こんにちは、遊佐です。
先月書きましたこちらの記事。
2000年代に旋風を巻き起こしたスキニーパンツが決して低くない確率で復活するかもしれない、そしてその時に大人世代はどういうスタンスでいればいいのかということを書きました。最後は大人世代も積極的にトライしてみてはどうだろうかという個人的見解で締めていますが、ならばとトライしてみるものの、自分の意思とは別に周囲からの目線も多少なりとも気になるものです。
「おじさんがスキニー?・・・痛い」
「なんであんなに細いパンツはいてるの?ダサい」
などという肩身が狭くなるような揶揄があるでしょうが、それでも40代にもなれば他人の物差しを意に介さない、ある意味では居直るぐらいのメンタルは持っていたいものです。
そこで今回のブログでは、40代おじさんがスキニーパンツを穿くにあたっての心構えを話していきます。まずはおさらいとして、スキニーパンツがダサいのか?ということを先に話し、その上で「スキニーパンツとおじさん」の話題へ進みます。
- スキニーパンツはなぜダサいと言われるのか?
- 40代おじさんがスキニーパンツを穿くのはイタイ?ダサい?
- スキニーパンツを穿くおじさんは何故嫌がられる?
- おじさんが知っておくべき暗黙のルールとは?
【おじさんスキニーダサい?】40代メンズのスキニーパンツは痛い?似合わない?

スキニーはダサい?
まずはおさらい。
ダサい=時代遅れ
そもそもスキニーがダサいと言われる理由は時代遅れとみなされているからです。
ワイドパンツ、プリーツパンツなどゆったりめのシルエットのパンツがトレンドあるいは定着ポジにいることで、それまでその場所にいて、かつ真反対のシルエットであるスキニーを穿くのは時代遅れであり、じゃあ時代遅れは古臭くてダサイ=陳腐=価値の低下という論じ方になっています。
確かに時系列で見るとスキニーパンツは「古い」のですが、そもそも新しいとか古いとかいう分類の仕方がパンツに適していません。
ではどういう分類が適しているかというと、定番か流行りかです。なぜならパンツの形というのものはいずれも普遍的で、時代によってトレンドインしたりトレンドアウトするだけなので、定番の一つに過ぎないスキニーパンツに古いも新しいもなく、つまり陳腐化しないということです。
そしてさらに言えばトレンド一極化が顕著だった昔と違って、現代ファッションにおいては様々なスタイルが共存しやすい傾向にあるため、昔ほど皆が右に倣えにならない。
以上のことをおさえずに、ただスキニーは古い、ダサいと言っているということがまさに時代遅れだと言えるでしょう。
古いのは着こなし
とはいえスキニーを履いている人を見て時代性を感じることはあります。でもこれはスキニーが古いのではなく、スキニーの使い方が古いからです。
スキニー全盛の時代はこんな着こなしが流行ってました。
- 全身タイトフィット
- 合わせる靴の形がシャープ
リラックス、エフォートレスという、単に服装にとどまらずライフスタイルも含めた広義のファッションが根付いている現代で、当時のような着こなしをすると時代性ギャップが生じてさすがに古く感じてしまいます。
じゃあ何故スキニー単体が槍玉にあげられているのかというと、スキニーが着こなしの象徴になっているからです。当時の着こなしの印象がスキニーに集約されて脳に強く焼きついているんですね。実際は着こなしが古いだけなのにです。人はなんとなくのイメージで物事を判断するものですが、その根拠はかなり曖昧だったり実は本人も分かっていないことが多いです。世の中でそういう風に見られているから自然と自分もそう思うようになっていた、さらにそれらを焼き増しして自分の意見にしていた。なんでダサいと思うのかと聞かれると、「えーと・・・なんでだろ」となる始末。
スキニー自体は古くないしダサくない。着こなしがそう思わせているに過ぎない。ならばその点に留意してスキニーパンツを穿けばいいのです。
ではおじさんの場合も同じスタンスでいいのだろうか?さてようやく本題です。
おじさんがスキニーを穿く
実際何も思わない
街中でスキニーを穿いているおじさんは普通に見かけます。日本に来る海外ツーリストにも多いですね。スキニー履いて、ボリュームのあるスニーカーを履いて、リュック背負って。旅行用の気楽な格好という感じです。おそらくこれまでもずっとスキニーを穿いてきていると思うんですね。こだわりとかではなく習慣によるものだと思います。
