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ぶたい まちカドまぞく

原作再現度としては満点。しかしそれが舞台というメディアならではの面白さに結びついているかと言われると微妙。

2.5次元演劇を生で観るのは初めて。チケットを買ったのは、まちカドまぞく自体が好きなのと、この作品であれば舞台に確かに向いているのではと思ったから。

演劇自体は多くはないがそれなりには観たことがある。まちカドまぞくについては原作既刊全巻とアニメ版を全部3回は通しで観てると思う。

内容は原作1巻相当。それがピッタリ2時間の舞台に収まっている。そして展開もセリフも演出も完璧すぎるくらい原作漫画に準拠している。

普通であれば原作準拠であってももう少しオリジナルのセリフや構成があったりするのだけれど、セリフの1つ1つやギャグのボケやオチ、擬音に至るまで原作を再現する方向になっている。

問題はそれが「面白さ」につながっているかということだと思うのだが、正直自分は厳しかった。自分は原作を読み込みすぎているというのもあると思うが、役者が原作と同じ展開で同じセリフを言うのをただ確認する感じになってしまい、面白いとは思えなかった。

これは自分だけかというとそうでもないようで、舞台で一番笑いが起きたのは原作にない舞台ならではの危機管理フォーム着替えの時だった。この舞台を観に来るのは少なくともアニメ版は観ているだろうから、同じ感覚の人も多かったのではないか。

原作通りという意味ではアニメ版もそうではないかと言われるとそうだ。しかし、漫画とアニメの間には一定距離があるように、アニメと現実の役者の間にはさらに距離がある。

特に笑いは難しいと思う。アニメの絵であれば受け入れられても、実際の役者が言うと微妙に思えてしまう場合が少なくない。

脚本演出の方は舞台歴も長いベテランで、この点についてわかっていないとは思えない。その上でこの演出の選択をしたのだと思う。

じゃあどうすればと言われると難しい。原作改変というのは昨今話題になったように結構デリケートな話題だ。確かに原作を変えなければ原作改変と言われることはない。

そもそも本作も自分が原作をよく知っているからピンとこないだけで、原作を知らない人が舞台を観ると新鮮に笑えるのかもしれない。

自分自身も原作を先に知っていると気になる一方で、アニメ版や映画版を先に観るとそれが違和感なく思えてしまい、後から原作を読んでも違いは気にならないということはよくある。

少なくともメディアが異なる場合はそれに見合った表現というのはあるはずで、原作と異なるということそのものに不満を言うのは良くないなと思った。




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