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パルクール


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パルクール

英語:parkour

パルクール(parkour)とは、道具使わず身体能力駆使し、壁を上った飛び越えたり飛び降りたりしながら素早く移動する運動・スポーツ、あるいは概念のこと。身ひとつでアクロバティックに(身軽に)を駆ける、あるいは障害物乗り越えていくことを特徴とする。

パルクールの上級者となると市街地の高い建物屋上づたいに飛び移った飛び降りたりして、その中で大胆なアクロバティックな技を決めたりする。動画共有サイトには高度で華麗なパルクールの実践動画投稿されており、トップレベルのパルクールがどういうものかを窺い知ることができる。その姿は忍者さながらである。

パルクールの概念フランス起源としており、パルクール(parkour)という呼称フランス語の parcours(=経路)が語源とされている。英語圏でもパルクールはそのまま parkour と呼ばれる。パルクールを指して free runningフリーランニング)と呼ぶこともある。ただし、パルクールはフリーランニングとは別物考え見解もある。

パルクールは元々スポーツとして考案され競技ではなく起訴身体能力の向上を旨とする訓練法起源とする。この訓練法アクロバティックパフォーマンスとして昇華され早期映画の題材にもなりエンターテイメントとしても注目された。最初の頃は、映画など披露された派手でアクロバティックダイナミックな技を真似しようとして怪我する者や事故起こす者が続出したという。今日ではパルクールの始め方を指導する教室練習会も多く、パルクールを実践できる環境整備されつつある。

パルクールには専用特別な道具装備はない。必要なもの身軽な服装運動適したシューズ、そして自分身体である。五体五感活用し全身使って障害物飛び越えたり、よじ登ったり、飛び降りたりして、できるだけ素早く移動することがパルクールの醍醐味といえる

パルクールは、筋力トレーニングはじめとする体作り欠かせない十分な筋力柔軟性と身につけてこそ、思い通りに体を動かし街中駆け巡ることができる。

パルクールでは全身運動能力総動員して複雑に駆使する必要がある。たとえば、跳躍力だけでは障害物飛び越えきれない場合、あるいは傾斜下って速度付きすぎてしまった場合鉄筋階段の手すりなどを手がかりとして、一旦の着地点としたり、速度殺したりする技術求められる。つまり、疾走には脚力だけでなく腕力握力判断力機転なども重要になってくるわけである。

パルクールには技術水準下限のような概念も特にない。つまり、「ここまでできなければパルクールとは呼べない」「これは必ず習得しなければならない」というような線引きはない。あえて危険なアクションに挑まなくてもパルクールは成立する自分限界把握してその範囲内で頑張るという楽しみ方が望ましい。周囲比べる要はない。

パルクールは、慢心準備不足思いがけない失敗怪我に繋がる可能性色濃いスポーツである。経験不足の初心者なおさら危険が高い。かっこいい技に憧れていても、いきなり挑もうとせず、基礎的な指導を受けつつ自分力量見定めて段階的にできること増やしていく姿勢が重要となる。

初心者がパルクールを始めるに当たり、用意しなくてはならないものは、動きやすい服装健康な体である。および、念入りな準備運動と、決して無はしないという姿勢である。

パルクールは道具同様に特別な施設・設備要しない。自然や都市の環境利用して行えスポーツであり、やろうと思えばどこでもできる。公園でも広場でも、極言すれば市街地すべてがフィールドたり得る。他面それだからこそ、周囲への配慮しっかりと行ってまなけれならない

パルクールは、身の程超えたやり方挑むと、自身大けがを負う危険も高いが、同様に周囲無関係な人を巻き込んでケガ負わせる危険も高い。設備損壊する可能性もある。周りの人に不快な思いをさせる可能性もかなり高い。場違いなパルクールの実践当事者だけでなくパルクールというスポーツそのもの存続揺るがしかねないプレイヤーには周囲への十分な配慮が是非とも求められる

パルクールは、他人競うスポーツというよりも、むしろ自分限界との闘いという側面色濃い今までできなかったこと、己の限界を知ることによって、できることできないこと明確にし、これを乗り越えていく。肉体的な鍛錬だけでなく、精神的な成長にもつながる。

