
政府の方針と“夫婦別姓との違い”をざっくり整理してみた
あまり政治の話題は触れないようにしているのですが、
実際うちの家族も旧姓に思入れがあったりと
これは生活に関わりそうだなと思い、
まとめてみました。
ニュースによると、
政府が「結婚後も旧姓を使いやすくする制度を法律として整備する」方向で進んでいるそうです。
これまで旧姓の使用は“運用ルール”が中心だったので、
法律に明記するというのは結構大きな動きですよね。
■ 今回のポイントをざっくり
・来年の通常国会で法案提出を目指す
・住民票に旧姓を記載できるようにする
・旧姓を「通称」として使うことを法律で保障
・国・自治体・企業には「使えるように努める」という努力義務を課す
現状でも免許証やパスポートへの旧姓併記はできますが、
銀行など民間の対応が遅いのが実情。
内閣府の調査では
「旧姓で口座を作れない銀行が3割超」らしく、
たしかに不便です。
制度化されれば、
このあたりは改善される余地があります。
■ じゃあ「夫婦別姓」と何が違うの?
ここ、よく混同されますが実はまったく別物です。
今回の方針は、あくまで
「戸籍は同じ名字のままにして、社会生活では旧姓を名乗りやすくする」
という方向性。
一方の夫婦別姓は
「そもそも結婚で名字を変えなくていいようにする」
という制度。
似ているようで、根本の構造が全然違うんですよね。
■ 企業側は“努力義務”で本当に変わるのか?
今回の案を見て気になったのが、やはりここ。
企業の対応は「努力義務」にとどまるという点。
「システム改修に何億もかかるから無理です」
と言われれば、それ以上強制できないのが実情…。
正直、“劇的に便利になる!”とまでは言い切れない雰囲気があります。
むしろ
-
本名(戸籍名)
-
通称(旧姓)
この2つを個人も企業も管理することになるので、
社会全体のコストは増えそうという懸念も。
実際、「二つの名前の確認作業」が増える分、
犯罪防止の観点では
“本名一本で管理できる夫婦別姓の方がむしろシンプル”
という指摘もあります。
■ “日本のルーツとして同姓を残したい”という感情も確かにある
ここは本当に難しいところで、
-
戸籍制度(家族の一体感)を守りたい
-
文化として夫婦同姓を残してほしい
-
でも不便なのはどうにかしてほしい
という複雑な思いが社会全体に漂っているのを感じます。
旧姓使用はその“折衷案”として進められていますが、
制約や浸透の壁が多く、
今回の法制化でどこまで実効性が出るのかは未知数です。
■ まとめ
旧姓使用の法制化は一歩前進ではあるものの、
-
名前を2つ使い分ける負担
-
企業側のコスト・対応のばらつき
-
努力義務ゆえの“限界”
など課題もたくさん。
夫婦別姓とは方向性がまったく違う制度なので、
「これで問題解決!」とはならず、
むしろ議論は長引きそうだなという印象でした。
今後の国会でどう動くのか、
生活者としてもしばらく注目しておきたいところです。
ルールのある戸籍制度で統一みたいな今のほうが
うまくいってたりするのかな。