| 分子式: | C43H53NO14 |
| 慣用名: | RP-56976、(αR,βS)-β-(tert-Butoxycarbonylamino)-α-hydroxybenzenepropanoic acid [(2aR,11S)-12bβ-(acetyloxy)-12β-benzoyloxy-2aβ,3,4,4a,5,6,9,10,11,12,12aβ,12b-dodecahydro-4α,6α,11-trihydroxy-4aα,8,13,13-tetramethyl-5-oxo-7,11-methano-1H-cyclodeca[3,4]benz[1,2-b]oxet]-9β-yl ester、タキソテール、Taxotere、タキソテル、ドセタキセル、Docetaxel、9-Oxo-5β,20-epoxytaxa-11-ene-1,2α,4,7β,10β,13α-hexol 2-benzoate 4-acetate 13-[(2R,3S)-2-hydroxy-3-(tert-butyloxycarbonylamino)-3-phenylpropionate]、TXT、(2R,3S)-3-(tert-Butyloxycarbonylamino)-2-hydroxy-3-phenylpropionic acid (1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,10R,13S)-4-acetoxy-2-(benzoyloxy)-5,4-(epoxymethano)-1,7,10-trihydroxy-8,12,15,15-tetramethyl-9-oxotricyclo[9.3.1.03,8]pentadecane-11-ene-13-yl ester、9-Oxo-5β,20-epoxytaxa-11-ene-1,2α,4,7β,10β,13α-hexol 2-benzoate 4-acetate 13-[(2R,3S)-2-hydroxy-3-(tert-butoxycarbonylamino)-3-phenylpropionate]、(2R,3S)-2-Hydroxy-3-(tert-butoxycarbonylamino)-3-phenylpropionic acid 1,7β,10β-trihydroxy-2α-(benzoyloxy)-4-acetoxy-9-oxo-5β,20-epoxytaxa-11-ene-13α-yl ester |
| 体系名: | (2R,3S)-2-ヒドロキシ-3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3-フェニルプロピオン酸1,7β,10β-トリヒドロキシ-2α-(ベンゾイルオキシ)-4-アセトキシ-9-オキソ-5β,20-エポキシタキサ-11-エン-13α-イル、9-オキソ-5β,20-エポキシタキサ-11-エン-1,2α,4,7β,10β,13α-ヘキサオール2-ベンゾアート4-アセタート13-[(2R,3S)-2-ヒドロキシ-3-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3-フェニルプロピオナート]、(2R,3S)-3-(tert-ブチルオキシカルボニルアミノ)-2-ヒドロキシ-3-フェニルプロピオン酸(1S,2S,3R,4S,5R,7S,8S,10R,13S)-4-アセトキシ-2-(ベンゾイルオキシ)-5,4-(エポキシメタノ)-1,7,10-トリヒドロキシ-8,12,15,15-テトラメチル-9-オキソトリシクロ[9.3.1.03,8]ペンタデカン-11-エン-13-イル、9-オキソ-5β,20-エポキシタキサ-11-エン-1,2α,4,7β,10β,13α-ヘキサオール2-ベンゾアート4-アセタート13-[(2R,3S)-2-ヒドロキシ-3-(tert-ブチルオキシカルボニルアミノ)-3-フェニルプロピオナート]、(αR,βS)-β-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-α-ヒドロキシベンゼンプロパン酸[(2aR,11S)-12bβ-(アセチルオキシ)-12β-ベンゾイルオキシ-2aβ,3,4,4a,5,6,9,10,11,12,12aβ,12b-ドデカヒドロ-4α,6α,11-トリヒドロキシ-4aα,8,13,13-テトラメチル-5-オキソ-7,11-メタノ-1H-シクロデカ[3,4]ベンゾ[1,2-b]オキセト]-9β-イル |
(docetaxel から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 03:11 UTC 版)
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| IUPAC命名法による物質名 | |
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| 臨床データ | |
| 投与経路 | 点滴静注 |
| 薬物動態データ | |
| 生物学的利用能 | NA |
| 血漿タンパク結合 | >98% |
| 代謝 | 肝臓 |
| 半減期 | 86 hours |
| 排泄 | 胆汁排泄 |
| 識別 | |
| CAS番号 |
114977-28-5 |
| ATCコード | L01CD02 (WHO) |
| PubChem | CID: 148124 |
| DrugBank | APRD00932 |
| KEGG | D07866 |
| 化学的データ | |
| 化学式 | C43H53NO14 |
| 分子量 | 807.89 g·mol−1 |
ドセタキセル(docetaxel、略称:DTX、TXT)は、タキサン系の抗がん剤の一つである。重合した微小管に結合して細胞の有糸分裂を阻害する。商品名はタキソテール (taxotere、サノフィ社)。
先行して開発されたパクリタキセル(商品名:タキソール、taxol)と名称が非常に似ていて、作用機序も同じだが、抗腫瘍効果や溶解性の点で改良がなされており、重篤な副作用の発症率が低いという報告がある[1]。
上述のように、タキソテールはタキソール(パクリタキセル:1日の投与量上限が210mg/m2)よりも少ない用量となるため、名称を間違わないように注意が必要となる。
2011年7月、タキソテール(従来は粘調性のある液状。バイアル入り)の溶解済み製剤が発売され、名称が「ワンタキソテール点滴静注」とされたが、「タキソテール点滴静注用」も引き続き販売されている。
パクリタキセルと同様に水に難溶なため、無水エタノールに溶かして使用される[3]。タキソテール注はタキソール注(パクリタキセル)と異なり、添付溶解液として13%エタノール溶液が添付されており、これに用時溶解して使用する。ただし、エタノールに過敏な患者に用いる場合は、生理食塩水または5%ブドウ糖液を用いることもできる。
一方、ワンタキソテールは溶解済みの1バイアル製剤であるが、溶液に39.5%のエタノールが含まれており[4]、エタノールに過敏な患者に用いることが難しかった[5]。2008年にタキソテールの再審査が終了[6]すると、後発品が一斉に発売され、その中には「エタノールフリー」を謳う製品が複数存在した。2015年5月になって、ワンタキソテールの組成を変更してアルコールを含まない製剤とする旨の変更承認申請が提出された[7]が、2016年11月現在では変更承認されていない。
なお、ワンタキソテール点滴静注のドセタキセル濃度は、添付文書に従ってタキソテール点滴静注用を溶解した場合の2倍となっている。
パクリタキセルと同様、微小管に結合して安定化させ脱重合を阻害することで、腫瘍細胞の分裂を阻害する。
重大な副作用として添付文書に記載されているものは[2]、
である。(頻度未記載は頻度不明)
パクリタキセルに比べ骨髄抑制(白血球減少など)の発現頻度は高いが、神経毒性が少ないので神経障害(麻痺、しびれ、難聴など)は少ない[1]。累積投与量が増すと、浮腫や爪の変性が見られる。
パクリタキセル製剤と同様に、ドセタキセル製剤にも無水エタノールが含まれるため、投与後に急性アルコール中毒を呈する患者がいることについて米国FDAは警告した。なお、パクリタキセルに比べ、ドセタキセルの方がアルコール量は少ない[8][3]。