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ステレオタイプ

英語:stereotype

「ステレオタイプ」の基本的な意味

「ステレオタイプ」とは、ある特定の集団個人に対して一般化された、固定的なイメージ概念のことである。これは個々特徴状況無視し単純化され認識を持つことが多い。ステレオタイプは、文化社会によって異な場合があり、時には差別偏見原因となることがある

「ステレオタイプ」の英語表記

「ステレオタイプ」の英語表記は "stereotype" である。

「ステレオタイプ」の類語・類語の意味

「ステレオタイプ」に類似した言葉として、「固定観念」「偏見」「先入観」などが挙げられる固定観念:ある事柄に対して持っている変わらない考え方見方偏見一部事実情報基づいて全体に対して持つ不公平な意見態度先入観事実情報を知る前に持っている先入れされた考え見方

「ステレオタイプ」に関連する用語・知識

ステレオタイプ・スレット

ステレオタイプ・スレットとは、ステレオタイプによって生じストレスや不安のことである。特定の集団属す個人が、その集団対するステレオタイプによって評価されることを恐れ現象である。

ステレオタイプの形成要因

ステレオタイプは、情報過剰な単純化社会的カテゴリー形成文化的伝達など、さまざまな要因によって形成される。これらの要因は、個人集団認識や行動に影響与えことがある

ステレオタイプの影響

ステレオタイプは、個人集団自己評価他者評価コミュニケーション対人関係などに影響与えことがあるまた、ステレオタイプは、差別偏見生み出すことがあり、社会的な問題となることもある。

「ステレオタイプ」を用いた例文

1. 彼女は、女性対するステレオタイプを打破するために、男性が主に行う仕事挑戦した。 2. ステレオタイプを持たずに、人々個々特徴能力評価することが重要である。 3. 教育の場でステレオタイプについて学ぶことは、多様性尊重し偏見を減らすために役立つ。

stereotype

別表記:ステレオタイプ

「stereotype」とは、「ステロ版」「定型」「決まり文句」「月並みなもの」「定型化する」などの意味用いられる表現である。

「stereotype」とは・「stereotype」の意味

「stereotype」が動詞として用いられるとき、「~をステロ版にする」「ステロ印刷する」「~を定型化する」「型にはめる」といった意味をもつ。活用変化は、stereotyping(現在分詞)、stereotyped(過去形)、stereotyped(過去分詞)、stereotypes(三人称単数現在)のようになる

「stereotype」が可算名詞として用いられるとき、「ステロ版」「ステロタイプ」「鉛版」「新鮮さ独創性欠いた定型」「典型」「決まり文句」「月並みな考え方」「定型化したもの」といった意味をもつ。

「stereotype」の複数形

「stereotype」の複数形は、「stereotypes」である。

「stereotype」の発音・読み方

「stereotype」の発音記号は、「stériətàip」である。カタカナ表記すると「ステレオタイプ」となる。実際に発音する際は、「ステェリィアタァィプ」のようになる

「s」は、舌先前歯の裏歯茎に近づけ、その隙間から息を出して「ス」と発音する。「t」は、舌先前歯の裏歯茎につけて息を止めた状態から、勢いよく息を破裂させるようにして「トゥ」という音を出す。「e」は、唇を左右に少し大きめに開け日本語の「エ」とほぼ同じ発音をする。「r」は、舌先内側巻き上げて口内触れないようにしながら「ル」のような音を出し、すぐ「i」発音移行する「i」は、日本語の「エ」と「イ」を同時に言うイメージで「イ」と発音する。「ə」は、口を少し開け弱くあいまいに「ア」と言う。ここで再び「t」を発音する。「ai」は二重母音であるため、「a」から「i」滑らかに1つ音のように発音する。「a」の音は強くはっきりと、「i」の音は弱くぼかして発音するとよい。発音初めは口を広く開け徐々に口を狭くして「アィ」と言う。「p」は、唇を閉じて息を止めた状態から勢いよく唇を破裂させるようにして「プッ」と発音する

「stereotype」の語源・由来

「stereotype」の原義は、「型通り固い考え」である。

印欧語系で「硬い」という意味をもつ「ster-」が古代ギリシャ語で「固形の」「硬い」といった意味をもつ「stereos」となったが、さらに変化してフランス語で「固形化した」という意味をもつ「stereo-」となった。これに「型」という意味をもつ「type」が付属して、英語で「stereotype」という表現用いられるようになった

英語で「典型的な」という意味をもつ「typical」と同じ語源をもつ。

「stereotype」の使い方・例文

「stereotype ~ as …」とは


「stereotype ~ as …」は、「型どおり~を…として扱う」という意味をもつ。用例には、「She stereotypes them as helpless.(彼女は彼らを無力だ決めてかかる)」「I was stereotyped as a Japanese.(私は日本人というステレオタイプ見られた)」などがある。

