮駅~郡山駅 特急券自由席 2,640円
郡山駅~スキー場 シャトルバス 1,400円
合計 8,110円

スキー場シャトルバスは、2019年12月21日~2020年2月29日まで毎日運行/3月16日までの毎金・土・日・月曜日のみ運行。
ということで、スキー場の営業が終了した今冬はもう使えませんが、スキーシーズンの参考までに。
事前予約制です。お問い合わせ・お申し込みは あだたら高原スキー場 へ。TEL : 0243-24-2141

比較的お手頃価格で楽ちんなのはいいんですが、登山口の到着が遅い(10:30着)のが難点。
わたしと同じ日に登ってくろがね小屋に泊まった方が利用されていました。


プラン④ ◆ロープウェイ運行時期限定◆ 新幹線+在来線+タクシー&ロープウェイ往復セット(ロープウェイ往復分を控除すると8,950円~9,800円)

05:39発 新宿駅
JR中央線快速 東京行き
05:53着
06:04発
東京駅
JR東北新幹線 やまびこ51号 盛岡行き
07:24着
07:35発
郡山駅
JR東北本線 福島行き
07:59着
08:05発
二本松駅
タクシー 16km 約20分
08:25着 あだたら高原スキー場
(安達太良山 奥岳登山口)
タクシー&ロープウェイ往復セット あだたら高原リゾート直行便
発地 着地 利用人数 1人あたり往復料金
JR二本松駅周辺 JR二本松駅周辺 2名利用
3名利用
4名以上利用
4,800円
3,700円
3,100円
JR二本松駅
or
岳温泉
岳温泉
or
JR二本松駅
2名利用
3名利用
4名以上利用
3,800円
3,000円
2,600円
岳温泉 岳温泉 2名利用
3名利用
4名以上利用
2,800円
2,300円
2,100円

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料金内訳(片道)
新宿駅~二本松駅 JR乗車券 4,510円
東京駅~郡山駅 特急券自由席 3,740円
二本松駅~
あだたら高原スキー場
タクシー 700円~1,550円
合計 8,950円~9,800円
往復タクシー予定でロープウェイを片道でも利用するならだいたいお得になるプラン

2020/3/20〜4/12の土日祝日・2020/4/18〜11/8の毎日、あだたら山ロープウェイが営業するそうです。
2名以上かつロープウェイ・タクシー往復利用予定がある場合、こちらのプランを利用すると結構お得。

たとえば、あだたら山ロープウェイの往復券が1,700円なので、タクシーが二本松駅往復で2人だと、本来5,000円/人くらいかかるはずの往復タクシー代が3,100円!
ロープウェイを片道しか使わなかったとしても(1,000円)、タクシー二本松往復で2人だと、本来5,000円/人くらいかかるはずの往復タクシー代が3,800円!
ということで、周回コースの人でもお得になることが多いです。

二本松駅/岳温泉からあだたら山ロープウェイまでの往復タクシー代比較
二本松駅/岳温泉からあだたら山ロープウェイまでの往復タクシー代比較

※ 「JR二本松駅 → 岳温泉」とは、「往路はJR二本松駅前BSから奥岳登山口までタクシー利用/復路は奥岳登山口から岳温泉までタクシー利用」という意味です。

岳温泉往復の場合、4人だと普通に乗った方がいいかな……。

とはいえ、あだたら高原リゾートのサイトを見ても昭和タクシーのサイトを見ても、除外日の記載が2019年の秋のものだったりして、「ロープウェイは動くとして、このプランは使えるのか……?」と一抹の不安が。
そこでサイトから問い合わせのメールを送ったところ、すぐにあだたら高原リゾートの方から

運行を予定しております。日程によっては混雑する場合もございますので、ご予約は「昭和タクシー(0243-22-1155)」へお願い致します。

と回答がいただけました!ので、大丈夫だと思います。

※ 紅葉シーズンの土日は利用不可。
昭和タクシーさんにお電話でお申し込みください。 昭和タクシー(0243-22-1155)


プラン⑤ 高速バス+在来線+タクシー(片道7,920円〜12,220円)

WILLERの例を記載しています。
高速バスの料金(出発日・セールの有無)によって料金がかなりブレます。
3/27(金)夜発の試算では高速バス料金4,100円(片道合計 約9,720円)でした。

24:35発 バスタ新宿
東京・千葉→仙台・福島 B557便
05:25着 福島駅西口
(東邦銀行ローンプラザ
福島支店裏)
徒歩
05:45発 福島駅
JR東北本線 矢吹行き
06:08着
06:15発
二本松駅
タクシー 16km 約20分
06:31着 あだたら高原スキー場
(安達太良山 奥岳登山口)
料金内訳(片道)
バスタ新宿~福島駅 高速バス 2,300円〜6,600円
福島駅~二本松駅 JR乗車券 420円
二本松駅~登山口 タクシー 約5,200円
合計 約7,920円〜12,220円

前夜発の高速バスで、とにかく一番早く登山口に着くプラン。
高速バスを使う割に、現地のタクシーでお得感はなくなるのが難点といえば難点。


プラン⑥ 高速バス+在来線+路線バス+タクシー(片道約5,220円〜9,520円)

WILLERの例を記載しています。
高速バスの料金(出発日・割引プランの有無)によって料金がかなりブレます。
3/27(金)夜発の試算では高速バス料金4,100円(片道合計 約7,020円)でした。

24:35発 バスタ新宿
東京・千葉→仙台・福島 B557便
05:25着 福島駅西口
(東邦銀行ローンプラザ
福島支店裏)
徒歩
05:45発 福島駅
JR東北本線 矢吹行き
06:08着
06:48発
二本松駅
福島交通(路線バス)
岳温泉行き
07:13着
07:20発
岳温泉BS
タクシー 6km 約10分
07:30着 あだたら高原スキー場
(安達太良山 奥岳登山口)
料金内訳(片道)
バスタ新宿~福島駅 高速バス 2,300円〜6,600円
福島駅~二本松駅 JR乗車券 420円
二本松駅~岳温泉BS 路線バス 500円
岳温泉BS~登山口 タクシー 約2,000円
合計 約5,220円〜9,520円

前夜発の高速バスと路線バスを組み合わせて、二本松駅での乗り継ぎに40分待ち時間があるものの、7:30に登山口に着くプラン。

プラン⑦ ◆平日限定◆高速バス+在来線+路線バス(片道約3,520円〜4,660円)

平日限定路線バスを利用したお得なプラン。

  • タクシーを使わずに二本松駅→奥岳登山口をバス1本で移動できる
  • 平日朝着の高速バスが安い

という2つの合わせ技でとても安く済みます。

WILLERの例を記載しています。
高速バスの料金(出発日・割引プランの有無)によって料金がかなりブレます。
3/26(木)夜発の試算では、検索したタイミングもあるのでしょうが、高速バス料金がセールになってておそらく底値2,300円(片道合計 約3,520円)でした。

24:35発 バスタ新宿
東京・千葉→仙台・福島 B557便
05:25着 福島駅西口
(東邦銀行ローンプラザ
福島支店裏)
徒歩 約2時間の調整が必要
07:35発 福島駅
JR東北本線 矢吹行き
07:58着
08:06発
二本松駅
福島交通(路線バス)
JICA・NTC経由 奥岳行き
08:51着 あだたら高原スキー場
(安達太良山 奥岳登山口)
料金内訳(片道)
バスタ新宿~福島駅 高速バス 2,300円〜3,440円
福島駅~二本松駅 JR乗車券 420円
二本松駅~奥岳BS 路線バス 800円
合計 3,520円〜4,660円

とってもお手軽な価格で9時前に登山口に着くプラン。
平日しか使えないのが残念ですが、有休余らせてる方、平日休みの方にはおすすめです。

無雪期は二本松駅から登山口までのバスが出るかも?

二本松駅から奥岳登山口へは、2023年10月1日(日)~11月5日(日)土・日・祝日のみ運行の路線バス(錦秋号)があるらしいです。ご参考までに。

www.adatara-resort.com
 
 

各交通機関等の公式サイトまとめ

色んなプランでの移動時間や料金等を載せています……が、情報の正確さには気をつけているものの、それを保証するものではありませんので、あくまでも目安としてご利用ください。
実際に計画される際には、公式情報を必ずご確認ください。

交通機関の公式サイト

新幹線・在来線

郡山駅まで新幹線で行く方、福島県内各駅から二本松駅までのルートで利用。

高速バス

バスタ新宿から福島県(郡山駅・福島駅)に行く高速バスを運行している主な会社(というか、わたしが見つけた会社)は以下のとおりです。
全てのパターンを載せるとそれだけでかなりの文量になってしまうので、この記事では、高速バスについては実際に利用したWILLER(ウィラー)の例をご紹介しています。

日付や乗車場所、割引プランの有無やチケットの売れ行き等で値段にかなりバラつきがありますので、一概にどこが安いとは言えません。
実際に計画される日付で、実際に各社比較してみるのがおすすめです。

路線バス

二本松駅から岳温泉(だけおんせん)BS/奥岳BS等に移動する際利用するバスです。

タクシー

二本松駅〜奥岳BS(奥岳登山口)あたりのエリアのタクシー会社です。
二本松駅にはタクシーが待機していることもありますが、岳温泉やあだたら高原スキー場(奥岳BS/奥岳登山口)には基本いなさそう?
近場にタクシーがいないこともありますので、利用予定時刻の1時間前までを目安に予約しておくといいと思います。

あだたら高原スキー場のシャトルバス

あだたら高原スキー場の営業期間中、土日祝日 or 毎日(時期によって異なる)運行されている有料シャトルバスです。
2019~2020年シーズンの営業は既に終了していますので、ご注意を。

観光協会の公式サイト

二本松市・岳温泉の観光協会

各所のイベント・観光情報など。

 
 

公共交通機関を使ったプランの立て方(わたしの場合)

ちゃんと調べてみると沢山のアクセス方法がありますが、わたしは以下のような手順で決めています。(……って、山に登る人からすれば書くまでもないことだとは思いますが)

  • まずは自分のコースタイム(登山そのものの所要時間)がどのくらいになるかを計算する
  • 登山終了予定時刻から登山開始時刻を逆算する
  • 登山開始時刻に登山口へたどり着けるアクセス方法を調べたおす
    ※ ゲレンデ発登山の場合は、スキーツアーバスやJRパックがスキー場の公式サイトに載ってることが多いので、まずはそこからリンク先をチェック。
    ツアーがなさそうな場合は、NAVITIME使ってざっくり経路の候補を決め、あとは細かく区間を刻んで各交通期間の公式サイトや現地の観光協会なんかのサイトをチェック)
  • 費用・乗り換え・自宅出発時刻等を加味してアクセス方法決定

で、9時くらいまでにあだたら高原スキー場(奥岳登山口/奥岳BS)に到着するプランの中から、一番安く済むプランにしました。
福島駅近辺で2時間ほど時間をつぶす必要がありますが、駅の近くのファミレスで朝ごはんがてらゆっくり過ごせばいいかなーと。

周辺市街地行きの高速バスを使ってお手頃価格で安達太良山に行ってみた

高速バスで福島駅 → 在来線で二本松駅 → 路線バスで奥岳BS(片道3,520円)

いろいろと調べている中で、上記の プラン⑦ ◆平日限定◆高速バス+在来線+路線バス(片道3,520円) にたどり着き、「これは!行くしかないでしょ!!」となったわたし。

なにしろ、新宿から安達太良山の登山口まで片道3,520円ですよ??え、東北ですよね?ご近所かな??