パルクールを実践するプレイヤーも多い近年、パルクールに競技性を持たせる動向出てきている。たとえば、スタートからゴールまでのタイム競ったり、技の完成度競ったり、あるいは自由演技芸術点を競ったり、というふうに一定の基準設けて競う趣向である。

スポーツ化されたパルクールは「スポーツパルクール」と呼ばれることがある。スポーツパルクールには「スピードラン」「フリースタイル」「スキル」「チェイスタグ」という4つ種目がある。それぞれ欧米中心に競技会大会が行われて盛んになりつつある。

スピードランとは、スタートからゴールまで設置されているあらゆる障害物飛び越え最速ゴール目指す競技である。スタートゴールのみ設定されており、フィールド内のどこを通ってもよいルールや、スタートゴールの他に、チェックポイント指定されており、ゴールまでの間に指定されチェックポイントを通る、もしくは順番タッチするというルールルート障害物指定されており、決められルート障害物を通らなければならないルール3種類がある。

フリースタイルは、フィールド内に設置されている障害物利用して演技行い、その出来栄え競う競技である。一番開催されているのがこのタイプ大会であり、自由に演技行って審査員ジャッジを行う。ただし、明確な審査基準はなく、ジャッジをするため、同じ演技行って大会によって違う点数が出ることもある。正確性流動性難易度創造性4つ総合的に判断し総合得点順位が決まる。

スキルは、パルクールの、基本動作速さや高さ、距離など、出来競う競技であり、基本的に課題達成率勝敗が決まる。指定され回数もしくは時間内に成功できた課題の数を競うルールや、ひとつの課題ごとの難易度設定により、成功した中で難易度が最も高かったものが得点になるルールなどがある。

チェイスタグよばれる競技は、いわゆる鬼ごっこのようなものであり、障害物多数設置されているフィールドの中を、二人もしくはチームで行う競技である。基本的な大前提として、危険プレイ禁止、手でのタッチのみ有効、フィールド大きさなどのルール存在する試合形式は、チーム行われるチームチェイスオフ、一人多数追いかけるマルチプレイヤー1対1行われるシングルチェイスオフ、2名以上で行われる勝ち抜け方式のウィナーステイズオンの4種類試合形式がある。

世界各地様々な大会練習会、教室開催されている。大会内容も様々で、本格的な世界大会から、お祭り気分楽しめる大会まで、それぞれの特色生かされ大会開催されている。練習会や教室は、誰でも参加ができるものもあり、気軽にパルクールに触れることができる。

デジタル大辞泉デジタル大辞泉

パルクール【(フランス)parkour】

読み方:ぱるくーる

特別な道具用いずに、障害物乗り越えたり素早く移動したりするスポーツ多く街中にある建物や壁などを使って行われる


ウィキペディアウィキペディア

パルクール

(parkour から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/12 14:37 UTC 版)

パルクールを行う様子
ウォールランの練習[1]
トレーサーが汚してしまった壁の補修をしている光景。

パルクール: parkour、略:PK)は、移動動作を用いて人が持つ本来の身体能力を引き出し追求する方法および運動である。パルクールの実践者はトレーサーtraceurs、もしくはtraceuses)と呼ばれる[2]

概要

パルクールとは、フランス郊外の若者たちが生みだした、走る・跳ぶ・登るといった「移動」をすることで心身の鍛錬を行う運動方法である[3]。都市や自然環境の中を自分の身体能力だけで滑らかに素早く通り抜けるため、走る・跳ぶ・登るの基本に加えて、壁や地形を活かして飛び移る・飛び降りる・回転して受け身をとるといったダイナミックな動作も繰り返し行われる[4]l'art du déplacement(原語)という別名があるが、パルクールと同じ概念である[5]

トリッキングなどのアクロバットスポーツの技を取り入れたフリーランニングはパルクールとは異なるスポーツである[6][7]

フランス兵士としてインドシナ戦争を生き抜いた父レイモン・ベルと、息子ダヴィッド・ベル英語版の二代でパルクールの基盤が創られた。世に広まるきっかけは息子ダヴィッドが仲間と結成した「ヤマカシ」というグループで、アクション性の高い彼らのパフォーマンスリュック・ベッソンの映画『YAMAKASI』『TAXi2』などで取り上げられて、一躍有名となった[8]。 特別な競技方法や動きの規定はなく、自主的な鍛錬として実践される。一方で、世間からは高度なアクションを要求するエクストリームスポーツとみなされていることが多い。

