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BLUE REFLECTION SUN: サーバントリーダーシップ

BLUE REFLECTION SUNのメインシナリオについて書きます。この物語について一言で表すならそれは"サーバントリーダーシップ"なのではと思っています。

ソシャゲにおける主人公は通常最初からリーダー的な立場であることが要求されます。本作においてもそれは例外ではないのですが、愚直にチームビルディングに向き合っているのが興味深かったです。

チームは最初から最後まで8人で固定されています。しかし最初はチームはバラバラです。そこにリーダーとして外部から入ったメンバが、一人一人の問題に向き合ってチームを結束させて成果を出せるようにしていく。

自分の能力に自信を持つことができない詩帆、周囲との価値観の違いから心を開かないアレシア、リーダーとしての立場を奪われることに反発を隠さない美岐、自身の過去の経験から男性を信じられない菜々花。シナリオ前半はこの4人に向き合っていくのですが、普通に仕事でこういう人いないでしょうか。

シナリオ後半になるとチームとしては結束した状態になって敵と戦っていくのですが、そこにおいてもメンバがどうチームに貢献できるか悩む姿が描かれます。頑張って作戦を提案するものの失敗に悩む由紀子、誰かに都合よく利用されているだけではないかと悩むきらら、他者から観られたいイメージと現実の自分の差に悩む彩未とかんな。

また面白いのが中間の6章で、スパイ的ポジションである詩が、一度5章で結束したチームを相互不信に陥らせるための手段として、主人公と詩帆が付き合っているというデマを流すというもの。美少女ソシャゲでは主人公とメンバが恋愛関係になるのが当然という前提を逆手にとって、実際にリーダーがメンバの1人と恋愛したらチームが崩壊するいうのは、妙にリアリティがないでしょうか。

主人公ももちろん特殊能力で戦う部分はあるのですが、あくまで戦うのはチームです。基本的にはチームメンバの力を最大限に引き出すため、チームメンバ一人一人を支援することで問題を解決していく。

ここにおける主人公の立ち位置は、ビジネス書的に言えばサーバントリーダーシップなのだと思います。だからこそ単なるハーレム展開ではなく、一人一人のメンバを尊重したうえで、主人公にも共感できるという内容になっています。

そして何より物語のラストにおいて、主人公は世界のサーバントとなるのです。




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