ポイントは2つ。

  • WILLERが公式サイト限定の「在庫一掃セール」をやっていた
  • 平日なら、二本松駅前BS〜奥岳BSの路線バスがある(1日1本のみ)

平日休める人にほんとおすすめ!
あと、WILLERのバスは4列でもわりと快適なので、結構好きなのです。
travel.willer.co.jp

二本松駅前から出る路線バス。奥岳登山口に行くのに使える路線、使えない路線

二本松駅前BSから出るバスは、行先がいくつかあります。(https://busget.fukushima-koutu.co.jp/timetable/result/1312/0/

行先 判定 平日 土日祝
二本松営業所 ☆☆☆
二本松市役所 ☆☆☆
原瀬経由 岳温泉 ★★☆ 06:42
岳温泉 ★★☆ 06:48
07:34
06:48
07:34
09:28
岳温泉経由
JICA・NTC
★★☆ 08:58 08:06
08:43
本町 ☆☆☆
石井住民センター経由
二本松
☆☆☆
若宮二丁目 ☆☆☆
JICA・NTC経由奥岳 ★★★ 08:06 なし
  • 「岳温泉」行き・「岳温泉経由JICA・NTC」行き バス500円 + タクシー2,000円 = 2,500円

登山口である奥岳BSまでは行かないものの、二本松駅と奥岳BSの中間地点である「岳温泉」に停車するので、その後のタクシー代が2,000円くらいで済みます。

  • 「JICA・NTC経由奥岳」行き バス800円

平日のみ1日1便(08:06二本松駅前BS発)だけ運行されている路線です。これに乗れるとタクシーを使わずに済む!
土日祝日は運行がないのが残念。

土日祝日利用の方で、かつJICA・NTCを通るバスに乗る場合は、岳温泉BSのひとつ先の「営林署前」BSからタクシーに乗るよう予約しておけば、岳温泉から乗るよりタクシー代が数百円安くなるかも?(バス代は変わりません。バスの到着時間も1分くらいしか違いません)
……と、NAVITIME先生が仰っていました。
実際に試していないので机上の空論ではありますが。

※無雪期(GW頃~紅葉時期あたり)は、福島交通が二本松駅→奥岳直行便等のシャトルバスを運行したりするようなので、
二本松市観光連盟のサイトなどをチェックしてみるといいかもしれません。

二本松駅前BSから岳温泉BS/奥岳BSへの路線バス時刻表(2020年3月現在)

土日祝日 ※すべて岳温泉BS行き
行先 出発時刻 到着時刻 所要時間 運賃
岳温泉 06:48 07:13 25分 500円
岳温泉 07:34 07:59 25分 500円
岳温泉経由
JICA・NTC
08:06 08:31 25分 500円
岳温泉経由
JICA・NTC
08:43 09:08 25分 500円
岳温泉 09:28 09:53 25分 500円
平日 ※08:06発のみ奥岳BS行き
行先 出発時刻 到着時刻 所要分 運賃
原瀬経由 岳温泉 06:42 07:10 28分 500円
岳温泉 06:48 07:13 25分 500円
岳温泉 07:34 07:59 25分 500円
JICA・NTC経由
奥岳
08:06 08:51 45分 800円
岳温泉経由
JICA・NTC
08:58 09:23 25分 500円
岳温泉 10:08 10:33 25分 500円

 
 
 

登山当日、福島駅西口に高速バスが到着してから

そんなわけで、前夜発の高速バスに乗り、金曜早朝5時半前の福島駅西口に到着。

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ウィラー福島駅西口バス停

WILLERのバスは、駅から少し離れたところに停車することが多い印象ですが、福島駅西口の場合は駅から5~10分くらい歩いたところにバス停があります。

goo.gl

気温はプラス1℃ほどだったかな?
ご覧のとおりただの道路なので、寒さを凌げる場所に移動します。


高速バスで早朝福島駅に着いたときの時間つぶしに使えそうなコンビニやファミレスなど

わたしが調べたところ、早朝に福島駅近辺で時間をつぶせそうな場所はこんな感じでした。


わたしは、ファミリーマート福島駅西口店(コーヒー購入) → ガスト福島西口店(朝ごはん) → 福島駅、の順で利用しました。

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ファミリーマート福島駅西口店へ

空が広い。ランニングしたり犬の散歩をしている住人とすれ違ったりしつつファミマへ。

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ファミリーマート福島西口店。イートインスペースは6時から

ファミマのイートインスペース、ちょっとアテにしてたんですが、残念ながら6:00からだったので利用せずじまい。

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ガスト福島西口店で朝ごはん

ガストで朝ごはん。
トーストは焼き上がってから秒単位で味が劣化するのに、ファミレスで頼んだのは失敗だった……。

おなかいっぱいになったら、朝の爽やかな光の中、福島駅に移動します。
暖かい空間をありがとう、ガスト。

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福島駅へ

一本道を行くだけ。

福島駅の構内図はこちらです。改札は2階にあります。新幹線の改札と在来線の改札が並んでいるので、わたしみたいに間違えないようお気をつけください。
福島駅~二本松駅はSuicaが使えます。



福島駅から二本松駅へ

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JR東北本線 郡山行きの電車

地方の電車に乗るの、なんだかわくわくします。
7時半頃の電車は余裕で座れるくらいに空いていました。
通勤ピークはもっと遅い時間なのかな……?

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二本松駅ホーム

20分ちょっとで二本松駅に到着。
二本松駅の書体、趣があって好き。


二本松駅前の情報

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二本松駅の待合室

改札を出ると、右手に観光案内所と待合室があります。

現地の観光案内所、到着が朝早いことと、だいたい事前にネットで調べてきてしまうので、一度も利用したことがありません……。

待合室は暖房がしっかり効いていて暖かいので、ここで時間をつぶすのもありかも。
駅自体には売店等はありません。(数年前まではNEWDAYSがあったようですが今は自販機のみ)

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お手洗いは改札外にある

お手洗いは改札の外、待合室から外に出たところにあります。
とても綺麗!ありがたい!

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二本松駅のロータリー

二本松駅の前には、こじんまりとしたロータリーがあります。バス停と、タクシーと、セブンイレブンしかありません。
セブンイレブンは広々としているけど、イートインスペースはなし。
ここで時間をつぶすなら、やっぱり駅の待合室を利用するのが良さそうですね。

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二本松駅 外観

二本松駅から安達太良山「奥岳登山口」(あだたら高原スキー場)へ

繰り返しになりますが、二本松駅から安達太良山の奥岳登山口までのアクセスは、前述の無雪期シャトルバスを使わない場合だと概ね

土日祝日なら

  • 二本松駅から奥岳登山口までタクシー(5,200円くらいになるらしい)
  • 二本松駅から岳温泉まで路線バスを使い、岳温泉から奥岳登山口までタクシーを使う(合わせて2,500円くらい)

平日なら

  • 二本松駅から1日1本だけの8:06発 奥岳登山口(奥岳停留所)行きの路線バスを使う(800円)

ということになります。

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奥岳行きのバス

08:08、定刻より2分遅れでバスが二本松駅に到着。
乗客はわたし以外に2人。……いたのですが、地元の方なのでしょう。途中でお二人とも降りてしまわれまして、わたし1人だけになりました。
うららかな陽射しと、長閑な風景の中、バスは奥岳停留所に向かって進みます。


…… 次回 【雪山登山】バスと電車で安達太良山へ!くろがね小屋泊で岳温泉を満喫してきた話(高速バス・在来線・路線バス利用)【登山編】 に続きます!

【雪山登山】厳冬期の上州武尊山へ!かっこいい剣ヶ峰山の稜線を空中散歩してきた話(びゅうパッケージツアー利用)


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撮っていただいた写真

2020年2月29日、上州武尊山(ほたかやま/別名:沖武尊)に登ってきました。

上州武尊山と言えば、個人的にはむしろ剣ヶ峰山のかっこよさが印象深く、行ってみたいなーと数年前から思っていた山。
そんな折、Twitterのタイムラインに流れてくる上州武尊山のブログ記事を見て「やっぱりスキーバス利用かな」等とぶつぶつ言っていると、「駅からの無料シャトルバスもあって公共交通勢にも優しい場所っぽい」とのアドバイスが。

天気予報を見てその日のうちにプランを固め、翌日予約してチケットを受け取り、翌々日、上州武尊山の空中散歩に出発です!

川場スキー場から上州武尊山のルートGPSログなど





上州武尊山へのアクセス。公共交通機関利用ならスキーツアーバスか、新幹線/在来線を利用して川場スキー場へ

2月の上州武尊山は、麓の川場スキー場からリフトで稜線に上がるルートが一般的のよう。ということで、まずは川場スキー場を目指すことになります。

車でのアクセス

車で行くなら、関越自動車道 沼田I.C.から約25分、東京から車で約2時間で川場スキー場に着くようです。ナビに「川場スキー場」と入力しましょう。以上。

公共交通機関でのアクセス

公共交通機関を利用して行くなら、スキーツアーバスで川場スキー場に直接行くか、新幹線 or 在来線と無料シャトルバスを乗り継いで行くことになります。

スキーツアーバス

ざっと見た感じ、料金はリフト券込みで都内発着 5,000円〜8,000円といったところ。1月・2月の週末は料金が高め。
お住まいの地域にもよりますが、3月ならこれが一番安く済むかも?
ただし、首都圏から近すぎて朝発日帰りとなる為、川場スキー場到着は10時前後とやや遅め。

川場スキー場の無料シャトルバス(要予約)

新幹線・在来線を利用する場合は、こちらを利用するといいと思います。
上毛高原駅・沼田駅から川場スキー場まで、無料のシャトルバスが運行されています。
事前に電話またはWEB(2日前まで)で予約が必要。後述の「びゅうパッケージツアー」を利用する場合、ツアー申込をすれば自動的に予約完了となります。

行き

上毛高原駅 発 8:00 9:00
沼田駅 発 8:40 (停車なし)
川場スキー場 着 9:15頃 9:50頃

帰り

川場スキー場 発 16:00 川場スキー場 発 16:00
上毛高原駅 着 16:50頃 沼田駅 着 16:45頃

WEB予約はこちらから。
www.kawaba.co.jp

在来線で行く場合

8:33くらいまでにJR沼田駅にたどり着ける地域(山手線以北あたり?)にお住まいなら、この選択肢もあり。新宿発だと5:21くらいがリミットのようです。
新幹線より安く済みますが、わたしは無理でした……。

新幹線で行く場合

シャトルバスに乗る為に、8時前 or 9時前 上毛高原駅着を目指します。
首都圏から行くのなら、後述のびゅうパッケージツアーがお得。


びゅうパッケージツアーで上州武尊山に行く(2020年3月時点)

びゅうパッケージツアーは、JR東日本が発売しているツアー企画です。みどりの窓口か、えきねっとで予約可能。
川場スキー場のプランは、今シーズンは2020/3/31まで設定があるみたいです。

2020年3月14日(土)日帰りで料金(往復)を比較

びゅうパッケージツアー 通常利用
新幹線料金
(普通・指定)
東京/上野 10,800円
限定列車(※)割引 ▲600円
発着地割引
大宮 ▲600円
熊谷 ▲2,200円
高崎 ▲3,000円
東京/上野 12,040円
大宮 10,960円
熊谷 7,840円
高崎 6,520円
リフト券
(1人4回)
リフト1日券付き 2,000円
合計 東京/上野 10,200円
大宮 9,600円
熊谷 8,000円
高崎 7,200円
東京/上野 12,980円
大宮 12,960円
熊谷 9,840円
高崎 8,520円

※:限定列車とは?

