WebPとは、Googleが開発しているWeb向けの画像フォーマットである。
WebPは、Web上に掲載される画像のファイルサイズの圧縮を主な目的とした、lossy圧縮の画像フォーマットである。WebPによって画像を圧縮すると、現在一般的に利用されているJPEG形式の画像と比べて約40%近く、データ量が削減することが可能とされる。これによって、Webページ上での画像の読み込み速度、ひいてはWebページの読み込み速度を向上させることができるという。
WebPは2010年9月にGoogle Chromeの公式ブログ上で発表された。Google Codeでは、画像変換ツールや変換前後の比較用サンプルなどが公開されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/15 00:53 UTC 版)
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| 拡張子 | .webp[1] |
|---|---|
| MIMEタイプ | image/webp[2] |
| マジック ナンバー |
RIFF (文字列表現)[注 1][3] |
| 開発者 | |
| 種別 | 画像ファイルフォーマット |
| 派生元 | RIFF、VP8 |
| 国際標準 | RFC 9649[2] |
WebP(ウェッピー[4])は、米Googleが開発しているオープン標準の静止画像およびアニメーション画像のフォーマット。ファイルの拡張子は.webp。
2010年9月30日に仕様が公表され、オープンソースの各種ツールと共に提供が開始された。
ウェブサイトのトラフィック量軽減と表示速度短縮を目的としており、インターネットのWebページで広く使われている非可逆圧縮のJPEGや可逆圧縮のGIF、PNGの置き換えを意図する規格である。JPEGとは異なり、非可逆圧縮でもアルファチャンネルを扱える。
画像圧縮については動画規格WebMのベースであるVP8ビデオコーデックの技術を利用しており[5]、コンテナ形式としてRIFFを採用している[6]。コンテナの部分を除くと、非可逆のWebPは1フレームのWebMである。
WebPの最大ピクセル数は16383x16383ピクセル[7]。非可逆のサンプリングファクタはYCbCr 4:2:0のみ。
アルファチャンネル、ICCプロファイル、アニメーション、 EXIF/EMPメタデータに対応している(⇒#機能)。CMYKカラーモデルには対応していない。3D画像には将来対応する予定[8]。
発音については公表時にGoogleは「Did you know? WebP is pronounced "weppy"」(WebPは"weppy"と発音する)と説明したことにより[9]、ウェッピーとなった[10]。なお、その説明は2012年には残っていない[11]。
2024年11月、WebPは RFC 9649として正式に規格化された。
WebPの基本機能は単一静止画の可逆・非可逆圧縮である。非可逆画像圧縮コーデックはVP8のキーフレーム圧縮を基本とする。
WebPはオプションで拡張機能を有効化できる。以下は拡張機能の一覧である:
Googleの示した事例では、ファイルサイズは非可逆圧縮モードで(同一画像、同等画質の)JPEGと比較して25-34%小さくなり、可逆圧縮モードでPNGと比較して28%小さくなるとしている。また22%のファイルサイズ増加でアルファチャネルを追加できるとしている。可逆圧縮は、エンコードはPNGよりも時間がかかるが、デコードはPNGよりも高速であると主張している[12]。一方、非可逆圧縮では、2013年10月に行われたMozillaの比較調査で、旧来のJPEGと大して変わらないという結果となった[13]。
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| 開発元 | |
|---|---|
| 初版 | 2010年9月30日 |
| 最新版 |
1.4.0 / 2024年4月13日[14]
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| リポジトリ | https://chromium.googlesource.com/webm/libwebp/ |
| プログラミング 言語 |
C言語 |
| 対応OS | Unix系, macOS, iOS, Windows, Android |
| 種別 | 画像圧縮コーデック |
| ライセンス | BSDライセンス |
| 公式サイト | WebP Home |
libwebpは、webpを取り扱えるライブラリである[12]。C言語やJava、Go言語などが開発に使用されている。加えて、cwebpやdwebpなどのエンコード、デコード用のユーティリティも用意されている[15]。
Linux、Windows、macOSにはプリコンパイルパッケージが用意されている。iOSにはフレームワークがあり、Androidでは、Android StudioのAPI レベル 18以上のプロジェクトで完全にサポートされる。
WebP は画像に特化した RIFF のサブセットである[26]。RIFFヘッダーは WebP File Header と呼ばれ、フォーマット名FourCCは WEBP でなければならない。コンテンツ及びメタデータに関するチャンクタイプが WebP 仕様により定められており、それ以外のチャンクは(RIFF仕様に基づき)unknown チャンクとして無視される[27]。
チャンクタイプは以下の 8 種類が存在する:
VP8チャンクは FourCC VP8 をもち VP8 で非可逆圧縮された単一静止画を収納するチャンクである。
VP8Lチャンクは FourCC VP8L をもち WebP lossless で可逆圧縮された単一静止画を収納するチャンクである。
VP8チャンクは FourCC VP8X をもち RIFF 拡張仕様の利用に関するメタデータを収納するチャンクである[28]。
WebP の最も基本的な役割は単一静止画を収納することである[29]。他にアニメーション等の拡張機能がオプショナルであるが[30]、基本機能のみを利用するならオプションON/OFFの明示的指定はファイル容量の無駄である。これを解決するため、WebP は VP8Xチャンクが存在しなければ基本機能のみ(全オプションOFF)と解釈する。その対として、オプションを1つでも利用する際は VP8Xチャンクを持ち、このチャンク内で全オプションの利用フラグと設定を明示する。
ANIMチャンクは FourCC ANIM をもちアニメーションのグローバル設定を収納するチャンクである[31]。
バックグラウンド色およびループカウント数を設定できる。
ANMFチャンクは FourCC ANMF をもちアニメーションを構成する単一フレームを収納するチャンクである[32]。
キャンパス内におけるフレームのX/Y座標・Hight/Width・継続長・アルファブレンド設定・フレーム破棄設定をメタデータとして有し、末尾に Frame Data をもつ。Frame Data は LISTチャンク に似たチャンクで、アルファ・ビットストリーム・unknown のサブチャンク列を格納している。
EXIFチャンクは FourCC EXIF をもち EXIF メタデータを収納するチャンクである[33]。
ファイル全体のメタデータを収納するチャンクであるため、このチャンクかXMPチャンクのいずれか1つのみしか同時に存在できない[34]。
XMPチャンクは FourCC XMP をもち EMP メタデータを収納するチャンクである[33]。
ファイル全体のメタデータを収納するチャンクであるため、このチャンクかEXIFチャンクのいずれか1つのみしか同時に存在できない[34]。
57 45 42 50 (16進表現) WEBP (文字列表現)(ASCII)であることを確認する必要がある。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 00:46 UTC 版)
「コンテナフォーマット」の記事における「WebP」の解説
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