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新年度二日目、「もう辞めたい」と感じているあなたへ。私の「初日退職」という選択。



2026年4月2日。

多くの方は新しい環境での初日を終え、二日目を迎えました。

今、この記事を読みながら「もう辞めたい」「やっていける自信がない」と、重い足取りで職場へ向かっている方、あるいは布団の中で動けずにいる方も多いのではないでしょうか。

特に転職された方にとって、この時期の不安は計り知れないものがあります。

 

「辞めたい」と思うのは、正常な防御反応


初日を終えて「辞めたい」と思うのは、決してあなた様が弱いからではありません。

新しい環境に対して、脳が「自分を守るために」最悪のシチュエーションを想定し、アラートを鳴らしている状態。いわば、ごく自然な反応です。

多くの方は、そこで理性が働きます。

  • 「すぐ辞めたら履歴書に傷がつく」

  • 「家族に申し訳ない」

  • 「再就職できる自信がない」

    こうしたリスクを天秤にかけ、なんとか踏みとどまります。

    私自身も、そうやって「あの時踏ん張って良かった」と思える経験を何度もしてきました。

しかし、今回公開するたった一度だけ、「あの時、勢いで辞めて本当に良かった」と確信している経験があります。




私が30代で「1日で正社員を辞めた」理由


それは10年くらいさかのぼって、30代の今頃。

社会福祉士として、ある福祉事業所に正社員として採用された初日のことでした。

その日一日を終えた私は、帰りの電車の中で「もうここには来ない」と決意し、すぐに退職の意向を伝えました。

なぜ、そこまで即断したのか。

一言で言えば、「ここで働いている自分の未来が、1ミリも想像できなかったから」です。

厳密に言うと想像はできましたが、事業所に縛られているビジョンしか浮かびませんでした。

 

求人票や面接だけでは見えない、現場の空気感。

 

  • 休憩時間が実質的にない(業務に組み込まれている)労働環境

  • 雇用条件や給与面への違和感

そして決定打となったのは、上司からのある言葉でした。

「あなたの表情は専門職としての経験が長い分、利用者を見下しているように見える。もっと笑顔を作りなさい」


初日の動きだけを見て、私の専門性や姿勢を否定するような言葉。

その方はこの事業所が初の福祉経験だったのですが、全てを分かった上でのような発言に深く傷つきました。


その瞬間、私の直感が「この環境は、自分を大切にされない、自分を壊す」というシグナルを全力で発しました。

もし私が20代の新人だったら、自分を責めて耐えていたかもしれません。


当時は「それでも働きたい」という気持ちが湧き起こりませんでした。

 

30代まで経験を積んでいたからこそ、「自分にとって譲れない基準」と「心身の健康を守ることの大切さ」を優先する判断ができました。



その後、道はつながった

「1日で辞める」という決断に、当時は葛藤がなかったわけではありません。

しかし数ヶ月後、私は別の新しい職に就くことができました。

不思議なことに、後に仕事を通じてその職場と再会する機会もありましたが、直接関わることなく、今の自分へと繋がっています。

「正しい選択」をしなければならない、と私たちは自分を追い込みがちです。


でも、もしその選択があなたの心身を蝕み、夜眠れない、吐き気が止まらないといった身体症状が出るほどに追い詰められているのなら、その「直感」は正しいのかもしれません。

大切なのは「逃げ道」を視野に入れること


もちろん、勢いだけで動くことを勧めるわけではありません。

大切なのは、「いざとなったら別の道もある」という逃げ道を確保しておくことです。

  • 履歴書の傷より、心の傷を癒やす方が時間がかかる

  • 「合わない」と早く気づけるのは、譲れない基準があるからこそ

     

明日からも気分が憂鬱で押し潰されそうな方もいるでしょう。

でも、新しい環境の門をくぐり、初日を乗り越えた。

その事実だけでもう、あなた様は「絶対合格」なんです。


「もしあのまま続けていたら」というもう一つの可能性を想像することはありますが、検証できない以上、自分が選んだ道が正しかったと結論付けるしかありません。

 

どうしても無理だ、というシグナルが体から出ているときは、自分の直感を信じてみてください。

その先に、また別の新しい道が必ず見えてくるはずですから。

 

※ちなみに、それからも「見下している」と相手に感じられないように、笑顔は心がけています。

 




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