利用不可日を除いて、ちょっと朝早い時間帯とかの特定の新幹線だったら、条件付きで割引するよ!ってことらしい。

対象列車

往路:たにがわ401号(東京 6:36発)/ Maxとき305号(東京 7:48発)/ Maxたにがわ403号(東京 8:04発)
復路:Maxとき334号(上毛高原 17:26発)/たにがわ414号(上毛高原 19:26発)

2020年3月の利用不可日

往路利用不可:土曜日・2020/3/20
復路利用不可:日曜日・2020/3/20・2020/3/21

限定列車の利用条件

乗り遅れた場合の後続列車自由席利用不可・払い戻し不可

びゅうパッケージツアー利用にあたっての注意

予約・チケット発券に少々制限があります。

WEB予約
(クレジット決済・
券売機発券)
ツアー予約:出発日の前日前16:30まで。
チケット発券:指定席券売機にて前日18:00まで。(申込時のクレジットカードが必要)
※ 前日に予約した場合のみ、前日16:30までにスキー場へシャトルバス予約確認TELが必要。
WEB予約
(クレジット決済・
レターパック配送)
出発日の5日前23:40まで。
WEB予約
(コンビニ決済)
出発日の7日前23:40まで。

わたしのように直前の天気予報を見てから予約したい場合は、チケット発券は物理的にJRの駅まで行かないといけないのでご注意を。

WEB予約はこちらから。
www.eki-net.com


登山当日、川場スキー場にたどり着くまで

朝目覚めた瞬間、事件は起きました。


びゅうパッケージツアーを限定列車割引で予約したので、予定の新幹線に乗り遅れたら終わるところだったんですよ……。
走った。
駅までめっちゃ走った。

新幹線のいいところは、すっぴんで飛び込んでも車内でメイクができるところだと思うんですよね。これは在来線やバスではできない芸当。

上毛高原駅に到着し、改札を出て右に曲がるとバスターミナルがあり、川場スキー場のシャトルバスが待っていてくれました。


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川場スキー場シャトルバス

定刻通り、上毛高原駅を8時に出発。
で、早くも8:15には沼田駅に到着してしまいました。


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沼田駅前

電車が来ないと沼田駅乗車のお客さんも来ないので、沼田駅の出発時刻は8:40。
というわけで、ここでまさかの25分休憩です。
せっかくなので、駅周辺の写真でも撮ろうかとカメラを持ってバスの外へ。


…………。
今日はなんなんでしょうか……?
受難の日?
大丈夫かなこれ、ちゃんと登って帰ってこれる??
滑落とかしないよね???
(幸い膝はちょっと打っただけで、カメラはフードに傷がいったくらいで済みました)


登山届はスキー場にも提出必須、ココヘリも必携(レンタルあり)

9:15、川場スキー場に到着。
立体駐車場に入り、エレベーターで7階のリフト券売り場へ。


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土日祝日は、カワバシティ館内 AM1時から(!)営業、リフトはAM8時から営業しているそうです。
やっぱり、来られるものなら車で来た方がいいですね。


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カワバシティ7階の様子

コインロッカーはあちこちにあります。
スキー場だけあって飲食店やスポーツショップも。


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リフト券売り場

ずんずん進んでいくと、リフト券売り場があります。
びゅうパッケージツアーでは、新幹線のチケットと同時にリフト券引き換え用のバウチャー券が発行されるので、これを持って列に並び……たいところですが、その前に、スキー場提出用の入山報告書とココヘリレンタル票を記入します。

ココヘリとは: COCOHELI ココヘリ | 会員制捜索ヘリサービス


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スキー場提出用の入山報告書とココヘリのレンタル票

コンパス等で登山届を出していても、スキー場用の入山報告書は必須。
ココヘリも必携なので、自分で持っていない人はレンタルが必要です。

両方揃わないと、列に並んでもリフト券を売ってもらえません。

詳しくはこちら↓
www.kawaba.co.jp

※ スキー場提出用の入山報告書は、こちらからPDFがダウンロード可能です。
https://www.kawaba.co.jp/snow/pdf/climbing_notification.pdf

  • 入山報告書を書くのに地味に時間がかかる
  • リフト券販売時に個々に細々した説明があり、列の長さの割にリフト券売り場の待ち時間が長い
  • 朝はリフト乗り場自体も結構並ぶ


……という訳で、事前に印刷・記入しておいて持参するのがおすすめです。
リフト券売り場の列に並ぶのが5分遅れたら、リフトトップに到着するのはその何倍も遅れる気がする。
遅れた気がした。
知らんけど。

リフト券売り場での支払額は以下のとおり。

  • リフト券用のバウチャー券(なければリフト1人4回券の2,000円)
  • ココヘリレンタル料金(1,100円)
  • ICリフト券保証金(500円/下山報告時に返却)



リフトを乗り継いで稜線を目指す

身支度を整えてリフト乗り場へ。
リフトが一番寒いと言いますが、この日は武尊山の山頂でも 天候 晴れ / 気温 -6℃ 〜 -2℃ / 風速 7m/s という予報。
リフト乗車中は風もなく、上半身は化繊インサレーション・手はインナーグローブで大丈夫でした。(ちょっとでも風があったり気温が低いなら、ハードシェル・オーバーグローブつけた方がいいと思います)


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リフト乗り場(B:桜川エクスプレス)

10時前、まずは1本目のリフト 桜川エクスプレスへ。牛乳石鹸の方(左側)です。
ICリフト券はいちいち取り出さなくてもいいのが便利。


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快晴の青空!風はない!ワクワクが止まらない!


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桜川エクスプレスを降りたら、次はクリスタルエクスプレスへ。


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リフト乗り場(D:クリスタルエクスプレス)

ん?なんか人多くない……??


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リフト乗り場の建物の裏にまで、めっちゃ並んでました。


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ICリフト券のゲート


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クリスタルエクスプレスからの眺め

標高が上がれば風も強くなるからか、クリスタルエクスプレスには風除けのカバーみたいなのがついています。
が、この日は本当に風がなくて、多分誰も使っていませんでした。


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リフトを降りた時点で 10:22。
混み具合にもよるでしょうが、1本目のリフト乗り場から2本目のリフトトップまでにかかった時間は25分といったところです。


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稜線を見上げると、最初の急登を登る人たちが連なっているのが見えます。


リフトトップからまずは剣ヶ峰山へ


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時間的にも天候的にも曜日的にもトレースはバッチリだろうなーと思ったので、ワカンはやめてアイゼンで。
なんとなくストックも持ってきてはいたのですが、何ヶ所か急峻なところがあるということで、途中で切り替えるのも面倒なので ピッケルで行くことにしました。

10:30、登山スタート。


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一番最初は比較的緩やかな登り。しっかりとしたトレースがついています。

ですが、なんだか体の調子がおかしい。
体に酸素が巡っていないような感じというか、妙に体が重いような……?
バス・リフトで急に高度を上げたから?
それとも単に体力が落ちている?
体が重い以外には高山病の症状はないようなので(とは言っても、高山病になったことはない)、体が慣れてないだけかなーと思い、細かく刻んで立ち止まりながら登っていきます。


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程なくして傾斜が急になってきます。
この時点で10:45。
体の妙な重だるさはなくなっていました。
これ、単に登り始め15分をキツく感じるアレだったのでは……。

気温もだいぶ上がってきていて、木々を真っ白に染める樹氷は見ることができませんでした。
もうあらかた溶け落ちてしまっています。
樹氷が見たければ、もっと気温の低い日に来るか、もっと早い時間でないと厳しいかな。


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左前方に剣ヶ峰山が見えてくる

急な坂を登りきり、ひらけた場所に出ると、左前方に剣ヶ峰山が見えてきました!
今日の上州武尊山登山、正直なところ、目的の7割はこの剣ヶ峰山と言っても過言ではありません。


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だんだん剣ヶ峰山に近づいていく

先ほどの急登を登りきったあたりから、休憩する人・そのまま進む人などで人のかたまりがばらけてきました。
早くあそこに行きたくて、さくさくと進んでいきます。


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小さな石の祠

剣ヶ峰のピーク手前に、小さな石の祠がありました。


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目の前に剣ヶ峰山のピークが"

もうここまで来れば剣ヶ峰山のピークは目の前。


標高2020m、剣ヶ峰山からの景色


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剣ヶ峰山のピークは両端が切れ落ちた痩せ尾根

11:00、剣ヶ峰山のピークに到着。
山頂は両端が切れ落ちた痩せ尾根ではありますが、ナイフリッジ、というほどではないかも。
人と人とがすれ違えるくらいの幅はあるので、普通に歩けます。
とはいえ、特に風が強い時などは転倒しないよう気をつけて行きましょう。
落ちたら雪崩誘発したりして(しなくても)大変なことになりそうな急斜面です。


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左手を見ると谷川連峰

左手を見やると、谷川連峰の山々がとても綺麗です。
最高か……!


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目の前に広がる山々のグラデーション

わたし、こういう手前から奥の方へ向かって折り重なったような山々って言ったらいいんでしょうか、こういう山の景色がすごく好きなんですよね。
ほら、「地球の表面デコボコしてるんだなぁ〜、全然丸くないじゃん」っていうか。
いつまでも見てられるっていうか。
尾根伝いに谷川岳まで行けないかなと思ったけど、どう頑張っても利根川あたりに降りなきゃ行けなさそうだなっていうか。(?)

いや、ほんとに綺麗ですよね……。

こういうふうに、遠くに高い山があって手前に低い山があって山に山が重なってグラデーションになってるめっちゃ山々ー!っていう景色が見られるおすすめの山域があったら教えてください。


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剣ヶ峰山から上州武尊山方面

再び上州武尊山を見る。
ああ、いい道だなぁ。
雪山にのびるトレースを遠くから見るのも好きなんですよね。
人間がアリンコみたいで。


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剣ヶ峰山の山頂直下

霧ヶ峰山の山頂から上州穂高方面に進もうとすると、このルートで1番急峻な場所が姿を表します。
ここまでストックで来た人も、ここはストックは邪魔だと思うので、いったん仕舞うか ここからピッケルに持ち替えるのがよさそう。
アイゼンで歩くのに慣れていないと怖いかも。
後ろに人がつかえていたとしても、急がず慌てず確実に進みましょう。
「自分が通過するのに時間がかかりそうだな」と思ったら、後ろの人に先に行ってもらうのがいいと思います。


前は上州武尊山、後ろは剣ヶ峰山、左は谷川連峰、全然前に進めない


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剣ヶ峰山を振り返る

え、逆光の剣ヶ峰山、かっこよすぎません……?
最高じゃありません……??


