第38回社会福祉士、第28回精神保健福祉士国家試験の合格発表から、まもなく2週間が経とうとしています。
今年は今まで以上にたくさんの「合格の喜びの声」を寄せていただきました。
専用記事経由だけでも34名、そして新設した「絶対合格ROOM(公式LINE)」には70名程の方からご報告が届いています。
思い出したくもないほど不安で押しつぶされそうだった1ヶ月間を乗り越えた方々が多いでしょうから、その喜びもひとしおですよね。
あれから次のステップに向けて、皆さんが一歩ずつ前へ進んでおられる姿が目に浮かびます。
すでにこのブログを巣立って行かれた方が多い中、今でもこうして記事をご覧くださっているあなた様には、深いご縁を感じております。いつも本当にありがとうございます。
減り続ける受験者数と「処遇」のリアル
さて、受験者の皆様はすでにご存知の方も多いかもしれませんが、第38回社会福祉士国家試験の受験者数は25,430人でした。
これは3年連続の減少傾向であり、数年前と比較しても数千人規模で受験離れが進んでいるという厳しい現状があります。
約7,000人も減少した昨年度は、ケアマネドットコムなどの専門メディアでも記事として取り上げられ、その中で大きな課題として指摘されていたのが「処遇改善」でした。
社会福祉士や精神保健福祉士の有資格者にとって、この「処遇」という現実問題は、非常に身近で切実なテーマです。
介護職の処遇改善は連日話題に上がっていますが、他分野福祉職においても看過できない問題の一つですよね。
そもそも、皆さんがこれらの資格を取得するまでの過程には、莫大な労力、費用、そして時間を割いてきました。それはひとえに、「より良いキャリア形成」や「自分らしい働き方」を実現するためだったはずです。
もちろん、資格を取得したことで就職や転職が決まった方や、昇給・資格手当の加算という目に見える恩恵を受けられる方もたくさんいらっしゃいます。
私自身を振り返ってみても、社会福祉士や精神保健福祉士を取得したことで、非正規雇用から正規雇用へと道が拓け、最終的には管理職へと昇進し、給与面でも高く評価していただいた恩恵を確かに受けてきました。
「やりがい」の裏側で心身が悲鳴を上げる時
一方で、有資格者として現場で長く従事する中で、本来の専門職(ソーシャルワークや相談業務など)以外の職域が際限なく広がり、その責任の重さから心労や負荷が激増していく現実も、この身で痛いほど実感してきました。
「果たして、この労働の対価は見合っているのだろうか?」
そう客観的に分析した時、答えは「見合わない」でした。
心身ともに悲鳴を上げながらも、受験生活で培った持ち前の「忍耐力」で数年間は耐え忍びましたが……ついに限界を迎え、私自身も退職という道を選んだ過去があります。
数日前に、「一番真面目で、一番回せる人に、一番雑に仕事が集まる」という言葉が目に留まるポストが話題に上がっていましたが、あるあるだなと実感しています。
最近、
— 人事の懺悔室|元人事の告白 (@jinji_zange) 2026年3月14日
中堅の退職が目に見えて増えています。
若手は定時で帰り、
ちょっと言うとすぐ辞める。
上は仕事せず、
責任だけ下ろしてくる。
病休者のしわ寄せ、
若手のフォロー、
現場の穴埋め、
上司の雑なマネジメントの後処理。
全部を押しつけられているのが中堅です。
いちばん真面目で、…
給与をはじめとする処遇面の要素は、生きていく上で間違いなく重要です。
しかし、心身が潰れてしまっては元も子もありません。
この福祉の世界では、真面目で責任感が強く、「誰かのために」という社会貢献意識が高い方ほど、自分を犠牲にしてギリギリまで頑張り続けてしまい、結果として深いバーンアウト(燃え尽き症候群)に陥りやすい残酷な仕組みが至る所に潜んでいます。
逃げること、休むことは「戦略」です
私自身の苦い実体験や、志半ばで現場を離れていった、あるいは亡くなってしまった大切な仲間たちの軌跡を絶対に無駄にしたくありません。
だからこそ私は、これから現場に出る次世代の皆様や、現在五里霧中で孤軍奮闘されている方に向けて、「戦略的に方向転換を図ること」や「限界が来る前に、一旦立ち止まって休むこと」の重要性を、何度でも説き続けたいのです。
あれだけの苦労を重ねて社会福祉士や精神保健福祉士を取得された皆様が、心身ともに健やかに、そして自分らしく職務を全うできるように。
もし今、現場の空気感に違和感を覚えていたり、誰にも言えない重圧に押しつぶされそうになっていたら、一人で抱え込まずにどうか「絶対合格ROOM(駆け込み部屋)」を頼ってください。私が全力でサポートさせていただきます。