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こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。
私は現在、台湾人の友人(台北在住)と週に4回、LINEを使って中国語と英語の言語交換(Language Exchange)を行っています。
言語交換は、お互いの母語を教え合う学習スタイルのことです。とてもシンプルだけど、語学力が一気に伸びる方法として世界中で人気があります。
先日、この友人と「数字の読み方」という話題で盛り上がりました。私たちは普段、無意識に数字を読んでいますが、 実はそこにはその国の文化や「数字をどう捉えているか」という思考の癖が色濃く反映されています。
今回は、日本と台湾、さらに英語圏の比較も交えながら、 知っているようで知らない「数字の読み方のルール」を紹介します。
- 共通点:建物名の中の数字は「バラバラ読み」
- バスの「307番」は「三百七」か「三・〇・七」か?
- 飛行機の便名:台湾は「国際航空標準」
- コンビニの「下3桁」と、消えた「マル」
- 「お金」だけはバラバラに読まない
- 「1」の読み方に潜む中国語の工夫
- まとめ
共通点:建物名の中の数字は「バラバラ読み」
まず、日本と台湾で共通している感覚から見てみましょう。
台北のシンボル「台北101」。日本人はこれを「タイペイ・イチマルイチ」と呼ぶことが多いですよね。 同様に「SHIBUYA109」も「イチマルキュウ」と読みます。
台湾でも101は必ず「イー・リン・イー(一・零・一)」。 固有名詞としての数字は、一文字ずつ読むという感覚は非常によく似ています。
しかし、日常生活の数字になると、日本・台湾の間には 驚くほど大きな違いが現れてきます。
バスの「307番」は「三百七」か「三・〇・七」か?
最も大きな違いを感じたのが、公共交通機関の読み方です。
日本では「307番」のバスを「サンビャクナナ(三百七)」と読むのが自然ですよね。
しかし、そのことを友人に伝えると、
と言っていました。台湾は、バスの路線番号もバラバラ読みです。
つまり、三・零・七(サン・リン・チー)と読みます。
これは、友人と話していて気づいたことは、日本人と台湾人では「数字の捉え方の違い」です。
列車番号や客室番号などでも、この感覚は一貫しています。
飛行機の便名:台湾は「国際航空標準」
英語の視点を加えると、台湾式のほうが合理的なように思います。
- 日本:二百二十一便
- 台湾:アー・アー・イー(二二一)
- 英語:Flight Two-Two-One
英語でも、便名やゲート番号は必ず一文字ずつ読みます。
確かに、台湾の読み方は、国際空港や多言語環境でも誤解が生まれにくい方法だと思います。
実際、航空無線ではICAO(国際民間航空機関)の基準により、数字は一桁ずつ読むことが定められています。
日本でも、管制官やパイロットが無線で誤解なく伝えるため、数字を1桁ずつ区切る読み方をしています。
一方で、日本の空港での日本語アナウンスでは、便名をまとめて読むことが一般的なようです。英語アナウンスもその後流れるため、外国人観光客が聞き取れないといった問題はなさそうですが・・・。
コンビニの「下3桁」と、消えた「マル」
台湾のコンビニで荷物を受け取る際、 必ず聞かれるのが「電話番号の下3桁」です。
日本人がやりがちなのが、「0」を「マル」と読んでしまうこと。 台湾では、公式な場面や確認の際には「零(リン)」と読むのが基本です。
私が友人に「台北101」の日本語での読み方を伝えると、
と厳しいご指摘が・・・。
日本語で、「0」を「まる」と読むのは、その形が円(丸)に似ているため、数字の羅列(電話番号や部屋番号など)で聞き間違いを防ぎ、区別しやすくするためだそうです。
ならば、台湾式のように、日本語も数字はできるだけ区切って読むほうがいいように思うのですが・・。
「お金」だけはバラバラに読まない
台湾にも明確な例外があります。それが「お金」です。
150元を「一・五・〇」と読むことはありません。
- 台湾:イー・バイ・ウー・シー(一百五十)
- 日本:百五十円
お金は「識別コード」ではなく、 価値という量を示す数字だからだそうです。
「1」の読み方に潜む中国語の工夫
中国大陸では「1」を「イ(yī ) 」ではなく、「ヤオ(yāo)」と読む場面がありますが、 台湾でも使われることがあるそうです。
「么兩三四五六拐八勾洞(yāo liǎng sān sì wǔ liù guǎi bā gōu dòng)」は、中国語圏、特に軍隊などで数字の「1234567890」を明確に聞き間違えずに伝えるための特殊な読み方です。
数字の音の似ている部分(例:「六」と「七」、「八」と「九」など)を避けるため、意味のある言葉や音に置き換えており、例えば「拐」は「七」、「勾」は「九」、「洞」は「ゼロ(零)」を表し、通信で確実な伝達を可能にするための工夫です。
台湾は徴兵制で、18歳になると軍隊に1年間行くわけですが、除隊となった人が職場や大学などに戻ってくると、いきなり「1234567890」をこの軍隊式の読み方をしだすので、周りの女性や子供たちはびっくりすることがあるそうです。
まとめ
今回の記事は、いかがでしたでしょうか。
台湾では
「番号はバラバラ、金額はまとめて」
――この感覚を知るだけで、数字の聞き取りが一気に楽になります。
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