出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/13 06:43 UTC 版)
| 『STRANGERS』 | ||||
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| 布袋寅泰 の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| 録音 | METROPOLIS STUDIOS ASSAULT & BATTERY STUDIOS ANGEL STUDIOS SNAP STUDIOS BRIANNIA ROW STUDIOS THE DREAMING CAVE SOUTH BEACH STUDIOS |
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| ジャンル | ロック オルタナティヴ・ロック インディ・ロック パンク エレクトロ インダストリアル |
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| 時間 | ||||
| レーベル | ユニバーサルミュージック / ヴァージン | |||
| プロデュース | 布袋寅泰 (M: 1, 2, 3, 4, 6, 7, 8, 9, 10, 11) STEPHEN LIPSON (M: 1, 13) NOKO 440 (M: 3, 9) YOUTH (M: 5) LEO ABRAHAMS (M: 12) |
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| チャート最高順位 | ||||
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| 布袋寅泰 アルバム 年表 | ||||
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| 『STRANGERS』収録のシングル | ||||
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『STRANGERS』(ストレンジャーズ)は、日本のミュージシャン、布袋寅泰の16枚目のアルバムである。
本格的な世界進出を視野に入れて制作された作品であり、"HOTEI"名義でイギリス、ヨーロッパ、日本にてワールドリリースされた。これまでも海外にてリリースされた作品は存在するが[注釈 1]、同時リリースはキャリア史上初となる。
前年リリースの前作『New Beginnings』をベースとし、新たに海外アーティストとコラボレーションした楽曲や新曲を収録した構成となっている。
海外で活動していく上で「まずは世界で通用する音楽を作る方法を自分が知らなければならない」というところから『New Beginnings』を制作。そこからさらに「今後世界に自分の存在をアピールしていく上でまずは作品をリリースする」ことを念頭に、より世界のマーケットにアピールできる音楽を意識して楽曲を発展させていき、本作は完成した。『New Beginnings』収録のままの楽曲については「インストゥルメンタルとして完成しているから、そのままにした」とのこと。[1]
前作では自身が日本人だということを踏まえたオリエンタルなテイストも意識したとされるが、一方で「"和"のコンセプトとして押し出しても、"これで扉は開くのか?"という疑問もどこかであった」こと[1]、また2015年4月にスパインファーム・レコードとの契約を果たしたことも影響している。さらに本作リリース前の2015年7月7日にロンドンのThe Lexingtonで行ったワンマンライブにて、「この人は日本人ギタリストと誇張しない方が良い。日本人という先入観でイメージを狭めてしまうのはもったいない」と業界人たちから評価されたことも大きかったという。[1]
また前作以上に「ロンドンを拠点に世界進出を目指すのだから、とにかくイギリスの制作スタイルに自分をローカライズさせる」ことも強く頭に置いてアルバム制作を進めていった。[2]
ザ・ストゥージズのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たしているイギー・ポップ、ラムシュタインおよびエミグレイトのリヒャルト・Z・クルスペ、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインのマット・タック、テキサス出身のシンガーソングライターであるシェイ・シーガー、アポロ440のメンバーにして布袋の友人であり『SUPERSONIC GENERATION』や前作でも共演しているNOKOがゲストで参加している。
ゲストとのコラボレーション曲と、インストゥルメンタル曲との比率については「当初から僕を含めたチーム全員が、インストゥルメンタルとコラボレーションのバランスがとれたアルバムにすべきだという点で意見が一致していた。それがギタリストHOTEIのあるべき姿だから」と布袋は語っている。[1]
アルバムタイトルについては「僕はジャパニーズではあるけれども、広い世界の中ではひとりの見知らぬ『Strangers』でもある」という意図から来ている[1]。
