私の書いてきた論文(やそれに準ずる刊行物)にはオープンアクセスになっているものがあります。そういったもののヴュー/ダウンロード数はどれくらいなんでしょうか? 調べてみました。大学のレポジトリに収録されているものなので、主に紀要論文になります。
なお、学会誌に掲載してもらった論文の多くはj-stageで読めるのですが、こちらは各論文ごとの累積のヴューはわからないようです。
あと商業誌(文芸誌や『ユリイカ』など)に載ったものは当然ながらオープンになっていませんので(このブログでオープンにしているものもありますが)、わかりません。
「ナボコフが付けなかった注釈―ナボコフ訳注『エヴゲーニイ・オネーギン』を貫く政
治的姿勢について」『Slavistika』(2007年7月)
(2024年6月10日現在 162views)
「消えうせた杖と組み替えられたトリック――ナボコフ「重ねた唇」を解く」『Slavistika』(2008年10月)
(2024年6月10日現在 138views)
「自作翻訳とはなにか――ウラジーミル・ナボコフを中心に」『れにくさ』(2012年7月)
(2024年6月10日現在 357views)
「ロスト・イン・ミストランスレーションーーケネス・レクスロスの擬翻訳『摩利支子の愛の歌』をめぐって」『れにくさ』(2014年3月)
(2024年6月10日現在 288views)
「日本人はナボコフをどう読んできたか――『ロリータ』を中心に」『言語文化』2019年3月
(2024年6月10日現在 925views)
「ナボコフとハーン : トランス・アトランティックな想像力がトランス・パシフィックな想像力と出会うところ――あるいは文学的バタフライエフェクト」『れにくさ』(2020年11月)
(2024年6月10日現在 153views)
「ソ連より愛をこめて――冷戦期日本における文化交流とソフトパワー」『れにくさ』(2021年7月)
(2024年6月10日現在 316views)
「独裁者は世界文学の夢を見るか――エヴゲーニー・チジョフ『下訳からの翻訳』とポストソヴィエト的翻訳ポリティクス」『立命館言語文化研究』2022年12月
(2024年6月10日現在 360views)
「戦争教材としてのティム・オブライエン「待ち伏せ」――あるいは翻訳小説の効用」『早稲田大学国際文学館ジャーナル』2024年4月
(2024年6月10日現在 357views)
(あくまでレポジトリ経由でのものですが)こうしてみるとヴュー数は138から925で、平均339です。
ヴューが多いのは
1「日本人はナボコフをどう読んできたか」925
2「独裁者は世界文学の夢をみるか」360
3「自作翻訳とはなにか」と「戦争教材としてのティム・オブライエン「待ち伏せ」」が同数で357
でした。
「日本人はナボコフをどう読んできたか」が頭一つ抜けて多いんですね。
また「戦争教材としてのティム・オブライエン「待ち伏せ」」も最近公開されたにしては多いです(こちらはtwitterで告知したりしたからか)。
なお、researchmapでもいくつかの論文がダウンロードできるようにしているのですが、そちらでは
「自作翻訳とはなにか――ウラジーミル・ナボコフを中心に」が214DL
「Before / Afterホロコーストーー「報せ」における二度の「翻訳」」が0DL
「世界は注釈でできている――ナボコフ『エヴゲーニイ・オネーギン』注釈と騙られた記憶」が29DL
「自己翻訳者の不可視性――その多様な問題」が319DL
「ウラジーミル・ナボコフの翻訳理論と『オネーギン』訳の生んだ波紋」が73DL
になっております。
なお私はresearchgateで英語の論文を主に公開しているのですが、
そこでReads数の多いものをあげると
Revisiting Defense As A Moral Game: What Made Luzhin Commit Suicide?が545
Without Racemosa: Nabokov's Eugene Onegin as an Achievement in His American Years
が179
Nabokov' Hidden Connection with Japanese Literature: Or, What is Literary "Butterfly Effect"?が162
でした。こちらは『ディフェンス』論がほかよりも多いです。
どういった論文がアクセスが多いのか? (外国)文学系の論文は総じてアクセス数が少ない気がします。
とはいえ、文学系の論文にもヴュー数が異常に多いものもあったりします(大学の授業で使ったのかも知れませんね)。
ヴュー数の変化もたまにチェックしてみると面白いかもしれません。