今年一番長くやったゲームは鳴潮だった。買い切りのゲームであればクリアした時に何か書くのだが、運営型だとクリアがないので書くタイミングがない。シナリオのタイミング的には中途半端だけれど年末だし書くか的な感じ。
長くやったと言っても現在第2章2幕。今年5月から初めて7月に第1章6幕までやって一度飽きてやめている。そのあと10月から再開して今までやっている。プレイ時間はAMDのドライバソフトによると60時間くらい。自分は最近は飽きっぽくて30時間も同じゲームできないので、自分にしてはかなり長い方かと。
以下グラフィック、バトル、システム、ストーリーに分けて書く。
グラフィック
これに関しては満点だと思う。特にキャラクターデザインについては自分の好みにストレートにはまっている。アニメ調だけど比較的リアル寄り。男性も出るけど基本的には美少女ゲームと言ってよい。
特にキレイめのツンツンしたキャラクターがいい。今汐、白芷、散華、カルロッタ辺りが好き。胸の大きさや露出度など、どこまでエロに寄せるかという点でも自分はこれくらいが好み。
背景のグラフィックの質とオリジナリティも高い。ムービーにたまに入る切り絵的な演出も良い。ムービーを再度観ることはできないので、何か観る方法があってもいいのでは。
グラフィックの重さもそこまでではない。自分のPCはRyzen AI 9 HX 370でそこまでグラフィック性能は高くないが4Kで45FPSくらい。2Kなら余裕で60FPS行けるのだが、問題はフルスクリーンがボーダーレスでしかできないこと。ボーダーレスでないフルスクリーンもサポートして欲しい。
バトル
本作は原神のフォロワーだが、原神よりもアクション寄りと言われることが多い。アクションが苦手な自分はその点心配していたのだが、アクションはストーリー進めるだけならそこまで難しくはない。
理由としてコンポを覚える必要がないし、同時押しも必要としない。パリィもあるが必須ではない。自分は未だに狙ってできない。これはスマホがメインだからというのはあると思う。
じゃあ簡単なのかと言われると、アクションとは別方向で難しい。キャラクター毎のギミックが複雑で、特に共鳴回路がキャラ毎に発動のさせ方が全く異なる。説明を読んでもわからず、チュートリアルをやってもわかりにくい。攻略サイトを読んでやっと理解できる。
終奏スキルというキャラクターを切り替えた後に、切り替え後のキャラクターに効果を与えるスキルの設定が秀逸で、アクションだけでなくリソース管理的な側面も要求されるのが面白い。
アクションゲームが苦手なことは変わらないが、本作のバトルはかなり楽しくできている。ストーリーだけだとつまらなく思えてくるくらいだ。
問題はガチャゲーなら皆同じだが、キャラクターが増えないと戦い方が固定されてしまう点。この点は次に述べる。
システム
ガチャとストーリーの組み合わせの一番の問題は、ストーリー上はそこに存在しないキャラクターでバトルしなくてはならない点だと思う。まあそこはそういうものと割り切ればいいのだが、今捕まっているはずのキャラクターや、まだ登場していないキャラで戦うのはいまだに違和感がある。
本作はそこに一定の解決案を出しているが、なかなか難しいように思う。
1つはストーリー上最も重要な最終盤のボス戦については、ユーザーの所持しているキャラと全く関係なく固定キャラにしてしまう。キャラも固定ならレベルも固定である。
手持ちキャラにゲストキャラを追加というパターンもあり、これはよくあると思うが、完全に固定キャラなのは珍しい。確かにこれだとストーリー上は矛盾がない一方で、せっかく育てたキャラはなんだったんだ感はある。
もう一つはストーリー上先に行かないと出会わないキャラについては、ガチャで引いてもそのストーリーまで行かないと一定以上レベルが上げられないというもの。レベルの上限突破素材がストーリーのボスの周回で手に入るのである。
本作は常設ガチャでは非常に限定された固定キャラしか引くことができず、新キャラを手に入れるにはピックアップ以外ない。一方でピックアップはストーリーが最新まで進んでいることが前提のキャラになる。復刻もあるが今では第一部のキャラが出ることはない。
そのため途中から始めた勢は今は使えないキャラを将来のために引くという非常に低いモチベーションになる。ガチャゲーはそれなりにやっているけど、これだけモチベーションの低いガチャも珍しい。
ストーリー
これはすでに各所で言われていることだが、確かに第一部のストーリーは厳しい。
用語が独特でわかりにくいのはあるが、これは中国ソシャゲの伝統芸能みたいなもの。それに加えて設定を十分に説明しないままキャラクターとその話だけがどんどん進むので、プレイヤーが置いてけぼりになっている。
1章5幕までで今汐と角をめぐる話がやっと一定進んだと思ったら、唐突に1章6幕で忌炎にプレイヤーが変わり、これまで話題になってこなかった巨大な敵が突然出てきて、それを倒して良かった良かった...の時点でこれはついていけないと思って一度やめてしまった。
再開した1章7幕でやっと今汐と角の話が終わり、1章8幕は面白いけど話が大きくなりすぎてちょっと胸やけ気味。しかし2章以降はこれまでの評判を考慮したのか、かなり丁寧でわかりやすくなっているように思う。
何かで読んだ話で、日本の物語はキャラクターが主導する、中国の物語は状況が主導するというのを聞いたことがある。だから日本の物語はキャラクターは深みがあるが設定が薄い。中国はキャラクターが薄いが設定が深みがあるとのこと。
自分は中国のソシャゲで長くやったのは他にはスターレイルしかないし、小説も三体シリーズしか読んでいないが、確かにそれは当てはまる感じはする。
まとめ
自分はソシャゲに課金はほぼしないのだが、本作はいわゆるバトルパスは課金するようになった。育成がかなり厳しいというのもあるが、不満はあれコンテンツの質がものすごく高いので、課金するだけの価値はあるのも大きい。さすがにガチャに課金する気にはならない。
個人的には中国ではなく日本のコンテンツに頑張ってほしいという気持ちももちろんある。しかしソシャゲについては原神以降の物量と品質に日本のゲーム会社はついていけなくなってしまったように思う。仕方ないのでしばらくは本作を遊んでいきたい。