また日本のファンに向けて「(前作の) 焼き直しじゃないの?と思われる方もいるかもしれない。実際『New Beginnings』収録のままの曲もある。この曲がこうなるのか、と楽曲の変化を楽しんでもらうのもいいし、逆にまったく新しいアルバムとして、世界の中のStrangersのひとりとして聴いてもらうと、また違う音楽に聴こえると思う。それぞれの楽しみ方をして欲しい」という思いも語っている。[1]
前述の通り、前作『New Beginnings』をベースとして制作されており、楽曲のアレンジや演奏パートの再録を中心にレコーディングが進められた。
2015年4月にスパインファーム・レコードと契約したことで、本作のレコーディングは同レーベルのマネージメント・チームと共にサウンドやアルバムの方向性を練りながらの作業となった。
前作と本作のインタビューにて、日本時代とイギリス移住後の違いとして「日本ではスタッフが僕の作る音楽を信頼しサポートもしてくれていたけど、ロンドンではプロデューサー、事務所のスタッフ、レーベルのスタッフ、エンジニアなど様々な人が意見を出してくる」ことを挙げており、実際「このギターソロ長い」「この部分いらない」といった意見から削ぎ落とした部分もあったという[3][2]。前述の通りイギリスの制作手法に馴染むため、そういった第三者の意見を取り入つつレコーディングを進めてしていった結果、本作は1曲1曲がコンパクトなアルバムとなったとのこと。「自分ではなかなか切れないところだけど、制作スタッフの意見も採り入れてこういう形になっていった。はじめのころは切るとそこにあったものが無くなるという違和感があった。でも馴染んでくると、インパクトとスリルを味わってもらいたかったらコンパクトであることも有効だなという気付きもあった」と語っている。[2]
マット・タックやリヒャルト・Z・クルスペとはレーベル側からの紹介により共演を果たしている。
2015年10月16日にユニバーサルミュージックのヴァージンレーベルよりイギリス、ヨーロッパ、日本にて同時リリースされた[4]。またiTunesでも全世界に向けて配信されている。海外版のリリース日と並行する為、通常日本でCDがリリースされることが多い水曜日ではなく、金曜日のリリースとなった。[注釈 2]
アルバムリリースに先駆け、YouTube上にてダイジェスト動画がアップロードされており、布袋本人やゲスト参加したマット・タック、イギー・ポップ、シェイ・シーガー、NOKOのコメントを聴くことができる。[注釈 3][注釈 4]
日本版と海外版では収録曲および曲順が異なる。日本版のみボーナストラックが収録されているほか、インタビュー掲載のライナーノーツと対訳、ヨーロッパにて先行配信された「HOW THE COOKIE CRUMBLES」「TEXAS GROOVE」のリリックビデオを収めたDVDが付属されている。
2016年7月8日にアメリカ・ドイツ・イギリスの各国でスペシャルエディションがリリースされた。海外版に「POWER」「BLACK SHIPS」「MOVE IT (HOUNDS REMIX)」「TRICK ATTACK」の4曲が追加収録されている。
アルバムジャケットに写った布袋の後ろ姿は「遠いどこかへ向かって一歩を踏み出したようにも見えるし、どこかに帰って行くようにも見える」という意図が込められている。[1]
また「"HOTEI"のロゴのIの上にある、日の丸にも見える赤い点は、僕の秘めたるアイデンティティとしてデザインに加えたもの」とのこと。[1]
海外で発売されたスペシャルエディションのアルバムジャケットでは床が「GUITARHYTHM柄(G柄)」に変更されている。
本作を携えてのツアーは『HOTEI STRANGERS TOUR 2015』と題し、2015年10月21日にロンドンのイズリントン・アッセンブリーホールにてワンマンライブを開催した。
バンドメンバーは、布袋の盟友であり前作と本作にも参加したアポロ440のNOKO、同じくアポロ440のドラマーであるクリフ・ヒューイット、前作『New Beginnings』のレコーディングに参加しシェイ・シーガーのバンドメイトでもあるアンディ・ウォレス[注釈 5]の3名。いずれも2015年7月7日にロンドンのThe Lexingtonにて行ったワンマンライブからのメンバーである[注釈 6]。ライブ当日はリーフのゲイリー・ストリンガーとシェイ・シーガーがゲストで登場した。[5][6]
また2015年12月7日にパリのBoule Noire、12月9日にベルリンのCassiopeia、12月10日にアムステルダムのParadiso[注釈 7]でのライブが決定していたが、2015年11月13日に発生したパリ同時多発テロ事件の影響を受け、パリが2月8日、アムステルダムが2月9日、ベルリンが2月11日に延期された。ベルリン公演ではリヒャルト・Z・クルスペとの共演も果たしている。
なお、日本での公演は行われなかった。
| # | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1. | 「STRANGERS」 | 布袋寅泰 | ||
