10代から、20年以上様々な資格試験受験を継続している私。
これまで受験を経て取得した代表的な資格は下記のとおりです。
【20代】
漢検準一級
秘書検準一級
宅地建物取引士
賃貸不動産経営管理士
社会福祉士
【30代】
精神保健福祉士
国家資格キャリアコンサルタント
公認心理師
FP技能士3級
福祉住環境コーディネーター2級
メンタルヘルス・マネジメント検定II種III種
これらを取得できた原動力が何かと言えば、「焦り」や「不足感」の要素が常に染み込んでいたように感じています。
私の場合、その絶対合格への原点は、マイナスな感情が起因していることが多々ありました。
「このままではこの業界で生き抜いていけない」
という焦り。壁にぶつかった際に、
「自分の考えや信念が通用しない」
という不足感に苛まれることで、己の欠点・弱点を補うかのように受験を続けてきました。
今日の福祉業界は、民間企業の参入も活性化し、生存競争が激しい世界に移り変わっています。
私は行政も民間も両輪を経験したことから、それぞれの世界観を持っています。
行政からの助成金(補助金)を得るため、業務委託契約を勝ち取るために、成果や利益が常に求められ、結果を上げなければならないプレッシャーや、強迫観念に駆られながら向き合わざるを得ない現場環境も垣間見てきました。
異業種から転職される方も多い世界で、多職種と関わることが必須の対人援助職は、否応なしに人間関係の軋轢が避けられません。
様々な価値観や経歴を持つ人間とやり取りする中で、「常識」のズレを感じたり、自分の無力さや対人面でのストレスを強く感じる場面が往々にして生じます。
私自身も福祉業界に身を投じて20年経ちましたが、己の立ち位置が「安定している」と感じられたことはなく、常に危機感や不足感を覚えています。
どれだけ業界経験や年齢を重ねても、対人関係の狭間や、アップデートしなければついていけないスピード感の中で、何度も「至らなさ」、「恥」、「自己嫌悪」に陥っています。
現場では理不尽な思いを頻繁に感じて、イライラやモヤモヤを払拭できないまま、悶々とした日々を過ごすことも多々ありました。
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離職率が激しいこの世界、若い新人職員が入ってくると、自分にはないフレッシュさや頭の回転の速さ、斬新な創造力を目の当たりし、焦燥感や居心地の不安定感をひしひしと感じてしまうこともあります。
そんな満たされなさが、資格取得の原動力、継続力、忍耐力の三原則に、大きく転換できています。
合格を手に掴めた先に、目に見えた差別化を図りたいという確固たる思いが絶えず芽生えています。
福祉職の場合は、手応えや成果を数字化できるような場面が限られていますが、資格合格という結果ほどシンプルで、自分だけではなくて社会的にも認められるシステムはありません。
私の場合、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師、国家資格キャリアコンサルタント資格がなければできない業務を長年担ってきました(最長12年)。
これらは弁護士のようや業務独占資格ではないものの、社会福祉士を取得していなければ就けないポジションを得られたため、資格に助けられている生き方を歩んでいます。
そして、仕事や生活のストレスが高まっている時こそ、受験勉強で発散させることもできます。
私の場合は、悔しさや不足感が大きな原動力になっています。
非正規雇用の経験が長かった分、理不尽な体験や、下に見られるような経験も何度も味わいました。
「あいつに負けたくない」という仕事上の負の経験や、「あいつを見返したい」という失恋経験があったからこそ、勉強に力が入っていました。
ある時は、組織に長年貢献してきたつもりでも、ある出来事を契機に、職場から完全に突き放されるような無念の経験も味わったこともあり、他者を信じても手のひら返しをされる思いを身を持って痛感しました。
資格取得を目指す上で、崇高でかっこいい動機でなくとも、私のようにマイナスからのスタートである負のきっかけも存在します。
マイナスとマイナスをうまく掛け合わせるとプラスになるように、自分の弱さやコンプレックスを認めて、そのパワーを合格のためだけに傾注することで、すさまじいパワーを発揮するのです。
今でもあの悔しさが根幹にこびりついて、自分の可能性をたった一つの世界に決めつけられたくなくてチャレンジし続けている資格試験もあります。
3月10日から開始する「資格試験とキャリアの駆け込み部屋」は、悔しさや逆境をバネにしてきた経験をもとに、似た環境下にいらっしゃる方に還元できればと考えています。
新年度はもう間近ですが、その先に広がる新しい世界の途中でマイナスの感情に支配されそうになったら、今回の話を少しでも思い出していただけたら嬉しいです。
