出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/09 14:28 UTC 版)
X-02は、ナムコ(後のバンダイナムコゲームス→バンダイナムコエンターテインメント)のPlayStation 2フライトシューティングゲーム、『エースコンバット04』『エースコンバット5』『エースコンバットZERO』、同PlayStation Portable用『エースコンバットX』『エースコンバットX2』、同iOS用『エースコンバットXi』、同PlayStation 3用『エースコンバット インフィニティ』、同PlayStation 4/Xbox One/Steam用『エースコンバット7』に登場する架空の軍用機。愛称はワイバーン (Wyvern) [1]。資料によってX-02・X-02A・X02A等の記述の違いが見られるが、基本的に初期型であるX-02Aを指す。また、本項では派生機であるX-02S ストライク・ワイバーン (Strike Wyvern) についても扱う。
| X-02A ワイバーン | |
|---|---|
| 開発 | エルジア航空宇宙局[2] |
| 全高 | 4.36m(外翼展開時) 3.42m(外翼収納時) |
| 全長 | 21.84m |
| 全幅 | 18.3m(外翼展開時) 11.54m(外翼収納時) |
| 重量 | 16,800kg |
| エンジン | ERG-1000:2基 |
| 最大速度 | マッハ2.5+ |
| 武装 | 設定での兵装 AIM-9X サイドワインダー [3] R-73 アーチャー[3] ダークファイア長距離空対空ミサイル[3] 高機能対地ミサイル[3] 無誘導通常爆弾[4] 小弾頭ディスペンサー[3] ゲーム中の兵装 |
| 固定武装 | 航空機関砲:1基 |
| 乗員人数 | 1名 |
エルジア共和国が自国の航空技術や軍事技術を集めて開発したステルス戦闘機。
機体形状はステルス性を意識したもので、全体的に直線、平行面で構成されており、兵装は機体内部に収容されるほか、機首はチャインと呼ばれるエッジによって上下が明確に分けられている。機体構造は大型カナード、前進翼形態と後退翼形態をとる特殊な可変翼、水平尾翼形態と外半角のついた垂直尾翼となる形態をとる全遊動式尾翼によって構成される三面翼(スリーサーフェイス)構造で、後退翼と水平尾翼で構成され高いステルス性とスーパークルーズ能力を発揮する高速飛行形態と、前進翼と外半角のついた垂直尾翼で構成され高い格闘戦能力を得ることができる高機動形態の2種類が速度に応じて選択される。主翼は後退角を持つ内翼と、前進角を持つ外翼で構成されており、内翼の先端部にピボットが設けられている。内翼前縁は上下に分割される構造となっており、外翼を収納する際に開閉する。
ウェポンベイは、大型兵装の複数搭載も可能な大型兵装庫を機体中央部の左右エンジン間に1庫、短距離AAM用の小型兵装庫をエンジンナセルの中間下部に左右それぞれ1庫ずつ備える。
対空兵装はAIM-9X、R-73の他、X-02専用に開発された射程200km級の長距離AAM「ダークファイア」を装備可能。一方で対地兵装については手が回らず、通常爆弾の他には地上攻撃用として暫定的にディスペンサーの搭載が可能になっている程度である。このディスペンサーは誘導弾頭の開発が遅れたため通常の散布爆弾のみに対応しているが、その為使い勝手が悪くテストパイロットからの評判も悪かった。
2機のエンジンには推力偏向ノズルが装備されているが、試験的なものであり本格的にシステムには組み込まれていない。またエンジン周辺に取り付けられたベントラルフィンからもわかるようにフライトシステムには改良の余地が残されている。
機首に従来のAESAレーダーより強力なレーダー波を発信可能なガリウムナイトライドAESAレーダーを搭載しており、そのパワーで強引に敵ステルス機を探知する傍ら、機体各部に装備されたコンフォーマル・アレイ・レーダーを駆使し、友軍が発信したレーダー波が敵ステルス機によって別方向へ跳ね返された場合でも、他のX-02がその電波を拾うことが出来れば敵ステルス機の位置を三角測量で割り出すマルチスタティック・レーダーとしても機能することが出来る。
高速飛行形態時には主翼外半を主翼内半に折りたたむという構造のため、可動部以遠を燃料タンクとして使用できず、従来機に比べ航続距離が短い。そのため開発中には可変翼機構を廃した空軍型も検討された。実際に後年、可変翼機構は残しているが、燃費向上と燃料積載量の増加を果たした空軍型としてX-02Sが開発されている。
| X-02S ストライクワイバーン | |
|---|---|
| 開発 | エルジア航空宇宙局 ノースオーシアグランダーI.G |
| 全高 | 4.36m(外翼展開時) 3.42m(外翼収納時) |
| 全長 | 21.84m |
| 全幅 | 18.3m(外翼展開時) 11.54m(外翼収納時) |
| 重量 | 15,200kg |
| エンジン | GIG/ERG-2000:2基 |
| 最大速度 | マッハ2.5+ |
| 武装 | 設定での兵装 AIM-9X サイドワインダー[6] R-73 アーチャー[6] 改良型ダークファイア長距離空対空ミサイル[6] スターファイア次世代空対艦ミサイル[6] アークライト展開式大型電磁投射砲[6] ゲーム中の兵装 |
| 固定武装 | 航空機関砲:1基 |
| 乗員人数 | 2名(後席はコプロで代替可能) |
X-02Aをベースに、空軍単独採用モデルとして大幅な改修を行った戦闘攻撃機型。
