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XOOPS

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/11 05:41 UTC 版)

XOOPS
最新評価版
ベータ版
2.5.11-RC2[1] / 2023年5月3日 (2年前)
安定版
2.5.11[2] / 2023年12月24日 (2年前)
リポジトリ
プログラミング
言語
PHP
対応OS クロスプラットフォーム
対応言語 英語など多言語日本語対応しているかは分かりません。
種別 WebアプリケーションフレームワークCMSブログ、eコマース、無料且つオープンソースソフトウェア
ライセンス GPL
公式サイト https://www.xoops.org/
テンプレートを表示

XOOPS(ズープス、"eXtensible Object Oriented Portal System")は、ポータルシステムとして開発されたコンテンツ管理システム (CMS) である。ユーザーはWebサイトを多数のモジュールとテーマを用いて構築・更新する。

XOOPSはPHPで記述されている。GPLに基づいて無償で公開されており、修正・再配布することができる。

概要

XOOPSはポータルシステムとして開発が始められたが、現在はWebアプリケーションプラットフォームとして発展している。機能拡張の実装においてオブジェクト指向の考え方を適用した最初期のCMSのひとつである。

モジュールをインストールすることで、小規模から大規模までの様々なWebサイトの構築に使用できる。例えば、小規模なXOOPSの利用としては個人的なブログをすぐに作成できるが、これを拡張・カスタマイズすることも容易である。すなわち、更にモジュールを追加することで、ニュース・フォーラム(掲示板)・ファイルダウンロード用ページなどの様々なコンテンツをユーザが追加でき、またそれらのコンテンツを常に更新・改善することができる[3]

世界中でXOOPSの利用があり、2015年1月現在では5つの言語でXOOPSの書籍が出版されている[4]

歴史

受賞・評価

XOOPSは多数のメディアより高い評価を受け受賞もある。

特徴

コミュニティ
XOOPSはGNU General Public License (GPL) の条件下で公開されており、コミュニティベースの開発がなされている。
データベース
XOOPSは関係データベース管理システム(RDBMS、主にMySQL)を用いてデータを格納する。
アクセスコントロールレイヤー
管理者は編集・削除・アップロードのような操作に対し、各々のユーザーやグループに関してアクセス権を設定できる。
モジュール
管理システムより使用するモジュールのインストール・アンインストール・有効化・無効化処理ができる。
コア機能のモジュールによる使用が可能
許可・コメント・通知・ブロック機能等、多数のコア機能が各モジュールにおいて利用可能である。
パーソナライゼーション
サイト上の個々の要素に対して、管理者はアクセスおよび制御の権限をユーザー毎に個別に設定することが可能。
ユーザ管理
多様な条件を用いたユーザ検索ができ、ユーザに対する電子メールおよびプライベートメッセージを介したテンプレート・ベースのメッセージの(一斉)送信が可能。
多国語サポート
XOOPSコミュニティは非英語圏にも多数の公式サイトがある。さらにXOOPS自体はマルチ・バイト文字セット(日本語の文字を含む)をサポートする。
テーマベースのスキンを変更できるインターフェース
XOOPSはページ表示にテーマを使用する。管理者・ユーザはテーマを選択し、Webサイトの表示を変更することができる。
テンプレートエンジン
XOOPSはロジック間の簡素化やキャッシュ機能を保障するSmartyをテンプレートエンジンとして使用する。
LDAP認証のサポート
SEOアドオン
多数のXOOPSモジュールが検索エンジンによるWebサイトのインデックス化を容易にするための機能(<meta> タグ、<title> タグ、およびURL rewrite機能など)を有する。しかし、ユーザはXOOPS内のURLを自由に変更できるようになるわけではない。URL rewriteが可能な場合に、検索エンジンを撹乱するリダイレクトをしばしば行うためである。
また、XOOPSのモジュールの中には複数のURLに対して同一の情報を提供することで重複したコンテンツを作成するものもある。一方で、(特に多言語対応がなされているサイトにおいて)複数の組み合わせのコンテンツが同一のURL より入手可能となる場合もある。

動作環境

XOOPS 2.5.6現在での動作環境は下記の通り[12]

  • Webサーバ : PHPが動作するWebサーバ(Apacheを推奨)。
  • RDBMS:MySQL 5.0以降
  • PHP:PHP 5.3 以上(PHP 5.4 以上を強く推奨

モジュールの後方互換性

XOOPS 2.3より、デフォルトの文字コードUTF-8となっている[7] XOOPS 2.3以降向けのモジュールではMySQLの使用文字コードをUTF-8に決め打ちしているものもあり、古いバージョンのMySQLでは動作しない状況も増えている。

基本的に、モジュールのサイトにおける表示デザインはXOOPS 2.0でのそれを継承しており、XOOPS 2.0のモジュールも多くは動作可能である。加えて、ベータ公開されていたXOOPS 2.2のモジュールも最新バージョンでは対応されている。

