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日本から合衆国東部に帰化した侵略的外来種

昨夜はリッチモンドの北に投宿。これからワシントンDCを通って、ニューヨークに向かう。
F君がブタクサの種子とりをしている間に、今回の旅で目についた日本産の植物について、http://plants.usda.gov/java/nameSearchを使って調べている。
アキノエノコログサ:Setaria faberi, Japanese bristlegrass:ハイウェイ沿いの法面に、各地で群落を作っている。日本では最近、大型のアキノエノコログサが目につくようになったが、まさにそれ。合衆国のトウモロコシ畑で大型化して里帰りしたという説があるが、トウモロコシ畑でなく、ハイウェイ沿いでも広く見られる。大型系統の分布について、より広い地域で調べて見る必要がありそうだ。
ネムノキ:Albizia julibrissin, silktree:Coweeta試験地でも見かけたし、ハイウェイ沿いの各地にある。いま宿泊しているConfort Innの部屋の窓ごしに見える松林の林縁にもたくさん生えている。合衆国では東部から西部まで、広く帰化しているそうだ。
アキグミ:Elaeagnus umbellata, autumn olive:昨日、バージニア州南部で見かけた。これが広がると厄介だろうなと思ったが、上記のUSDA検索サイトによれば、すでに合衆国東部に広くひろがっている。
ツユクサ:Commelina communis, Asiatic dayflower:本種もすでに合衆国東部に広くひろがっているそうだ。バージニア州で見たのは、包に毛がないタイプ。ただし、日本産のものより、葉が厚くて、花がやや小型という印象を受けた。ある程度、遺伝的な変化を遂げているのかもしれない。
ノイバラ:Rosa multiflora, multiflora rose:Great plainをのぞく全米に広がり、嫌われている。花はきれいだと思うのだが、何しろ藪をつくるし、とげが痛い。やっかい者扱いされるのも理解できる。
メドハギ:Lespedeza cuneata, sericea lespedeza:ハイウェイ沿いの法面に大繁殖している。北米東部全域に分布を広げており、Aクラスの侵略的外来種として問題になっている。
クズ:Pueraria lobata, Kudzu:各地で林縁の木に這い上がり、林縁一面を覆いつくしている。約25年前にアパラチアの調査をしていたころより、さらに増えている印象を受けた。文句なく、厄介度ナンバーワンだ。
スイカズラ:Lonicera japonica, Japanese honeysuckle:やはり、約25年前より、増えている印象を受けた。いまでは、ほぼ全米に分布を拡大している。約25年前、ハチドリが訪花しているのを見たが、今回は見かけなかった。考えてみれば、日本では開花期はすでに終わっている。こちらではまだ各地で咲いている。開花期が長くなるような進化がおきたのかもしれない。
ツルウメモドキ:Celastrus orbiculatus, Oriental bittersweet:先日も書いたが、各地で林縁の木によじ登り、厄介者になっている。クズほどではないが、それに次ぐと言えるだろう。
ススキ:Miscanthus sinensis, Chinese silvergrass:ノースカロライナ州に多かった。ホテルのそばに、クズとススキの群落があり、虫の声が聞こえた。日本人にとっては懐かしい風景だが、こちらではクズもススキも侵略的外来種である。もしや、直翅目昆虫も帰化しているのではないかと考えてみたが、実際はどうなのだろう。ご存知の方があれば、教えてください。




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