こういう人たちを見て、ダサい、痛いと思いますか?僕はファッションが好きでトレンドウォッチもしている側の人間ですが、ダサいなんて1mmも思わないんですね。そもそも何も思わないというか、そこにリンゴがあればリンゴがあるなと思うだけの話です。世の中でダサいとか痛いとか言われてるのが本当に?と思うほどです。
年相応というステレオタイプ
いい年したおじさんがスキニーパンツなんてと言われ、あるいはワイドパンツなんて、あるいはパーカなんてと言われ、肩身の狭い思いをするおじさんは少なくありません。
これは年相応の振る舞いではないというステレオタイプに依るものですが、昔でいえば男は仕事、女は家庭のようなもので、根拠のないただの偏見です。ですがそれに則っていないと同調性によって形作られた空気の中に住む人たちに白い目で見られます。しかし時が経てば見方は変わり、白い目で見ていた人は何食わぬ顔でみんな違ってみんな良いとか言い出すのが歴史が示す世の常、というか日本特有の常です。
空気の住人も本当は一人一人が空気の存在に気付いているのですが、他の人がそう思うだろうから自分もそう思うことにしようとしているんですね。
カッコいいパンツ
以前こういう記事を書きました。
先ほどパンツは定番か流行りかに分類できると言いましたが、かっこいい又はお洒落という分類もできます。お洒落なパンツはワイドパンツやプリーツパンツなど輪郭が丸いもの。一方カッコいいパンツは輪郭が直線状になっており、スキニーのようなスリムパンツがまさにそうです。
ワイドパンツが苦手というおじさんは結構多いのですが、それはお洒落なパンツが苦手だからなんですよね。おじさんはお洒落になりたいんじゃなくてカッコよくなりたいんですよ。なのでカッコいいパンツ分類のスキニーとは基本的に相性は良いはずです。
ピチピチはダサい
唯一懸念点があるとすれば、体型問題です。ピチピチというのはやはり印象が良くなくて笑。この場合はきっぱりとあきらめたほうがいいです。こういう潔さって本当に大事なんですよね。おじさんがダサいと言われる所以は実は服装云々ではなく、ねばねばと固執したり、ムキになったりするところにあったりします。
必死に穿くおじさんと、さらっと穿くおじさんでは、そりゃ後者の方が爽やかに見えるに決まってますよね。
おじさんスキニーコーデ
何例かスキニーパンツのコーデを載せておきます。
とにかく自然に穿くことです。かっこいいパンツをお洒落に穿こうなんて思ってはいけません。




使用しているパンツは下記の通りです。
直感>ロジック
ここまでスキニーをおすすめしてきたわけですが、念頭に置いておいたほうがいいことがあります。それはファッションの世界ではイメージや直感がロジックよりも先行し、かつ優先されるということです。つまり「おじさんがスキニーを穿いてもダサくない」ということをロジックで示せても、ダサいイメージが存在するのであればダサいと思われても仕方ないということです。なのでダサいと言われて「お前はわかってないな」と逆ギレしても、残念ながらそれはお門違いなんですね。先程も話したように言われてムキになるところにおじさん感が出ます。
ファッションはあくまでも感性の世界なので第一印象が全てです。さらには影響力のある大御所(インフルエンサーなどとは程遠いレベルの)が良いと言えば良いという政治の世界でもあったりします。ロジックファッションというものが世の中に出てきて久しいですが、これは日本に限った狭い世界の話で、個人的には島国感が強いなと感じています。だってsnsでロジックを使ってなんたらとか言ってるの日本だけですよね。
ロジックを前面に押し出してしまうと「べき論者」になりやすく、理屈っぽい面倒くさい奴だなと思われますので、ロジックはあくまで補完程度に考えておくのが自然です。
まとめ
- 年相応のステレオタイプによって、おじさんとスキニーは分断されるが、ただの偏見。
- スキニーパンツは「カッコいい」パンツなので、おじさんにとっては「おしゃれな」ワイドやプリーツパンツよりもむしろ相性が良い。
- 体型にハマらなければ潔く諦めるのが吉。なんとかして穿くパンツでもない。おじさんがダサいと言われる最たる理由は服装ではなく、固執したりムキになるところにある。
- おじさんがスキニーを穿くと痛いとかダサい根拠は何一つないが、ダサいイメージは存在するので、そういう暗黙の認識は知っておく必要がある。
40歳おじさんの僕も今年はスキニーパンツを活用したいと思います。