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もめんたりー・リリィ

萌えでもアートでもない過剰さが引っかかる作品。その志は嫌いじゃない。

本作における第一印象は「ベタなはずなのに何か変」だと思う。ポストアポカリプス世界の戦闘美少女、日常要素付きという中華ソシャゲでは吐くほどありがちな設定。日常シーンのテーマソングの時点でストレートにブルアカぽいと思ってしまう。

しかしまずキャラデザの時点で違和感が漂う。確かによくある萌え美少女なのだが、なんだか気持ち悪い。肌の色が何か青白い気がする。もちろんそういう作風はあって、その場合どちらかというと萌えよりクールなデザインに寄せるのだがそうでもない。萌えに寄せているのに肌の色がおかしい。

特徴的な髪の動きのこだわりも確かにすごいのだけれど、リアルというより何か気持ち悪さを感じる。背景も異常なくらい動くし、撮影効果もバリバリ入って非常に美しいのだが、単純に綺麗とは言えない異常さがある。

興味深いのは、決してアート系の作品ではないということだ。むしろアート系になることを忌避しているような感じさえある。アート系を目指すならまず異常巨乳キャラを出さないだろう。

それどころか過剰なくらい記号的な萌え要素を突っ込んである。この手のキャラに口癖があるのは定番だが、その入れ具合が明らかに過剰だ。むしろ過剰すぎて萌えを通り越した気持ち悪ささえある。

演出も6話の水着回にしろ8話のバトルにせよとにかく極端なまでに詰め込みすぎている。自分はバトル描写にはあまり興味ないのだけれど、特に8話については動きの力だけで感動するものがあった。

ストーリーも定番でありながら、そこを何か引っかかる形にしている。

"廃墟3分かっぽー"のコーナーはその象徴だろう。料理でトラブルを解決する系のテンプレ展開ではある。一方でメインの食材が非常食なのは意味があるとして、それ以外の食材がそんなにたくさん都合よくそろう廃墟があるわけがないという、ある種の皮肉として成立しているのが面白い。

世界が崩壊した謎については説明がかなりしっかりされる一方で、ボスを倒せばすべてが解決するような話でもない。主要キャラクターの中で亡くなるキャラクターがいるが、よくある死んだと見せかけて後で復活する展開がないことも興味深い。

一方で全体として心に残る感動や、強いテーマ性を感じたかというと正直なかった。キャラクター萌えも特になかった。しかしそれでもこういう説明が難しい感じの勢いがある作品は好きだ。そういう意味で唯一無二の作品だと思う。




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