URGEとは、Microsoftと大手レコード会社MTVとが提携して提供する音楽配信サービスの名称である。2006年内の提供開始が予定されている。
URGEは、MTV Networksが提供しているデジタルコンテンツ配信サービスに、Windows Media AudioをはじめとしたMicrosoftによる一連のメディア再生技術を採用したことによって実現した。URGEはMicrosoftが発表する次期OS「Windows Vista」に搭載される「Windows Media Player 11」に最初から組み込まれる。Windows XPにも2006年前半に対応される予定であり、中でもマルチメディアの扱いに特化したOS「Windows XP Media Center Edition」ではオリジナルのサービスの提供を受けることもできるとされている。
URGEではMTV Networksの提供しているMTVや、VH1、CMTチャンネルの音楽コンテンツから独占的に提供される。(Microsoftの側でも、ゲーム機「Xbox 360」を発表した際にMTVのテレビ番組上で初めて姿を公開した。両社がすでに深い関係であることも話題となっている)。提供されるコンテンツはメジャーレーベルの楽曲だけでも200万曲に上るとされ、メジャーのほかにもインディーズの楽曲や、MTVオリジナルのコンテンツも配信されるといわれる。
現在、音楽配信サービスの市場ではiTunesが圧倒的な成功を収めているといえる。URGEがiTunesに対する強力な対抗馬となるかどうか、現在非常に注目を集めている。
| 音楽配信サービス: | 雷電 SoftBank MUSIC BOX ストリーミング 着うた 着うたフル URGE Xboxミュージック |
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/22 08:26 UTC 版)
URGE(アージュ)は、MTVが用意した音楽コンテンツをマイクロソフトのWindows Media Player 11 (WMP11) を通じてダウンロードできる音楽サービス。2006年5月17日に提供が開始されたが、2007年8月にMTVがマイクロソフトとの提携を打ち切ってリアルネットワークスのRhapsody音楽サービスとの統合を決めたため、2007年10月26日にWMP11を利用したサービスは終了された。サービス終了時点でダウンロード可能なタイトルは約240万曲であった。
WMP11を利用したサービスとは別に、米国ではいくつかのケーブル事業者を通じて URGE Radio チャンネルが提供されている。
URGEの料金体系は1曲のダウンロードに$0.99を支払う従量制課金と、月額$9.95 (All Access) または$14.95 (All Access To Go) を支払う定額課金の購読コースが用意されていた。All Access では楽曲をダウンロードしたパソコンでのみ再生できたのに対し、All Access To Go ではダウンロードした楽曲を PlayForSure 対応のポータブル機器にコピーして楽しむことができた。ただし、アップルの iPod はもちろん、マイクロソフトの Zune も対応機器ではなかった。
URGEでダウンロードする楽曲はマイクロソフトのデジタル著作権管理技術である Windows Media DRM で保護されており、ダウンロードしたファイルは毎月ライセンスを更新する必要があった。従量制の$0.99で購入した楽曲は無制限で Windows Media Audio (WMA) に対応したポータブル機器にコピーして再生でき、再生可能期間も無期限であるのに対して、定額購読でダウンロードしたファイルはCDなどに焼くことができず、さらに購読期間を過ぎると再生もできなくなる仕組みであった。また、All Access To Go では楽曲をコピーして再生できる機器の数に制限が設けられていた。ユーザが機器を変更することはできたが、パソコンとポータブル機器で30日ごとに各1回と限定されていた。
WMP11でのURGEサービス終了後は、それまでにダウンロードした楽曲ファイルを何らかの理由で失ってしまった(たとえばパソコンを買い替えた、誤って消してしまった、など)場合は、ライセンスが失われてしまうだけとなる。
WMP11 で URGE を設定するだけで楽しめる36の無料チャンネルと、購読すると聞けるチャンネルが用意されており、2007年7月の時点で合計138のチャンネルが存在していた。
楽曲ダウンロードの他、MTV NetworksのMTV、VH1、CMTなどの音楽チャンネルを視聴できた。