外気圏 (がいきけん、英 : exosphere )は、大気 の層の一つ。
概要
月などの厚い大気層をもたない天体における外気圏は、下層がなく直に地表 に接しており、 surface boundary exosphere (SBE、表面境界外気圏)という[1] 。地球では、その下層の熱圏との境界は高度 500– 1000 km で、高さは約 10,000 km に及ぶ。外気圏からは大気の気体 分子 や原子 が宇宙空間 に大量に流出している。人工衛星の軌道 では低軌道 の上半分と中軌道 の下半分に相当する。
外気圏の最外層は水素 とヘリウム から構成されており、ジオコロナと呼ばれる[2] 。ジオコロナは、少なくとも約24万 km(約38 地球半径 )にわたって広がっており[3] 、さらに遠く月軌道 以遠まで広がっている[4] 。
脚注
^ “月起源イオンに対する磁気異常の影響について ”. セミナーログ - 2012年度 STPセミナー . JAXA (2012年10月12日). 2014年6月9日時点のオリジナル よりアーカイブ。2014年6月9日 閲覧。
^ 允基, 佐藤; 真吾, 亀田; 一朗, 吉川; 真, 田口; 龍, 船瀬; 康弘, 川勝 (2014-04-07). ジオコロナ撮像装置LAICAの開発 . https://confit.atlas.jp/guide/event/jpgu2014/subject/PCG11-08/detail .
^ “42年ぶりに地球水素コロナ全体像の撮影に成功 ”. アストロアーツ . 2023年11月6日 閲覧。
^ Baliukin, I. I.; Bertaux, J.‐L.; Quémerais, E.; Izmodenov, V. V.; Schmidt, W. (2019-02). “SWAN/SOHO Lyman‐ α Mapping: The Hydrogen Geocorona Extends Well Beyond the Moon” (英語). Journal of Geophysical Research: Space Physics 124 (2): 861–885. doi :10.1029/2018JA026136 . ISSN 2169-9380 . https://agupubs.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1029/2018JA026136 .
関連項目