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猫だって害獣である

このところ家の周りに猫が寄りついて困っている。知らないうちに車の下に潜り込んでおり轢いてしまわないかヒヤヒヤする。爪研ぎで玄関前の木の柱がボロボロになった。花や野菜を植えている土を掘り返してだめにしてしまう。庭や駐車場にフンをしまくるのでかなり臭いし感染症も気になる。


猫よけのオブジェを吊る、猫の通り道にトゲトゲのシートを置く、猫の嫌がる臭いを発生させる薬をまく、とできることは一通りやった。猫が家の近くに来るたびに小石を投げて追い払っている。なのにしつこく猫はやってくる。顔を見たら逃げるようにはなったがフンや庭にある植物の被害は変わらない。木の柱は保護シートを巻いているが見た目の悪さは取り返しがつかない。


仕方がないので犬みたいに保健所に引き取ってもらおうと思って県や市町村のホームページを見てみたが、猫でお困りの方への問い合わせ先が見つからない。猫を捕まえるため捕獲機の貸し出しはしているが、不妊去勢手術の実施か負傷時の救護処置を目的とする場合に限りますと。


野犬でお困りの方へは捕獲機を貸し出しており、捕獲した野犬は市の保健所へ連絡すれば引き取ってくれる。なぜ猫は犬と同じように保健所で引き取ってくれないのか。なにやら野良猫を駆除目的で捕獲することは動物の愛護及び管理に関する法律動物愛護法)に違反する可能性がありますと煮えきらない説明がある。


動物愛護法によって猫は守られている。だが猫だけでなく牛、豚、鶏、犬も動物愛護の対象である。確かに動物愛護法でみだりに対象動物を殺したり傷つけたりした場合には罰則が課されているが、食肉工場の職員が食用のために牛、豚、鶏を殺した場合は罰されない。正当な理由があるとみなされるからだ。同様に保健所の職員が保護した犬を殺した場合も罰されない。なぜ猫だけが特別扱いなのか。


猫は害獣ではありません、愛護動物ですとか言ってる団体もあるが、猫はまごうことなき害獣である。害獣とは人間活動に害をもたらす動物をさす言葉なので、人間に迷惑をかけている時点で害獣といえるからだ。愛護動物だからといって害獣ではないということにはならない。


猫はかわいいから絶対に殺してはいけない、人間が殺されるのはいいが猫が殺されるのは許せない、ホームレスより猫の命のほうが重いとか言っている人とはお近づきになりたくない。まあだからといって猫をいじめて殺してやったとか言っている人にはもっと近づきたくないが。


法を犯さないように猫を処分するには保健所に引き取ってもらうしかない。保健所は猫を全く引き取らないというわけではないのだが、引き取りの条件が厳しすぎる。明らかに引き取ってくれるとわかったのは放置すると衰弱するおそれがある子猫だけ。


○成猫(自分で生活していくことが可能な猫)
○飼い主のいない猫(野良猫)
○簡単に捕まえられる猫、首輪のある猫=飼い主がいる可能性がある猫
○耳に切り込みのある猫=TNR活動や地域猫活動の猫 
※TNR活動…飼い主のいない猫に不妊手術を実施する活動


は引き取ってくれないという。というか飼い主のいない猫も飼い主がいる可能性のある猫も引き取らないってことは、そこらへんを歩いている猫は100%引き取らないってことじゃん。猫の被害で困っている人は一体どうしろというのか。


以前は保健所が野良猫を引き取って殺処分していた。だが2019年ごろから引き取りを拒否するようになった。これは2019年6月に改正された動物愛護法が関係しているようだ。改正後「所有者の判明しない犬又は猫の引き取りを拾得者その他の者から求められた場合、引き取らなければならない。但し周辺の生活環境が損なわれない場合引き取りは拒否できる。」とある。これを理由に保健所は野良猫を引きとらなくなったのだろう。


