出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/01 14:41 UTC 版)
|
|
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2015年1月)
|
SaGa(サガ)は日本と中国のヴィジュアル系ダンスロックユニット。2005年にメジャーデビュー。 2008年5月11日に活動休止したが、2012年1月14日に中国を拠点に日中混合ユニットとして活動を再開。 2003年、アメリカLos AngelesでRioを中心に結成。その後長い時間をかけてダンスとロックの融合という新しいジャンルを確立した。
英語では英雄の冒険譚を表す「SaGa」。日本語でのサガは「人間の本性、宿命」の意味があり、また中国仏教でいう「因果」という意味も持ち併せている。 Rioが初のデモCDを各レコード会社に送る際、自分の今までの人生、これからの人生を考え、直感で命名した。
スペルを大文字、小文字で分けたのは、日本語のサガを感じてほしいという理由の他に、RioがコンピュータRPGの『魔界塔士Sa・Ga』が好きだったからという。
2001年、高校卒業後、単身アメリカに音楽修業に渡ったRioは、2002年日本のインディーズバンドシーンで活躍していたTaichi(ドラマー)とハリウッドで出会う。 互いに運命的なものを感じた二人は、何かを一緒にやろうと話し合い、翌2003年、ヴォーカリストを探すため一時帰国し、Juno(リードヴォーカル)と出会う。 3人でSaGaの音楽を模索するための共同制作を開始した。2004年、ハリウッドでダンサーのメンバーを探しているさなか、Nagisa(リードダンサー)と出会い、初期の4人のSaGaが完成した。 時を同じくして日本でSaGaのデモテープを聴いたAVEX TRAXが社長自ら訪米。契約交渉の末、2005年度のデビューが決定する。 同時期にグラミー賞プロデューサーであるScott "Shavoni"Parkerと出会い、その実力を認められ、プロデュースが決定。デビューに向けての制作に突入した。
当時をRioはこう語る。「インディーズ活動を全くすることなく楽曲の良さのみで突如巨大レーベルや世界的プロデューサーと契約し、世界的に放映されるアニメのタイアップが決まった。 本当に幸運な状況だったのですが、まったく状況に実力が伴っていなかったので、とにかく混乱の中、必死だった」 2005年、アメリカでベストゲームアワードに輝いたVIEWTIFUL JOEが日米でアニメ化されることとなり、そのオープニング&エンディング曲がSaGaのデビューとなる事に決定した。 3月、1st single「Brighter side / And you」でデビュー。北米、欧州を中心に放送され、同時にインターネットを通じて各国の子供達の間に浸透し、Youtubeに子供達が曲を歌う姿が次々とアップされていった。 続いて8月、翌クールの主題歌として2nd single「Spirit Awake」が発売され、初のライブの舞台として選ばれたのはAVEXが主催する日本最大規模のフェスティバルA-nationだった。 同年11月、再び世界的に有名なアニメ「頭文字D」のタイアップが決まり、3rd single「円-MADOKA-」が発売。プロモーションの為に来日し、数千人規模のイベントに出演。SaGaのデビュー初年度は 好スタートをきったかに見えた。
しかしここでRioに試練が訪れる。あくまでアメリカを拠点とした活動を希望するSaGaと日本を活動の拠点におくべきというAVEXとの間で意見が対立。結果Rioは米国ビザの期限もあり、 日本に帰国し、日本での活動に一旦専念する決意をしたが、メンバーの半数はアメリカに残る意思が固く、結果SaGaはレーベル契約を解消し、インディーズ活動を選択した。 「自分にとって、もう一度本当に自分のイメージするSaGaを作り上げる必要があると感じた。音楽面も、ライブ面も、そしてビジネス面に関しても(Rio)」 活動の拠点を日本に移したRioは、脱退したTaichiとNagisaの後任として、まずライブ面での弱さを克服するために、日本の著名実力派男性ダンサーTOM(後にIPPEIにメンバーチェンジ) 女性ダンサーKAORIという二名の男女ダンサーを新メンバーに迎え、バンド色の強かったAVEX時代の音楽性から、本来の自分の音楽性を確立するために、エレクトリック、ダンス色の強い音楽を制作。 そしてメジャー時代はレーベルに任せきりだったビジネスサイドをも自分で行なうため、自らのレーベル「MADOKA」を設立。SaGaが出演するイベントの制作、CDの制作を開始した。 「この時は本当に底辺だった。アメリカ生活が長く、日本の事は右も左も分からない。ライブの出方も分からない。アメリカでいい家やスタジオがあって音楽をつくり、帰国すればお迎えがきて、 衣装やメイクがあってTVや雑誌に出てライブをするというメジャー時代は、本当に恵まれていたとしみじみ思った」