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剣ヶ峰山のピーク

あああ!
この感じ!!
あああああ!!!
かっこいいい!!!!


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上州武尊山へのなだらかな道

気を取り直して、再び上州武尊山を目指します。
風もない晴れ渡った空の下の雪山稜線散歩、え、これ最高なんでは……?


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振り返るとこれまたかっこいい剣ヶ峰山

通り過ぎる人たちの
「雲かっこいい」
の声につられて再び剣ヶ峰山を振り返ると、これまたかっこいい姿!
ヤバい……さいこう……(語彙力)



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再び気を取り直して進み始めます。
11:20。早くも下山してくる人たちがいました。
この人たちはきっと車で来たんだろうなぁ。樹氷見れたのかな、いいなぁ。(予想で羨む)


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シュカブラ

薄いシュカブラ。
雪粒が太陽の光を浴びて煌めいています。


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また振り返って剣ヶ峰山

また振り返って剣ヶ峰山。
雪がなめらかで、7分立ての生クリームみたいな山肌です。
よく見ると、そのなめらかな斜面をトラバースするように、小動物かなにかと思われるトレースがあります。ひ、人じゃないよね……?(ここを人が通るのはものすごく危ないと思う)


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谷川連峰

いまふたたびの谷川連峰。
似たような写真何枚撮るつもりなのか。
いや、だってめっちゃ綺麗じゃないです??

あまりの最高さに、おうちにいる皆さんにもこの素晴らしい景色を自慢 共有しようとTwitterへ投下したりなど。



本当に全然進めない。
前を見ても、後ろを見ても、左を見ても、全部最高。右はあんまり見てない。
最高だよ……!(n回目)

この辺の登山道脇で立ち止まった時間、合計したら30分くらいありそう。山頂休憩かな??

よし、11:40だ。いい加減道を進もう。


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ふかふかの雪の道

やー、たのしいなー。
雪はふっかふかだけど、トレースがくっきりはっきり踏み固められているので、ワカンの出番がない。
アイゼンでサクサク快調に歩けます。


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アグレッシブな木もある

ルートの左手にある木、なんかすごい形をしている……。


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絵に描いたような雪山ハイク

一面の青い空にちぎったような雲ひとかけら。
一面の白い雪、真ん中にぽつんと木。

ヒャッホーウ!と駆け出したくなるような、絵に描いたような雪山ハイクの風景が広がっています。
ウサギが雪の上を駆けまわった足跡も。


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木が近づくところも

木の隙間をすり抜ける箇所もありました。
すり抜ける瞬間、頭上からバサバサバサッ! と落ちてくる雪のかたまり。
ひとりで「マジかー!」って叫びながら大笑いするわたし。
近くに人いなくてよかったですね。


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誰かが残したハートマーク

ルートの右脇に、誰かが残していったハートを発見。


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雪庇が少し崩れてる

ルートの右側、雪庇が少し崩れているのを発見。


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急登を登る

本日2度目の急登。
ここを越えたと思ったら、またすぐに最後の急登が姿を表します。

上州武尊山の山頂直前は、左に回り込むルートと急斜面を直登するルートに分かれています。
分かれています……が……何を思ったか、直登ルートに進んでしまったわたし。

後悔した。
心底後悔した。
目の前を登ってるストック女子がズルズル滑りながら登ってるくらいの急斜面。(怖くて避けてしまった)

そういえば下山後に知った話だけど、ここいら辺りで Redsugarさん とすれ違っていたらしい。
残念ながらわたしは全く気づいておらず(Twitter、登山中はたまに書き殴る以外ほとんど見てない)、一方的に「もしや?」と思われていた模様。

この辺わたしも心がヨレていたのですれ違う人をあまり見てなかったんだよな……。
カメラ3台もぶら下げてる人なんか日本に数人しかいないだろうし、見てればさすがに気づいたんじゃないかと思うんだけど。
(後日、ぶら下げてるカメラは2台で、あとの1台はザックに収納されているということが判明。どっちにしろアレですが)


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急登の途中で振り返る剣ヶ峰山

折れかけた心でまたも振り返る剣ヶ峰山。
なんかここから見ると優美な一面もあるんだなって。


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上州武尊山の山頂までもう少し

あ、あとちょっと……!


最後の急登を登りきればそこは上州武尊山

12:49。
着いた!着いたぞーーー!!上州武尊山の山頂!!!


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上州武尊山の山頂に到着

おつかれわたし!
よし、とりあえず誰かに記念写真撮ってもらおう。
ぐるっと周囲を見渡し、写真が撮れそうな雰囲気の人(撮影中の様子を観察してなんとなく判断してる)を探してお願いしたところ……

「もしかしてricoさんですか?」

写真お願いした人がTwitterのフォロワーさんだった。

え、そんなことある?
山頂でフォロワーさんに遭遇するだけならまだわかるけど、写真お願いしたその人がフォロワーさんとかすごくないですか??


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撮っていただいた山頂記念写真

せっかくの偶然なので、一緒に記念写真も撮ったりして。


その後しばらく、あちこちウロウロしてたくさん写真を撮る。


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最高の景色を眺めながらお食事中の登山者

山頂は少し風がありましたが、山頂標識の裏側斜面は風下で無風でした。
いいところでお食事なさっている……。
最高展望レストランじゃないですか。


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さいこう

のんびりしていたら、あっという間に13:30。
バスは16時発なので、15:30にはゲレンデトップに戻っていたい。
とすると、あと2時間で下りなければいけません。
下りの夏道標準CTは休憩なしで1時間40分。どうせまた写真撮りまくりながら下山するだろうことを思えば、そろそろ山頂を後にしなければ。


贅沢な景色を眺めながらのランチ

剣ヶ峰山で誰かに写真撮って欲しいなーと思っていたわたし。
さっき山頂写真を撮ってくださったフォロワーさんもソロだったので、ダメ元で「一緒に下りません?」と聞いたところ、快く了承してくださいました!

剣ヶ峰山で写真撮ってほしいんだという下心も正直にお伝えしたんですが、なんて心が広いんでしょうか。
せっかくソロで来ているのに……わたしなら間違いなく丁重に断ります(←)


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下山途中の剣ヶ峰山

下山の時間になると太陽の方向や高さが変わるので、往路とはまた違った表情を見せてくれる剣ヶ峰山。


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もう少し近づいてみた剣ヶ峰山

いやほんと、どんだけ撮るんだっていう。
でもほんと綺麗なんですよ。見たらわかりますって。


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ケンケンパはウサギの足跡

一直線にのびるトレースと、その脇を走るウサギの足跡。
1・1・2になってる足跡はウサギ。


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トレースに楽しさがあふれている

こう、トレースが左右に散ってるの、歩いてる人がふかふかの雪に浮かれてるのが伝わってくるようですよね。
はい、浮かれてました。
たのしい!!


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逆光の剣ヶ峰山

やだカッコいい……


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シュカブラを纏う剣ヶ峰山

シュカブラの陰影が際立ってとてもよいですね。
などと気をよくしていると、

ぐぅ〜〜……

と鳴るお腹の音。
そういえば食事をろくにとっていません。
聞いてみれば、同行してくださってるフォロワーさんも山頂に長時間いたのに写真ばかり撮っていて食事はとっていないとのこと。
見晴らしの良いポイントまで行ったら食事タイムにすることにしました。


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頑張って登り返す

登りは苦手。きつい。でも頑張ろう、ご飯のために。


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見えてる小ピークの、次の小ピークあたりかな。

14:15、我々の絶景展望レストランに到着。


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絶景展望レストランより

ほんと、谷川連峰と剣ヶ峰山の写真の枚数がヤバいことになっています。
いやでもここホントにいいとこなんですよね。
右手に上州武尊山、左手に剣ヶ峰山、正面に谷川連峰。


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結露するチョコチップメロンパン

最近、山にメロンパンを持っていくことが多いんですけど、初めて見ました。
パンの袋が結露してるの。


再びの剣ヶ峰山


水分が飛んでパサパサになってしまったメロンパンをもそもそ食べていたら、お食事タイムに20分くらいとってしまいました。
さて、そろそろ剣ヶ峰山に向かいますか!


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最初は傾斜がゆるいけど

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そう、剣ヶ峰山直下の急登はエグいのだ……

とはいえ、距離が短いので見た目ほど辛くはありません。


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剣ヶ峰山の山頂で撮っていただいた

上州武尊山までのトレースが見渡せる!


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通りすがりの方が撮ってくださった

たまたま通りかかった登山者のおじさんが、「撮りましょうか?」と言ってくださったのでお願いしました。


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剣ヶ峰山山頂で。たくさん撮っていただいた

おじさんが去った後もフォロワーさんはたくさん撮ってくださって、いま数えたら剣ヶ峰山の山頂写真だけで30枚以上ありました。すごい。
ありがとうございます!!!


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往路では気づかなかった剣ヶ峰山の山頂標識

埋もれてます。
なんて書いてあるのかもわかりません。


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谷川連峰の眺めともそろそろお別れ

ほんとに綺麗だなぁ……。


名残惜しいリフト下山

さて、剣ヶ峰山での撮影が終わったら、あとはゲレンデトップを目指して下るのみ!
時刻は15:09です。
15時半まであと20分。


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ひらけた場所を過ぎると

行きに見かけた石の祠を通り過ぎ、ひらけた場所を過ぎてしまえば、あとは急な斜面をザザザッと下るだけ。
10分くらいで下りられました。


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ゲレンデトップまで帰ってきた

アイゼンとピッケルを収納し、リフトで下山します。


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下りのリフトから


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カワバシティに到着

15:48、カワバシティに無事到著しました!
バスの発車時間まであと12分。下山報告してトイレに駆け込んだら、ご一緒させていただいたフォロワーさんとはここでお別れ。
慌ただしくて申し訳かった……。
おかげさまで、バスにはちゃんと間に合いました。


2月末の上州武尊山の服装メモ

  • 上半身:
    finetrack ドライレイヤーウォームロングスリーブ / MAMMUT Performance Thermal Zip Long Sleeve / ARC'TERYX Atom LT Hoody (風がなかったのでハードシェルは未使用、気温も高くフリースも未使用)
  • 下半身:
    finetrack ドライレイヤーウォームタイツ / finetrack メリノスピンサーモタイツ / ノースのパンツ / finetrackのシェルパンツ / ORクロコダイルゲイター
  • その他:
    BD ミッドウェイトスクリーンタップ(オーバーグローブは未使用) / ニット帽 / ピッケル(ストックは未使用)/ アイゼン(ワカンは未使用)/ バラクラバは首元につけていたけどかぶることはなし / サングラス(ゴーグルは未使用)
  • この日の上州武尊山の山頂天気予報:
    天候 晴れ / 気温 -6℃ 〜 -2℃ / 風速 7m/s
    快晴微風。気温も高く、山頂以外はほぼ無風。今回たまたま使用しなかった装備も、ストックを除き気温や風によって(というか基本的に)必要なので持っていく。