「avoid stereotype」とは


avoid stereotype」は、「型にはまった考え方をしない」という意味をもつ。用例には、「He avoids stereotype of gender.(彼は性別に関して型にはまった考え方をしない)」などがある。

「old stereotype of~」とは


old stereotype of~」は、「~という昔からの固定観念」という意味をもつ。

「stereotype characteristic」とは


「stereotype characteristic」は、「固定化された特徴」という意味をもつ。

「stereotype people」とは


「stereotype people」は、「固定観念的なイメージ人々を見る」「ステレオタイプ的な見方人々を見る」といった意味をもつ。特に、国籍職業などに関する固定観念に関して用いられることが多い。

「defy stereotype」とは


defy stereotype」は、「既成概念打破する」「固定観念打ち破る」といった意味をもつ。

「outdated stereotype」とは


「outdated stereotype」は、「古くさいステレオタイプ」「時代遅れ固定観念」といった意味をもつ。

「stereotype」を含む例文


「stereotype」を用いた例文には、「It is a stereotype that police officers always eat doughnuts.(警察官がいつもドーナツ食べているというのはお決まりのイメージだ)」「I was caught up in the stereotype.(私はその固定概念とらわれていた)」などがある。

「stereotype」の英語での説明

Stereotype means "a belief or idea of what a particular type of person or thing is like".

デジタル大辞泉デジタル大辞泉

ステレオタイプ【stereotype】

読み方:すてれおたいぷ

印刷用い鉛版ステロタイプ

行動考え方が、固定的画一的であり、新鮮味のないこと。紋切り型ステロタイプ。「—の批評家

「ステレオタイプ」に似た言葉

財団法人和歌山県人権啓発センター財団法人和歌山県人権啓発センター

ステレオタイプ / stereotype


独立行政法人国立国語研究所独立行政法人国立国語研究所

ステレオタイプ stereotype

全体 ★★☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆

凡例

紋切り型

ステレオタイプ紋切り型日本紹介批判ではなく等身大日本理解しようという努力だ。

意味説明

ものごと見方表現方法が型にはまっていて新鮮味がないこと。また,その様子。

型どおり 類型 固定観念 画一的


ウィキペディアウィキペディア

ステレオタイプ

(stereotype から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/23 00:57 UTC 版)

ステレオタイプの例: 女性は家事を担当し、イタリア人ピザを好む。

ステレオタイプ: Stereotype: Stéréotype)とは、多くの人に浸透している先入観思い込み認識固定観念レッテル偏見差別などの類型化された観念である。アメリカのジャーナリストであるウォルター・リップマンによって命名された[1]

また、社会心理学においてステレオタイプとは、特定の集団に所属する人々や、特定の属性を有する人々に関する過度に一般化された信念のことである[2]。その種類は様々で、例えば、そのグループの性格、好み、外見、能力、人種、民族に関するものなどがある。そしてステレオタイプは、不正確で、古い内容が更新されにくいこともあるが、正確な場合もある[3]。このような一般化は、迅速な意思決定を行う際に有用な場合もあるが、差別の原因になる可能性がある。

社会科学の研究によると、ステレオタイプのうち、政治的所属や国籍に関するものは不正確なものが多い反面、それ以外のステレオタイプ(学業成績、性格、行動、性別、人種、社会階層、民族などに関するもの)には、正確性と合理性が認められるという[4]。なお、このLee Jussimらによる研究結果は、包括的な結論が一般化されたものであり、学界全体の合意ではない。研究ごとに結果が異なることに加えて、彼の学説を支持している者は少数派である[5][6][7][8][9][10][11]

なお、“ステレオタイプ”の語源は鉛版印刷から来ており、フランス語Stéréotype”「立体的な=印版」を意味する。“ステレオ(stereo)”とも綴りは同一で、ギリシャ語を語源とする。

概要

元々は印刷術のステロ版(鉛版)が語源で、これを比喩的に社会学用語として転用したものであり、思考や観念、ものの見方・捉え方を示し、ステロ版で印刷された印刷物のように、「型を用いて作られたかのように全く同じもの」「既に完成された状態のものとして扱われているもの」という意味で、「多くの人に浸透している認識固定観念、特に先入観思い込み」を指す。日本語で同様の表現を示すなら、「判で押したように」「紋切型の」がほぼ同様の用語である。

フランス語で「決まり文句」など類型化された表現を意味するクリシェ(cliché) も印刷用語から出たものであり、フランス語で“クリシェ”とはステロ版を作成するための元の活版を指す業界用語である(詳しくはクリシェを参照)。

