出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/27 20:10 UTC 版)
| WATER BOYS | |
|---|---|
| ジャンル | 学園ドラマ |
| 原作 | 矢口史靖 |
| 企画 | 金井卓也 関口大輔 |
| 脚本 | 橋本裕志 中谷まゆみ |
| 出演者 | 山田孝之 森山未來 瑛太 石垣佑磨 石井智也 |
| オープニング | 佐藤直紀「シンクロBOM-BA-YE」 |
| エンディング | 福山雅治「虹」 |
| 製作 | |
| プロデューサー | 船津浩一 柳川由起子 |
| 制作 | フジテレビ 共同テレビ |
| 放送 | |
| 放送国・地域 | |
| 放送期間 | 2003年7月1日 - 9月9日 |
| 放送時間 | 火曜21:00 - 21:54 |
| 放送枠 | 火曜9時枠の連続ドラマ |
| 放送分 | 54分 |
| 回数 | 11 |
『WATER BOYS』(ウォーターボーイズ)は、映画『ウォーターボーイズ』を元に制作されたテレビドラマ。2003年7月1日から9月9日まで毎週火曜日21:00 - 21:54にフジテレビ系で放送された。主演は山田孝之。全11回。初回は10分、最終回は15分拡大。平均視聴率16.0%。
舞台は、映画版から2年後の同じ唯野高校水泳部。映画版に登場した水泳部シンクロ同好会の顧問・佐久間恵、水泳部のOB・佐藤勝正、磯村、オカマバーのママ、杉田教諭、尾崎校長などが映画版と同役の役者で引き続き出演している。初回及び最終回には、主題歌「虹」を歌っている福山雅治がラジオパーソナリティ役で声の出演。2003年には、メイキングと未公開シーンを合わせた特別番組が放送された。
翌年2004年から『WATER BOYS2』が放送されるが、舞台や出演者は異なり、直接的にはストーリーの関連性はない(映画版の登場人物でる早乙女聖が登場するので、本作から完全に独立した世界観で描かれているわけではない)。ただし、劇中曲と主題歌を同じ人物が担当するなどの共通点もある。
シンクロに憧れ唯野高校水泳部に入部した進藤勘九郎(山田孝之)が高校最後の学園祭のシンクロ公演でリーダーに選ばれた。そこに、同じくシンクロに憧れている立松憲男(森山未來)が転校してくるも、シンクロ公演が突如中止されることに。さまざまな壁を乗り越えて夢のシンクロ公演実現へと向かってゆく。
その他のウォーターボーイズ
ただし、DVD版ではMisirlou・シェリーに口づけ・ジンギスカンの3曲が差し替えられている。
| 放送回 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 7月1日 | 男のシンクロ!? | 橋本裕志 | 佐藤祐市 | 17.9% | |
| 第2話 | 7月8日 | シンクロ危うし!? | 13.6% | |||
| 第3話 | 7月15日 | 祝結成! シンクロ同好会 | 村上正典 | 16.4% | ||
| 第4話 | 7月22日 | シンクロ公演決行 | 佐藤祐市 | 16.4% | ||
| 第5話 | 7月29日 | シンクロ夏合宿! | 中谷まゆみ | 髙橋伸之 | 17.1% | |
| 第6話 | 8月5日 | 涙のインターハイ | 橋本裕志 | 村上正典 | 14.5% | |
| 第7話 | 8月12日 | シンクロへの想い | 中谷まゆみ | 佐藤祐市 | 14.4% | |
| 第8話 | 8月19日 | 夏だ! 海だ! サメ男だ! | 橋本裕志 | 髙橋伸之 | 14.6% | |
| 第9話 | 8月26日 | 解散なんかしない | 中谷まゆみ | 村上正典 | 16.7% | |
| 第10話 | 9月2日 | 32人が起こす奇跡 | 橋本裕志 | 15.5% | ||
| 最終話 | 9月9日 | 男のシンクロ公演 最高の涙! | 佐藤祐市 | 19.2% | ||
| 平均視聴率・16.0%(ビデオリサーチ調べ・関東地区) | ||||||
| フジテレビ系 火曜21時台(連続ドラマ枠) | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
顔
(2003年4月15日 - 6月24日) |
WATER BOYS
(2003年7月1日 - 9月9日) |