| 2. | 「KILL OR KISS(FEATURING SHEA SEGER)」 | SHEA SEGER・K.KLEIV | 布袋寅泰・LEO ABRAHAMS | |
| 3. | 「MOVE IT(FEATURING RICHARD Z. KRUSPE)」 | RICHARD Z. KRUSPE | 布袋寅泰・NORMAN FISHER-JONES[注釈 8] | |
| 4. | 「HOW THE COOKIE CRUMBLES(FEATURING IGGY POP)」 | IGGY POP | 布袋寅泰 | |
| 5. | 「MEDUSA」 | 布袋寅泰・YOUTH | ||
| 6. | 「KILL TO LOVE YOU(FEATURING MATT TUCK)」 | MATT TUCK | 布袋寅泰 | |
| 7. | 「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」 | 布袋寅泰 | ||
| 8. | 「TEXAS GROOVE(FEATURING SHEA SEGER)」 | 布袋寅泰 | 布袋寅泰 | |
| 9. | 「BARREL OF MY OWN GUN(FEATURING NOKO)」 | NORMAN FISHER-JONES | 布袋寅泰・NORMAN FISHER-JONES | |
| 10. | 「WALKING THROUGH THE NIGHT(FEATURING IGGY POP)」 | IGGY POP | 布袋寅泰 | |
| 11. | 「BLACK SHIPS」 | 布袋寅泰 | ||
| 12. | 「INTO THE LIGHT」 | 布袋寅泰・LEO ABRAHAMS | ||
| 13. | 「DEPARTURE」 | 布袋寅泰・STEPHEN LIPSON | ||
|
合計時間:
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| # | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1. | 「MEDUSA」 | 布袋寅泰・YOUTH | ||
| 2. | 「HOW THE COOKIE CRUMBLES(FEATURING IGGY POP)」 | IGGY POP | 布袋寅泰 | |
| 3. | 「KILL OR KISS(FEATURING SHEA SEGER)」 | SHEA SEGER・K.KLEIV | 布袋寅泰・LEO ABRAHAMS | |
| 4. | 「MOVE IT(FEATURING RICHARD Z. KRUSPE)」 | RICHARD Z. KRUSPE | 布袋寅泰・NORMAN FISHER-JONES | |
| 5. | 「BARREL OF MY OWN GUN(FEATURING NOKO)」 | NORMAN FISHER-JONES | 布袋寅泰・NORMAN FISHER-JONES | |
| 6. | 「KILL TO LOVE YOU(FEATURING MATT TUCK)」 | MATT TUCK | 布袋寅泰 | |
| 7. | 「STRANGERS」 | 布袋寅泰 | ||
| 8. | 「WALKING THROUGH THE NIGHT(FEATURING IGGY POP)」 | IGGY POP | 布袋寅泰 | |
| 9. | 「TEXAS GROOVE(FEATURING SHEA SEGER)」 | 布袋寅泰 | 布袋寅泰 | |
| 10. | 「INTO THE LIGHT」 | 布袋寅泰・LEO ABRAHAMS | ||
| 11. | 「DEPARTURE」 | 布袋寅泰・STEPHEN LIPSON | ||
| 12. | 「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」 | 布袋寅泰 | ||
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合計時間:
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| # | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 13. | 「POWER」 | 布袋寅泰 | ||
| 14. | 「BLACK SHIPS」 | 布袋寅泰 | ||
| 15. | 「MOVE IT (HOUNDS REMIX)」 | RICHARD Z. KRUSPE | 布袋寅泰・NORMAN FISHER-JONES | |
| 16. | 「TRICK ATTACK」 | 布袋寅泰 |
Japan Editionの曲順で記載する。前作からの楽曲の詳細は『New Beginnings』を参照のこと。
Japan Editionの曲順に沿って記載する。
(strangers から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/13 06:41 UTC 版)
ストレンジャーズ(Strangers)