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きみの色

この映画はルイ君がブラフなので、そこが受け入れられるかどうかかと。

この作品も予告では全く期待してなかったんですよ。バンドには興味ないし、何より男性1人、女性2名のバンドの時点でもう三角関係の匂いが強すぎるじゃないですか。それが好きな人もいるだろうけど自分はそうではないので。

公開後も特に興味なかったんですが、ネットでの評判ではストーリーがない山田尚子の実験的作品みたいな評判が多く、酷評と熱狂的ファンが分かれる様子。トラペジウムの前例もあったので観てきました。

この話、普通に考えればキミとトツ子の両方の矢印がルイ君を向く三角関係ですよね。ところが冒頭でトツ子 -> キミの百合矢印が確定してしまうので、トツ子 -> キミ -> ルイ君 -> トツ子 で矢印が循環しそうに思うんですよ。

面白いのはキミ -> ルイ君はちゃんとフラグが立ってるんですよね。だから男女の恋愛をタブーにしているわけではない。

クリスマスのスノードームを買うシーンがそうで、トツ子が二人でルイ君に送ろうというシーンで、キミがちょっと頬を赤らめて、トツ子にはキミの今まで見えなかった色が見える。これはキミがルイ君を意識しているということですよね。でもこの関係はそれ以上は進まない。

重要なのはトツ子とキミの関係性描写のほうで、こちらはもうおなか一杯という位の充実ぶりです。女子寮お泊り展開とかもうありがとうございますというしかない。何を言っているかわからない? そうですか。

逆にルイ君の扱いの悪さはちょっと可哀そうなくらいです。何よりルイ君の悩みはほとんどキミと一緒で、キミと同じタイミングで同じ方法で解決している。ルイ君ならではの話がないんですよ。テルミン弾けるくらい。

だからルイ君を巡る話を期待している人にとっては肩透かしなのかなとは思います。トツ子とキミの関係性にしか興味ない自分みたいな人にとっては十分すぎるほどなのですが。もちろんそれは意識されて行われている。

じゃあルイ君が女性でも良かったのではないかと思いますが、ルイ君は男性だからこそ、何も特筆するエピソードがなくても恋愛フラグになりえるのです。だから男性である事そのものに意味がある。


一方でバンドという意味だと、トツ子がほぼ空気になってしまうのが面白いです。主人公なのに。曲は作ってるな。

トツ子がピアノなら少しと言っていたのに、ルイ君がキーボード弾き始めた時点でどうするのかと思ってましたが、まさかキーボード2台、ギター1台のスリーピースとは。

ルイ君はテルミンに徹してやればいいのにと思いましたが、まあ練習期間的にはトツ子のレベルが妥当なのかもしれません。

でも自分は学園祭ライブではトツ子が何をするのか観ているだけで楽しめました。何よりトツ子すごく楽しそうなので良かった。

あとバレエはバンドとは別の音楽的方向ということで入ったのかと思いますが、バレエ好きなので良かったです。バレエの動きをちゃんとアニメで観るのは珍しいんですよ。ジゼルいいよね。


正直自分もトツ子の人の感情が色に見えるという設定は今一つ生かしきれてないとは思いました。物語として明確な起承転結を求める人には向かないかと思います。

ただ個人的にはそういうのどうでもいい。トツ子とともに楽しさを味わえる映画だったと思います。




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