ゼロから執念の活動再開で徐々に日本国内にファンを増やしていったSaGaはその主催するイベント「MATSURI」の動員を着実に増やして行き、ファン層を確立していく。 またその間もRioは作曲家、プロデューサーとして、メジャーアーティストや大規模なイベントやミュージカルに積極的に音楽制作に取り組み、国内で知名度を上げて行った。 そして自社出版による初のアルバム「Raison D'etre -存在理由-」をリリース。このアルバムをもってメンバー全員で再度アメリカに渡り、ラスベガスからロサンゼルスに渡るツアーを独自で敢行。 「この頃から音楽的にもライブの内容的にも、3年かけてようやく自分のやりたかったSaGaという新しい形態のユニットのイメージを現実にし始める事ができた(Rio)」という発言にも現れるように 大きな反響を呼び、ラスベガス1の高さを誇るカジノホテルStratsphereでの公演は観客総立ちの上、ショーの最中涙を流す現地人まで現れ、地元メディアの熱狂的な取材からも確かな感触を掴んで行った。
ツアー最後の舞台となったロサンゼルスでは、ハリウッドでも有名な巨大クラブを借り切り、自らのイベント「MATSURI」のアメリカ版を開催。 これも満員の成功を収め、機は熟したと感じたRioは、音源発売の為アメリカのレーベルとの交渉でアルバムとツアーの内容をもってロサンゼルス中を周り、インディペンデント系のレーベルと契約を取り付け、 再びアメリカでのデビューを果たすかに思えた。しかしながらそのインディペンデント系レーベルを中心とした国際的な事件が勃発し、そこに巻き込まれたSaGaは、5月の日本公演を最後に 事実上の活動休止に追い込まれる事となった。 「この半年間の事は、本当に筆舌に尽くしがたいものがあります。サバイバルに長けた俺ですら命が危ないと思ったし、他のメンバーはもう完全にギブアップでした。 もうここまできたらさすがに活動は続けられない。一旦すべてを清算して、別の生きる道を探すしかないと思いました。人生二度目の完敗で、しかも独立からなんとか自力で這い上がってきて、やっと、 という所だったのでさらにショックが大きかった。もうSaGaは無理だろうと思いました。運命は過酷というか、なぜここまで命がけでやった結果がこの結末か、と。 しかし同時に自分に足りないものを見直すきっかけにもなった。世の中はやはり良い人ばかりではないし、隙があればやられる。自分のやりたい事を達成するには、 サバイバルを乗り切れるビジネスマンにならなくてはいけないと強く感じた(Rio)」
これ以降3年間にわたり、Rioはステージから離れ、徹底的にビジネスに専念する。SaGaの活動でつちかった国際的な人脈と、音楽業界の知識を生かし、アメリカのベンチャー起業家達と 日本の音楽、ファッションを海外に発信するイベント、インターネット事業会社を起こした。この会社「INDIVISUAL」は自らが尊敬してやまないX-JAPANの復活ワールドツアー、東京、台湾公演において、 YOSHIKIのソロプロジェクトVIOLET UKのダンスxファッションショーのプロデュース、香港において、もう一つの伝説のバンドLUNA SEAの復活に関わるインターネット戦略、 ニューヨークにて「TOKYO FASHION FESTA」と銘打つファッションショーと音楽のライブを一体化させたイベントを主催し、セントラルパークで成功させるなど数々の国際的なプロジェクトに携わる事となる。
この当時の事をRioはこう語る。 「この会社の設立時、2008年SaGaを失った時の夏ですね。LAのヴェニスビーチで、俺の会社のもう一人の創業者であるアメリカ人の優秀な若手実業家と サーフィンしながら浜辺で一日中語らったときに聞かれたんです。 『なんでまだお前はステージに立つべき年なのに、歳をとってからでもできるビジネスを今からやるんだ?』と。 『俺は音楽だけをひたすらやって、ビジネスの戦いに破れたんだよ。音楽以外のビジネスを身につけないとこれから先の資本主義の世界でもっと大きな勝負をする事ができない』と答えると。 『分かった。それなら一緒にやろう。だけど覚えておくんだ。絶対もう一度Rioはステージに立つ日がくる。そのときには絶対全てをかけてそれに臨めよ。 俺達にはそれぞれ自分にしかできないミッションがあるんだ。それを絶対ビジネスの世界で見失っちゃいけない』 この意味が2年かけてようやく後から分かるんです(Rio)」
