VT100とは、1978年8月に旧DEC(Digital Equipment Corporation)社によって発表された端末装置(ターミナル)の名称である。
VT100は、前年(1977年)に新しく発表されたばかりのANSI制御コードに対応した初の端末だった。VT100は急速に普及し、ANSI制御コードを採用した端末としての事実上の標準(デファクトスタンダード)となった。登場から20余年を経た現在でも、エミュレータによって端末装置を再現する場合にはVT100の仕様に設定されるのが一般的となっている。
なお、DECは1997年にCompaq Computer社に買収されており、Compaqも2001年にHewlett-Packard社に買収されている。
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VT100は、ディジタル・イクイップメント・コーポレーション (DEC) が開発製造したビデオ表示端末である。
VT100はビデオ表示端末のデファクトスタンダード[1]で、端末エミュレータはVT100の動作をエミュレートするものが多い。
VT52の後継として1978年8月に登場し、大量生産された。DECとして初めて市販マイクロプロセッサのIntel 8080を使用した端末である。オプションで外部プリンタの接続や、VRAM (AVO=Advanced Video Option) の追加装備が可能であった。
DECでは初めて点滅・ボールド表示・反転表示・アンダーライン表示といった「グラフィック効果」を導入し、表示は80桁と132桁が選択可能であった。132桁×24行表示は追加VRAMを要する。追加の文字セットを導入すると、画面上でフォームの描写も可能である。
端末の設定は全てVT100上で対話的に可能で、設定データは端末内の不揮発性メモリに記憶された。
シリアルラインでホストシステムに接続し、ANSI標準のASCII文字コードと制御シーケンスで通信する。
VT100ファミリーの制御シーケンスは、ECMA-48標準とISO/IEC 6429とANSI X3.64に準拠し、ANSIエスケープコードとも呼ばれる。VT100はX3.64ベースの最初の端末ではなく、Heath社が ANSI X3.64 の提案段階の規格のサブセットを実装したマイクロプロセッサベースのビデオ表示端末を出している[1]。
1983年、VT100はVT220のホワイト、グリーン、アンバーの蛍光体ブラウン管タイプなどより強力なVT200シリーズ端末に置換された。
1995年8月にDECの端末事業はBoundless Technologies社へ売却された。