かかった費用

大宮までの
電車代
往復1,000円くらい
大宮~上毛高原
+リフト券
9,600円 びゅうパッケージツアー限定列車利用
ココヘリ
レンタル代
1,100円 別途ICリフト券保証金500円/下山時返金
食費 500円くらい? パン・行動食
合計 12,200円くらい



積雪期の上州武尊山の難易度

川場スキー場からリフトを使ってピストンするこのルート。
ネットを見ていると、「初級者向け」「中級者向け」の2つの意見に分かれる感じでした。

実際、今回のように

  • 晴れ
  • ほぼ無風
  • しっかりトレースがついていて、なおかつ踏み固められている

という条件が揃った場合は、雪山始めて間もない方でも登れてしまうかも。

とはいえ、個人的には「雪山にある程度慣れている人向け」かなぁと思います。
具体的には、

  • 足場が狭い斜度の高い雪面(岩雪ミックス)でも安定してアイゼン歩行できる
  • 強風時にとっさに耐風姿勢を取れる
  • 緊急時にピッケルで滑落停止ができる

等は必要な山かな、と。

このルートだと、剣ヶ峰山を避けて通ることはできません。
なにもなければ初心者でも登れるかもしれませんが、万一のときにリカバリーがきかない。

たとえば、剣ヶ峰山の山頂直下でアイゼンに不慣れな人がうっかり足を滑らせたら、「転んじゃった☆」では済まないかも。
アイゼンをしっかり効かせないとズルズル滑ってしまうほどの結構な斜面もあり、万一転んだら滑り落ちて止まらないような場所もあります。
(実際試しに滑ってみたら、結構なスピードが出ました)

雪山経験が浅い方は段階を踏んで、リスクの少ない山から徐々に慣れていくのがいいと思います。
緩やかな雪山だってめちゃくちゃ楽しいですからね〜!

  • 作者:西田 省三
  • 発売日: 2014/11/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

↑行きたい山のルート難易度の参考にどうぞ。


上州武尊山のおすすめ記事

わたしが上州武尊山に行くきっかけになった、OKPさんの記事。
5日前、本来の風が強い厳冬期の様子です。(マイカー登山)
moognyk.hateblo.jp


今回すれ違ったらしいRedsugarさんの記事。
約4年前、同じく厳冬期の平日の様子です。(電車登山)
www.redsugar.red

【雪山登山】西吾妻山のスノーモンスターの無事を確認しにすっ飛んでいった話(スキーバス利用)

妙に暖かい日が続き、バリバリ厳冬期のはずの山も「雪が少ない」「まるで残雪期」「厳冬期などなかったのだ……」などと言われるこの2月。
皆さま、いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

わたくしはと言えば



という感じで、行ってきました、西吾妻山。


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もともと今季行こうとは思っていて、大体のプランは組んでいたので、あとは「いつ行くか」だけ状態だったわたし。

2/12の西吾妻山はTwitterを見るに快晴で最高だったようですが、その2/12から3日間、気温の高い日が続いたところへきて、2/16(日)はまさかの雨予報。
折しも、「高温続きと2/13の雨とで蔵王の樹氷は半壊」という話を見かけたばかりです。
2/15(土)はお昼頃に晴れ間もありそうですし、これを逃すと本当に崩れてしまうかも?と考えると居ても立ってもいられず、すっ飛んでいってきた!というわけです。

※西大嶺からの下りルートは、本来のルートを外れていますので、参考になさらないようお願いいたします。

西吾妻山の登山口への交通アクセス情報

西吾妻山の登山口は、ざっくり分けて

  • 山形県側から入る 白布温泉→天元台高原のロープウェイ利用コース
  • 福島県側から入る グランデコスノーリゾートのゴンドラリフト利用コース

の2つがあります。

山形県側からの交通アクセス

山形県側から入って、下山後に白布温泉と米沢牛を堪能するコースもいいなーと思ったものの、都内からのバスツアーが見当たらず。
新幹線と路線バスorタクシーでのアクセスになるようです。
かかる交通費は、ざっくり往復20,000円~ といったところでしょうか。

天元台高原への交通アクセス

www.tengendai.jp

福島県側からの交通アクセス

福島県側は、都内近郊発 グランデコスノーリゾート行きのスキーバスツアーがいくつかあります。
スケジュールに縛りはできるものの、交通費は安く済みます。土日の夜行日帰りで、ざっくり10,000円といったところ。山形側から入るのに比べると、およそ半額(!)です。

グランデコスノーリゾートへの交通アクセス

www.grandeco.com

トラベルインのグランデコスノーリゾート行き夜行日帰りスキーツアー

1日目:千葉20:30発・横浜/津田沼21:10発・北千住21:20発・
新宿都庁22:40発 など → グランデコスノーリゾート7:00着
2日目:グランデコスノーリゾート 16:30発 → 新宿 21:30着

旅行代金(リフト券込):7,800円~11,300円(日程による)
東京都助成金ふっこう割:都内在住・在勤・在学者▲1,500円

※ 日程等により変動がありますので、ご検討の際は必ず公式サイトをご確認ください。
www.travel-inn.co.jp

ビッグホリデーのグランデコスノーリゾート行き夜行日帰りスキーツアー

1日目:横浜/千葉21:10発・大宮21:30発・東京/新宿 22:10発・池袋23:00発 など → グランデコスノーリゾート7:00着
2日目:グランデコスノーリゾート 16:05発 → 池袋 21:30着 → 新宿 21:50着

旅行代金(リフト券込):7,200円~10,900円(日程による)

※ 日程等により変動がありますので、ご検討の際は必ず公式サイトをご確認ください。
ski.bigs.jp


今回は福島県側からのグランデコスノーリゾートのゴンドラリフトコース、現地まではビッグホリデーのスキーツアーを利用することにしました。
が、改めてちゃんと見ると、トラベルインならふっこう割使えたんですねー……そっかー……。

池袋から夜行バスに乗ってグランデコスノーリゾートへ向かう


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池袋サンシャイン文化会館1階バスターミナル

池袋サンシャイン文化会館1階にあるバスターミナルに到着。
ここは池袋駅からだと徒歩15分くらいかかってまあまあ遠いんですが、有楽町線東池袋駅からだと5分くらいで着きます。

スキーバスの客層

わかっちゃいたんですけど、お客さんはほぼ学生グループ。
スキーバスだから当然なんですけど、お客さんはほぼスキーヤー(orボーダー)。
登山者はわたし1人だけに見えました……(実際は他にも登山者いたっぽい?)。

登山バスに慣れていると、スキーバスのうるささ……賑やかさに面食らうと思いますので、さっさと寝たい方は耳栓orノイズキャンセリングイヤホン必須。

消灯後も、周囲の人がいつまでもスマホをいじってたりするので、それが気になる方はアイマスク的なものも必須です。ジャケット頭からかぶるとかでもいいと思います。

バスの発車時刻を過ぎてからゾロゾロ乗ってくるお客さんというのも初めて遭遇しました。
なんなんだこの生き物……。

夜行バスの休憩時間

福島はわりと近いのか、佐野SAで1時間、もうひとつ停まったSAでも30分の外に出られる休憩がありました。
佐野SAで1時間も停まるんなら、佐野ラーメンの為におなかを空けておいたのに……。
と後悔したところで、夜行バスに乗るときは遅めの時間にしっかりめにご飯を食べるわたしのおなか、ラーメンが入る余地などありません。残念。
グランデコスノーリゾート辺りでも1時間くらいは停まってたかな?と思います。が、夢うつつだったので定かではない。

グランデコスノーリゾートに到着

時間どおり、7:00にグランデコスノーリゾートに到着。
とはいえ、スキー場はまだ稼働していません。
建物内には入れるので、買っておいたおにぎりを食べたり、身支度をしたりして、館内をそぞろ歩きました。

グランデコスノーリゾートの設備


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ロッカー

グランデコスノーリゾートは、何しろスノーリゾートというくらいですから、設備が素晴らしい。

コインロッカーも小さいもの(ライブハウスサイズ)なら200円、中くらいのもの(駅によくあるサイズ)なら400円、大きいもの(トランクとか入っちゃうサイズ)なら500円とバリエーションも数も豊富。
わたしの温泉セットやバス用サンダルなんかは一番小さいロッカーに余裕で入りました。

そのほかに、更衣室なんかもあります。(これに後々助けられることになる)
トイレはやたらめったら広くて、椅子もドライヤーもあります。
すごい……リゾートだ……。

チケットセンターの様子


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チケットセンター

チケットセンターは8時オープンでした。
バスターミナルで受け取ったリフトチケット引換券を、ここでリフト1日券と交換します。

最初に乗るゴンドラリフトは8:30運行開始ですが、その次に乗る第4クワッドリフトは9:00運行開始。
第4クワッドリフトは、平日等 運行していないこともあるようなので、計画時にはご注意を。

ゴンドラリフトと第4クワッドリフトを乗り継ぐ


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ゴンドラ乗り場

運行開始の数分前にゴンドラリフト乗り場に行くと、考えてみれば当たり前なんですけど、長蛇の列ができていました。
キャッキャしてる学生グループに混じって、20分ほど列に並びます。
たまたま隣に1人並んでた方も数少ない登山者だったからか、ゴンドラリフトのおっちゃんに完全に同行者と勘違いされていました……。

なお、最後のトイレはゴンドラリフトを降りたところ。
どこも大概そうだと思いますが、リフト乗り場にトイレはありませんので、心配な方はここで済ませておきましょう。


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第4クワッドリフトリフト乗り場

ゴンドラリフトを降りてすぐ、右手に見えているのが第4クワッドリフト。
乗り場までは、少しゲレンデを下ります。
ここのリフト、リフトなのにゴンドラばりに覆ってくれる(足元だけ板が出せるように開いてる)カバーみたいなのがついていて、全然寒くありません。
これは素晴らしいリフトだ……!

いよいよ西吾妻山登山スタート!まずは1つ目のピーク、西大嶺を目指す


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準備する人たち

リフトを降りると、係のおっちゃんが「登山?気をつけてねー!」と声をかけて送り出してくれます。
ついこないだ遭難騒ぎがあったばっかりですし、気を引き締めて行きましょう。

リフト降り口正面には、スノーシューを履いたりスノーシューを履いたりワカンを履いたりストックを組み立てたりする登山者の方々。
団体さんもいるし、今日のトレースは約束されたも同然!やったー!
……と内心盛り上がっていますが、なにしろ1人なので、そんなことはおくびにも出さずクールに準備を済ませます。

スノーシュー:ワカン=7:3? それとも8:2? てくらい、スノーシューの人が多かった印象。
ワカンでも全く問題ありません。
ピッケルを手に持つ人は見たところゼロで、みんなストックでした。
ピッケルをザックに付けてる人もほとんど見かけなかった気がします。


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登り始め

9:24
スノーモンスターはどの辺から見られるんだろう?と、気が早くもわくわくしながら歩き出します。
樹林帯らしく、風は全くありません。

……暑い。

歩き出してすぐにシェルを脱ぎました。
わたしだけじゃなく、目に見える範囲の人たち、全員脱いでます。
すぐに脱ぐことになるのわかりきってるのに、なんで着ちゃったんだろう……。


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空が薄っすら青い?

