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【2025年9月最新】日本のパスポートランキングと保有率の低下について考える

この記事は、4分で読めます。

こんばんは。管理人のuncleゆーさん(@UncleYusan)です。

2025年8月に発表された最新の「ヘンリー・パスポート・インデックス」によると、日本のパスポートは世界3位となりました。首位はシンガポール、次いで韓国が2位です。

日本人のパスポートで渡航可能な国・地域は、ビザなしや到着時ビザを含めて189か国とされています。

今回は、このランキングの仕組みや日本のパスポート保有率の現状について整理してみました。

ヘンリー・パスポート・インデックスとは?

「ヘンリー・パスポート・インデックス(Henley Passport Index)」は、世界各国のパスポートがどれだけ多くの国・地域へビザなし渡航できるかを数値化したランキングです。

国際航空運送協会(IATA)のデータをもとに、イギリスのコンサルティング会社 Henley & Partners が定期的に発表しています。

対象となるのは、観光や短期のビジネス目的で、出発前にビザ取得が不要な国、あるいは入国時に現地でビザが取得できる「VOA(Visa on Arrival)」の国の数です。

一方で、渡航前にオンラインで申請・取得が必要な「電子ビザ(e-Visa )」の国は含まれないという点で特徴があります。

日本の189か国がどの国なのかは、以下の公式サイトで公表されています。(公式サイトの日本の「189か国」をクリックすると、該当国がわかる一覧表が表示されます。)

www.henleyglobal.com

なぜ順位が変わったのか?

ヘンリー・パスポート・インデックスは、2025年7月時点では、日本と韓国共に190か国で、2位タイでした。

それが最新の8月時点では、日本が190から189に減ったため、韓国に抜かれ、3位になったというわけです。

では、具体的にどの国が増減したのか、詳しく見ていきましょう。

2025年7月時点の数値は、過去のデータのためか、公式ページには掲載されていないようです。そこで、過去のホームページを収集・公開しているウェブアーカイブサービス「Wayback Machine」を使って検索してみたところ、2025年7月25日のデータが見つかりました。

このデータを調べてみたところ、公式サイトでは合計190か国と記載されていましたが、掲載されている一覧表を数えると192か国でした。

この数え方が正しいと仮定すると、7月時点と8月時点を比較して、以下の国々に変動が見られました。

[増えた国]

カメルーン(西アフリカ)

[減った国]

モーリタニア(北アフリカ)

パキスタン(南アジア)

パプアニューギニア(南太平洋オセアニア)

ソマリア(東アフリカ)

この増減を合わせると、7月時点の192か国から差し引き3か国減少し、8月には189か国となったと考えられます。

もし7月時点で日本が192か国だったとすれば、シンガポールの193か国に次ぐ単独2位でした。

ランキングの意味

Henley Passport Index は「渡航の自由度」を示す指標ですが、ランキングの上下は必ずしも国の優位性を意味しません。

相手国の安全や政治状況によっては、日本からのビザ免除を認められない場合があります。その場合、ビザ免除は相互主義に基づいており、相手国も日本人に対してビザ免除を行わないのが一般的です。

ランキングの上位にいることは、日本のパスポートが海外に渡航しやすいものであることを示しているということを表していることには間違いありませんが、それに一喜一憂する必要はありません。

ランキングは参考としてとらえ、渡航時には必ず最新のビザ情報を確認することこそが重要です。

日本のパスポート保有率の低下

それよりも気になるのが、日本のパスポート保有率の低さです。

パスポート保有率が低い背景には以下の要因があります:

外務省の統計によると、2024年末時点で有効な日本のパスポートは約2,160万部。人口比では約17%にとどまります。

これは2010年代に22〜24%程度で推移していた時期から明らかに低下しています。主な背景には、以下の要因が考えられます。

  • 円安や物価上昇で海外旅行費用の高騰
  • 新型コロナウイルス感染症の影響で旅行機会が減少
  • 若年層を中心とした国内旅行志向の高まり
  • パスポート取得や更新の手間・費用の負担感

一見、日常生活に直結しないように思えますが、社会や経済には大きな影響があります。

海外旅行者の減少は航空・旅行業界の収益悪化につながり、さらに便数やツアー減少という悪循環を招きます。

また、国際交流の機会が減ることで、人脈形成やビジネスチャンスが縮小し、若い世代が海外経験を積む機会を失えば、将来のグローバル人材不足につながりかねません。

まとめ

日本のパスポートは依然として世界有数の渡航自由度を誇ります。しかし、ランキングの上下は国際関係や相手国の状況に左右されるものであり、一喜一憂する必要はありません。

むしろ問題なのはパスポート保有率の低下です。パスポートは単なる旅行道具ではなく、世界とつながるための「通行手形」。持っていないことが当たり前になると、日本全体の国際競争力に影を落としかねません。

海外旅行や国際交流に出る際には、ランキングの数字ではなく、最新のビザ情報と渡航準備を確認すること。

そして、今一度「海外に出る意義」を見直し、パスポートを有効に活用することが、これからの日本の国際競争力維持にのために求められているのではないでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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