出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/03 01:53 UTC 版)
| ジャンル | レースゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | バーチャルボーイ |
| 開発元 | 任天堂 |
| 発売元 | 任天堂 |
| 人数 | 1人 |
| 発売日 | 発売中止 |
『ZERO RACERS』は、任天堂が開発し、1996年に発売を予定していたバーチャルボーイ用レースゲーム。
当時は発売中止となったが、任天堂のサブスクリプションサービス「Nintendo Switch Online」加入者向けのソフト『バーチャルボーイ Nintendo Classics』に追加配信される形で2026年に初リリース予定となっている[1]。
路面上で浮遊するマシンを操縦するレースゲームで、操作性とスピードが異なる4機のマシンから1機を選び、四角いダクトを連結して構成されたコースを走行して順位を競う[2][3]。
本作は、任天堂のレースゲームであるF-ZEROシリーズのスピンオフ作品となっており[1]、ゲーム内で操作するマシンの操縦者として、シリーズ作品からキャプテン・ファルコン、ジェームズ・マクラウド、ジョディ・サマー、ピコが登場する[4]。なお、ジェームズ・マクラウドとジョディ・サマーは本作が初登場作品となるはずだったが、本作の発売中止により、次作の『F-ZERO X』(1998年発売)で改めて初登場している[4]。
本作の存在は、かつてアメリカで発売されていた任天堂専門誌「NINTENDO POWER」の1996年7月号と8月号の中で『G-ZERO』というタイトルで紹介され[3][5][1]、1996年秋に発売予定となっていた[6]。なお、一部では1996年開催のE3に本作が出展されたという噂があったが、実際は出展されておらず誤りである[4]。
当時公開された情報は数枚のスクリーンショットのみだったことから、本作の開発は初期段階で中止されたのではないかという推測が支配的となっていた[4]。しかし、2022年、任天堂アメリカ支社のNintendo of Americaで20年間ローカライズ兼アソシエイトプロデューサーを務めていたジム・ウォーネルがゲーム系ブログ「Did You Know Gaming?」のインタビューに応じ、この中で、「『ZERO RACERS』は完成していた。ゲームのマニュアル、パッケージ、ラベルも完成していた。ロットチェックも通過し、ESRBレーティングも取得済みだ。」と述べた[4]。また、発売中止に至ったのは当時の次世代機であるNINTENDO 64にリソースを集中させたかったからだろうと推測している[1][注 1]。
本作の開発は、シリーズ1作目の『F-ZERO』の時とは別のチームが手掛けている。本作が『バーチャルボーイ Nintendo Classics』向けに配信されることが発表された翌日の2026年1月28日に、F-ZEROシリーズのアートディレクションなどを担当していた今村孝矢は自身のXアカウントで「何も知らないし聞いたことも無かった…プレイするのが楽しみ!」と投稿し、その後のインタビュー記事では「他部署の話なので、存在自体を知りませんでした」と回答している[8]。