20分弱歩いたところで、空が薄っすら青みを帯びているのに気づきました。


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晴れてきた

さらに歩くこと数分。
こーれーは、紛うことなき青空!一気にテンションが上がります。

雲の上の世界へ


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雲の上に抜ける

開けたところに出て、振り返れば雲の上に抜けていました。
登山をしていると、軽率に雲上人になってしまいますね……。


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青い空、白い雪、緑の木々

視界が開けてくると嬉しくてしょうがない!


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たくさんの人

登ってくる人たちもみんな笑顔。
口々に「今日はお天気最高だねぇ〜!」と言い合っています。


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雪が溶けてつららに

気温の高い日が続いたからか、枝についた雪が溶けかかっては凍りつき、つららになっている様子も見られました。

陽の光を浴びる氷柱はとても綺麗なんですが、もうちょっとこの綺麗さを伝えられる写真が撮れるようになりたい。


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太陽がきれい

太陽がハロってる。

なんというか、こう、日暈を見るのも今年に入って3回目となると、物珍しさもなくなりますね。
とはいえ、やっぱりちょっと嬉しい。

山を歩いていると、ほんとささいなことですぐに笑顔になってしまうので、ストレスたまってる人はみんな山歩けばいいのにな、って思います。
まぁそりゃ、向き不向きはあるだろうけども。


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木々の間を抜け、見えてくるあれは西大嶺?

雪をまとった木々の間を歩いていくと、広い雪原に出ます。
トレースは方々に散らばり、もうみんなフカフカの雪の上をはしゃいで歩いてるのが手に取るようにわかります。
わたしも敢えて人の踏み跡を辿らず、雪面に足跡を残して行きました。

目の前に見えてくるあれは西大嶺でしょうか?

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日暈と雲海と登山者と

日暈と雲海と登山者を一枚に収めたいのに、どう頑張っても一枚に収まらない。
MFT 12mmの限界を感じました。
こんなときに 7-14mmがあれば……!
いや、仮にレンズがあったとしても、この登山者はわたしのレンズ交換を待ってはくれない。
ということは、もう一台 7-14mmがついたE-M1 MarkⅡが必よ……いやいやいやいや。
落ち着けわたし。

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ざくざく登る、右手に見えるは西吾妻山

西大嶺を目指してざくざくと登っていきますが、右手に西吾妻山とスノーモンスターらしきツブツブが見えてきて、気持ちはそわそわしっぱなしです。


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飛行機のトレースと、人のトレースと

空には飛行機のトレース、雪原には人のトレース。


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ニセピークだった

ようやく登りきったかに思えた西大嶺。
右側の西吾妻山にばかり目を奪われていましたが、正面を見ると、正真正銘本物の西大嶺が見えます。
ああ、人がたくさんいますねー……そうか、あっちが西大嶺かー……。
今わたしが立っているのは、どうやらニセピークだった模様。


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改めて西大嶺へ

気を取り直し、少し下って登り返して、改めて西大嶺を目指します。
ちょっと急といえば急だったけど、距離もないのでそんなにキツくはありません。
ニセピークから歩くこと数分で……

西大嶺に到着し、スノーモンスターと遭遇する


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西大嶺

今度こそ、西大嶺へ到着!


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スノーモンスター

西大嶺の山頂までくると、ようやく割としっかり氷雪に覆われたスノーモンスターがお出迎えしてくれました。

ここで休憩を取ろうかなと思っていたのですが、写真を撮りながらのんびり歩いていて大して疲れてもいませんし、少しだけ風も出てきました。
カントリーマアム1枚を頬張り、暖かいお茶を一口飲んで、そのまま西吾妻山を目指して歩き出します。


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太陽

太陽が綺麗だったので(n回目)、思わず写真を撮ってしまいました。

スノーモンスターに妄想を膨らませつつ、西大嶺から西吾妻山を目指して歩く


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西大嶺から西吾妻山

西大嶺から西吾妻山方面を眺めると、わりとどう歩いても山頂に辿り着けそうに見えます。
西吾妻山、山容がかなりなだらかというか、平らだ……。


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小さな人

小さな人たち。
6人います。


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えび

えびのしっぽ。


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雲海とスノーモンスター

西大嶺を越え、西吾妻山に向かう道のりには、立派なスノーモンスターたちがいっぱいです。


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あっちを見てもこっちを見てもスノーモンスター


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スノーモンスター近影

スノーモンスターは、言ってみればめちゃめちゃ成長したエビのしっぽなわけで、近くで見てみると、確かにエビのしっぽ集大成感があります。


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ちょっと覆いきれてないとこもあるけど


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スノーモンスターをかっこよく撮りたい

もごもご蠢いてそうなスノーモンスター、かっこよく撮りたいのですが……なかなか難しいですねぇ……。


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生き物にしか見えない

こんなモンスター、RPGに出てきそう。


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居並ぶモンスターたち

西吾妻山に近づけば近づくほど、モンスターたちの完成度が高まっていきます。


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足元もエビめいてる

心なしか、足元の雪面もエビめいてる気が……。
もちろんワカンの爪は効きますが、凍りついていてワカン全体が沈むことはありません。

……。

……いや、やっぱり、大体のところである程度は沈みます、すみません。


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居並ぶモンスターたちに近づいていく

これだけたくさんいると、こいつら多分一番弱い氷魔法くらいしか撃てない雑魚モンスターだと思うんですけど、範囲魔法で攻撃しないと倒すのめんどくさそう。
うっかり近づくと麻痺とかさせられるやつです。きっと。


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いろんな大きさのがいる

大きいのもいるし、小さいのもいる。もごもごしてる。


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でっかいモンスター

こいつはたぶん範囲魔法撃ってきます。
開幕印サイレスで黙らせたい。

西吾妻山の山頂に到着した!……と思う、たぶん、おそらく


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山頂はガスに包まれて

やっと山頂……だと思うんですよね、多分。
この辺が。
きっと。

山頂……どこだ……。

平らすぎて山頂がわかりません。
わかりにくいらしいということは前情報で知ってはいましたが、本当にわかりません。

ぶわっと一瞬で湧いてきたガスに巻かれて、もう何がなんだか。
あまりにもわからないので、微妙に軌道をずらしながらぐるぐる2周くらい山頂と思しきエリアをまわっておきました。
よし、多分これで山頂付近を通ったでしょ。
どっかで。
きっと。

……たぶん。

西吾妻小屋の素晴らしさを伝えたい


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西吾妻小屋を目指す

山頂をぐるぐるした後は、往路では通らなかった西吾妻小屋を目指して歩き出します。
見えますでしょうか。
あの、白く霞んだ写真の真ん中に西吾妻小屋が写っているんですけれど。


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西吾妻小屋

西吾妻小屋に到着。
往路だと、よほど注意深くGPS地図見てないと、目視だけではモンスターに隠れてどこにあるのか気づけないと思います。
西吾妻山からの復路なら、高いところから見られるのでわかりやすいと思います。
ホワイトアウトしてなければ。

1階の扉が開いていますね。
2階から入るつもり満々だったのに、ふつうに1階のドアから入ることができてしまいました。


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注意書き

1階を入ったところにある注意書き。

荷物(リュック等)を数日にわたって放置しないで下さい。(遭難に間違われますから)

そんなことする人いるの……?


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西吾妻小屋1階


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西吾妻小屋2階

1階も2階も結構綺麗……と思いきや、今写真を見返してみると、2階に誰かゴミ置き去りにしてません……?


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西吾妻小屋にはトイレがある

冬山で営業小屋でもないのにトイレが使える!すごい!ありがたい!ありがとう!!
紙まである!素晴らしい!ありがとう米沢市!!


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モンスターを振り返る

さて、名残惜しいですが、そろそろ下山しましょう。
バイバイモンスター。

ワカンのラチェットベルトが外れる問題を解決したい


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ワカンのベルトが外れた

ところで、西大嶺まで歩いているうちに、ワカンのラチェットベルトが外れました。

www.oxtos.co.jp
www.oxtos.co.jp


オクトスのこのラチェットベルト、ほんとコンセプトは素晴らしいんだけど、3回使って3回ともベルトが外れる事態になってまして、対策に頭を悩ませています。

1回目・2回目は、フロントラチェットすっぽ抜け。
おそらくこれは、わたしの靴がつま先部分が細くなる形で、かつサイズが小さい為、ズレたりすっぽ抜けたりしやすいのでは?……と。
どうしたものかと悩んでいると、オクトスで「サイズの小さな登山靴やつま先部分が狭い登山靴など、使用時にズレや脱落が生じやすい登山靴用の製品」用に販売されているオプション品、「わかん脱落防止ベルト」なるものがあることを教えていただきました。

www.oxtos.co.jp

で、それを使っていたのですが……

3回目の今回は、センターベルトすっぽ抜け。


フロントラチェットからではなく、今度はフロントベルトとヒールベルトを繋ぐセンターベルトがすっぽ抜けてしまい、結果として斜面を歩いているとフロントベルトとヒールベルトがだんだん離れていってしまい、結果として再びフロントラチェットが靴から外れるという事態に。

最初のベルト取り付けのときがうまくできてなかったのか?とも思いましたが、わたしの狭い観測範囲ですらわたし以外に2名同様の事態が起きているようなので、構造上の問題のような気もします。
もしこの問題を解決できた方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください……。

とりあえず、この場では、「わかん脱落防止ベルト」を駆使してなんとかしのぎました。
一応この後外れることはなかったんですが、「外れるかも?って思いながら歩くのって、山道具としてどうなん?」という気持ちもあり、確実に外れない対策をしたいところです。

思いのほか時間が経っていたので、さっさと下山


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下る

時計を見ると14時。
西大嶺からゴンドラトップまで、夏道コースタイムで1時間ちょっと。
帰りのバスの出発時刻は16時過ぎ。

ワカンのあれやこれやでやたら時間をかけてしまった結果、なんということでしょう、これでは下山してからの温泉は厳しそう……(お風呂は1時間半は確保したい派)
などと嘆いても仕方がないので、さっさと降りることにします。
お風呂を諦めるなら慌てる時間でもないし、まぁそんなに汗もかいてないし。


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ゴンドラ乗り場に到着

ゴンドラリフトは下りでも乗ることができますが、その上の第4クワッドリフトは、下りでは乗ることができません。
もしかして乗れたりしないかな、と思って聞いてみたのですが、残念。
とはいえ、たいした距離ではありませんので、下りはゴンドラリフト乗り場を目指して歩きましょう。

無事ゴンドラ乗り場に到着。
ゴンドラリフトに乗って下山したら、朝チェックしておいた更衣室で体を拭いて着替えてスッキリ。
お疲れ様でした!

