出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/27 03:06 UTC 版)
| 『Stand By You EP』 | ||||
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| Official髭男dism の EP | ||||
| リリース | ||||
| ジャンル | J-POP、ロック | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | ポニーキャニオン | |||
| チャート最高順位 | ||||
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| Official髭男dism アルバム 年表 | ||||
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| ミュージックビデオ | ||||
『Stand By You EP』(スタンド・バイ・ユー イーピー)は、2018年10月17日にポニーキャニオンから発売された日本のバンド・Official髭男dismの2作目のEP[13]。
2018年8月24日、本作を10月17日にリリースすることが発表された[13]。前作『ノーダウト』から6か月、EPとしては『What's Going On?』から約2年11か月ぶりのリリースである。
本作には表題曲「Stand By You」とそのアコースティックバージョンの他、同年10月から放送されたTVアニメ「火ノ丸相撲」のOP主題歌「FIRE GROUND」や、先行して8月に配信リリースされていた「バッドフォーミー」が収録された。初回限定盤に付属のDVDには7月5日に中野サンプラザにて行われた「Official髭男dism one-man tour 2018」ツアーファイナル公演の様子が収録された。また、各CDショップ別に予約先着購入特典も用意された[13]。
2019年10月9日リリースのメジャー1枚目のスタジオ・アルバム『Traveler』に本作より3曲が収録された[注釈 1][14]。
2018年9月18日に楽曲「Stand By You」のティザー映像が公開された[15]。10月1日にはCDリリースに先行して各種音楽配信サイトで収録曲「Stand By You」「FIRE GROUND」の配信が始まった[16]。
楽曲はラジオ全国27箇所でパワープレイされ、10月には月間1100オンエア以上で2018年の月間オンエア数記録を更新した。また、国内AM&FM局のオンエア回数を集計する「Billboard Air Play Chart」で4週連続1位を獲得した[17]。
CDリリースの前日である10月16日にはバンド公式のInstagramアカウントが開設され、メンバーからのコメント動画が公開された[18]。
9月18日、本作のリリースを記念したフリーライブが10月14日にラゾーナ川崎にて開催されることが発表され、ライブ会場でCDの特別先行販売が行われることがアナウンスされた。また、同時にアーティスト写真も更新された[15]。ライブ当日の10月14日には、同ライブの様子がYouTubeにて生中継されることも発表された[19]。
ライブはアコースティックセットで行われ、本作の収録曲のほか「115万キロのフィルム」や「異端なスター」などのインディーズ時代の楽曲や、メジャーデビューシングル「ノーダウト」など、全5曲を歌唱した[注釈 2]。会場にはドレープカーテンなど特別なステージ装飾も施され、自身最大規模のフリーライブとなった[20][21]。
2018年11月30日、テレビ朝日系「ミュージックステーション」に初登場し、楽曲を披露した。番組終了後、放送直後からネット上で「かっこいい」と話題になり、楽曲は1ヶ月以上前のリリースにも関わらず各種サブスクチャートで上位へ浮上した。藤原は放送後、SNSに「楽しかった! 本当に楽しかったです! 見て下さった皆さん本当にありがとうございます。また出られるよう、いい音楽を届けられるよう全力で頑張ります! 髭男を、スタンバイユーをよろしくお願いします!!」とコメントしている[22][23]。
2021年9月にNHK放送の「SONGS」に登場した際、スタジオライブにて楽曲「Stand By You」を「Cry Baby」「アポトーシス」とともに披露した[24]。
| 全作詞・作曲: 藤原聡、全編曲: Official髭男dism。 | ||
| # | タイトル | 時間 |
|---|---|---|
| 1. | 「Stand By You」 | |
| 2. | 「FIRE GROUND」 | |
| 3. | 「バッドフォーミー」 | |
| 4. | 「Stand By You (Acoustic ver.)」 | |
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合計時間:
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メジャーレーベルも加わり大きくなったチームで初めて作った曲[25]。本来2018年6月にリリースする予定であったが、レコーディングも済んでいた状態でリリースが延期となっていた。その後夏フェス等の大きなイベントやライブを経て、歌詞の書き直しやシンセサイザーメインからコーラスワークス中心としたアレンジへの変更などが行われた[26]。終盤のコーラス部分では、メンバーの声を3回以上重ねたり、録音を1本のマイクに対してメンバーの距離を変えながら行って立体感を演出したりといった工夫が込められている[25]。
