読み方:けー
4 〈k・K〉《(フランス)kilo》数の単位、キロの記号。
㋐〈k〉国際単位系(SI)で、単位の上に付けて1000(103)倍を表す接頭語。
㋑〈K〉コンピューターの関連で、単位の上に付けて1024(210)倍を表す接頭語。通常大文字を用いる。
7 〈K〉《karat》宝石の質量の単位。1カラットは200ミリグラム。
8 〈k・K〉《kitchen》キッチンを表す記号。間取り図などで用いる。「3D—」
9 〈k・K〉《strike outから》野球で、三振を表す記号。SOとも。
10 〈K.〉《オーストリアの音楽研究家、Ludwig von Köchelの頭文字から》ケッヘル番号を表す記号。K.V.とも。
(kilo から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/18 05:39 UTC 版)
キロ(kilo, 記号:k)は国際単位系 (SI) におけるSI接頭語の一つで、以下のように、基礎となる単位の103 (=1000) 倍の量であることを示す。記号は小文字・立体の「k」である。
1795年の当初のメートル法で定められた6つの接頭語の一つである。
キロは、ギリシア語で1000を意味する χίλιοι (khilioi) に由来する。
当時は、倍量の接頭語はギリシャ語から、分量の接頭語はラテン語から作成することとしていた。そこで、ギリシャ語の単語をフランス語風に変更して作られたのがキロ (kilo) である。
1960年の第11回国際度量衡総会 (CGPM) でSIが制定される際に正式に承認された。
倍量のSI接頭語の記号のうちメガ(記号: M、106)以上の記号は大文字であるが、デカ (da)・ヘクト (h)・キロ (k) は小文字である。これは、倍量には大文字を使うという決まりができる前にすでにデカ・ヘクト・キロが定められ、また、小文字で定着していたためである。
しばしば “Kg” “KG”(キログラム)、“Km” “KM”(キロメートル)などと表記されることがあるが、これらは誤りで、正しくは “kg” “km” である[注 1]。大文字の「K」は、熱力学温度の単位であるケルビンの記号であるため、“Kg” “Km” と記述した場合は、「ケルビン グラム」「ケルビン メートル」と誤読される可能性がある。なお、大文字「K」を用いることに計量法上の罰則が伴うものではない。SI単位等普及推進委員会と通商産業省(現:経済産業省)計量行政室は次の問答を作成している[注 2][3]。
質問:接頭語のキロに大文字のKを使用することは可能か。
回答:SIのルールでは、大文字のKは温度の計量単位であるケルビン (K) を表す記号ですので、誤解を生む要因となります。したがって、正しく小文字のkを使用すべきです。特に、欧州やISOなどでは、記号も含めて整合性を求められますので、正しい記号を使用することをお薦めします。 なお、計量法は、計量単位記号については、標準となるべきものを定めていますので、大文字のKを用いることに罰則が伴うものではありません。
日本の一般道路の道路標識では、「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」[4]により、“Km”(頭文字を大文字)と標示するよう定めていたが、 2008年(平成20年)8月1日以降、“km”(頭文字を小文字)と標示するように省令が改正された[5][6]。なお、高速道路での案内標識は、新設当初から “km”(頭文字を小文字)と標示している[7]。
日本において、単に「キロ」と言った場合には、キロメートル (km) またはキログラム (kg) 、ないしはキロメートル毎時 (km/h) を指すことが多い。技術者は金額や人口などの1,000についても「キロ」を用いることがある(例えば20,000円を「20キロ円」と呼び、¥20kと略記する。「単位:千円」として100,000円を100(=100千円)と表記されるのと似ている。)。2000年問題は「Y2K問題」(ワイツーケイもんだい、“Y” は年=year、“K” はキロ=kilo)とも呼称された。
アメリカ軍およびアメリカ軍と共同作戦を行う国の軍では、klick(または、klik、click)をキロメートルの俗語として用いる。1960年代のベトナム戦争時代から使われ始めた[8][9]。
情報工学の分野において、SI接頭語「キロ」は、国際単位系 (SI) の定めに従い1000 (= 103) 倍を示す場合と、国際規格などで定められていない俗習[注 3]として1024 (= 210) 倍を示す場合[注 4][10][注 5]がある。
この曖昧さを回避するため、1024 (= 210) 倍を表す接頭語として、国際規格 (IEC 80000-13) にてSI接頭語と区別できる2進接頭辞「キビ」(kibi, 記号: Ki)が定められているが、キビバイト(kibibyte, 記号: KiB)やキビビット(kibibit, 記号: Kibit, Kib)などの単位は、あまり用いられていない[注 4][注 5][10]。