次来るときは、バスの時間に追われずに、ゆっくり温泉を満喫できる日程にしたいと思います。

【温泉宿】来馬温泉 風吹荘に泊まって美味しい食事と源泉掛け流しの温泉を満喫してきた話(長野県小谷村)

1月24日に唐松岳を目指した八方尾根日帰り登山をしたのち、翌日・翌々日のベーシック・セイフティキャンプに参加する為、初日の夜に白馬近郊で1人泊ができる宿を探しました。

yamarico.hatenablog.jp
yamarico.hatenablog.jp


で、「車なくても、まあなんとか行けなくもないかな?」ということに気づき、ももさんの記事を見て、小谷村の来馬温泉 風吹荘に泊まってきました。
www.yamaonsen.com


せっかくなので、覚書がてらご紹介したいと思います。

来馬温泉 風吹荘とは

長野県小谷村にある、山間の小さな温泉宿です。
確認したわけではありませんが、宿泊中に見た限り、恐らくご夫婦でやってらっしゃるのかな?と。
食事が料金からは考えられないほど素晴らしく美味しくて、温泉も内湯のみとはいえ贅沢な源泉掛け流し。

名称 来馬温泉 風吹荘(くるまおんせん かざふきそう)
交通アクセス JR大糸線 北小谷駅より徒歩8~10分くらい
糸魚川ICから車で30分/安曇野IC・長野ICから車で90分
駐車場 あり
所在地 〒399-9601 長野県北安曇郡小谷村北小谷1283-1
電話番号 0261-85-1144(電話受付時間:14時〜19時)
予約方法 予約・問い合わせとも電話受付のみ
公式サイト http://www.valley.ne.jp/~kazafuki/
チェックイン チェックイン:15:00
チェックアウト:10:00
定休日 火曜日
温泉 天然温泉/源泉掛け流し/内湯のみ(男女各1)
ナトリウム-炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)
宿泊料金 大人(中学生以上)1泊2食付き ¥10,000(消費税・入湯税込)
土曜日は ¥10,500
日帰り入浴 平日 14:00〜19:00/土日 11:00〜19:00 最終受付18:30
大人 ¥500・子供 ¥300
食事 11:00〜14:00
日帰り入浴&手打ち蕎麦セット ¥1,200
お部屋タイプ 和室8畳+広縁(客室内禁煙/館内に喫煙スペースあり)が6室?
アメニティ等 フェイスタオル・バスタオル・歯ブラシ・リンスインシャンプー・ボディソープ・浴衣・T字カミソリ・ドライヤー 等
支払方法 現金のみ(クレジットカード不可)

www.vill.otari.nagano.jp

来馬温泉 風吹荘へのアクセス

八方バスターミナルから風吹荘までは、公共交通機関利用の場合、JR大糸線で移動することになります。
八方バスターミナルから白馬駅まで歩いてもいいんですが(徒歩30分)、ザック以外に手持ち荷物もあって面倒なのと、何より雨が降ってきてた(傘など持っていません)ので、スキー場のシャトルバスを利用したい。


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白馬エリアのスキー場をつなぐシャトルバスの時刻表

現地で見た時刻表、事前にネットで見たのと同じものでした。
バスターミナルにはたくさんのバスが出入りしていますが、小さいのはほぼホテル等の送迎バス。
「アルピコ交通だぞ!」って感じの、白地にピンクとかグリーンとか何色かのライン(?)が入ってるあれ、あれがシャトルバスですのでお間違いなく。

2019-2020 HAKUBA VALLEY シャトルバス路線図・時刻表

https://www.happo-one.jp/wp2019/wp-content/themes/happo-one/img/access/shuttle-bus/2019-2020/HV_shuttlebus.pdf
https://www.happo-one.jp/wp2019/wp-content/themes/happo-one/img/access/shuttle-bus/2019-2020/HV_shuttlebus.pdf

白馬八方バスターミナルから白馬駅まで移動できるバス、これ以外にももしかしてあったりしないかな?と淡い期待を抱いていましたが、やっぱり現実的に使えるのはこの2本しかないようでした。

バス名 時刻表
こなゆき号 16:15 八方BT発 → 16:21 白馬駅着
五竜八方栂池号 16:35 八方BT発 → 16:43 白馬駅着

HAKUBA VALLEY シャトルバスの運賃は、HAKUBA VALLEY の共通リフト券(大人6,100円/1日~)があれば無料ですが、それ以外の人は510円。つまり登山者は510円です。
バスの乗車券は、八方バスターミナル内のタッチパネル券売機で購入します。

ちなみに、平日の白馬駅から風吹荘への移動はこんな感じ。↓
駅から風吹荘までは徒歩10分くらいです。

白馬駅→南小谷駅(JR大糸線 ) 南小谷駅前→北小谷駅来馬口バス停(村営バス)
または 南小谷駅→北小谷駅(JR大糸線)
13:01 白馬発 →13:19 南小谷着 13:34 南小谷駅前BS発 → 13:53 来馬口BS着
15:55 白馬発 →16:13 南小谷着 16:23 南小谷発 → 16:36 北小谷着
17:18 白馬発 →17:37 南小谷着 17:51 南小谷駅前BS発 → 18:10 来馬口BS着

休日はこんな感じ。
小谷村の村営バスは平日のみで、土日祝日はやっていないので電車一択になります。

白馬駅→南小谷駅(JR大糸線 ) 南小谷駅→北小谷駅(JR大糸線)
13:01 白馬発 →13:19 南小谷着 14:43 南小谷発 → 14:57 北小谷着
15:55 白馬発 →16:13 南小谷着 16:23 南小谷発 → 16:36 北小谷着
18:28 白馬発 →18:46 南小谷着 19:03 南小谷発 → 19:16 北小谷着

一応載せてはみたものの、風吹荘の夕食は18時からなので、19時台到着はアウトかな……。
なお、南小谷駅から北小谷駅に向かうJR大糸線 糸魚川行きは、大雪などで運休になることがあります(代替輸送あり)ので、天候が不安な時は事前に確認しておくのがよさそうです。(この記事書いてる今も大雪で運休中)

八方バスターミナルのコインロッカーに入れてあった荷物を回収し、無事シャトルバスに乗って、数分で白馬駅に到着。


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白馬駅前

駅の前には、カフェ・食堂・お土産屋さんなどがいくつもあるので、時間をつぶすのには困りません。
ただしコンビニはないので、コンビニ的なものを買いたいときは八方バスターミナル近くのローソンで済ませておくのがおすすめです。

お土産屋さんで職場へのお土産を物色していたら、なんとも言えない表情の雷鳥と目が合いました。


買った。


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大糸線の時刻表


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券売機のカード挿入口はオレンジカード専用。Suicaの類は使えません。


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白馬駅のホーム

白馬駅から南小谷駅までは電車で移動。
風吹荘の最寄りは北小谷駅なのですが、残念ながら全ての電車が2駅手前の南小谷駅止まりです。直行電車はありません。
平日のこの時間、南小谷駅で北小谷方面の電車を待つと、乗換待ち時間が1時間半近くなってしまうので、村営バスを利用しました。

南小谷駅の周りには特に何もないようですが、駅舎が暖かく、待合室がとても綺麗なので、寒い思いをすることはありません。
バスが気になるあまりちゃんと見ていませんでしたが、畳敷きのコタツまであるようです。
写真はない。 ブロガーへの道のりは遠い……。

あとで調べてみたところ、南小谷駅はJR東日本とJR西日本の境界駅なんだそう。北小谷側はJR西日本の非電化区間、らしいです。てことは、「電車」ではないのかな?列車??
鉄道ファンではありませんが、ちょっと乗ってみたくなりました。

雨足はだんだん強くなっていて、「駅から宿まで10分くらい歩くらしいけど、大丈夫かな……」と心配になってきました。
村営バスを待っていると風吹荘さんから電話があり、「今どちらにいらっしゃいますか?」と聞かれ、南小谷駅にいると伝えると「どうやってお越しになりますか?」と。到着時間が夕食の時間を微妙に過ぎそうなことを予約時に伝えていたので、時間の確認かな?と思い、バスで行くことと到着予定時刻をお答えして切電。

そうこうしているうちに、村営バスがやってきました。
村営バスは、(車の車種とかさっぱりわからないので間違っているかもしれませんが)ハイエースみたいな車でした。

外観はバス感がなく、本当にあれで合ってるのか?と不安に思いつつも、「バス停にバス時刻表どおりの時刻に停まった」ので駆け寄ります。

正解。これが村営バスです。

乗れるのは10人くらいでしょうか。乗客は地元の高校生くらいの子が1人乗っているのみ。
運転手さんは、出発時刻までバス停前のお店の人?(あ、お店あったのか……)と窓越しに気安げに喋っています。
バスが発車すると平日の観光客が珍しいのか、降りるバス停の確認をキッカケに、風吹荘に行くことや八方尾根に登ってきたこと、積雪状況や村の人の話など、お話ししました。

北小谷駅来馬口に到着し、バス代200円を払って降りようとすると、すぐ側に車が停まっています。
「雨降ってるし、迎えに来てくれたんじゃない?」という運転手さんの言葉に「え?え??夕食どきで忙しいだろうし、そもそと送迎とかある宿じゃないのでは……?」と混乱していましたが、本当に風吹荘さんのお迎えでした。

なんとありがたいことでしょうか。さっきの電話は「何時にどこに迎えに行けばいいか確認」だったんですね……。


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風吹荘さんに到着

お迎えのおかげで雨に濡れることなく宿に到着すると、ご主人が荷物を持って部屋に案内してくださりつつ、館内の説明がありました。
入ってきた宿の玄関は実は2階で、お部屋は3階。
温泉は1階にあり、清掃時間の朝8時までは いつ入ってもOKだそうです。
お手洗いと洗面所はお部屋のある3階にあって共用。
浴衣は3階の廊下から合うサイズのものを取って使ってください、とのこと。

とにかく素晴らしかった夕食。早々に日本酒を頼みましょう

荷物を部屋に置いたら、とるものもとりあえず夕食会場(2階の食堂)へ。


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飲み物のメニュー

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テーブルに並ぶ夕食

ご主人から献立の説明がありました。
これは期待が高まる……!


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先付:ウニとタコ

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先付:チーズ豆腐

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酢物:氷頭鱠(ひずなます)

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向付:???(早速忘れた)

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香物:地物野菜

いいですか。

それぞれに、全部、本当に、美味しいです。

大変個人的な蛇足でアレなのですが、わたしかつて銀座の料亭の板前と何年か付き合っておりまして、和食だけはそれなりのお店にも行っていたのですが、これは……美味しい……。
どれもこれも、ちゃんと仕事がされている……。

え、これで1泊2食付きで10,000円とか、値付けバグってません??大丈夫???いや、そりゃあここは東京じゃないから物価のアレがアレなのかもしれませんけども????
ここ、素泊まり6,500円だったよね??この質で2食分が3,500円差とか正気???


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小谷錦(純米吟醸)

わたし、1人で食事をしていて日本酒を飲むことはほとんどない(1合飲めない)のですが、駄目です。この食事には、日本酒が必要です……!

