『TETRIS THE GRANDMASTER4 -ABSOLUTE EYE- 』(テトリス ザ・グランドマスター4 アブソリュート・アイ)は、アリカ が開発し2025年4月4日に発売されたゲームソフト [ 2] 。通称は『TGM4 』。
「テトリス ザ・グランドマスター 」シリーズの新作としては2005年12月10日発売の『テトリス ザ・グランドマスター エース 』以来、ナンバリング作品としては2005年3月発売の『テトリス ザ・グランドマスター3 -Terror Instinct- 』以来となる。
本作では、操作方法を「STANDARD」または「TGM」から選択可能。STANDARDではガイドラインに準拠したワールドルールとなるが、TGMでは過去のシリーズ作品と同等のテトリミノの色、テトリミノの出現時の方向、ドロップの仕様、回転補正、テトリミノ出現補正などが採用される。TGM3では「CLASSIC」という名称だったが、ザ・テトリス・カンパニー の方針変更でCLASSICはNES 版『Tetris 』のようなTGM以前のテトリスの操作方法を示す物となったため、今回はTGMへと変更されている。
今まではディレクター、プロデューサー共に三原副社長が担当していたが、本作では「Tiのクラシック・ワールドの両モードで世界初のGm認定者」である平嶋仁がプロデューサーを担当している。なおテトリスの猛者として入社した平嶋だが、TGMシリーズを制作するのはアーケードアーカイブス版TGMの監修を経て、本作が初となる。
ゲームモード
MARATHON
一般的なテトリス のルールでハイスコアを競うモード[ 1] 。150ライン消去するとクリア。当初はSTANDARD操作(ワールドルール)のみプレイ可能であったが、2026年1月30日にオープンベータテストとしてVer.2.0.2(beta)が公開され[ 3] 、2026年2月4日にVer.2.1.0へのアップデートでTGM操作(クラシックルール)でもプレイ可能になった[ 4] 。
NORMAL
一般的なテトリスのルールで最速でLv999到達を競うモードで、旧来のTGMシリーズに似たモード[ 1] 。当初はTGM操作でのみプレイ可能であったが、2026年2月4日にVer.2.1.0へのアップデートでSTANDARD操作でもプレイ可能になった。NORMALモードでの称号は「◯ of △」で表記される「Absolute Eye Rank」で、◯側はテトリスを多数行い速度を上げると上昇、△側は到達レベルで評価され、最上位は「Ten of Ten」
2025年9月5日にVer.1.8.0へのアップデートで以下の新モードが追加された。
1.1
初代TGMのメインを踏襲したモード。ホールドやハードドロップも使用できる。旧来の9-1、S1-S9が認定され、一定条件を満たすと「Gm」が認定される。また裏段位認定も存在するが、本作では左右対象の右下開けスタートでも裏段位が認定される。
2.1
TAPのT.A.DEATHを踏襲したモード。1.1をクリアすることで選択できるようになる。Lv999をクリアしても自動的には「Gm」認定されず、認定されるには条件を満たす必要がある。
3.1
TiのSHIRASEを踏襲したモード。2.1でLv500まで到達(Lv500のタイム未達成の強制終了でも可)すると選択できるようになる。ほぼSHIRASEと同じルール及びギミックとなるがLv2000まで拡張されている。また2000までクリアかつ一定条件をクリアするとSHIRASEでは存在しなかった「Gm」が認定される。
ASUKA
テトリミノ(ブロック)が最高速の20Gで落下し、7分の制限時間内でどこまでレベルを上げられるかを競う、中・上級者向けのモード。終点はLv1300だが、1000以降は前作のシャドウロールのように設置後一定フレームでミノが消えるようになり、1200以降は設置と同時に消える。クリアで「Asuka master(Am)」が認定される。
このモードでは設置したテトリミノを落下時の状態まで戻すことができるバックステップ機能があるが、制限時間は戻らず、タイムロスになるため多用の利かない仕様となっている[ 1] 。また、設置後の回転・移動の回数に制限がなく、無限回転(インフィニティ)が可能。
セクション(100Lv)間で1度以上テトリス、全消し、もしくはT-Spin Triple(STANDARD操作のみで可能)のいずれかを達成しないとレベルがx99から進めないようになっている。
ASUKA EASY