2011年に入り、インドネシアや韓国を旅したRioは次なる活動の場はアジアだと確信する。 日本を旅立つ準備を進める中、東京ガールズコレクションの中国版であるTGC GIRLS COLLECTIONの プロデューサーの一員として迎えられた事と重なり、10年前から憧れていた中国に活動の拠点を移した。 そこで中国最大の格闘番組「武林風」とフジテレビが共同で2006年から行なっていた中国最大級の格闘イベント番組 「グローバルトップファイター」から、主題歌制作と、番組内の人気アイドル「武林ベイビー」のプロデュースの オファーを受けた。楽曲についての打ち合わせの際、Rioが過去の楽曲を参考の為にSaGaを聴かせると スタッフから「最高じゃないか、これをやってほしい(スタッフ)」「SaGaのような楽曲をつくればいいわけですね(Rio)」 「いや、そもそもこのグループをそのまま中国でもう一度できないのか(スタッフ)」という会話になり、 これを運命と感じたRioは快諾。中国人のヴォーカリストが必要だとするRioに、制作チームが紹介したのが、新ヴォーカリスト 芳芳-Fangfang-だった。天性の声を中国語をはじめ英語、日本語で歌いこなす彼女を見てRioは即決。 北京で二ヶ月に渡る楽曲制作と、イベント開催地である河南省での1ヶ月のリハーサルの末 2012年1月14日、3年半の月日を経てとうとうSaGaは復活し6000人の観客を熱狂させた。 またこの時にRioが、SaGaには必ずダンスが必要だとして日本から呼び寄せた往年のパートナーである振付、演出家、ダンサーMaryがゲストメンバーとして参加したが、 あまりに3人のコンビが現地メディアに好評であったため、準メインメンバーとし現在は3人のSaGaとして紹介されている。 2012年は中国国内の大規模な多数のフェスへ出演を予定。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/03/25 10:14 UTC 版)
| SAGA | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 出身地 | |
| ジャンル | オルタナティヴ・ロック エレクトロニカ ポップ・ロック |
| 活動期間 | 2008年 - |
| レーベル | unBORDE(2011年 - ) |
| 事務所 | respire |
| 公式サイト | androp official website |
| メンバー | |
| RAMY(ヴォーカル)KEVIN(ヴォーカル) RIO(エレクトロ) |
|
SAGA(サガ)は日本、韓国、中国のメンバーによるアジアンユニット
(SaGa から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/08 09:07 UTC 版)
サガ(アイスランド語: saga 複数形: sögur)は、おもに中世アイスランドで成立した古ノルド語(古北欧語、古アイスランド語とも)による散文作品群の総称。同時代に書かれたエッダ詩がゲルマン民族の神話や英雄伝説を題材にしているのに対し、サガはノルウェーやアイスランドで起きた出来事を題材にしたものが多いことに特徴があり、約200点が現代に伝わっている。
転じて、フィクションにおいて、一家一門の物語を壮大に描く長編の叙事小説[1]やファンタジー作品、叙事詩的映画などがサーガと呼ばれたり、そのようなタイトルを称することがある(『グイン・サーガ』、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』、『ゼノサーガシリーズ』など)。
サガは古アイスランド語のsegja(「言う」を意味する動詞で、英語のsay, ドイツ語のsagenに相当する)から派生した言葉であり、「語られたもの、語り物、物語」を意味する[2]。
ほとんどのサガは著者不明で、執筆期間はアイスランドで独自の民主制が置かれていた、いわゆるアイスランド共和国時代の後期である12世紀から13世紀とされる。それ以降に書かれた作品は大陸の騎士道ロマンスやおとぎ話の模倣(「騎士のサガ」、「嘘のサガ」)が多くなり、それらは通例サガに含まれない[3]。
多くのサガは散文のみで書かれているが、スカルド詩人などを主人公とするサガには、韻文のスカルド詩が挿入されているものもある。全体の長さは作品によって大きく異なり、『ニャールのサガ』のように現代の刊本で数百ページにおよぶものもあれば、『アイスランド人の書』のように数十ページで終わるものもある[注 1]。比較的短い作品にはサットル(þáttr)と呼ばれ、サガから区別されるものがある。サットルは日本では通例「話」と訳される(『棒打たれのソルステインの話』など)[4]。
サガが扱う内容は、歴代のノルウェー王の伝記、アイスランドの植民とキリスト教化の歴史、島民の諍いと裁判、古代ゲルマン民族の伝説など多岐にわたる。