実践者の多くは、パルクールを通じて身体の機能性と現時点の限界を理解し、その上で鍛錬を通じて今の限界を超えうる方法を模索する。結果、「パルクール実践者はどのような環境でも自由に、かつ機能的に動くことのできる心身を得ることができる」[4] と、日本のパルクールシーンでは主張されている。 また、パルクールが包括するフィールドは非常に幅広く、運動分野のほかパフォーマンス、アート、ライフスタイル哲学など多岐にわたる、と解説されている[4]

現在、日本ではパルクール指導専門企業「XTR」URBAN UNIONSPEMON、monsterpkなどのプロのパルクールチームや企業が活動している他、アマチュアのチームなども自主的な活動をしている。

語源

パルクール (parkour)という言葉の成立には、レイモン・ベルが自分の行っていたトレーニングを息子のダヴィッド・ベルに教える際、"Le parcours"(ル・パルクール)という経路を表すフランス語を伝えたことが関わっている。

もともとは、障害物を使ったフランスの古典的な軍事訓練"parcours du combattant(突撃課程)"で進む課程を意味する仏語"parcours"が語源である。 フランス兵士としてこの軍事訓練を体験したレイモンド・ベルは、さらにこれを独自発展させて、登る・走る・跳ぶ・バランスをとる、といった要素をより多く含んだ訓練法を自主開発、"le parcours" と名付けた。父からこの動作鍛錬と名称を受け継いで発展させた息子のダヴィッド・ベルは、いわゆるスタントマンとして成功。俳優で映画監督のユベール・クンデからの助言もあり、鍛錬方法の名前にもっと力強さやダイナミックな印象を与えるため、cをkに変えて最後のsを取り除き、のちの"Parkour"となった[9]

パルクールの実践者は"traceur(仏)(英:トレイサー、仏:トラスール)"、また女性形として"traceuse(仏)(英:トレイサーズ、仏:トラスーズ)"という名前で呼ばれる。これらはフランス語の動詞で「追う」「進む」といった意味を持つ"tracer"という語に由来する。"traceur"という言葉はもともとダヴィッドを筆頭にSébastien Foucan(セバスティアン・フーカン)やStéphane Vigroux(ステファン・ヴィグルー)を含むパルクール団体の呼称であった[10]

歴史

Méthode naturelle

パルクールの歴史は20世紀初頭、元フランス海軍将校の体育教官ジョルジュ・エベル(Georges Hébert)が作った、フランスの軍隊トレーニング法"méthode naturelle(日本語訳:自然な方法)"まで遡る[4]。ジョルジュはアフリカを訪れた際、自然の中で生活する人々の身体能力に感銘を受け[11]、歩く、走る、跳ぶ、這う、登る、バランスをとる、投げる、持ち上げる、自衛する、泳ぐといった10種の基礎的運動群からなるトレーニング法を考案した。このméthode naturelleは次の3つの力を培うものである。

  • エネルギー的センス:エネルギー、意志力、勇気、冷静さ、堅実さ
  • モラル的センス:慈悲、援助、自尊心、正直さ
  • 身体的センス:筋力、呼吸

20世紀前半に勃発した二つの世界大戦で、参戦するフランス軍に彼のトレーニング法が導入されると、それは障害物を置いたコースを使う"parcours du combattant"という形に発展し、フランス軍兵士のスタンダードな強化訓練として広く採用された[12]

ベル家

ダヴィッド・ベルはパルクールの発達に大きく貢献した。

1939年、レイモン・ベル(Raymond Belle)はフランス領インドシナ(のちのベトナム)に生まれた。1946年からの第一次インドシナ戦争で父を失ったレイモンは、7歳で中南部の都市ダラットの戦争孤児院に送られるが、そこで彼は戦争犠牲者にならないよう、夜中に起きては軍隊にある障害物コースを使って自主トレーニングをしていた[4]。その甲斐もありレイモンはフランス軍に入隊、訓練を受けたのち兵士として1954年のディエンビエンフーの戦いを生き抜くと、フランスへ帰国した。その後も軍隊教育を受け続けたレイモンは1958年に軍教育を修め、19歳の時フランス軍管理下にあるパリ消防旅団 ("sapeures-pompiers") に入り、優れた身体能力を発揮してエリート消防士として活躍した。

