V.90とは、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T)が1998年9月に勧告した、モデムの信号変換についての規格で、最高56kbpsの通信速度を実現するものである。
片端は加入電話網に、もう片端はISDN網に接続する非対称型の通信形態がとられる。ISDN側から加入電話網への通信(下り)には、符号化方式としてPCMが採用され、速度は56kbpsまで出る。逆方向の、加入電話網からISDNへの(上り)通信には、V.34の信号変換方式が採用されている。市販されている電話回線用モデムの大半が、このV.90に準拠している。