出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/17 02:48 UTC 版)
| ZU-23-2 | |
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サンクトペテルブルク砲兵博物館に展示されているZU-23-2
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| 種類 | 対空砲 |
| 原開発国 | |
| 運用史 | |
| 配備期間 | 1960年- |
| 配備先 | #採用国を参照。 |
| 関連戦争・紛争 | ベトナム戦争 ソ連のアフガニスタン侵攻 そのほか多くの戦争・紛争。 |
| 開発史 | |
| 開発期間 | 1950年代後半 |
| 製造期間 | 1960年-?年 |
| 派生型 | #派生形を参照 |
| 諸元 | |
| 重量 | 950kg |
| 全長 | 4.57m |
| 銃身長 | 2m(87.3口径) |
| 全幅 | 2.88m |
| 全高 | 1.22m |
| 要員数 | 2名 |
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| 砲弾 | BZT曳光徹甲弾 OFZ曳光焼夷榴弾 |
| 口径 | 23x152mm |
| 砲架 | 三脚式 |
| 旋回角 | 360° |
| 発射速度 | 2,000発/分(最大) 400発/分(実用) |
| 初速 | 970m/秒 |
| 有効射程 | 1,500-2,000m(対空射撃) |
| 最大射程 | 2,000-2,500m(対地射撃) |
ZU-23-2(ロシア語: ЗУ-23-2)もしくはZU-23は、第二次世界大戦後にソビエト連邦が開発した低空防空用の牽引式対空機関砲である。形式名のЗУは、対空砲架を意味するロシア語「Зенитная Установка」の頭文字であり、英字転写するとZUとなる。GRAUインデックスでは2A13[1]。
ZU-23-2は、口径14.5mmのZPU-1/2/4の後継として1950年代後半から開発が始まり、1960年に制式採用された。
ZU-23-2は、ガス圧作動方式の2門の23mm口径2A14機関砲をZPU-2後期型の二輪と三脚を備えた砲架に搭載している。牽引状態から車輪を折りたたんで接地させて射撃準備を整えるのに30秒かかるが、緊急時には牽引姿勢のままでも射撃は可能である。
照準は手動で行うが、改良型では電動旋回機構が搭載されている。ZAP-23光学機械式照準器に目標情報を入力することでより正確な対空射撃を行うことが可能であるほか、地上の歩兵や軽装甲車両を攻撃するためのT-3対地射撃用照準器も有している。
ソ連において約140,000基が生産されたほか、ライセンス生産がブルガリア[2]、ポーランド、エジプト[3]、中華人民共和国[4]で行われている。
ZU-23-2を牽引するために用いられる車両は多数あるが、ソ連・ロシアにおいてはGAZ-66四輪駆動トラックとGAZ-69四輪駆動車が特によく見られる組み合わせである。
この対空機関砲の成功が、後の自走対空砲ZSU-23-4シルカの開発につながった。
ソ連のアフガニスタン侵攻においてソビエト連邦軍は、ZU-23-2をZIL-131やウラル-4320といったトラックの荷台に積載してガントラックを仕立てあげ、ZSU-23-4シルカと共に基地の警備や輸送車列の護衛に使用した。高仰角と高連射速度を活かして山や切り立った崖の上から攻撃を仕掛けてくるムジャーヒディーンに即座に弾幕射撃を浴びせることが可能であったため、ムジャーヒディーンにとっては恐るべき兵器の一つとなった。
これらアフガニスタンにソ連軍が持ち込んだZU-23-2は、残置したままソ連軍が撤退した後にムジャーヒディーンによって回収され、今度はアフガニスタン側によってソ連軍の航空攻撃への対抗手段として使用された。アフガニスタン紛争においても、ターリバーン勢力と北部同盟の双方が、9K32 ストレラ2やFIM-92 スティンガーといった対空ミサイルとあわせて防空手段として使用した。
ロシア連邦軍では旧式化に伴い対空ミサイルや自走式対空砲に更新されていったが、軽量であることから現在でも空挺軍などで使用されている。また、複雑な対空システムより安価で扱いやすく、耐久性が高いという特徴から旧共産圏を中心に多数の国で使用され続けている。正規軍のみならず重火器が不足しがちな武装勢力ですら軽車両で牽引したり、後述のテクニカルとして保有している例が見られ、彼らにとって貴重な対空兵器、火力支援兵器となっている。
ZU-23-2は牽引するだけでなく、正規軍・非正規武装組織問わずトラックの荷台に搭載してテクニカル的な運用をすることが多く、また、トラック以外にもMT-LB汎用装甲車やM113装甲兵員輸送車などの屋根に搭載して自走式対空砲兼用の簡易歩兵戦闘車とすることもある。このようなテクニカルが好まれる理由は、対空機関砲を対空のみならず、地上目標を掃射するために多用されるからである。珍しいところではアフガニスタンにおいてBMP-1歩兵戦闘車の砲塔を取り外して兵員室の屋根にZU-23-2を取り付けている例もある。これは、ソビエト軍の現地改造なのか、アフガニスタン政府軍もしくはムジャーヒディーンによるものかは不明である。
レバノン内戦に多国籍軍として参加していたアメリカ海兵隊の地上部隊は、1983年後半にZU-23Mによる攻撃を受けた。この攻撃に対し、当時の海兵隊スポークスマンは「ZU-23Mのような大口径機関砲を対人射撃に用いるのは、戦時国際法で禁止された、大きすぎる苦痛を与える非人道的な兵器使用である」との発表を行ったが、Maj. W. Hays Parksは1988年に発行された海兵隊新聞(en:Marine Corps Gazette)にこの見解は誤りであるとの反論を寄稿している[5]。
このようなZU-23-2が対人射撃に用いられる様子は、リビア内戦においても両勢力がテクニカルに搭載したZU-23-2を広く用いていたことが知られている[6]。またシリア内戦においても多用されていて、ピックアップトラックに装備されたZU-23-2が少なくとも1機のシリア軍ヘリコプターを撃墜しているビデオがYouTubeに投稿された。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/30 13:23 UTC 版)
ポーランド製。電動式の旋回装置と電子式の照準装置を装備している。
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