レイモンの息子、ダヴィッド・ベル英語版(David Belle)は1973年にフランスで生まれた。1984年にパリ郊外の街リス英語版に引っ越すも、学校の陸上競技や体操競技に満足できなかったダヴィッドは、父レイモンから"Le parcours"というトレーニングを教わった[4]。レイモンは自身の経験を基にした鍛錬をそう呼んでおり、物事を行う最善の方法(兵士や消防士として)を見つけるためにこれを何度も繰り返してきた、と息子に話した。たゆまぬトレーニングの重要性に気付いたダヴィッドは父親から"Le parcours"を学んで没頭し、自身の鍛錬に集中するべく15歳で学校を辞めた[13]。そんな息子に、父レイモンはしばしば忠告していた。そうやって開発した体の強靭さや俊敏性は、実生活において役立てられるものでなければならないと[12]

息子ダヴィッドが続けていた鍛錬は、1990年代後半に実生活で開花する。リスで一緒にトレーニングをしていた友人のセバスチャン・フォーカンらを誘い、9人のメンバー(ダヴィッド・ベル、ヤン・ヌートラ、チャウ・ベル、ロラン・ピエモンテジ、セバスチャン・フォーカン、ギラン・ヌバ・ボイエク、チャルル・ペリエール、マリック・ディウフ、ウィリアムズ・ベル)から成るパルクール集団「ヤマカシ(Yamakasi)」を1997年に結成した。ヤマカシという名前は、コンゴの言語であるリンガラ語で"強靭な精神"、"強靭な肉体"、"強靭な人物"、"忍耐力"などを意味する語に由来する。

パリの様々なショーに出演したことで、彼らの高いパフォーマンスはフランスのエンターテイメント業界で注目されるようになった。一方、グループ内では活動の定義や方向性[注 1]をめぐって不和が起こり、ダヴィッド・ベルとセバスチャン・フォーカンがヤマカシを離脱[14]。この2人が1998年に、自分たちの動作鍛錬を「パルクール」 (Parkour) という新たな単語を使って[4] 定義付けた。

その後、2001年に公開されたリュック・ベッソン監督の映画『YAMAKASI』、2003年のChannel4のドキュメンタリー作品『ジャンプ・ロンドン』などを通じてパルクールは世界中で注目を浴び、世界各国で実践者が増えていった[4]。他方、ビルからビルへと飛び移るメディア映像の作品は、一般の人々にパルクールの偏った見方を与えることになった。映像のダイナミックな動きを真似しようとした未熟な実践者による落下事故などが相次いだため、現在では欧米諸国を中心にパルクールの安全な練習場が作られ、各地で気軽にパルクールを始められる環境整備が進められている[4]

関連団体と競技

2007年にアメリカ合衆国ニュージャージー州にて、世界フリーランニング・パルクール連盟英語版(略称:WFPF)が設置される。

2014年、パルクールの非競技と競技、両方の振興団体として日本パルクール協会 (JPA) が発足。2017年、体操国際競技連盟である国際体操連盟 (FIG) がパルクールを始める。パルクールのオリンピック入りを目指すものであった。JPAや国際パルクール組織パルクール・アースはこの動きに対し「不正であり侵害である」「パルクールは体操ではない」「パルクールは独立したスポーツだ」と批判した[15]。FIGの日本の国内競技連盟日本体操協会にパルクール委員会は2018年4月に発足[16]IOC後援国際総合競技大会ワールドゲームズではワールドゲームズ2022アメリカ・バーミンガム大会から実施[17]

2024年パリオリンピックで体操の正式種目として実施が検討されたが国際体操連盟とIOC理事会の長期にわたる話し合いの結果、「パルクールはスポーツではない」などの意見もあり実施されないこととなった[18][19]。しかし、日刊スポーツによると大会中、パルクールのお披露目が行われる[20]

競技

用語

l'art du déplacement
最初に紹介され、もしかすると一番的確な、この運動方法を指すフランス語。文字通り英語表記にすると"the art of displacement"。
Parkour
ダヴィッド・ベルによって紹介された、1998年に最初に使われた言葉である。これは"route"または"course"という意味のフランス語、parcoursという言葉に由来したもの。
Freerunning
Channel4 documentary "JUMP LONDON"(2003年)の制作に関わったフランスの練習者の代表であるGuillaume Pelletierによって、英語圏の視聴者にこの新しい概念を伝えるために使われた。