あなたの隣に誰かいる
(2003年10月7日 - 12月9日) |
(WATER_BOYS から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/07 10:48 UTC 版)
| ウォーターボーイズ | |
|---|---|
| 監督 | 矢口史靖 |
| 脚本 | 矢口史靖 |
| 製作 | 宮内正喜 平沼久典 塩原徹 |
| 製作総指揮 | 桝井省志 |
| 出演者 | 妻夫木聡 玉木宏 三浦哲郁 近藤公園 金子貴俊 |
| 音楽 | 松田岳二 冷水ひとみ 田尻光隆 |
| 撮影 | 長田勇市 |
| 編集 | 宮島竜治 |
| 制作会社 | アルタミラピクチャーズ |
| 配給 | 東宝 |
| 公開 | |
| 上映時間 | 91分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 興行収入 | 9.2億円[1] |
『ウォーターボーイズ』(WATER BOYS)は、2001年に公開された日本映画。監督は矢口史靖。成り行きから文化祭でシンクロナイズドスイミングを発表することになった男子高校生の奮闘と友情を描く青春コメディ。
転じて「シンクロナイズドスイミングに挑む男子生徒達」を指すこともあるが、語自体は映画プロデューサーが作った造語である。
2003年にはフジテレビにより『WATER BOYS』と題して映画の2年後を舞台としたテレビドラマが製作された。
静岡県相良町(現在の牧之原市)の男子校・唯野(ただの)高校の水泳部は、部員が鈴木智(妻夫木聡)ただ一人しかおらず、廃部寸前だった。そこに新任の美人教師・佐久間恵(眞鍋かをり)が顧問に着任したことで、部員は30人に急増するが、佐久間の狙いがシンクロナイズドスイミングを教えることだと分かった途端、25人が逃亡する。部長の鈴木、何事も中途半端な元バスケ部員の佐藤(玉木宏)、筋肉を付けたいガリガリのダンス少年・太田(三浦哲郁)、カナヅチ克服と水の力学の解明を目指すガリ勉・金沢(近藤公園)、ちょっと女の子っぽい早乙女(金子貴俊)の5人は取り残され、なし崩し的にシンクロの練習を始める。佐久間は学園祭の出し物に男子シンクロを登録するが、その矢先に妊娠が発覚し、5人を放り出して休職してしまう。
例年、学校のプールを釣りぼりとして使用しているバスケ部を始めとする周囲からバカにされまいと、5人は俄かにやる気を出し、既にプールに放たれていた魚を捕獲しようとするが失敗する。5人は後任の水泳部顧問・杉田(杉本哲太)と魚屋の磯村(竹中直人)に、プールの水道代と全滅した魚の弁償代を学園祭のシンクロ入場料金から捻出すると弁解し、その度胸を面白がった磯村はそれに同意する。5人はオカマバーのママ(柄本明)を始めとする地元の商店街の人々に前売り券を販売するが、まともな講師がいない状態では練習も進まず、杉田と磯村の前で行った予行演習は惨憺たる結果に終わる。弁償の一件は5人の保護者に伝えられ、杉田からはプールの使用を禁止されてしまう。
学園祭の発表は絶望的になる中、鈴木は桜木女子高の空手少女・木内静子(平山綾)と予備校で出会い、一目惚れする。二人は徐々に仲良くなっていくが、鈴木は学園祭でシンクロを発表することは言い出せずにいた。そんなある日、鈴木は木内と鴨川シーワールドへデートに行くが、そこで磯村がイルカの調教師として活躍し、見事なイルカショーを披露したことに感銘を受け、磯村にシンクロの指導を乞う。水泳部の4人はシンクロから離れつつあったが、鈴木の呼び掛けを待っていた早乙女と、己を鍛えたい太田と金沢は二つ返事で鈴木に合流。不貞腐れていた佐藤も、鈴木の発破で一念発起し、5人は夏休みを磯村の元で過ごすことにする。
だが、磯村は初めから5人にシンクロを教える気などなく、何かと理由をつけて水族館の清掃をはじめとする雑務を押し付ける。磯村は抗議する5人を「ゲームセンターのダンスゲームでリズム感を鍛えろ」と連れ出し放置するが、重労働で体力をつけ、動物の動きを観察して身のこなしのコツを掴んでいた5人は見事なダンスを決め、周囲の注目の的となる。5人は感動と感謝のあまり、戻ってきた磯村に縋り付いて泣き出し、とうとう観念した磯村は本格的にシンクロを教えることにする。数日後、海で練習していた一同は一般人から溺れていると勘違いされて通報され、水難救助隊のお世話になってニュースで報道されてしまうが、これが多くの住民をはじめ、唯野高全体も惹きつける結果を生む。逃げ出した水泳部員たちも我こそはと部に復帰し、男子シンクロは正式に実施されることが決定した。皆は熱心に練習を続けるが、鈴木は未だに、木内に「シンクロをやる」と打ち明けることができずにいた。
