メダリストというフィギュアスケート漫画にはまった。その影響でTVでフィギュアスケートを見る時にジャンプよりもスケーティングの美しさに目が行くようになった。
そして自分もスケートをしてみたくなった。氷の上で滑って風を感じてみたい。今年の営業はGWまでだから早く行かないと。
前に土曜日の営業開始時間に行ってみたのだが、子どもの団体客がいて超混んでいたので帰ったのだ。今度も日中は人が多いかもしれないと思って17時からのナイターに行った。
到着して受付で料金を払う。混雑してなくてよかった。ナイターは貸靴が無料なのもうれしい。ロッカーに貴重品を預けて階段を降り、スタッフにサイズを伝えて貸靴を受け取る。
ベンチに座って靴紐を結びさっそく滑りに行こうとしたら、スタッフが靴が緩いからときつく締め直してくれた。ありがとうございます。確かにしっかり締めた方が安定する気がする。
ベンチから立ち上がりスケートリンクに移動するだけで足元の不安定さに動揺する。そういえば二枚の刃だけで体重支えてるんだった。氷はさらに滑るんだよな。
転ぶのを警戒しながら手すりをつかみ氷の上に。なんとか立てた。まずは歩くことから。手すりをつかんだままつま先を90度に開いて右足、左足とスケートリンクを3周くらいする。
ちょっと慣れてきたな。手すりから手を離して歩いてみる。気持ち滑る感じで。左右の刃に交互に体重移動するとちょっと滑れる。片足に重心をおけるようになったら、もう片方の足で氷を蹴ってみる。足首を親指側に傾けて刃全体で氷を押すように。
ちょっと滑ってる感じが出てきたな。右がアウトサイドエッジで左がインサイドエッジ、次は左、右、左、右と刃に体重を乗せて長く滑ることを意識しながら進む。漫画でも上手くエッジに乗ることができれば氷とブレードが勝手に体を運んでくれるっていってたし。
前かがみにならないように背筋を伸ばして、美しい姿勢のまま一番スピードの出る自分だけの重心の一点を探す。強い押し出しは必要ない。正しい位置に体重を乗せ続けることがポイントだ。前進する時は体重はかかとのあたり、後進する時は土踏まずの少し前あたり。
事前に予習した漫画とYouTubeの知識を反復しながら。片足では滑れている気がするけど足を上げるのって転びそうで怖いな。フリーレッグを大きく後ろに引き上げたり、Y字バランスみたいな姿勢で滑ったり、片足でジャンプの着地しているフィギュアスケート選手ってすごいんだなと改めて思った。
止まり方はT字ストップが基本だそうだが、キュッと止まれないしバランス崩すので八の字ストップしてた。
そして慣れてきたくらいに前のめりに転ぶ。社会人になってから転ぶ経験なんてめったにないし、膝にダメージを与えないためとはいえヘッドスライディングのようなポーズになってしまったのでちょっと恥ずかしかった。結局膝内出血してるし。
空いていたのでバックにも挑戦してみる。後ろに人がいないのを確認しながら手すりを持って歩くことから。後ろに歩くのはすぐ慣れたがなかなか滑る感じにならない。八の字で内股をキープするのって難しい。ひょうたんを描くようにするとちょっと進んだ。
ベンチで休憩しながら3時間滑って、最終的には頬に当たる風の重さを少し感じるくらいには滑れるようになった。自分がスケートをするのは小学生の時に親に連れてきてもらって以来だから20年ぶりくらいだから上出来。滑るという体験ができて満足した。
スケート靴が硬かったのか靴ずれしていた。左右のかかとの皮1枚剝けたが、楽しすぎてずっと滑り続けていた。翌日に筋肉痛になってスケートは腕や腹など上半身の筋肉もけっこう使うことがわかった。
スケートリンクの中心部にはフィギュアスケートの練習をする子どもたちがいて、それを見られたのもよかった。15人くらいが高速で小さな円を回る、片足で右に左に回転したり、スピン、ジャンプ。刃の跡が図形を描いているように見える氷きれい。
わが県にある唯一のスケートリンクは2年後に閉鎖されると聞いた。一般営業が終わった後にアイスホッケーやスケートのクラブが貸切練習していたが、その練習場所もなくなってしまう。
なんとか存続することはできないのだろうか。利用者数は減ってるし、電気代などの高騰で維持費は上がっているから難しいのはわかる。貸切利用したい選手のためか、スケートを楽しむ一般客のためかという問題もある。ただなくなってしまうのは寂しい。今の内にまたスケートしに行きたい。