実戦投入されたX-02Aは高いステルス性を持つ高速飛行形態と「ダークファイア」を組み合わせたアウトレンジ攻撃で一方的な制空戦闘を展開できたが、間もなく他国もステルス戦闘機主体の編成や濃密なジャミング環境でこれに対抗し始め、初弾をすり抜けた敵機とドッグファイトに及ぶことが頻発するようになった。ドッグファイト時にはX-02Aの可変前進翼は有効に機能したが、構造疲労によりクラックや折り畳み機構の故障が多発することとなった。また、対地攻撃時には使用できる兵装が少ないため使い勝手が悪く、航続距離が短いために運用上の柔軟性にも欠けていた。しかし大陸戦争の敗戦によりエルジアの軍事産業が縮小された結果、EASAは単独でこれらの問題を解決することができなかったため、ノースオーシア・グランダーI.Gと共同で機体改修を実施することとした。それにより開発されたのが当機である。
機体構造は原型機から大幅に見直され、部品製造に金属3Dプリンタを用いる事で機体を軽量化し、エンジンは耐熱マグネシウム合金を多用する事で推力と燃費を向上させている。また、エンジンの推力向上に伴いエアインテークは大型化し新規の形状に変更された他、推力偏向ノズルは騒音や赤外線をより抑制するのこぎり状のものとなった。他には各種ウェポンベイの形状を見直し、機体背面にコンフォーマルタンクを設けている。機体各所には最新の電子装備がなされ、操縦システムはフライ・バイ・ワイヤとパワー・バイ・ワイヤを併用し冗長性を確保し、原型機では本格的にシステムに取り込まれていなかった推力偏向を操縦システムを更新することで対応している。X-02Aにあったベントラルフィンも不要となり除去された[6]。
また、カナードの設計が更新され、高機動形態時に尾翼と同程度の上反角を持つようになっている。本機機首底部にはF-35に搭載されているAN/AAQ-40と類似したEOTSらしき装置の追加が確認できる。コックピット部分ではA型で見られたヘッドアップディスプレイは廃止され、F-35同様のHMDシステムが採用されたほか、1枚でほとんどの計器をまとめて表示できる先進的な大型液晶ディスプレイが採用されている。7では、ピッチ角を表す背景がバンクせず、代わりに中央の自機シンボルがバンクする所謂ロシア式の姿勢指示器が採用されていることが確認できる。
固定武装は原型機と同じく航空機関砲1門を装備する。専用兵装としては原型機から引き続き装備する長距離空対空ミサイル「ダークファイア」の改良型に加えて、新たに空対艦ミサイル「スターファイア」と展開式大型電磁投射砲「アークライト」が開発された。スターファイアはその見た目によりパイロットから「フリッパー」と呼ばれる超音速空対艦ミサイルで、固体ロケット・ラムジェット統合推進によりマッハ3で飛行する。アークライトを装備できる事が本機最大の特徴であり、これらのシステムを操作するため、X-02Aが単座であるのに対し、本機は後席に兵装システム士官席が追加され複座となった[6]。左右エンジン間のウェポンベイに格納されたアークライトは、下方へ展開され吊り下げられた状態となることで前下方へと長く伸びた機首を避け射線を確保している。
なお、航空機によるレールガン運用の前例としてはエストバキア連邦が開発したCFA-44があるが、CFA-44の航空機搭載型レールガンが機体上部左右のウェポンベイに1基ずつ搭載する比較的小型のものだったのに対し、本機のアークライトは機体下部のウェポンベイに1基のみ搭載する大型のものであるという点で異なっている。
これらの改良により、原型機の外見上の特徴である可変翼機構や、それが両立する高速飛行性能・格闘戦性能をそのままに更なる高性能化が行われ、外見こそ原型機とさほど変わらないものの極めて高い機体性能を秘めることとなり、最早別物の機体に仕上がっている。その一方で操縦性が先鋭化したことから、最大性能を発揮するためにはパイロットを選ぶ機体になっている。
『アストロボット』にてスカーフェイス隊1番機のフェニックスが、初代エースコンバット風のカラーリングが施された小型のX-02Sをラジコンで操作している。
『ACE COMBAT 04』の発売後、2ちゃんねる等の一部のインターネット掲示板を中心に、「X-02」が小説『グッドラック - 戦闘妖精・雪風』の表紙イラストに描かれた戦闘機「FFR-41 メイヴ」に似ているといった説が流布し、一説には『ACE COMBAT 04』発売直前のZero-CONで先行公開された、OVA版『戦闘妖精雪風』のトレーラーに登場した兵器のデザインが衝撃的なものであったことを受けて、最終的なデザインにOKを出した監督に対する、ゲーム開発チームによる嫌みではないかという憶測等も流布されていたが、小学館及びソフトバンクパブリッシングから発行された『ACE COMBAT 5』の攻略本で、Su-47、YF-23等を参考に考案された機体であり、小説とは全く関係ないと開発スタッフにより否定されている。
コトブキヤから、X-02S(塗装済みおよび未塗装の「For Modelers Edition」の2タイプ)が2019年11月に発売された[10]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 07:05 UTC 版)
「エースコンバット04 シャッタードスカイ」の記事における「X-02」の解説
エルジアが開発していた新型ステルス戦闘機。同国の航空技術・軍事技術の結晶ともいえる戦闘機で、それぞれ高い格闘戦能力と高速巡航能力を発揮できる2種類の形態を有する。
※この「X-02」の解説は、「エースコンバット04 シャッタードスカイ」の解説の一部です。
「X-02」を含む「エースコンバット04 シャッタードスカイ」の記事については、「エースコンバット04 シャッタードスカイ」の概要を参照ください。
固有名詞の分類