呼び方は様々であるが、この運動方法をいかに正しく実践しているかが重要であり、実践するにあたってどの言葉を使っても問題は無い。

パルクールに伴う危険

パルクールを実践するためには、心身ともに日々トレーニングを積み、距離や危険性を測る感覚を養い、いかなる状況にも適応できる能力が必要である。そのためパルクールを始めて間もない時に、ネット動画に出てくるような動作を真似ることは、死亡、もしくは障害が残る可能性がある危険な行動である。よって初心者はトレーニングで体を慣らしていくことが重要である。

世界各国で、死亡事故が起きている。

  • 2002年9月29日、パリで流行のヤマカシに影響を受けた22歳の青年が、友人らとパブに行ったあと立体駐車場に行き、立体駐車場から隣の立体駐車場へのジャンプに挑戦するも、着地したあと後ろによろめき約40フィート(約12m)の高さから転落死。ダーウィン賞を受賞した[22]
  • 2016年11月26日、ロシアのモスクワ市で、チェスのグランドマスターユリ・エリセーエフ英語版が、パルクールの練習で集合住宅の12階の窓から隣の家のバルコニーに移ろうとして手すりでバランスを崩し転落死。20歳没[23]
  • 2022年8月、香港の九龍尖沙咀で17歳の男子生徒が、ビルの屋上の間を飛び越えているときに誤って転落して死亡[24]

靴選び

シューズは怪我防止や疲労軽減などの役割を持っている。また、足が生み出す力を倍増させる能力もある。

選び方のポイント

パルクールのシューズはランニングシューズや底の柔らかい靴が好ましい。また、登山靴メーカーなどからパルクール専用シューズも発売されていることがある。シューズは安いものから高いものがあるが、パルクールでのシューズは基本的に消耗品と考えた方が良い。これは、本気で練習するとシューズはすぐボロボロになるためである。高いものはモノによるが、長持ちするものもある一方、反対に安物はわりとすぐ壊れる可能性がある。日本国内におけるパルクールの人口は1000名以上と考えられているが、正確な調査は行われていない[25]。日本国内で活動しているチーム・サークル・団体は、ネットで確認できるだけで約50ほど。そのほとんどは3、4人程度で活動しているが、都市部のチーム・団体では10人前後の大所帯のチームもある。日本ではパルクール人口が少ないためトレーサー同士が実際に出会う機会は少ないが、現在では全国で定期的に「練習会」「PKDAY」「JAM」「Girls JAM」などの練習会が開かれておりトレーサー同士が交流する貴重な機会になっている。また個人間、チーム間の小規模な練習会が開かれる事も少なからずある。練習会の告知は練習会を主催するトレーサーが主にTwitterFacebookなどのSNSで告知することが多い。一部の都市ではパルクールを教える教室も開かれている[注 2]

関連人物

  • 佐藤惇 - パルクール指導員、日本パルクール協会会長
  • 石沢憲哉 - 合同会社SENDAI X TRAINを設立(宮城県)
  • YUUTAROU - MISSION PARKOUR PARKを設立(東京都)
  • 佐藤耕大 - パルクールにおけるビジネスシーンの立役者(東京都)
  • 木本登史 - 株式会社スペモンを設立(愛知県) プロパルクールチーム「SPEMON」のリーダー パルクールパーク「MAX ATACCK」を設立

パルクールの動作が行える二足歩行ロボット

2018年10月11日、ボストン・ダイナミクス社の最新型アトラスが「パルクール」を軽々とやってのける動作を撮影した新映像が公開された[26][27]

メディア

アクションシーンにパルクール・フリーランニングを取り入れたり、実践者が出演した映画が製作されている。映画以外にも2007年に発売された『アサシン クリード』など、アクションゲームにパルクール・フリーランニングの動きを取り入れた例がある。以下にパルクールを題材とした作品を解説付きで掲載する。

映画

ゲーム

その他の作品

以下に映画以外のパルクールやフリーランニングを取り入れた主な作品を上げる。
移動が快適になるため、ゲームにはアクションの主体としなくともヴォルトの動作などを取り入れている例がある。