2025年7月2日にVer.1.6.0へのアップデートの際に追加された、初心者向けのモード[ 5] 。
EASYは落下が遅い、制限時間30分、Lv1000で終了など、難易度が低く抑えられている。称号は巻き戻しを減らして琥ノ芭を多く出すと数字が上がる「Ae ◯◯◯」
ASUKA HARD
ASUKA EASYと同時に追加された、超上級者向けのモード。
ASUKAモードをクリアしたプレイヤーのみが選択できる。
HARDは制限時間が4分30秒とかなり短く、かつセクション突破条件がさらに厳しく設定されている。クリアで「Asuka Grandmaster(AGm)」が認定される。
MASTER
「ASUKA」と同様にテトリミノが20Gのままで落下する状況においてレベルアップを目指す、超上級者向けのモード[ 1] 。ゲーム途中では積まれたテトリミノが氷漬けになり消えなくなるなど、様々な困難に対処していく必要がある。最大レベルは2600で、到達すればGmが認定される。
END GAME
MASTERモード最後のギミックで、クリアから65秒間のプレイが巻き戻され、ブロック凍結が解除された上で65秒間で改めて2600までクリアしなければならない。クリアすることでGmの上位称号「Grandmaster Rounds◯(数字)」が認定される。一定条件でこのGmRの更に上位称号「Grandmaster Sir ◯◯(称号)」が認定され、2026年1月にその上位称号の更に上位称号「Grandmaster King of Rounds」が確認された。
KONOHA
テトリミノの1マスが2×2に拡大されたビッグブロックを用いるモード。ラインを全消しするごとにキャラクターのイラストが解放され、プレイ後に図鑑で閲覧することができる。プレイ序盤は全消しするためのガイドが表示される[ 1] 。難易度EasyではS, Zテトリミノが出現しない。Hardモードで110回以上の全消しを行うと「KONOHA master(Km)」が認定される。
SHIRANUI
CPU(コンピュータ)と対戦するモード。複数の難易度があり、CPUに勝利するごとに次のレベルが解放される[ 1] 。対戦の制限時間は2分、目標レベルは999、2本先取で固定。Lv101のCPUを倒すと「Shiranuimaster(Sm)」が認定される。
プロデューサーであるアリカの副社長・三原一郎が、自身の2009年9月10日付のブログ にて本作の存在を公表し[ 6] 、同年9月19日 開催の第47回アミューズメントマシンショー のセガ ブースで『Tetris THE GRAND MASTER4 THE MASTERS OF ROUND. 』のタイトルでアーケードゲーム として参考出展された[ 7] 。同年10月31日には東京都 渋谷区 のゲームセンター 「ハイテクランドセガ渋谷」でロケーションテスト が実施された[ 8] 。
しかし、2010年9月18日付の三原のブログで突如「TGM4はリリースできません」と発表された。その理由の一つとして、主に日本国外においてTGMシリーズを模したクローンゲーム とプレイ動画が多数公開されている[ 注 1] こと(三原は「クローン掃除をしている余裕がない」と表現している)を挙げている[ 9] 。
2015年には新規のシリーズ作品として『TGM2015 』を開発していることが明かされ、一部で『TGM4』と紹介された[ 10] 。その後、2016年10月25日付のシリーズ公式Twitter アカウントで、リリースについて現在パブリッシャ(アークシステムワークス )が交渉中であると報告されたが[ 11] 、2017年4月3日付の同アカウントでは、ライセンサーとの条件が折り合わずアークシステムワークスから販売計画を白紙にしたいとの申し出があったと公表された[ 12] 。
2024年9月27日、アリカの公式X アカウントにて、テトリスの版権を扱うザ・テトリス・カンパニーと新作ゲームについてのライセンス契約を締結したと発表され、同年12月3日には正式タイトルおよび2025年3月末までにSteam でリリース予定であることが発表された[ 13] 。
脚注
注釈
^ 日本においても、ニコニコ動画 で一時期TGMシリーズを模したクローンゲームとプレイ動画が公開されたこともあったが、アリカが著作権侵害 を申し立ててきたことで全て削除されている。
出典
外部リンク
TETRIS® THE GRAND MASTER 4 -ABSOLUTE EYE- - Steam
作品
コラボレーション作品
派生作品
関連人物
関連項目