また、国際単位系 (SI) 第8版(2006年)にて、キロやその他のSI接頭語を決して2のべき乗を表すために用いてはならないと定めている[12]が、大手IT企業であるマイクロソフトなどが、未だ国際単位系 (SI) の定めに完全には従っておらず[注 4][注 5][10]、2のべき乗を表す用法も混在する状況は解決されていない[注 6]。なお、macOSでは、Mac OS X Leopard以前は2のべき乗(1024倍)が用いられていたが、2009年公開のMac OS X Snow Leopard以降は10の整数乗(1000倍)を用いたストレージ容量やファイルサイズ表示に変更された。[13]
| 接頭語 | 記号 | 10n | 十進数表記 | 漢数字表記 | short scale | メートル法への導入年 | 国際単位系における制定年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| クエタ (quetta) | Q | 1030 | 1000000000000000000000000000000 | 百穣 | nonillion | - | 2022年 |
| ロナ (ronna) | R | 1027 | 1000000000000000000000000000 | 千𥝱 | octillion | ||
| ヨタ (yotta) | Y | 1024 | 1000000000000000000000000 | 一 𥝱 | septillion | 1991年 | |
| ゼタ (zetta) | Z | 1021 | 1000000000000000000000 | 十垓 | sextillion | ||
| エクサ (exa) | E | 1018 | 1000000000000000000 | 百京 | quintillion | 1975年 | |
| ペタ (peta) | P | 1015 | 1000000000000000 | 千兆 | quadrillion | ||
| テラ (tera) | T | 1012 | 1000000000000 | 一兆 | trillion | 1960年 | |
| ギガ (giga) | G | 109 | 1000000000 | 十億 | billion | ||
| メガ (mega) | M | 106 | 1000000 | 百万 | million | 1874年 | |
| キロ (kilo) | k | 103 | 1000 | 千 | thousand | 1795年 | |
| ヘクト (hecto) | h | 102 | 100 | 百 | hundred | ||
| デカ (deca) | da | 101 | 10 | 十 | ten | ||
| 100 | 1 | 一 | one | ||||
| デシ (deci) | d | 10−1 | 0.1 | 一分 | tenth | 1795年 | 1960年 |
| センチ (centi) | c | 10−2 | 0.01 | 一厘 | hundredth | ||
| ミリ (milli) | m | 10−3 | 0.001 | 一毛 | thousandth | ||
| マイクロ (micro) | μ | 10−6 | 0.000001 | 一微 | millionth | 1874年 | |
| ナノ (nano) | n | 10−9 | 0.000000001 | 一塵 | billionth | - | |
| ピコ (pico) | p | 10−12 | 0.000000000001 | 一漠 | trillionth | ||
| フェムト (femto) | f | 10−15 | 0.000000000000001 | 一須臾 | quadrillionth | 1964年 | |
| アト (atto) | a | 10−18 | 0.000000000000000001 | 一刹那 | quintillionth | ||
| ゼプト (zepto) | z | 10−21 | 0.000000000000000000001 | 一清浄 | sextillionth | 1991年 | |
| ヨクト (yocto) | y | 10−24 | 0.000000000000000000000001 | septillionth | |||
| ロント (ronto) | r | 10−27 | 0.000000000000000000000000001 | octillionth | 2022年 | ||
| クエクト (quecto) | q | 10−30 | 0.000000000000000000000000000001 | nonillionth |
注釈
出典