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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/08 03:08 UTC 版)
| フランス語: La Présentation 英語: Presentation |
|
| 作者 | ピエトロ・ロンギ |
|---|---|
| 製作年 | 1740年ごろ |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 66 cm × 55 cm (26 in × 22 in) |
| 所蔵 | ルーヴル美術館、パリ |
『お披露目』(おひろめ、仏: La Présentation, 英: Presentation)は、18世紀のイタリア・ヴェネツィア派の画家ピエトロ・ロンギが1740年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した風俗画である。第二次世界大戦中の1941年にパリのドゥルオの競売で売却され、ドイツに渡ったが、戦後にフランスに回収され、1950年以来[1]、パリのルーヴル美術館に所蔵されている[1][2]。
ピエトロ・ロンギ (本名ピエトロ・ファルカ) は、18世紀ヴェネツィアの日常生活や風俗の場面を主に描いた画家である[3][4]。彼は、表面的であると同時に因習を重んじたロココ時代を敏感に観察して絵画に表現した。高い視点によって覗き見るように鑑賞者を誘う[2]が、老若男女、身分の貴賤を問わず、いつも人間に優しい眼差しを向けている[3]。
この絵画の中心にロンギが描いているのは、繊細なレースのドレスに身を包んだ2人の婦人である[2]。彼女たちは、客人を恭しく出迎えている。背後には、いぶかし気に覗く2人の子供の姿が見える。画面下部左端にいる小型犬は喜んで、尾を振っている。画面手前の到着したばかりの2人は婦人たちより年上であるが、後ろ姿しか見えない。中心の若い婦人は何かしら褒めている素振りであるが、閉じた扇子を顎につけながら、何を思っているのかはわからない[2]。
絵画の中で、鑑賞者の興味をそそる出来事が繰り広げられている豪奢な室内も重要な位置を占めている。背後の壁には、ザクロ模様のダマスク織が掛けられている。背景の左側には暖炉の角が見え、その上にはプットーの彫像に加え、東アジアの壺が載っている[2]。