最近猫の殺処分がゼロになったとかいうニュースを見たが、それは引き取った猫の飼い主が見つかったからじゃなくて単に猫を引き取らなくなったからだったのか。がっかりである。猫を引き取ってないなら殺処分がゼロなのはあたりまえだ。団地で隣人が餌付けした猫の糞尿被害にあっているのに保健所に野良猫の引き取りを拒否されたという人もいるようだ。あれ、生活環境損なわれてるのに拒否って。まさか保健所の職員が猫を殺すのが嫌だから難癖つけて引き取れませんよと言ってるんじゃないだろうな。


うちの家に寄り着く猫は工場の裏に集まってた野良猫に近所の人が餌付けしたせいでやってきたらしい。超迷惑。まあ元はといえば野良猫を増やした飼い主が悪いのだが。保健所は飼い猫の引き取りは原則行っていない。飼い主が猫を飼えなくなった時、引っ越しなど避けようのある事情だけでなく加齢や病気が理由であっても引き取らないんだとか。飼い主にはどんなことがあっても自分が死ぬまで責任を持って面倒を見ろということらしい。その覚悟があっても飼い主が突然死した猫はどうすればいいのか。


そうして引き取りを断られた猫はやむを得ず捨てられることになり、さらに野良猫が増えているのではないかと思う。大抵の野良猫は餌を手に入れられず餓死するか、車に撥ねられて事故死するか。年間30万匹以上の猫が交通事故死しているというデータもある。これは殺処分数の10倍に当たる。自治体は死体になった猫なら無料で回収してくれる。現状だと猫に困っている人は猫が事故死するのを待つしかない。


猫の里親探しをしているボランティアもいるが、増えすぎた猫はどうすることもできない。猫は年に2回出産し一度に5匹くらいの子どもを産む。どう考えても里親探しだけじゃ追いつかない。シカやイノシシや犬は殺処分されるのに、猫だけかわいいというだけで特別扱いされるのはどうかと思う。


わが県には建設費13億円をかけた動物愛護センターという名の引き取った犬猫の99%を殺処分する施設がある。里親に引き取られているのは1%だけ。殺処分を減らすために里親を積極的に探すのはいいが、引き取りを拒否することは歓迎しない。地域にいる野良猫を放置するのではなく多額の税金をかけた施設をちゃんと有効活用してほしい。


行政は地域で飼い主のいない猫に不妊手術をして管理する地域猫活動というものを流行らせようとしているようだが、地域には猫が好きな人ばかりがいるわけではない。猫アレルギーの人だっている。それに不妊手術の費用1~3万円は地域住民に払えってか。不妊手術をしたって爪とぎやフンによる被害はなくならないのに。


猫を殺すのを嫌がって全ての猫に不妊手術をしていたら、その費用は莫大なものになる。増えすぎた猫を低コストで減らす方法は殺処分しかない。野良猫を殺処分せず放置するということは未来の野良猫を増やすことにもつながるので猫にとっても幸せとは思えない。問題を先送りにして殺処分が減ったと目先の目標を達成することよりも、将来増えすぎてどうしようもなくなった大量の猫を殺処分しなければならない状況を作らないようにする方が大事ではないか。猫が苦しまないように配慮して殺処分し、これ以上野良猫を増やさないようにすればよい。猫にお金を使うよりも貧しい人間の子どものためにお金を使うべきだと思う。


地域猫活動って誰が猫を管理するかはっきりせず責任があやふやだし、無責任にエサだけ与える人を肯定することになるのではないかという問題もある。本当に猫を救いたいのなら飼い主を登録制にする、猫は完全室内飼いにする、病気や怪我によって飼い主が面倒を見られなくなった場合は公的機関が引き取って里親を探すというようにするべきでは。


今の行政は地域で去勢手術をしろ、餌付けをするな、と猫が勝手に死んでくれるように住民を誘導するだけで何もしてない。地域住民に負担を押しつけて、猫を轢き殺した住民が心と車にダメージを負う可能性を高めているだけである。行政がこのままなにも対策せず引き取りもしないという状況では野良猫が増えて猫の被害に苦しむ人が増えるだけだと思う。地域住民のために一日も早く対応してくれることを願う。




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