学園祭の前夜、学内でボヤ騒ぎが発生し、消防隊がプールの水を消火のためにほとんど使い切ってしまう。学園祭当日の昼前になっても注水は終わらず、水泳部員たちは諦めかけるが、木内から事情を聴いた桜木女子高の文化祭実行委員が訪れ、同日に学園祭を開催している桜木高のプールの提供を申し出る。迷いを振り切った鈴木を始めとする水泳部は、桜木高生、ママ、佐久間、磯村をはじめとする満場の観客の前で演目をこなしていくが、最後の大技・人間ピラミッドの直前、鈴木の海パンが脱げてしまう。事態を察した磯村は飛び込もうとするが、木内は前々から用意していた“プレゼント”を鈴木に投げる。それはイルカとシンクロを行う鈴木のアップリケが施された、手製の海パンだった。
最終演技を終えた唯野高校男子水泳部。来場者に礼をした30人は、ある者は笑い、ある者は泣きながら、声援と拍手の中退場していくのだった。
男子高校生たちが、シンクロに挑む青春活劇で、モデルは男子校の埼玉県立川越高校の水泳部が実際に1988年から文化祭の演目として行っているシンクロ公演。
1999年、プロデューサーが『ニュースステーション』(テレビ朝日)で放送された川越高校水泳部のドキュメンタリーを見て映画化を着想。後に矢口史靖監督が加わり、50mの屋外プールで部員全員で繰り広げるインパクトのあるシンクロ演技とその背景にある文化祭に訪れる近隣の女子高生にモテたいという不純な動機の面白さに、「これは映画にすべきだ」として[2]、2001年の映画化に至った。
撮影の1か月以上前からシンクロの練習を開始する必要があることから売れている俳優をキャスティングすることはできず、まるまる2か月以上スケジュールが空いている若手の俳優のみを募集して、当時まだ無名だった妻夫木聡や玉木宏らがキャスティングされた。撮影開始後も千葉県内の学校のプールに拘束されて連日シンクロの練習を続け、シンクロ漬けの日々を送った。後に矢口監督は、「彼ら自身も何か鬱屈した、”ぶつけたいんだ!”っていうエネルギーが溜まりに溜まっていたので、それがスクリーンにそのまま映ったというのが、お客さんに伝わったんでしょうね」と語っている[2]。
劇場公開から徐々に口コミと地方キャンペーンで話題となり、結果的に大ヒット映画となった。当初は少数の映画館のみの上映だったが、全国各地での地道なキャンペーンと独特の宣伝展開で劇場数が増え、最終的には上映劇場100館、上映期間は6か月を越えた。この現象は映画業界で話題になり、それ以降同じような映画が乱立した。シネマコンプレックスの普及と時期と重なり、2000年以降の邦画復活のきっかけを作った。
本作のヒットを受け、2003年にフジテレビがテレビドラマ化。映画スタッフがドラマ製作に参加することにより、映画の世界観を壊さずドラマ化に成功し、高視聴率を記録。この「映画から連続ドラマ」という連動は、その後他局にまで影響を与えることになる。この後フジテレビは、パート2(2004年)、スペシャル版(2005年)と制作し、完結した。また、同じスタッフで映画『スウィングガールズ』(2004年)が製作され、映画『ウォーターボーイズ』の倍以上の興行成績を記録した。
映画・ドラマのヒットにより全国で「シンクロブーム」が起こり、高校を中心に男子シンクロ部が設立されるなど大きな影響を与えた。映画のモデルになった川越高校水泳部のドキュメンタリーが『にんげんドキュメント』(NHK総合)や『スーパーテレビ情報最前線』(日本テレビ)で放送され、同校の文化祭は約3万人(2002年)もの入場者数を記録するまでになった。
2022年に行われ、350人が投票に参加した「夏に見たい映画 人気おすすめランキングベスト148作品 邦画編」では1位を獲得した[3]。
『WATER BOYS』と題して、フジテレビ系で2003年7月1日から9月9日まで放送された。続いて『WATER BOYS2』が2004年7月6日から9月21日まで、『WATER BOYS 2005夏』が2005年8月19日と20日に放送された。
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