W-OAMとは、ウィルコムが提供する高度なPHSデータ通信規格の名称である。通信状態に応じて通信方式を自動的に切り替えることが可能となる。
W-OAMは、利用可能な電波の状態に応じて、より高速な変調方式を自動的に選択することができる。具体的には、通常の場合であれば現在最も一般的に利用されている変調方式のQPSK(4位相偏移変調)が用いられるが、電波状態が良好な時には、QPSKよりも高速な変調方式である8PSK(8位相偏移変調)で変調する方式に切り替えられる。
W-OAMに対応するエリア内でW-OAMを利用した場合、データ通信速度は最大で通常の1.6倍(最大408kbps)程度の通信速度が実現されるという。電波状態が良好なときには高速で快適なデータ通信行なうことができる。
他方、電波状態が不安定な時には、より安定性が高いBPSK(バイナリ位相偏移変調)による変調へと自動的に方式が切り替えられる。電波状態が悪いときには安定した方式で通信を行なうことにより、信号がひんぱんに途切れるストレスからは解消される。
W-OAMは2006年2月下旬より、都市部を中心に順次拡大されて行く見込みとなっている。月額料金などの料金体系には変更がなく、従来どおりの利用料金で快適な通信を行なうことが可能になる。W-OAM対応端末も、2月下旬よりNECなどのメーカーから発売される予定である。
| PHS: | PメールDX ドッチーモ W-SIM W-OAM WILLCOM CORE WILLCOM CORE XGP XGP |
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/31 21:35 UTC 版)
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W-OAM(ダブリュ・オーエーエム、ウィルコム・オーエーエム)は、ウィルコム(現:Y!mobile)の高度化PHSを使用して提供されていた通信サービスの名称。WILLCOM Optimized Adaptive Modulationの略。
PHS規格の変調方式を改良し、データ通信の高速化・カバーエリアや屋内浸透度を向上させたものであり、「高度化PHS」の一種であった。かつて次世代PHSと称されていたXGP規格とは無関係である。
W-OAM(W-OAM typeGを含む)により通信しようとする場合には、W-OAM / typeGに対応した端末を使用して、W-OAMに対応した基地局と通信する必要があった。通信しようとする基地局側がW-OAMに対応していない等の場合には、自動的に従来(現行PHS)の変調方式(1x/32kbps)により通信する。なお、ここで言う1xとは、「
音声通話時には、従来のQPSKによる通信(32kbpsADPCM)に加えて、低速だがエラーに強いBPSKによる通信も用いられる(対応音声端末のみ)。この場合、音声符号化方式は16kADPCMとなる。従来のQPSKによる通信に比べ、通話時にも実効上の移動耐性・屋内浸透性が若干上がるとされている。
従来の料金プランでそのまま利用ができ、別途オプション料金は不要であった。W-OAM通信およびW-OAM typeG通信を利用したために別途課金されることはなかった。なおパケット従量課金制の料金コース等を契約中の場合でも、高速化した分だけ単位時間あたりのパケット消費量が増加することになるが、あるデータをダウンロードするのに必要な総パケット量に変化が生じるわけではないので、ダウンロードに要する時間が短縮されるだけで料金に変化はなかった。ただし、高速化によって快適になったために以前より総パケット量を増やすような通信をすれば、料金は上がることに繋がった。
なお、中継基地局であるホームアンテナ(レピーター)にはW-OAM/typeG通信や8xパケット通信に対応したものは2007年2月現在で存在しなかった。ただし、W-OAM/typeG通信においては、ホームアンテナを経由せずともBPSK変調により、低ビットレートながら実効上の屋内浸透性を向上させた通信を行うとされていた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 15:52 UTC 版)
2006年2月23日の「W-OAM」サービス開始時は、従来のQPSKに加えて、より高速な8PSK(1x/51kbps)、より低速だがエラーに強いBPSK(1x/13kbps)が採用された。 現在W-OAMは、データ通信専用型端末のほか、W-SIMや音声端末の一部にも採用されている。 (対応チップセット) AX20Pシリーズ(P2チップセット):スロットダイバーシティー、ハーフレート、無手順パケット、コアモジュール標準。 (対応チップセット) ML7257:スロットダイバーシティー、ハーフレート、CPU=ARM7TDMI。
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