出産してからというもの、「子どもの手の届くところに大事なものは置かぬべし」の精神で、書籍一式を押入れの1番取り出しにくい位置に入れっぱなしにしている。
書籍を読み返すタイプではなく、基本的には一期一会なので、引っ越すたびに相当数を処分し、手元に残るは「段ボール箱1つぶん」。
そのなかに「MAPS」というめちゃくちゃ大きい地図本がある。
児童館で同じものを読んだ娘がたいそう気に入っていたので、ひさびさに押し入れの本を出してみることにした。
娘にMAPSを渡しつつ、厳選書籍たちとの邂逅に心震えるのなんの!
高橋和希先生の画集はとりわけ見入ってしまった。
これを買ったとき、まさか先生があんなことになってしまうとは思わなかった。
もう新しい絵は拝めないんだよなあ……と思ってウン年ぶりにpixivにログインしたのが運の尽き。
ファンアートを観ているうちに、絵師さんが好きな別の作品やキャラクターも知る機会となり、めぐりめぐって、たどり着いてしまったのがまさかのソシャゲ。
これ↓
twisted-wonderland.aniplex.co.jp
存在はなんとな~く知っていたものの、ディズニーより圧倒的サンリオ派なのもあり(ファンシーLOVE!)、うたプリあたりを最後に「そういう世界」から足を洗っていたのもあり、本当に、心底、眼中になかったのに!!!
そこからゲームのプレイ動画を観はじめた(ごめんゲームする時間がない🥲)。
ノベライズやコミカライズもされているのでそれを追い、pixivのファンアートやマンガも引き続き追い、40手前の育児おばさんともあろうに、まさかの脳内多忙の日々。
年末から、Twitterを開けば中居くんの話題ばかりで、中居くんの写真を買うためにジャニーズショップに行っていた身としては苦しいものがあったので、久々に心の潤いを見つけた心地でもあった。
が、なんということでしょう、日に日に募る罪悪感!
コンテンツを消費するたびに「こんなことしていないで子どものことをやらなければ、家事を進めなければ、それになにより仕事に邁進しなければ」という罪の意識がもたげてくる。
それは頭の片隅から徐々に面積を広げていて、でも一方では「話の続きが気になる」な私もおり、「だめだとわかっていてもやってしまう禁煙断念者はこういう感じなのか!?!?」という気持ちに。
最後の推し活は高校生時代のサイコ・ル・シェイムだったはず。
20年ぶりの推し活が始まろうとしているのに、毎日が豊かになるどころかどんどん辛くなってくる。
そうか、私にとってこの数年間は育児が推し活みたいなものだったのかもしれない。
子どものことを考え、仕事に悩み、それで充実の日々を送っていたのだ。
そこにもうひとつ加わるだけの精神的な余白はないということ?
私の気持ちと比例するように、娘はどんどんパパっ子になっている。
3年弱、こんなにがんばってきたのに……という失望感にも苛まれる始末。
(反抗期も独り立ちも耐えられるか自信がない)
最終的に「娘といる時間がつらい」までになってきた。
風が吹けば桶屋が儲かるとは言うけれど、まさか、推しが見つかりゃ娘が嫌になるとは思わないでしょうよ。
ちょっと気持ちをリセットしたい。
丸一日ひとりで過ごしたい。
そう思ったところで、インバウンドもりもりないまの日本において、気軽に1泊できる価格のホテルはないし、そもそも平日の夜に私が脱走するわけにはいかない。
あーなんかもう全部嫌だ、引きこもりたい。
そう思いながら、足取り重く一時保育先へ。
帰宅の途で、たまりにたまっているPodcastを消化しようと再生したのがたまたま「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」。
M-1の話の回で、「俺たちとトム・ブラウンさんは他事務所のニセ漫才師」と言っていて笑ってしまう。
その回はなにかにつけ「ニセ」という言葉が飛び出し、聴いているうちになんだか気が楽になっているような……。
そうか、私はまともなよい母であろうとしているから、「推し活だなんて、家事育児仕事の支障になるだけ!悪!」みたいに思っていたのかもしれないなあ。
あと40にもなって、こんなお目々キラキラセブンティーンボーイズにギャーギャー言うのは恥ずかしいとも思っているんだろう。
なんならもう私も「ニセ母」でいいのではないか。
ニセオタク、ニセ推し活、ニセフリーランス(?)!
ニセモノとして各方面フルスイングすればいいのではないか。
というわけで、すでに失格していた感は否めないけれど「理想の母」「理想の子育て」「教育ママ」ぜんぶ離脱します。
そんな自分も受け入れる!……のは、なかなか難しいけれどがんばります。
子どもに伝えたいことは「自分を受け入れられる大人になろう」だ!