バージョン

XOOPS ProjectではXOOPS 2.0系とは別に、機能拡張のためのベータ版としてXOOPS 2.2が開発された[6]。その後、XOOPS 2.0のモジュール動作を可能にさせると共にXOOPS 2.2の機能追加にも対応させたXOOPS 2.3が公開された[7]。後に、管理画面を一新させる等、機能を一新させたXOOPS 2.4が公開され、[8]更に一部管理機能にAjaxを採用して操作性を向上されたXOOPS 2.5が公開された[10]

XOOPS 2.0

XOOPS 2.0は、多くのユーザーを獲得しXOOPSの普及要因となり、現在でも汎用CMSとして世界中で幅広く利用され多数のモジュールが公開されている。本バージョンが普及するにつれて次第に開発コミュニティが肥大化・多国籍化し、チームの分割を行うなど開発の体制作りを進めるも、意思決定の遅れなどからセキュリティパッチの適用の遅延、マルチバイト処理の整合性が失われる変更が発生するなどの混乱が生じた[13]。この事態に接した日本人の開発コミュニティは、日本におけるサポート体制の分離を受けて、日本コミュニティによる独自バージョンとなるXOOPS 2.0.x JPプロジェクトを派生させた[13]。2.0.x JP系列のバージョンは後のXOOPS Cube Legacyへの開発・公開へと繋がっている。

その他、XOOPS 2.0をXOOPS Cubeや現行のXOOPS Projectによる最新版から独立してサポートする動きもあったが、現在は同バージョンのサポート・配布は停止されている。

現在の開発体制

XOOPS ProjectによってXOOPSが引き続き製作・公開されている。

日本では日本語サポートから XOOPS Cube が派生したため、XOOPS Cubeの方が知名度が高いが、海外ではXOOPSの利用者が多い[要出典]

XOOPS Projectでは「XOOPS」という名称を継続使用しているが、XOOPS Cubeとの分離直後からロゴを一新させている。

ローカライゼーション

XOOPSの日本語等へのローカライゼーション対応はXOOPS Cubeの分離後、公式にはしばらく行われていなかったが、その間個人やグループで日本語言語ファイルを公開する動きがあった。その後、XOOPS Project公認のXOOPS日本語サポートサイトが別途立ち上げられ、2.4〜2.5をサポートした。現在では同サポートサイトは閉鎖し、公式な日本語サポートを行うサイトは、再度失われた状況となっている。

その他のXOOPS日本語版に関連する動き

XOOPS 年表

XOOPSおよびXOOPS JP等より数多くのCMSが派生しており、下記はその一例である[5]

  • XOOPS Cube Legacy
  • XOOPS JPEx - XOOPS Cubeが独自サポートしたXOOPS 2.0 JPをベースに、セキュリティサポートしたバージョン
  • TOKYOPen - XOOPS Cube Legacyからの派生
  • ImpressCMS
  • NetCommons - 1.x系はXOOPSをベースに開発された。

XOOPSはPHP-Nukeからの派生であるが、ソースコードはほぼ独自のものとされる[14]

2010年11月、本家XOOPSプロジェクトからXOOPS Cubeに対するプロジェクト統合の働きかけが行われている。

関連項目

脚注

  1. ^ XOOPS 2.5.11 RC-2 available for Testing” (2023年5月3日). 2023年7月18日閲覧。
  2. ^ Release 2.5.11” (2023年12月24日). 2024年1月19日閲覧。
  3. ^ Spick, Goeff. “Latest XOOPS Web CMS Release Bolsters Admin Usability”. CMS Wire. 2009年10月27日閲覧。
  4. ^ XOOPS Books - XOOPS - XOOPS News :: XOOPS Web Application System”. XOOPS. 2015年1月20日閲覧。
  5. ^ a b XOOPS年表 XGUJ
  6. ^ a b XOOPS 2.2 Released
  7. ^ a b c XOOPS 2.30 Final Is Released
  8. ^ a b XOOPS 2.4.0 FINAL Is Released
  9. ^ XOOPS Japanese Support is online
  10. ^ a b XOOPS 2.5.0 Final Released
  11. ^ Ruby, Bryan. “Finalists in Packt's 2009 Open Source CMS Award announced”. CMS Report. 2009年9月22日閲覧。
  12. ^ XOOPS 2.5.7.2 Security Patch Released”. XOOPS. 2016年5月14日閲覧。
  13. ^ a b XOOPS Cube日本サイト”. インターネットアーカイブ. 2015年1月24日閲覧。
  14. ^ XoopsとPHP-Nukeの関係は?

