タイヤが路面に対して滑ることをいう。滑りやすさは、タイヤと路面間の摩擦係数に依存する。滑りはタイヤの横方向にも回転方向にも起こり、駆動力や制動力がタイヤの粘着限界を超えるとき、回転方向のスリップが発生し、そのときの滑りの程度をスリップ比で表す。摩擦力はスリップ比によって大きく変わる。また、横方向の滑りは、タイヤの進行方向とタイヤ中心面の方向の角度、すなわち横滑り角で表す。そのとき発生する進行方向に直角な力をコーナリングフォースという。
参照 コーナリングフォース、スリップ比、横滑り角| パイプが井戸のなかに滑り落ちるのを防ぐため、またはパイプをある位置にとどめて置くために使用される、金属で作られたくさび形の、片面に歯、または刻み目などの滑り止めがついている器具をいう。ロータリー・スリップは掘り管をぴったり包み込み、パイプが滑り落ちないように、ロータリー・テーブルのマスター・ブッシングのなかにくさびのようにはめ込まれるようにできている用具である。パワー・スリップは空気圧、水圧などで作動するスリップで、上のものと同じ目的に使用される。ロータリー・スリップは手動であるが、パワー・スリップは掘削技術者がその位置にいて、フート・レバーを踏むだけで操作できるようになっている。このパワー・スリップが特に有効に使用されるのは、井戸が深くなり、揚降管作業のときに沢山のジョイントを戻したり、締めたりする場合である。パッカーなどの坑内器具は、そのスリップの歯がケーシングの内壁に食い込むことによって、所定の位置に固定される。またオーバー・ショット、スペアなどの採揚器にもこのようなスリップを付けているものがある。 |
| スリップは,ロータリーテーブル面でドリルパイプやドリルカラー,ケーシング,チュービングを保持する機器で,パイプと接する面にダイと呼ばれる金属の歯が取り付けられている。パイプが滑り落ちないように,ロータリーテーブルのマスターブッシングまたはスパイダーの中にくさび状にセットして使用される。スリップのセットは作業員の手動によるが,空気圧や油圧で作動するパワースリップもある。またリグクルーの体重によりスリップが効くスプリングスリップもある。 | |||
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| 分野 | 櫓下機具 | ||
| 同義語 | ロータリースリップ | ||
| 関連用語 | スパイダー | ||
| 類似語 | パワースリップ, ケーシングスリップ, ドリルカラースリップ, ロッドホルダー, チュービングスリップ | ||
| 略語 | |||
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(slip から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/05 02:14 UTC 版)
スリップ (slip)
slip スリップとは滑ること。何らかの面と面が接触しているのに両者の位置関係にいくらかずれが生じること。→滑り、摩擦
特に悪いほうへ位置がズレること(英語の日常語では、スポーツに限らず、かなりの頻度で出る用法)