出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/09 01:25 UTC 版)
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UCSD p-System または UCSD Pascal Systemとは、UCSD Pascalに基づいた移植性の高いオペレーティングシステム (OS) である。1978年、カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)で開発された。
UCSD p-Systemは、ホビーパソコンから学内のDEC製ミニコンピュータ PDP-11 まで共通のOSを学生が使えるようにすることを目的としていた。SofTech製のVersion VIは、IBMがオリジナルのIBM PC用OSとして提供した3つのOS(他はPC-DOSとCP/M-86)の1つである。しかし、p-System向けのアプリケーションが少なく、価格も他より高めだったため、あまり売れなかった。それ以前には、IBMはワードプロセッサ専用機DisplaywriterのOSとしてUCSD p-Systemを採用していた。
1977年ごろ、UCSDのKenneth Bowlesは、コンピュータの新機種の数が多くなり、新しいプログラミング言語が受け入れられにくくなる(処理系の移植が追いつかなくなる)と考え、UCSD p-Systemの開発を開始した。彼はプログラミングの教育用としてPascalに注目していた。UCSDはPascalに重要な2つの改良を施した。それは、可変長文字列と個別にコンパイル可能なコードの単位(ユニット)である(これは当時新たに登場した Ada から発想された)。ニクラウス・ヴィルトはp-SystemとUCSD PascalがPascalの普及に貢献するとして支持した。UCSD PascalがPascalユーザーの間で最も人気があったのはTurbo Pascalがリリースされるまでだった。
UCSD p-Systemはp-Machine (pseudo-machine) と呼ばれる仮想マシン (VM) によってハードウェアからの独立性を保っている。Pコードと呼ばれる命令セットを持つ。ニクラウス・ヴィルトの教え子Urs Ammannが博士論文 On Code Generation in a Pascal Compiler(1977年)で最初のPコードを発表した。このPコードはPascal向けに最適化されており、初期の開発は全てUCSD Pascalで行われた。各ハードウェアプラットフォームにはPコードのインタプリタさえあれば、p-System全体を動作させることが可能だった。その後のバージョンでは、Pascal 以外の言語もPコードにコンパイルされる処理系を実装した。例えば、TeleSoftはPコードを生成するAda処理系を開発した。これは、(68000からSystem/370まで)様々なプラットフォームで動作した。
UCSD p-Systemの考え方は、Javaプラットフォームと同じである。どちらもVMを使ってOSやハードウェアの違いを隠蔽し、クロスプラットフォームサポートのためにそのVM向けに書かれたプログラムを使用する。また、どちらのシステムもVMをOSとして扱うこともできるし、別のOS上で動作するボックスとしても扱える。
UCSD Pコード・エンジンには4つのバージョンがあり、それぞれにp-SystemとUCSD Pascalのいくつかのバージョンが対応している。Pコード・エンジンのバージョンが変わるということは、Pコードの仕様が変わるということであり、バージョンの異なるp-Machine向けのコードは実行できなくなる。Pコード・エンジンのバージョンはローマ数字で表され、p-Systemのバージョンはローマ数字(対応するエンジンのバージョン)にドット付きでアラビア数字を付けたものになっていた。例えば、II.3はp-Machine第2版で動作するp-System第3版を意味する。
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