他には、英語の「Cookie-cutter」(クッキーカッター。“どこから見ても同じ見え方”)や、日本語の「金太郎飴のように」(どこを切っても似たような顔が出てくる)などがある。

「ステレオタイプな」「ステレオタイプのような」という形容詞としては"stereo typical"(ステレオティピカル)という語もあり、これは日本語では「常同的」「常同性」と訳されることがある[12]

古典的な類型性

漫画の悪役像

物語フィクションなどで造形される人物像にその典型的な形が見られ、勧善懲悪の物語では、善役はいかにも善役らしい姿や言動があり、他方、悪役は同様にいかにも悪役らしい姿や言動で表現される。

大衆向けの娯楽目的の小説映画ドラマなどでは、人物造形だけではなく、物語の構成やプロット、展開・結末などもステレオタイプになっているのが一般である。漫画アニメなどでは、「Boy meets girl, and fall in love」という言葉があるが、これは最近の物語におけるステレオタイプではなく、古代の青春恋愛物語である『ダフニスとクロエー』においても同じような構成になっている。これらは、神話類型(Cat:神話類型)に通じ、物語の基本的な類型構造で、人間心理の普遍的・先天的なありようとも関係すると考えられる。

しかし近代において、大衆社会マスコミュニケーションが成立すると、政治経済社会的な目的において、過剰に単純化され類型化されたイメージが広く一般の人にも流布するようになり、文字通り、紋切り型な把握や観念や思考となって定着するようになった。

ステレオタイプな観念の特徴

多くの人が持つ観念には、先入観タブロイド思考を含み偏見差別的な意識とも関係している。

「紋切り型」という言葉が示すように、多数の人において同じような考え方や見方が類型化されて共有され、なぜその思考や見方が妥当と確信するのかということについても、メディアや周囲の人が皆そう言っているとか、主体的に吟味することなく、そのまま無批判に取り入れ鵜呑みにしていることが一般である。

その為、客観的根拠もなく、個々人が抱く考え方・観念に対する理解にも乏しく、底が浅く、また複雑なものごとを単純化しているため、当人は理解しているとの錯覚に陥っているが、迷妄であって固定観念になっている場合も多々ある。

正確性

1952年3月の『Beauty Parade』誌に掲載された、女性ドライバーをステレオタイプ化した特集。モデルにはベティ・ペイジが起用されている。

ステレオタイプは効率的な近道であり、感覚を生み出すツールでもある。しかし、ステレオタイプは、個人に関する新しい情報や予想外の情報を処理することを妨げ、印象形成のプロセスを偏らせてしまうことがある[13]。初期の研究者たちは、ステレオタイプは現実を正確に表現していないと考えていた[14]。例えば、1930年代に行われた一連の先駆的な研究では、広く受け入れられている人種的なステレオタイプには経験的な裏付けがないことがわかっていた[15]。1950年代半ばには、ゴードン・オールポートが「すべての証拠に反してステレオタイプが成長することはあり得る」と記している[16]

ステレオタイプの形成における擬似的な相関関係の役割に関する研究によると、ステレオタイプは、2つの事象(例えば、社会集団の一員であることと、悪い属性や良い属性)の関係について誤った推論をすることで発展する可能性があるという。つまり、少なくとも一部のステレオタイプは不正確であるということである[17][18][19][20]

実証的な社会科学の研究によると、ステレオタイプはしばしば正確であることがわかっている[21][22]。ユッシムらは、人口統計学的特性、学業成績、性格、行動に関する、人種的ステレオタイプに関する4つの研究と、性別的ステレオタイプに関する7つの研究をレビューした。それによると、民族や性別のステレオタイプには正確な部分もあるが、政治的所属や国籍に関するステレオタイプは正確さに欠けるということがわかった[23]。また、テラッチアーノらの研究では、国籍に関するステレオタイプの信念は、異なる文化圏の人々の実際の性格特性を反映していないことがわかっている[24]

ラトガーズ大学の社会心理学教授のリー・ユッシムによると、「ステレオタイプは不正確である」という神話があるという[25]。多くの研究者が引用し、ステレオタイプは不正確であるいうソースとなっているゴードン・オールポートの著書『The Nature of Prejudice』(1954年)などをユッシムは確認しても、ステレオタイプが不正確であるという実証的・科学的な根拠は見つけられなかったという[25]。マレーネ・マッキーは、ステレオタイプは不正確であるが、これは経験的な主張ではなく定義であると主張している。つまり、ステレオタイプの不正確さが経験的な発見であるかのように扱われているにもかかわらず、ステレオタイプは単に不正確であると定義されていたというのである[26]

