出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/23 06:17 UTC 版)
| ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | アーケード(CPS-2) セガサターン PlayStation |
| 開発元 | カプコン |
| 発売元 | カプコン |
| プロデューサー | 飯島哲也 |
| デザイナー | 冨田篤 |
| プログラマー | 大井新吾 MOTSU GIU 廣瀬紀生 TORA&YUME&?&HIDE |
| 音楽 | 岩井由紀 竹原裕子 |
| 人数 | 1 - 2人 |
| メディア | カートリッジ(AC) CD-ROM1枚(SS・PS、SSは4M拡張RAM同梱版あり) |
| 発売日 | 1996年9月25日(AC)[1] 1997年11月27日(SS) 1998年2月26日(PS) |
| デバイス | 1レバー+6ボタン |
『エックスメン VS. ストリートファイター』(エックスメン バーサス ストリートファイター、X-MEN VS. STREET FIGHTER)はカプコンが1996年9月25日にアーケードゲーム(CPS-2基板)として発売した2D対戦型格闘ゲーム。当記事ではその家庭用ゲーム機への移植版についても記述する。
マーベル・コミックの代表作『X-MEN』の登場キャラクターと、カプコンの代表作『ストリートファイター』(主に『ストリートファイターZERO』)シリーズのキャラクターが共闘した初の作品。
キャラクター選出はX-MEN側では、ガンビット、ローグ、セイバートゥース、アポカリプスが初参戦している。ガンビット、ローグ、アポカリプスは『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』(以下『X-MEN』)でも候補にこそ上がっていたものの、当時日本では知名度が低かったために実現せず、その後のアニメ放映と邦訳コミックの発売により、ようやくの参戦となった[2]。カプコン側ではキャミィが『スーパーストリートファイターII X』以来の参戦となった。
本作では『X-MEN』および『ストリートファイター』シリーズの登場人物から2人を選び、タッグ戦形式で相手のチームと1本勝負で戦う(交代方法は#システムに後述)。タッグ戦による複数のキャラクターを交代させて戦うシステムが導入されており、それがゲームの最大の特徴となっている。VS.マーヴル シリーズの嚆矢となった本作のこのゲームシステムは、以降続くシリーズに踏襲され、さらに発展していく。
ゲーム誌『ゲーメスト』(新声社)誌上で行われた「第10回ゲーメスト大賞」(1996年度)において大賞8位を獲得、その他にベストグラフィックで賞5位、ベスト対戦格闘賞で6位、ベスト演出賞で2位、プレイヤー人気で9位、ベストインカムで8位、年間ヒットゲームで12位、ベストキャラクター賞ではガンビットが15位、ジャガーノートが20位を獲得した[3]。その他、ゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』での「読者が選ぶベストゲーム」で43位を獲得した[4]。
1997年11月27日に4メガ拡張RAM専用ソフト第1弾としてセガサターン用ソフトとして移植された。初期は4M拡張RAMカートリッジ同梱。後にソフト単体版も発売。キャラクターのカラー追加や、同キャラクター同士のタッグが正式に組めるようになるなど、家庭用独自のアレンジが施されている。
1998年2月26日にはPlayStationで『X-MEN VS. STREET FIGHTER EXエディション』(エックスメン バーサス ストリートファイター エキストラエディション)が発売された。セガサターン版は4M拡張RAMカートリッジを使用することでRAM容量が計6Mとなり4人分のキャラクターを問題なく扱うことができ、ロード時間もほぼ無しという仕様だったが、拡張RAMの無いPlayStation版では4人分の全ての動きを読み込むことができないため、ロード時間が長く対戦中の交代が無いなどのアレンジが施されている。また、オープニング映像も一部差し換えられている。
上記概要の記述の通り、PlayStation移植版はハード性能の制約からアレンジが施された仕様となっている。
ただし、隠しコマンドによって出現するEXオプションで「ORIGINAL」を選び、VS.モードで交互に同キャラクターを選択(例:リュウ&ケン VS ケン&リュウ)した時に限り、アーケード版と同じシステムとなる。
シリーズの特性であるベクトル理論によりゲーム中でのキャラクターの動きはダイナミックであり、ダッシュやスーパージャンプが可能であるため自由度が高い。『ストリートファイター』シリーズのキャラクターもほとんどが空中で飛び道具が使えるようになっており、従来のキャラクターが制限を超えた仕様で操作できた。同時に、派手なハイパーコンボを持つ『X-MEN』のキャラクターに合わせて、ストリートファイターたちの技も大幅にパワーアップされている(リュウの巨大なビームのような「真空波動拳」など)。
本作での超必殺技は「ハイパーコンボ」であり、登場する『ストリートファイター』シリーズのキャラクターにおいては、それまでの「スーパーコンボ」と比べて大幅にヒット数が増加しており、顕著に派手なものとなっている。また技の発動時にキャラクターのグラフィック(顔の表情のアップ)がカットインする演出が初めて取り入れられたのも本作である。その手法は以後のVS.マーヴル シリーズに継承され、それだけに止まらず現在までの多くの対戦型格闘ゲームに採用されている。
前作『MSH』のエリアルレイヴは引き継がれており、本作でも健在だが、幾分かの改良が施された。本作からは、エリアル開始技のヒットマークとして白い波紋状のエフェクト「エリアルヒットマーク」が追加されており、ヒットの確認が容易となるよう図られている。くわえて複雑な操作を必要としないシリーズの特徴も継承した本作は、手軽にプレイできるため初心者にとっても簡単であり、よりプレイの爽快感が強調されたものとなった。