外部リンク


XOOPS Cube

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/12 14:57 UTC 版)

XOOPS Cube Legacy
最新版
2.2.2 / 2013年8月6日 (11年前) (2013-08-06)[1]
最新評価版
2.2.3 Beta1 / 2014年4月3日 (10年前) (2014-04-03)[2]
リポジトリ
プログラミング
言語
PHP
対応OS クロスプラットフォーム
種別 WebアプリケーションフレームワークCMSブログ
ライセンス GPL
公式サイト http://xoopscube.jp/
テンプレートを表示

XOOPS Cube(ズープス キューブ)およびXOOPS Cube ProjectXOOPSから派生したコンテンツ管理システム (CMS) を作成するプロジェクト。また、そのプロジェクトが作成されたCMSを指す。CMSはXOOPS Cube Legacy(ズープス キューブ レガシィ)を作成・管理する。

概要

Simple、Secure、Scalable の「3S」コンセプトのもと、日本語を含むマルチバイト環境に対応した柔軟性およびカスタマイズ性の高いシステムの提供を目指している。

XOOPS Cubeの「Cube」には以下の意味がある。

  • これまでのXOOPS(XOOPS 2.0系)の発展系のイメージ(XOOPS 3 ⇒ Cubeを連想できる)
  • Cube(=立方体)を組合すことで、オブジェクト指向のシステムとして様々な形で活用できる
  • Cubeの単語が持つ「真面目な・堅い」という意味が、セキュアなシステムのイメージにつながる
  • XOOPSの後継であることを示しつつも、XOOPSとの識別が容易な名称である[3]

なお、派生プロジェクトのため名称は変えているが、使用しているロゴはベースとなるフォントに関してXOOPS 2.0までのXOOPSロゴを継承している。(一方XOOPSはロゴを一新させている。)

歴史

XOOPS JP 年表

特徴

  • インターネットの初期から存在したBBS(電子掲示板システム)の発展形と考えるとイメージがつかみやすい。ユーザーの登録制度、投稿記事のチェック、プライベートフォーラム、サイト内検索、禁止用語設定など管理機能が強化され、いわゆる荒らしに耐えうる安全なサイト運営が可能となった。
  • インストール、初期構築は簡単だが、動作や画面表示細部に関わる改造には、HTML、CSS、PHP、MySQLなどの知識が不可欠。
  • フリーで配布されている「テーマ」と呼ばれるファイルセットを切り替えることによってデザインの変更が可能。HTML、CSSの知識があれば自作テーマも可能。
  • 「モジュール」と呼ばれるプラグイン型プログラムを組み込むことにより、機能を自由に追加できる。モジュールはニュースやフォーラムに加えてスケジュール管理、ダウンロード、リンク集、フォトアルバムなど数多くの種類がモジュール作者たちのサイトからダウンロード可能。PHPやデータベースに関する知識があれば自作モジュールも可能。
  • 他のオープンソースCMSに比べて日本語、中国語などマルチバイト言語への対応度が高い。
  • 日本国内の携帯3キャリア向け表示変換classファイルやモジュールが配布されていることから、ブログ系を除く汎用CMSの中では、唯一、各キャリア携帯電話ブラウザでの表示を完全実現できるCMSと言える。
  • 企業向けXOOPS構築サービスも展開されており、企業のサイトなどへの利用も注目されている。

統合型CMSとしては草分け的な存在で導入実績が多く、参考となる出版物も豊富にあるが、モジュールごとに微妙にユーザインタフェースが異なる、アップデートが遅れがちで、W3Cのバリデーションチェックをパスできていない(2009年5月現在)などの問題がある。

動作環境

XOOPS Cube Legacy 2.2 では下記の動作環境になっている[5]

XOOPS Cube Legacy 2.1 までは下記の動作環境である。

インストール

先にサーバー側のMySQLに受け皿となるデータベースを用意しておく。日本語文字コードは従来EUC-JPが標準であったが、UTF-8の標準化も進んでいる。なおUTF-8化するにはPHP5+MySQL5の環境が望ましい。

レンタルサーバーにアップロードするとき、全てのファイルは約14MBと大きく時間がかかるが、不要なドキュメント、言語フォルダと古いXOOPSテーマフォルダを削除すれば6MB程度の軽量となる。なお現在配布されているCube Legacyパッケージには基本的な管理モジュールしかバンドルされておらず、フォーラムなどを開始するには対応モジュールを追加インストールする必要がある[8]

脚注

  1. ^ XOOPS Cube Legacy 2.2.2 リリース
  2. ^ XOOPS Cube Legacy 2.2.3 Beta 1 リリース
  3. ^ ここまで XOOPS Cube とは - XOOPS Cube 日本サイト より
  4. ^ ここまで XOOPS年票 XUGJ
  5. ^ a b XOOPS Cube Legacy 2.2.0 リリース。ただしSourceForce.netでの公開は2011年4月23日 Xoops Cube Project - Browse /legacy at SourceForge.net、英語サイトxoopscube.orgでの公開は5月4日になっているXOOPS Cube Legacy 2.2.0 Released!
  6. ^ サイトリニューアルのお知らせ
  7. ^ Initial commit · 24e35b8 · xoopscube/legacy
  8. ^ フォーラム・ブログなどのモジュールがバンドルされている独自版も存在する。

外部リンク






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