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中国製ギョーザ中毒事件

昨夜、夕食から戻り、ニュースを見て驚いた。中国製ギョーザを食べた千葉・兵庫の3家族が食中毒をおこし、原因となったギョーザと包装から有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出されたという。
私は九大生協理事長という立場にあるので、すぐに専務にメールを送り、該当する商品を扱っていないかどうかのチェックとともに、組合員・大学への迅速なアナウンスを依頼した。このような事態の場合、何よりも次の被害を防ぐことが最優先課題であり、同時に徹底した情報公開が重要だと思う。
今回の事件の場合、昨年12月28日に千葉で最初の中毒事件が発生している。この直後に、問題の商品に対する徹底した調査が行われていれば、次の被害は防げただろう。この点で、ちばコープの対応に甘さがあったという批判は免れないだろう。ただし、細菌検査は実施しており、その結果では問題なかったという。昨夜の記者会見での説明は以下のとおり。
生協側「私どもの製品については、(野菜などの)原料製品の農薬調査は毎年しており、現在までのところで問題はなかった。該当日付(千葉・兵庫両県の被害者が購入した製品と同じ製造年月日に作られた製品)でも、職員の試食検査をしている。昨日も検査したが、そういう(検出)結果は出ていない」
有機栽培の野菜や肉を安く仕入れようと思えば、中国は有力な選択肢のひとつである。大学生協が扱っている商品でも、中国からの輸入品がある。現地視察をふくめ、安全管理はかなり徹底して行っている。おそらく日生協(日本生活協同組合連合会)でも同様だろうと思うが、今回の事態をふまえて、より徹底した安全管理が求められることは言うまでもない。【注:今回の問題をおこした商品では有機栽培の野菜を使ってはいない】
これから真相が究明されることと思うが、包装からもメタミドホスが検出されたこと、食べたときに「薬品の味」がして、食べた直後に症状があらわれていることから考えて、残留農薬が原因ではなく、商品の製造過程でかなり高濃度のメタミドホスが混入した可能性が高い。悪質ないたずらである可能性を疑いたくなる。
ギョーザのような加工品の場合、万が一原材料に農薬が残留していても洗浄されるし、洗浄後の残留分もその後の加工過程で薄まるので、農薬検査で検出されるレベルで残るとは考えにくい。このため、厚生労働省の検疫でも、細菌や添加物の検査のみで、農薬は調べていない。しかし今回の事態が発生した以上、今後は、農薬もチェックする体制をとる必要があるだろう。
【追記】
上記の記事を今朝ホテルで書いたが、もうすこし正確な情報を得てから公表するほうが良いだろうと考えた。自宅に戻り、NHKニュースウォッチ9を見たところ。新たに得た情報は以下の通り。

  • 千葉と兵庫で中毒の原因となった商品の製造日は別(10/1, 10/20)で、作業員も別であった。
  • 中国国家品質監督局が天洋食品の商品を抜き取り検査したがメタミドホスは検出されなかった。
  • 兵庫での中毒で有機リン系の中毒症状(縮瞳)が出ていることはJTフーズを監督する東京都にファックスで連絡されたが、東京都の送信ミスで、JTフーズには文書の4ページ目(中毒症状に関する肝心の内容が記述されたページ)が送信されていなかった。
  • JTフーズは輸入後の、製造日ごとの検査は行なわないままに生協に商品を引き渡しており、生協側も製造日ごとの検査を行なう体制はとっていなかった。
  • 生協では販売先に戸別訪問をして該当商品を回収している。

NHK ニュースウォッチ9に登場した二人の専門家は、ともに残留農薬ではなく、製造過程での混入との見方を表明していた。とくに大学教授の方は、加熱調理すれば分解・飛散するので、残留農薬レベルなら今回のような中毒症状が出るとは考えられず、製造過程の過失か、故意による混入の可能性が高いと指摘していた。事態は日中間の大きな外交問題となっているので、今後原因究明が進むことを期待したい。

九大生協専務からは、大学生協では該当商品を使ってはいないという連絡があった。ただし、12月の企画メニューで天洋食品の別の食材を使用していたので、12月の企画メニュー利用者に食後の体調不調が会った場合には申し出を呼びかける。現在は、当該工場の食材は使用していないとのこと。




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