
先月末に発売されたので、さっそく購入しました。
物語はインパール作戦の失敗、そしてサイパン陥落へ。
戦況は敗色が濃厚となり、首相も東条英機から小磯国昭へと交代。
神風特別攻撃隊の描写については、文字通り言葉を失いました。
これまでさまざまな太平洋戦争の書物を読んできましたが、いまだにこの作戦に至った考え方は理解しきれません。
それがわが国特有のものであり、現在には受け継がれていないことを願いたいと思います。
一方で、二・二六事件で侍従長を辞していた鈴木貫太郎が、枢密顧問官、枢密院副議長を経て、ついに枢密院議長として昭和天皇のもとへと登場します。
節子皇太后と鈴木との有名なやり取りが、史実よりも早い段階で描かれていたのは意外でした。
物語として、鈴木の存在感をより強調する意図があったのかもしれません。
そして硫黄島が陥落。
戦いの舞台はいよいよわが国の本土へ。
物語も終盤に近づき、あと二巻ほどでしょうか。
終戦に向けた緊迫した動きが、どのように描かれるのか。
今後の展開が非常に気になりますね。