とはいえ日本酒に詳しいわけでは全くないし、そもそも飲みきれないとわかっていて頼むのも心苦しいなぁ……と思い、「1合の値段でかまわないので、半分でお願いできないか」などと風吹荘の奥さんに相談しつつ、小谷錦をいただきました。(「飲める分だけで、残していただいて構いませんから」と1合出してくださいました)

やや辛口、でもほんのり甘さもあり、華やかな香り。
小谷村の棚田でつくられた酒米「白樺錦」を原料にした純米吟醸酒で、毎年1月に出る限定酒だそうです。

この美味しい食事にぴったりだ……これを幸せと言わずして、いったい何を幸せというのか……。
美味しい和食の幸せ増幅装置だと思う。


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蒸物:蛤(はまぐり)の茶碗蒸し

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御飯物:鮭といくら

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焼物:鹿肉のステーキ

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揚物:バイ貝の天ぷら

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お凌:手打ち蕎麦(盛り蕎麦)
蕎麦はご主人の手打ちだそう。

地元産そば粉で打った二・八蕎麦です。
しっかりとした歯ごたえと香りを感じる手打ち蕎麦です。
つゆは北海道産利尻昆布と本鰹枯れぶしを使用した甘口のつゆです。
http://www.valley.ne.jp/~kazafuki/sub1.html


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蕎麦湯

おそらく人手の都合でしょうが、つめたいものは先にまとめて並んではいるものの、全体的に蕎麦懐石のような感じ。
蒸物・焼物・揚物など、暖かいものは一品ずつできたて熱々で供されます。
白ご飯もお願いすれば出てきますが、後半には御飯物やお蕎麦も出てきてお腹いっぱいになりますので、しばらく様子を見た方がいいのではないでしょうか。

風吹荘さんは山間の宿ですが、料理には、塩の道を通って日本海から直送される海の幸、地元でとれる山の幸が使われているとのこと。

また、これは後から他の宿泊客の方に聞いた話ですが、こちらはあくまでわたしの献立で、他のお客さんには一部異なるものが出されていたそう。
リピーターが多いらしく、そういった方には、例えば蛤の茶碗蒸しの代わりに 生鱈子の炊き物が出されるなど、過去に食べたものとかぶらないよう一人ひとりに合わせた献立になっているようです。

ところで、この日の宿泊客、平日ということもあってか全員1人泊のようでした。
食事の話を伺った方は新潟にお住まいだそうで、仕事は午後半休にして車を走らせてきたとのこと。特にレジャーという訳でもなく、毎月のようにふらりと羽を休めにいらっしゃってるそうで、羨ましい限りです……。新潟、近いんだなぁ。

お部屋の様子

食事が終わって、改めてお部屋へ。


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わたしが泊まったのは「紙すき」というお部屋。


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踏込(入り口)

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8畳の和室

1人にはもったいない……と思わず呟いてしまう広めのお部屋。
普段の山旅だと、テントにしろ山小屋にしろ、プライベートスペースは1畳そこそこだからな……。
新しくて綺麗!という訳ではありませんが、きちんと清掃されていて気持ちのいいお部屋です。


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お部屋の様子

ガスヒーターのようなものがありますが、実際にはエアコンを使います。
エアコン設置前の名残でしょうか。

布団は押し入れに入っているので、自分で敷く方式です。
朝は収納せず、そのまま置くよう言われました。
シーツの交換や乾燥、忘れ物チェックなど、仕舞われてしまうとその後逆に手がかかるんでしょうね。


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広縁

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服入れ

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服入れに入っているもの

広縁の脇に服入れがあり、タオルやフリース地の半纏、金庫やスタンドミラーが入っています。
人により好みがあると思いますが、個人的にはスタンドミラーがとても嬉しい。
宿によく置いてある座鏡は、風情もあるし鏡面が大きいのはいいんですが、往々にして部屋の隅に置かれているので、メイクするにはちょっと暗くて。


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コンセントは2口

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お茶セット

写真には写っていませんが、ポットは魔法瓶タイプのあれです。
湯沸かし機能は付いていませんので、お湯が追加で欲しい場合は、ご主人か奥さんにお願いしましょう。
茶菓子はありません。

館内の様子

先ほどご主人から説明があったとおり、廊下の棚に浴衣がおかれています。


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浴衣

大小2種類。
小は身長165cm以下の人用、大はそれより大きい人用。
男女問わず背の高い人もいれば低い人もいますし、「部屋にとりあえず両方置いておく」よりも、無駄がなくて効率的。


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洗面所

浴衣の置いてある棚の横に洗面所があります。


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洗濯機やアメニティグッズも

洗濯機がある……!
1回300円で洗剤付き。乾燥機はなさそうですが、オールウォッシュを小分けにして持ってくれば、山のウェアも洗えるし、余裕で乾きそう。

あとはT字剃刀や、ハンド&フェイスソープ(フォーム)なども。

写真は撮っていませんが、お手洗いも共用で、各階にあります。
男女別、ウォシュレットつき。

パシャパシャ写真を撮って、そろそろ温泉に向かいます。


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階段脇のソファスペース

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温泉へ

温泉は1階なので、3階の客室フロアから階段で降りていくと、降りるうちに温泉の香りが漂ってきました。

館内照明はセンサー式なので、「明かりが付いてない?」と思っても、歩いていくと明るくなっていきます。

温泉の様子

女性の宿泊客はわたしともう1人だけ。
その方がちょうど温泉を出たところだったので、安心してカメラを持ち込みました。


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温泉の入り口

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脱衣所

脱衣所はこじんまりとしています。
土日の日帰り入浴の時間は混み合うこともあるようですが、その時間を過ぎてしまえば悠々と入れるんじゃないかな?と。


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洗面台

洗面台がありますが、一般家庭サイズ。
ドライヤーはひとつです。髪が長い人は乾かすの頑張る感じの、よくあるタイプ。
うちにある使ってないハホニコのドライヤーを寄贈したい。


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椅子がふたつ

わたしは使わなかったけど、椅子があります。年季が入っている。

温泉は加水・加温・循環・消毒一切なし、正真正銘の源泉掛け流し


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浴室

こじんまりとした浴室。
こちらも「新しくてピカピカ!」というわけではなく、結構歴史を感じさせます。
洗い場は右手に3つと、写真はありませんが左手に2つあって、計5つ。
6室ほど(きちんと数えた訳ではないのですが、食堂のテーブル席数・客室フロアでパッと見た感じから)の宿と考えれば、十分でしょう。
リンスインシャンプー・ボディソープは最低限といったところで、普通です。

金属と硫黄の香りが漂い、滔々と大量の無色透明なお湯が注がれ、浴槽から溢れ出しています。
加水・加温・循環・消毒一切なし、正真正銘の源泉掛け流し。
ナトリウム-炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)。
金気が多い為か、時間が経つと湯の色が変わるようで、床や浴槽は茶色く変色しています。
飲泉はできないとのことですが、口に含むと金気と塩味、炭酸の刺激やほんのり硫黄感があり、浸かっているとあっという間に細かな泡がつきます。ああ炭酸泉。
湯温は、浸かっていられないとは言わないけど、長湯するにはちょっと熱いかなぁという感じでやや熱め。
いや、温泉そんな詳しいわけでもないんですけど、ここはいいお湯なんじゃないでしょうか。


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湯温について

 風吹荘源泉・約35度と北小谷源泉・約75度の2本を混合し、48度にして来馬温泉に送ります。
源泉より500Mほどの距離がある為、浴槽には40〜45度となった湯が入ります。
天候・季節・日々・さらには時間により温度変化が生じます。
 浴槽の湯は熱めですが、湯のあたりはやわらかく、湯からあがると冬場はすぐに乾き、保温が持続し、肌にさらっと感が残ります。
 加温・水増しは一切しておりませんので、シャワー温度以外の温度調整はできませんのでご了承下さい。


お湯について、詳しくは以下をどうぞ。


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温泉の成分・禁忌症・適応症等

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浴用の方法及び注意

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温泉分析書

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温泉分析書別表

遅くに着いた割に、夜に2回・朝に1回、計3回も入ってしまった……。
最高……。

優しさと美味しさに溢れる朝食

風吹荘さんの朝食は8時からなのですが、わたしはこの日、ベーシック・セイフティキャンプに参加する為、信濃大町に8:30には着いていなければならないという縛りがありました。
「さすがに朝食は無理だろうから、1泊2食付きの値段でいいから朝抜きにしてもらうしかないかな」と思いながら予約時に「8:30には信濃大町に……」と伝えると、電話口でささっと電車の時間を調べてくださり、「6:55くらいにここを出れば間に合いますよ。朝食は6:00でよろしいでしょうか?」と提案してくださいました。

え……?いいんですか……???

わたしは温泉宿ってそんなに数を泊まった訳でもないんですけど、規定の時間より2時間も早く食事を用意していただけることになったのは初めてです。
なんとありがたいことでしょう。


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まだ陽も昇らぬ朝6:00だというのに、なんだこのけしからん朝食は……!
美味しいです。ゆっくりじっくり味わって頂きたい。
普段、朝はコーヒーだけ飲んで家を出るわたしですが、思わずご飯をおかわりしてしまうほど。
いやー、これは「朝食抜きでいいや」と思っていた自分を叱りたい。ぜひ召し上がっていただきたい。


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心尽くしの朝食

お腹がいっぱいになったら、荷物をまとめてチェックアウト。
慌ただしい滞在になってしまいましたが、心はほくほくと満たされています。

風吹荘さんのご夫婦はお二人とも朴訥なお人柄で、決して「ザ・接客業!」というこなれた感じではないのですが、滞在中の声掛けも「お客様」ではなく名前で呼んでくださるなど、細やかな気遣いが感じられて「いい宿だったなぁ〜!」という気持ちになりました。
これはリピーター多いのも頷ける。
早くもまた泊まりたい。今度はできればもっとゆっくり滞在したいなぁ。


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お世話になりました

そういえば、館内でカメムシを1匹だけ見かけました。
山間の宿にはままあることなので気になりませんでしたが、見ただけで卒倒する人もいるかもしれないので、一応書いておこう。

小谷村の人たちはみんな優しいのではないか疑惑

宿を後にして、徒歩10分ほどで北小谷駅に到着。
駅の周辺なんもないなぁなどと思いながら駅舎に向かって歩いていると、駅前に停まっていた軽トラックから人が降りてきました。
土曜日なのに仕事なのかな〜? と思っていると、なぜか駅ではなくこちらに歩いてきます。

あれ、昨日の村営バスの運転手さんじゃないですか。

声をかけられ、話を聞くに、つまり
「明日朝早くに大町だって言ってたの聞いて、ちょうど自分もあっちに用あったから、嫌じゃなければ送るよ〜」
との申し出です。

これ、東京だったら完全に事案だよな(山に埋められる可能性)……どうしよう……でもただのついでの親切心かも(優しい村人なだけの可能性)……どうしよう……ここは小谷村であって東京じゃない(田舎はみんないい人という訳でもないだろうけど)……この人は地元民とも仲良くしてるバスの運転手さん(人としての信頼性はあるのでは)……たぶん変な人ではない(たぶん)……どうしよう……わたし自意識過剰なのでは(別に若い女子とかじゃないし)……

数秒の間に、色んな思いが頭の中をぐるぐるぐるぐる錯綜。

結論:乗せていただきました。
「優しい村人」説が当たってた。犯罪者予備軍とかじゃなくてよかった(失礼)

人様に勧めるかと言われると、特に女性の場合は大変お勧めしかねる事象ではありますが、結果として電車使うより1時間くらい早く着いたし、「コンビニ寄ってく?」と聞いてくださったおかげで食料も充実したし、今となってはとても感謝しています。ありがとうございました!

小谷村の人たち、優しい人ばっかりなんでは?
3人しか接してないけど。




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