
「子どもには毎日、絵本を読んであげましょう」
育児書やSNSで嫌というほど目にするこの言葉。
もちろん、それが知育に良いことも、
親子のコミュニケーションになることも百も承知です。
でも、正直に言わせてください。
私は、あれがそんなに得意ではありません。
同じ絵本を何回も読むのも、
寝る直前の一番眠いタイミングで声を出すのも、
自分にはそこそこハードルが高い。
やった方がいいのは分かっているけど、
毎日それを完璧に続けられるほど、正直余裕もない。
そんな中で、「知育としても使えて、睡眠導入にもなる」
という寝かしつけ用プロジェクター「Astrum」を知った。
これ、もしかして自分みたいなタイプの親向けなんじゃないか、
と思って試してみることにした。
……とはいえ、正直なところ不安もあった。
本当に寝るのか。
それとも、映像でテンションが上がってしまって、
逆に寝かしつけが難しくなるのではないか。
良かった点
見た目がシンプルで可愛い

まずデザインがいい。
本体もリモコンも全体的にシンプルで、いわゆる「おもちゃ感」が強すぎないのが好印象。
特にリモコンの、くすみがかったうす茶色が地味に可愛い。
生活感が出にくくて、リビングや寝室に置いても違和感がない。
育児グッズって、どうしてもカラフルで主張が強いものが多いけど、
Astrumはいい意味で存在感が薄い。
電源を入れたらすぐ子ども向け映像になる
これ、地味にありがたいポイント。
電源を入れたら、設定画面ではなく、最初から子ども向けの映像が流れる。
「さあ寝かしつけよう」というタイミングで、
親がゴチャゴチャ操作しなくていい。
細かいことだけど、こういうところが積み重なると、
地味にストレスが減る。
スピーカーの音質が意外と十分
プロジェクター内蔵のスピーカーだけど、
音が小さすぎるとか、聞き取りづらいとかは特に感じなかった。
寝室で使う分には、むしろちょうどいい音量感。
外付けスピーカーを用意する必要もなさそう。
リモコンが蓄光で見つけやすい

地味だけど感動したのがこれ。
リモコンのボタンが蓄光になっていて、暗い部屋でもすぐ分かる。
寝かしつけ中って部屋を暗くした状態で操作するから、
「どこ置いたっけ?」が起きにくいのはかなり助かる。
角度を自動で補正してくれる
設置した角度を自動で判別して、ちゃんと映像の向きを合わせてくれる。
「ちょっと斜めになってるから微調整…」みたいな手間がほぼ無い。
明るさを調整できて目に優しい

※思ってるよりもピカピカしてません
明るさを暗めに設定できるので、
「プロジェクター=目に悪そう」という不安はかなり軽減された。
ガンガン明るい映像ではなく、
ちゃんと“寝る前仕様”にできるのは安心ポイント。
図鑑系コンテンツは大人も普通に勉強になる
これは完全に想定外だったポイント。
子ども向けとはいえ、
宇宙とか動物とか、いわゆる「図鑑系」のコンテンツは、
普通に大人が見ても「へぇ」となる内容が多い。
正直、横で一緒に見ながら
自分の方が「なるほど…」ってなっている場面もあった。
知育コンテンツって、どうしても
「子ども騙しっぽい」イメージがあったけど、
このあたりは意外とちゃんとしている。
悪かった点
もちろん、使ってみて気になった点もいくつかあります。
ファンの駆動音
プロジェクターの宿命ですが、
内部を冷却するファンの「サー……」という音はそれなりにします。静まり返った寝室だと、人によっては気になるかもしれません。ただ、映像から流れる落ち着いたBGMやナレーションにかき消される程度なので、我が家では睡眠の妨げになることはありませんでした。
親が先に寝落ちする危険性
これが最大のリスク(?)かもしれません。 心地よい音楽、暗い部屋、優しい光。1日の疲れが溜まった状態でこれを見ていると、子どもより先に親の意識が飛びそうになります。実際、何度か子どもに起こされるまでウトウトしてしまったことがありました。それくらい、リラックス効果が高いということなのですが……。
かなり危険なのではないかなと思いお伝えさせていただきます。
1歳児に実際使ってみた感想
元々、うちでは寝るタイミングになると部屋はほぼ真っ暗にしている。
このリズムが一度できてからは、
寝室に余計な光を入れないよう、かなり気を使ってきました。
だからこそ、プロジェクターという“光る存在”を寝室に持ち込むことには、
正直かなり抵抗がありました。
せっかく定着した「暗い=寝る」という感覚が崩れて、
映像の刺激で逆に目が冴えてしまうんじゃないか。
寝かしつけを楽にするつもりが、
結果的に「終わらない夜」を作ってしまうんじゃないか。
そんなことを考えながら、
半信半疑でAstrumの電源を入れました。
実際に1歳児に使ってみた結果、
今のところ「映像を見ながらそのまま寝落ちする」
みたいな分かりやすい変化は起きていません。
ただ、それ以上に大きいなと感じた変化がありました。
それは、これまで
暗闇の中でひたすらゴロゴロ動き回り、
親を蹴ったり、寝返りを繰り返したりしていた時間が、
「映像をじっと見ながら、静かに過ごす時間」に変わったことです。
正直、これは意外でした。
これまでは、
静かになるまで待つとか
気合で寝かしつけようとしたりと、
機嫌の悪い日なんて、最悪抱っこに戻って落ち着かせてから
寝かせるみたいなところもあり
いわば「親の体力」で何とかしていた部分が大きかった。
それがAstrumを使い始めてからは、
寝室全体の空気が、
映像と音によって自然と「これから寝る時間」寄りに
切り替わっていく感覚があります。
無理に寝かしつけようとする親と、
それに抵抗する子ども、
そんな構図が少しずつ薄れてきて、
子ども自身も
「この映像が始まったら、もう動かずにいる時間なんだな」
と、なんとなく理解し始めているようにも見えました。
子どもが横でむやみやたらに暴れない。
ぐずらない。
それだけのことなんですが、
1日の終わりで余裕がなくなっている身としては、
かなり気持ちが楽になります。

寝かしつけの主役が、
親の頑張りや声かけから、
部屋全体の雰囲気づくりに近づいたことで、
自分自身の気持ちも落ち着くようになりました。
Astrumは、
スイッチを入れた瞬間に子どもを眠らせる
魔法の道具ではありません。
ただ、
親が力を入れなくても、
自然と「眠る方向」に流れを作ってくれる存在としては、
かなり優秀なんじゃないか、
今のところはそんな印象です。
総評

Astrumは、今のところ「これを使えば絶対寝る」
という魔法のアイテムではない。
でも、
寝る前の空気を作る装置としては、
かなり優秀だと思う。
特に、自分みたいに、
仕事の都合上なかなか寝かしつけに参加できない、
本の読み聞かせがあまり得意じゃないタイプの親には、
ちょうどいい選択肢かもしれない。
「ちゃんとやらなきゃ」と思えば思うほど、
寝かしつけって妙にプレッシャーがかかるものだけど、
Astrumがあることで、その肩の力が少し抜けた気がしている。
親が完璧に何かをしてあげなくても、
環境さえ整えてあげれば、
あとは子ども自身が自然と眠る方向に向かっていく。
その感覚を持てただけでも、個人的には結構大きい。
今回は初めて使っただけなので、
これが習慣として定着するのか、
数週間・数ヶ月後にどう変わるのかはまだ分からない。
むしろ本番はここからで、
飽きずに見るのか、
寝る前のルーティンとして機能するのか、
そのあたりは今後も気になるところ。
しばらく使ってみて、また変化があれば追記していこうと思います。
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