派生競技

脚注

注釈

  1. ^ 当時ヤマカシは、自分たちのパフォーマンスを「移動の芸術」という意味のL’art du déplacementと称していた
  2. ^ Power ArtsやMISSION TOKYOなど。

出典

  1. ^ ナショナル ジオグラフィック TV (11 February 2019). 壁を走ってみたいと思ったことはありますか?. ナショナルジオグラフィック. 2025年3月22日閲覧.
  2. ^ 科学者が明らかにした、パルクール上級者の“超人的スキル” なぜ彼らは高所から飛び降りても怪我をしないのか?”. logmi.jp. 2025年3月22日閲覧。
  3. ^ Breaking the Jump: The Secret Story of Parkour's High-Flying Rebellion (English Edition)”. 2022年6月6日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i パルクールとは」日本パルクール協会(JPA)公式HP、2018年7月28日閲覧。
  5. ^ Breaking the Jump: The Secret Story of Parkour's High-Flying Rebellion (English Edition)”. 2022年6月6日閲覧。
  6. ^ パルクールとフリーランニングの違いは?エクストリームスポーツ解説!”. Activeる!. 2021年4月4日閲覧。
  7. ^ フリーランニングとパルクールの違いを知る”. Red Bull. 2021年4月4日閲覧。
  8. ^ パルクールとは」コトバンク、日本大百科全書(ニッポニカ)の解説より。2018年7月28日閲覧。
  9. ^ en:Parkour#Etymology」(09:38, 21 July 2018 UTC) ,wikipedia(英語版)、から抄訳。
  10. ^ https://www.youtube.com/watch?v=cxaAzLdhKxU
  11. ^ George Hébert and the Natural Method of Physical Culture|Urban Freeflow ® Official Freerun/Parkour Site(2009年9月23日時点のアーカイブ
  12. ^ a b https://web.archive.org/web/20051222022400/http://parkour.net/modules/articles/item.php?itemid=2
  13. ^ en:Parkour#Raymond and David Belle(09:38, 21 July 2018 UTC) ,wikipedia(英語版)、から抄訳。
  14. ^ [1]
  15. ^ パルクールの独立性と他競技との関係”. 日本パルクール協会. 2019年9月9日閲覧。
  16. ^ 2017年度第3回理事会ニュース”. 日本体操協会 (2017年12月16日). 2019年9月9日閲覧。
  17. ^ ON THE PROGRAMME OF THE WORLD GAMES”. IWGA. 2019年10月11日閲覧。
  18. ^ Press Conference with IOC President - 08.12.2020. YouTube IOC mediaチャンネル. 8 December 2020. 該当時間: 58m7s. 2024年7月15日閲覧. Why Parkour Was Rejected
  19. ^ 島田善 (2020年12月10日). “2024年パリ・オリンピックでの「パルクール」発表に関して”. 日本体操協会パルクール委員会. 2024年7月20日閲覧。
  20. ^ 荻島弘一 (2021年12月19日). “パルクールが五輪「デビュー」へ 正式採用見送りもパリで「お披露目式」”. 日刊スポーツ. 2024年7月20日閲覧。
  21. ^ フィールドの向こうに:創始者の思い=田原和宏”. 毎日新聞. 2025年3月22日閲覧。
  22. ^ 2002 Darwin Award: Daredevil- 2025年3月閲覧。
  23. ^ 20歳のチェス名人が転落死、エクストリームスポーツの練習中 ロシア - CNN.co.jp(2016年11月29日) - 2025年3月閲覧。
  24. ^ 尖沙咀青年疑玩極限運動Parkour墮樓亡 協會﹕切勿天台玩飛躍道(2022年8月15日) - 2025年3月閲覧。
  25. ^ http://parkour.jp/parkour-research/
  26. ^ Parkour Atlas - YouTube
  27. ^ Watch Boston Dynamics' Humanoid Robot Do Parkour WIRED wired.com |2018年10月11日閲覧

関連項目

  • スタント
  • 軽功 - 中国武術で、高く跳ねたり、崖に登ったり、降りたりなど、パルクールに似た動きを見せる訓練法。
  • ヴォルト (パルクール)英語版 ‐ パルクールで使用される手を使って障害物を飛び越える動き。
プロチーム

外部リンク





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