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真脇遺跡での星景写真とスターラプス動画:「君は放課後インソムニア」に誘われて能登の旅

「君は放課後インソムニア」は、石川県七尾市在住の不眠症の高校生男女2人が高校の天文台で偶然出会い、眠れない時間を共有しはじめ、星景写真の撮影などを初心者天文部員として共に活動していくことで、関係を深めていくという、能登を舞台とした素敵なストーリーの漫画だ。前半はアニメ化もされている。

そのアニメ最終回(第13話)と漫画第6巻で二人が撮影に行くのが、能登町の真脇遺跡だ。5月にこの真脇遺跡に来たときは時間もなく、やってきたのも昼間だったので夜空は想像するだけだったのだが、ここ数年、学生時代以来超久々に星景写真の撮影を再開した自分としては、せっかくなのでいつかここで星景写真を撮ってみたい、と思ったのだった。

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出典:「君は放課後インソムニア」第13話 (©オジロマコト・小学館/アニメ「君ソム」製作委員会)

というわけで3ヶ月後、原作のタイミング(夏休み終盤)に合わせて能登入りし、8月の22日と23日の夜に真脇遺跡近くのホテル「真脇ポーレポーレ」に宿泊して、夜に真脇遺跡で写真を撮影してみることにした。だが正直、8月はやはり暑かった。

非常に湿度が高く、また夜半から雲が増えたという、ベストとはいえないコンディションではあったものの、かなり綺麗な写真を撮ることができたと思う。一眼とInsta360の双方でスターラプスも撮影したので、こちらの動画にまとめてみた。できればスマホよりもタブレットやPCなどの大きな画面で見ていただけると嬉しい。

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以下、この日に撮影した写真から。基本的に今回は以下の機材で撮影した。

  • FUJIFILM X-T30 (Samyang 8mm F2.8 UMC FISH EYE Ⅱ)
  • Insta360 X4
  • Insta360 X5

考えてみると全部広い意味で魚眼だな。真脇遺跡の「環状木柱列」はかなり大きく印象的な構造物なのだが、通常の広角レンズでも、近寄ると大きすぎて、星景写真の星たちを圧迫してしまう。それはそれで面白いんだけれども、せっかく魚眼レンズを持っていったので、それを使って画面の大部分を占める広範囲の星空と、小さく見える環状木柱列を1つのアングルに収めてみた。

夏の大三角、夏の天の川、そして環状木柱列。ISO6400、15秒、F4。

25分ほどインターバル撮影で回して、比較明合成。期せずして、本来邪魔なはずの七尾方面の街の明かりが環状木柱列を目立たせる効果を発揮していて嬉しい。そしてその悪影響が画面全体に及ばないところが、対角魚眼の画角のメリットだな。

実は以前自分が星景写真を撮っていた頃は、まだフィルムカメラの全盛期だったので、こういう15秒以下の比較的短時間の露出による星景写真撮影や長時間の自動連続撮影、Photoshopなどによるデジタル加工が簡単にできてしまうのは、とても新鮮だったりする。

これを比較明合成する代わりにPremiere Proに渡して動画化したものが、上のYoutubeに載せた動画の中にも含まれている。

このアニメでの写真のイメージだが、上の写真で言うと環状木柱列を少し右の近くから広角レンズで狙った画像に相当すると思われるので、星が流れていく方向は合っていそう。


出典:「君は放課後インソムニア」第13話 (©オジロマコト・小学館/アニメ「君ソム」製作委員会)

劇中でもあった、環状木柱列から真上を見上げるアングルでも撮影してみた。このアングル、他の撮影者がいる日だと、被写体である環状木柱列のど真ん中に機材もしくは人が入るため、顰蹙を買う可能性があるので、他の人が撮影していない日にやるのがおすすめだ。

ちなみに、持って行った23mmレンズ(フルサイズ換算35mm)での撮影を諦めて8mmの対角魚眼(フルサイズ換算12mm)にレンズを交換したのは、このアングルがとてもじゃないけど23mmでは入りきらなかったからである(画面全体にきっちり柱の影を入れることができない)。ここの撮影には、少なくともフルサイズ換算24mmより広い超広角レンズが必要だ。

アニメ劇中のこちらのイメージだが、星が流れる方向は、上の写真を90度傾けた方向だと思われるので問題ないのだが、ここまで直線的な軌跡を描かせるにはもっと画角の狭いレンズが必要で、だが柱全てを入れるには超広角が必要なので、こんな写真は難しいと思うのだが…。ちょっと謎である。


出典:「君は放課後インソムニア」第13話 (©オジロマコト・小学館/アニメ「君ソム」製作委員会)

ちなみに、23mmレンズ(XF23mm F1.4 R)で最初の方に撮った写真は数枚あるのだが、ちょっと南の空が明るすぎて(左)、加工しても(右)割と今ひとつであった。七尾の方の街の光かな? いずれにせよおとなしめの画角である。

東の方角にある距離の近いオレンジ色の光は「真脇遺跡縄文館」のライトアップである。20時に消灯するようだ。

この「真脇遺跡縄文館」の前にある駐車場に今回は車を止めて撮影していたのだが、この駐車場に車で出入りする人がいると、次の写真の左下部の感じに軌跡が写ってしまう。まあでも、昔のフィルム時代と違ってそこまでこういうライトに悩まなくて済むようになったのは嬉しいね。いざとなったら、比較明合成なら都合悪いコマの明るい部分を黒で塗りつぶせば問題ないし。

環状木柱列近くで対角魚眼で縦アングルにして撮影すると、かなり環状木柱列が煽りな感じで写って良いな。やはり全体的にここは北の空の方が状態がいい(雲はまあ仕方がない)。ただし北の方は北の方で、近くに明るいライトがいくつかあるので、それこそ環状木柱列の背後に隠すなどしてアングルを決めるのがおすすめかと思われる。

ちなみに今回撮影に使用したSamyangのXマウント対角魚眼レンズは10年前に購入したものだが、まだ現役モデルのようだ。端子もなく、ピントも絞りもマニュアルだけれども、逆に星景写真の撮影には、変に電子化されておらずシンプルな構造の方が都合が良い。いいレンズだよ。

  • サムヤン(Samyang)

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あと飛行機は関東ほどではないものの結構飛んでいる。さらにおそらくスターリンクの通信衛星だと思われるが、スターラプスでみると機銃掃射のようなとんでもない勢いと数の人工衛星が映っていたので、こちらの動画にまとめてみた。

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最初の動画にも、21秒ごろのタイミングで映り込んでいる。スターリンクも便利なんだろうけれども、こういう時はなかなか悩ましい。

  • Insta360

まあ、結構良い写真と動画が撮影できてよかったと思う。もう少しコンディションのいい日にまた来たいな。



ちなみに「君ソム」の聖地巡礼に関しては5月の訪問時に書いた3本の記事があるのだが、今回の旅で奥能登を中心に、前回行けなかった場所を多く回ってきたので、近日中に改訂予定である。

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