EPには他にタイアップのついた2曲が収録されているが、「こういう音楽をこれからやっていく」というメッセージがこの曲で一番表れており、バンドをよりクリエイティヴにやっていくために、リードトラックにはこの曲が選ばれた。なお、2019年リリースの「イエスタデイ」は「Stand By You」をリリースする際チームの中にリードトラックに反対する人がおり、それを基に「リードトラックに相応しい曲を作ろう」と制作されたトラックが基になっている[27][26]。バンドは楽曲について「自分たちの最近見つけた音の魅力と、かねてから持っていたピアノポップというアイデンティティをミックスさせることが出来ました」と発表[28]。作詞作曲を担当した藤原は制作時について、メンバーをはじめ家族やチーム、リスナーに対する感謝の気持ちを比喩とかでぼかさずに、言葉の輪郭を強くして隠さずに伝えたいという思いがあったと語っており、「自分でもこんなに赤裸々というか、心の内を飾らない言葉で出したのは初めてだなって思うような曲になりました。」と楽曲を振りかえっている[25]。なお、ノンタイアップの楽曲のリリースはこの楽曲の後、アルバム収録曲を除き2025年リリースの「Sanitizer」までの約7年間行われなかった[29]。
楽曲は9月27日に放送されたTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」にてラジオ初オンエアとなった[28]。9月30日にはアメリカ・ロサンゼルスで撮影されたミュージック・ビデオが公開された [16]。楽曲は口コミ等で話題となり、全国FM・AM局で10月度オンエアNo.1、iTunes、Apple Musicでも3位を獲得した[30]。「ミュージックステーション」での放送後には再び話題を集めApple MusicのJ-POP単曲チャートで8位へ再浮上、他にもiTunes J-POP単曲チャートで13位、LINE MUSICソングチャートで9位にランクインした[22]。2018年11月末までに音楽認識アプリ・Shazamでの楽曲表示数1位、YouTube200万回再生突破、音楽サブスク再生数累計500万回再生突破などの記録を打ち出した[17]。
2020年7月、Billboard JAPANチャートにおいて、ストリーミング累計再生回数が1億回を突破した。この以前にもバンドの楽曲では「Pretender」「宿命」「ノーダウト」「I LOVE...」「イエスタデイ」「115万キロのフィルム」が1億回再生を突破しており、自身7曲目、日本国内では20曲目の1億回達成曲となった[31]。
ライブの定番曲であり[32]、ハンドクラップやコール&レスポンスがおなじみとなっている[33]。『one-man tour 2019』や『LIVE at STADIUM 2025』などのライブではアンコール最後の曲として歌われている[34][35]他、 2025年4月にKT Zepp Yokohamaで開催されたファンクラブ限定ライブ『one-man live 2025 -UNOFFICIAL-』では、アンコールにて会場のリクエストに応える形で「Universe」とともに披露された[36]。
EPには楽曲のアコースティックバージョンも収録されている。ゴスペルテイストのアレンジになっており、藤原がグランドピアノとボーカル、小笹・楢﨑・松浦がクラップとコーラスを担当して教会で1発録りで収録された。2018年10月31日にはアコースティックバージョンのミュージック・ビデオが公開された。映像はレコーディングを行ったときの模様がフルサイズで収録されたものとなっている[37]。
2018年8月6日にバンド初のアニメタイアップとして楽曲を書き下ろしたことを発表[38]。9月4日に公開されたアニメの公式PVにて楽曲のテレビサイズ音源が使用され、一部が解禁された[39]。9月19日、自身が同月度ナビゲーターを務めるJ-WAVE「SPARK」にてラジオ初オンエアされた[15]。
制作では、タイアップ決定時にアニメ側から炎や熱さ、スポーツ漫画の爽やかさ・若々しさ・勝負の激しさなどのイメージが伝えられた上で「好きなようにやってください」というオファーがされた。その後アニメとバンドの共通点を探し、気迫あふれるハードロックにバンドらしいファンクの要素を取り入れた楽曲に仕上がった。ギターのサウンドでも最初から気迫あふれるプレイが意識されており、ドラムも時間をかけて音作りをし、パワーがある重めのプレイがされた[26]。
CDリリース日の2018年10月17日に楽曲のミュージック・ビデオが公開された。映像は全編ロサンゼルスにて撮影が行われており、岩場での演奏シーンやメンバーが街中を歩くシーンなどで構成されている[18][40]。
『one-man tour 2019』をはじめ『one - man tour 2021-2022 - Editorial -』『LIVE at STADIUM 2025』などといったライブで演奏され、ステージでは炎柱を使った演出がされた。また曲中では藤原はショルダーキーボードを使って小笹とともにソロを演奏している[34][41][35]。2019年3月22日にはワンマンツアー「Official髭男dism one-man tour 18/19」1月24日NHKホール公演から楽曲のライブ映像が公開された。演奏にホーンやパーカッションなどでサポートメンバーを迎え、ライブ演出も加えられたパフォーマンスとなっている[42]。
テレビ大阪・BSジャパン「真夜中ドラマJ」放送のテレビドラマ『グッド・バイ』主題歌。2018年8月6日に配信限定シングルとしてリリースされていた楽曲[38]。