ステレオタイプの例

以下の例は、統計学・科学的な裏付けが無い固定観念による類型化による一例で偏見差別を助長する原因となっている。

性別・身体的特徴/服装・髪型

性的指向

血液型

提唱された当初は学術的仮説の1つであったが、検証対象が膨大であるため研究が1990年頃まで進展しなかったこと、「性格」という分類の困難な属性を観念的に割り当てていること(バーナム効果、誰にでも当てはまるような抽象的な特徴を自分にのみ当てはまる特徴と考えてしまう特性)、簡易調査(読者アンケート等を利用する)に認知バイアスが介在しやすく、とりわけ確証バイアスが機能しやすいこと(たまたま的中している人は血液型性格分類が正しいと確信しやすい)、血液型の差が性格にあたえる機序の解明手段が存在しないことなど多くの原因により学術的には早くから否定的な意見が出されていたものの、一方で大衆の間では1970年代頃より的中率の高い仮説と考えられていた。松井豊による1991年の論文[28]では1980年、82年、86年、88年の4回にわたり、毎回約3100名を対象にした大規模調査を実施、結果として日常生活で分かるほどの関係が血液型と性格との間では有意に存在しないことが報告された。のち複数の論文が松井の研究の追試験を報告しており、いずれも有意な関係性が報告されていないことから、現代では疑似科学あるいは棄却された仮説と評価されている。欧米ではこの「性格占い」については存在がほとんど知られていないが、台湾・韓国では比較的知られており、そのほか中国や東南アジアでも日本のサブカルチャー文化の受容の過程で知られるようになっている。

人種・国籍・肌の色など

  • ニューヨーク・タイムズ』は、アメリカ合衆国における代表的なステレオタイプとして、「貪欲なユダヤ人」、「卑劣な中国人」、「馬鹿なアイルランド人」、「怠惰な黒人」を挙げている[29] 。アメリカ合衆国における人種・国籍によるステレオタイプの詳細については、英語版ウィキペディアのen:Stereotypes of groups within the United Statesを参照。
  • ユダヤ人 - 「ユダヤ人は教育熱心」というステレオタイプがあり、過剰な教育ママを「ユダヤ人の母(ジューイッシュ・マザー英語版)」と呼ぶ。
  • 黒人 - 日本においては黒人差別をなくす会による差別的であるとの指摘や抗議活動により、ステレオタイプで描写された絵本『ちびくろサンボ』の絶版、カルピスの登録商標の使用差し止め、藤子プロの『オバケのQ太郎』における特定エピソード掲載巻の回収および以後の掲載中止、ダッコちゃんの販売停止に追いこまれる事態となり、その後、出版社やアニメ制作会社などでは作品に黒人自体を出すことをタブーとし自粛していた。自粛が無くなり黒人が登場するようになっても「ダンサーやアスリート」「マッチョで陽気」など新たなステレオタイプが出現している[30][31]。また黒人は白人よりも体臭が強いというステレオタイプも見受けられる[27]
  • スコットランド人 - 「けち」というステレオタイプがある[27]
  • アイルランド人 - 「酔っ払い」のイメージがあり、緑色を好む。また(ジャガイモ飢饉に対する当てこすりとして)じゃがいも料理好きというイメージを押し付けられることがある。
  • ドイツ人 - 勤勉で合理的だが、ビール好きというイメージがある。
  • フランス人 - おしゃれでロマンティックな性格だが、不潔であるというイメージがある。
  • 東洋人 - 挨拶のとき必ず合掌お辞儀をする。理数系の学科が得意[注 1]。その一方で、物事に対していい加減な部分がある。時間や約束事に対してルーズ。物静か、集団的、クリーニング店を経営している、勤勉、目上の者には絶対服従、など。瞑想仏教修行)をするので精神が安定している。空手柔道拳法など徒手格闘術の達人である。
「さあ、どうぞ休みを取って下さい!」ステレオタイプがプロパガンダに利用される例。第二次世界大戦中のアメリカでの反日宣伝広告にみられるステレオタイプな日本人像(黄色い肌、メガネ、出っ歯、口ひげ、慇懃無礼、戦闘帽)ステレオタイプな日本人が挑発することにより労働意欲・反日感情を掻き立てる目的に作られた。

職業や学業の専攻

姓名

  • 韓国では安姓姜姓崔姓は「안강최」と呼ばれ、頑固というステレオタイプがある[41]

脚注

注釈

  1. ^ 1993年の調査によれば、米国におけるSATの数学テストの成績は、アジア人がおおむね他の民族に比べて高い Chapter 1: Elementary and Secondary Science and Mathematics Education - Figures

出典

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関連項目





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