一部のキャラクターはジャンプの滞空中に高速移動(空中ダッシュ)が可能。
時間切れにおける勝利判定については生き残っている人数ではなく、体力残量の合計値が基準となる。そのため使用キャラクターを1体倒されて相手のキャラクターが2体とも健在である場合でも、自分の1体のキャラクターの体力残量が相手の2体の合計よりも上回っていれば勝利できる。
担当声優は名前はクレジットされているものの、役名はクレジットされていない。以下にクレジットされた順に記載する。
本作の開発の開始についてはカプコンのトップとマーヴルが契約を交わした時に、マーヴル側の「今度はちゃんといいものと悪もののキャラを入れてくれ」という意見に対し、「どうせならクロスオーバーさせては」とのカプコン側の企画がきっかけとなっている[7]。
1995年の企画立ち上げ当初のタイトルは『X-MEN2』であり、その段階で登場キャラクターの半分は『ストリートファイター』のキャラクターだった。これで『X-MEN2』はないだろうということで、プランナーの冨田篤により現在のタイトルに変更された[8]。冨田によるとマーヴルとの作品は『X-MEN』、『MSH』、『X-MEN2』、『MSH2』の4作が予定されており、最初から『ストリートファイター』のキャラクターを出す契約だったという[9]。本作のヒットにより『MSH2』が『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』として作られることになり、さらに『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』の開発へと繋がっていった[10]。
『X-MEN』、『MARVEL SUPER HEROES』が日本でふるわなかったことで本作は社内で軽んじられる扱いだったが、冨田はおかげで大変自由に作れたといい[11]、これまでシリーズを手掛けてきた西谷亮や手塚武らと作ってきたゲームシステムにどれだけの力があるか見せてやる、という意気込みで作ったという[8]。
冨田の案ではエンディングで激闘を終えたリュウとX-MENたちが『マジンガーZ対デビルマン』のようにガッチリと熱い握手をするというものだったが、あきまんの「そんな面白いことはエンディングじゃなくて最初にやりなさい」というアドバイスを受け、リュウとサイクロップスが握手をする集客デモが作られた[8]。また、本作の2Pカラーはあきまんによって作られた[8]。
本作から登場する『ストリートファイター』側の派手なエフェクトはオブジェクトデザインの相方貴文によるもので、冨田は「画面端まで届く『ヨガフレイム』を見せられた時はどうしようかと思ったが、こんなすごいものを見せられたら仕方がない」とOKを出し、どんどんエスカレートしていったという[12][13]。「真空波動拳」も最初は少し大きい「波動拳」といった程度だったが、他のキャラクターのエフェクトの派手さに合わせてビームのような「真空波動拳」に仕上がった[14]。冨田はハイパーコンボを出した時のカットインは『スーパーロボット大戦』の影響があると思うと語っている[8]。
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「サガット」の記事における「X-MEN VS. STREET FIGHTER」の解説
マグニートーのエンディングで登場する。ベガがマグニートーに倒されたその場にバルログ、バイソンとともに姿を現し、そのままマグニートーの配下となる。なおVS.マーヴルにてサガットが登場したのはこれのみ。
※この「X-MEN VS. STREET FIGHTER」の解説は、「サガット」の解説の一部です。
「X-MEN VS. STREET FIGHTER」を含む「サガット」の記事については、「サガット」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
| プレイステーション用ソフト |
PERFECT PERFORMER -THE YELLOW MONKEY- 武戯 〜BUGI〜 X-MEN VS. STREET FIGHTER ネオ・プラネット Driver 潜入!カーチェイス大作戦 |
| セガサターン用ソフト |
三國志IV サターンミュージックスクール X-MEN VS. STREET FIGHTER タントアール AZEL -パンツァードラグーン RPG- |
| 対戦型格闘ゲーム |
スーパーチャイニーズファイター 武戯 〜BUGI〜 X-MEN VS. STREET FIGHTER トウィンクル クイーン 東方緋想天 〜 Scarlet Weather Rhapsody. |
| ストリートファイター |
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MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds X-MEN VS. STREET FIGHTER ストリートファイター オンライン マウスジェネレーション CAPCOM FIGHTING Jam |
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MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds X-MEN VS. STREET FIGHTER X-MEN Children of The Atom VS.シリーズ |
| マーベル・コミックのクロスオーバー作品 |
MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds マーベル・ゾンビーズシリーズ X-MEN VS. STREET FIGHTER VS.シリーズ MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES |