初見だけどものすごく良くできてて感動した。
テレビ版マクロスは小学生くらいの時に観ただけで、バルキリーとかは知っているけどストーリーはあまり覚えてない。本作もテレビの総集編だと思っていたくらいだ。たまたま今4Kリマスター版が劇場上映してるのを知って暇だから観に行ったレベル。
まず映像のレベル感がとんでもない。今のCGでもここまでやらんだろというレベルを手書きでやっている。セルもそうだけど背景の書き込みが凄い。
また色のコントラストの取り方が凄い。暗い部分にスパッと黒を入れてしまう。今でも一般作品でここまでやってるのないのでは。最初から映画だからというのはあるかもしれない。それでいて別にアート系的なわけでもなく、普通にキャラは可愛い。
そしてストーリーが本当に良くできている。ロボットアニメでありながらアイドルと歌と恋愛の比重が高いのは知っているけど、そうであることに完全にストーリー上の必然があるというところが凄い。
歌で戦争を止めるのもちゃんとSF的な理由があるし、恋愛要素も敵が男女で敵同士だから意味がある。歌にストーリー上の意味があるからこそ、歌と戦闘の一体化した演出にも感動できる。
また扱う話題が普遍的であるということもあると思うが、テーマ設定が30年後の今であっても十分現代的というか、むしろ30年後の今現実的になってきている感があることが凄い。
敵が男と女で分かれて戦っているというのは、30年前はごく一部の話だったけれど、今はフェミニズムとアンチフェミニズムがアメリカの大統領選を左右する話題になっているくらいだ。
固いことはこれくらいにして、どうでもいい感想としては、やっぱりちょっとミンメイかわいそうな感じはした。長期間敵に捕まって辛い思いして帰ってきたら、愛しい人は寝取られてて、しかもその女のいうことを聞かなくてはならないとは。
まあ輝が未沙でなくてミンメイ選んだらそれはそれで、輝は尻軽で結局若い女が好きということで後味悪い話になるとは思うけど。