
小学生の家庭学習について、
「何をさせればいいの?」と迷う家庭は多いと思います。
私は公立中学校で16年間、生徒たちを見てきました。
その中で感じるのは、
中学生になっても学習に前向きな子には、
ある共通点があるということです。
それは、
小学生のうちに家庭学習の習慣ができていることです。
この記事では、元中学校教師としての経験から、
小学生の家庭学習でまず意識しておきたいことを、学年別にまとめます。
低学年(1〜2年生)の家庭学習
低学年は、学力を伸ばすというよりも、
学習習慣をつくる時期です。
やること
- 音読
- 計算カード
- 簡単なドリル
- 読み聞かせ(または一人読み)
時間の目安
10〜15分ほどで十分です。
長くやることよりも、
「毎日続けること」を優先してあげてください。
この時期のポイント
机に向かうことが当たり前になること
これがとても大切です。
学校の宿題でこれらがカバーされている場合は、
まずは宿題をしっかりやるだけでも大丈夫です。
親の関わり方
- そばで見てあげる
- 軽く声をかける
このくらいの関わりがあると安心です。
学習環境を整えてあげるというのも大事なことだと思いました。
小学生の間は、我が家もリビング学習でした。
中学受験を考える場合
この時期は、本格的な勉強よりも
学ぶことを嫌いにならないことが大切です。
- パズルや図形遊び
- 簡単な思考力ドリル
「楽しい」と感じられるものを取り入れるくらいで十分です。
理想と現実のあいだで
外遊びの時間も大切にしたい時期ですが、
- 学童
- 習い事
- 家庭の事情
それぞれ状況は違います。
「こうあるべき」に縛られすぎず、
その家庭で続けられる形を大事にして大丈夫です。
中学年(3〜4年生)の家庭学習
3年生頃から、少しずつ「考える勉強」が増えてきます。
自分で考える学習を少しずつ取り入れていきます。
やること
- 学校の宿題
- 計算ドリル
- 漢字練習
- 読書
時間の目安
20〜30分ほどです。
この時期のポイント
少しずつ「わからない」が出てくる時期です。
「どう考えたの?」と聞いてあげるだけでも、学び方が変わってきます。
中学受験を考える場合
- 思考力系の問題
- 文章題
に少しずつ触れていくのも一つの方法です。
この時期に習慣ができてくると、
高学年になっても学習が安定しやすくなります。
高学年(5〜6年生)の家庭学習
中学校につながる学習習慣が少しずつ意識されてきます。
やること
- 学校の復習
- 計算・漢字の定着
- 自主学習
- 読書
時間の目安
30〜40分程度です。
この時期のポイント
「やらされる勉強」から
「自分でやる勉強」へ少しずつ変わっていきます。
学習の進め方を自分で考える力も大切になります。
受験をしない場合でも、
この時期の習慣は中学校にそのままつながります。
中学受験を考える場合
家庭では
- 復習の定着
- 学習リズムを整えること
- 睡眠時間を確保すること
を意識できると安定しやすくなります。
難関校を受験する場合には、塾などのプロのサポートが必要だと感じました。
家庭学習が続かない理由

- やる内容が決まっていない
- 学習時間が長すぎる
特に多いのは、「何をやるかが決まっていない」ケースです。
短時間でも毎日続けることを意識すると、少しずつ安定していきます。
ルーティーンにするように持っていけたら、「家庭学習定着作戦」は大成功です。
家庭学習で一番大事なのは「量より習慣」
- 家庭学習を日々のルーティーンに組み込む
- 少しずつ続ける
小学生のころから家庭学習が習慣になっていることが、その後につながります。
AIの時代。勉強に時間かけるなんて意味がないのでは?
という極論も出てきそうですが、
「読み」「書き」「計算」の土台は小学生のうちにつけておいた方が、
AIを使いこなすための思考力も高まります。
まとめ
- 学校の宿題
- 計算・漢字などの基礎練習
- 読書
特別な教材よりも習慣が大切です。
まずは短い時間から、
毎日机に向かうことを積み重ねていけるといいですね。
参考文献
東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所
「子どもの生活と学びに関する親子調査2022」ダイジェスト版
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