読み方:えんべろーぷ
1 封筒。
2 包むもの。覆い。
3 ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルス、ヒト免疫不全ウイルス、B型・C型肝炎ウイルスなどの表面を覆う膜。
4 電子メールのプロトコルの一つSMTPで用いられる制御情報。宛先や差出人アドレスなどの情報が記述される。この情報に基づいて、メールサーバーで動作するMTAにより適切なサーバーに転送される。
[補説] 3は、宿主の細胞内で増殖したウイルスが、宿主細胞の細胞膜や核膜をまとって外に飛び出すことによって形成される。表面にはスパイクとよばれる糖たんぱく質の突起があり、宿主細胞への侵入などに重要な役割を果たす。脂溶性のため、アルコールや中性洗剤などで破壊することで感染性を失わせることができる。
【概要】 そのまま訳せば"封筒"あるいは"外皮"。ウイルスの中には人間の細胞から飛び出すときに、人間の細胞膜を自分の一番外側の膜に利用しているものがある。これをエンベロープと呼んでいる。脂質二重層であるが、これにウイルス由来の表面蛋白や、時には人間由来の膜蛋白が埋まっている。ウイルスの表面蛋白は、ワクチンのターゲットに使われることがある。
【詳しく】 HIVのエンベロープにある蛋白はgp120、gp41、gp160(前2者の複合体)がある。gp120にはさらにv3ループという変わりやすい構造がある。この部分を完全に中和できたら、HIVの感染性を抑えることもできるという。