各種のサガは伝統的に、主題をもとに「王のサガ」、「司教のサガ」、「アイスランド人のサガ」、「古代のサガ」の4つに分類される[3]。ただし、この分類のほかにも様々な分類方法がある[注 2]。また、これらの分類に収まらないサガや、複数の分野にまたがるサガも存在する。例えば「同時代のサガ」や「騎士のサガ[7]」、「聖人のサガ」といった分類が存在する[8]。
(SaGa から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/24 15:25 UTC 版)
サガ、サーガ、さが、Saga
アイスランド語で歴史を表す。
(SaGa から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/07 22:56 UTC 版)
| ジャンル | ロールプレイングゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | ゲームボーイ |
| 開発元 | スクウェア開発部 |
| 発売元 | スクウェア (再発売版) |
| ディレクター | 河津秋敏 |
| デザイナー | 河津秋敏 |
| シナリオ | 河津秋敏 石井浩一 伊藤裕之 時田貴司 |
| プログラマー | おきたかし 岡部直樹 |
| 音楽 | 植松伸夫 |
| 美術 | 時田貴司 |
| シリーズ | サガシリーズ |
| 人数 | 1人 |
| 発売日 | (再発売) |
| メディア | 1メガビット+16キロRAMロムカセット[1] |
| その他 | 型式: |
『魔界塔士 Sa・Ga』(まかいとうし サガ)は、1989年12月15日にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)からゲームボーイ(以下GB)用として発売されたロールプレイングゲームである。
本作はスクウェアが初めて開発したGB用ソフトであると同時に、携帯ゲーム機向けソフトとしては初めてのロールプレイングゲームでもある[2]。本作は同社史上初のミリオンセラー作品となり、のちにサガシリーズとしてシリーズ化された。また、本作の北米版のタイトルは『The Final Fantasy Legend(ザ・ファイナル・ファンタジー・レジェンド)』であり、北米版のGBのサガシリーズはファイナルファンタジーシリーズの外伝作品という位置づけに置かれた。
2002年3月20日には、ワンダースワンカラー(以下 WSC)用ソフトのシリーズ「スクウェア マスターピース」のひとつとして、本作のリメイク版が発売された。また、携帯電話への移植も行われており、2007年7月2日よりiアプリ版の配信が開始された(NTTドコモ FOMA900iシリーズ以降。2日配信は903i以降および703i用のメガiアプリと902i用で、7月6日に901i、7月11日に900i用が配信された)。704i用のメガiアプリとしても、7月23日より順次対応を開始した。11月29日より905i対応。12月13日にはEZアプリ版の、2008年3月12日にはYahoo!ケータイ版の配信が開始された(EZアプリ版はau W3Xシリーズの一部、W4Xシリーズ以降。Yahoo!ケータイ版は、703SH以降)。2020年12月15日に発売されたNintendo Switch用ソフト『Sa・Ga COLLECTION』にはゲームボーイ版の完全移植版が続編2作品と併せて収録されている[3][4]。(WSCや携帯アプリのカラー版は入っていない)
世界の中心に立つ塔は、かつて自由に出入りできたはずだったが、現在は入り口が閉ざされている。それによって世界の平和が乱れる中、人々は塔の頂上にある素晴らしい楽園の伝説を信じて、希望を保っていた。冒険者たちは、塔の謎の解明と楽園を目指して塔の扉を開いていったが、帰ってくる者はいなかった。冒険者の一人である主人公もまた、塔の扉をくぐり、中へと入る。
ベーシックタウンに着いた主人公は、剣の王・鎧の王・盾の王の三勢力が戦う「大陸世界」を目の当たりにする。主人公が三勢力から英雄の像の剣・鎧・盾を手に入れたところ、「大陸世界」の支配者である玄武が襲い掛かってくる。主人公は玄武を倒して黒のクリスタルを得る。
クリスタルを得て禁断の塔を開けた主人公は、第5階層にある「海洋世界」にたどり着く。主人公は海に浮かぶ島を利用し、かつての「海洋世界」の支配者だったりゅうおう(竜王)に会う。主人公はりゅうおうから出されたなぞなぞを解き、景品をもらう。その後、主人公は「海洋世界」の支配者の座をりゅうおうから奪った青龍と戦い、青のクリスタルを得る。
次に、主人公は第10階層「空中世界」を訪れる。雲の上に広がる「空中世界」を支配する白虎は、レジスタンスのリーダー・ジャンヌとその双子の妹であるミレイユが持つ、白のクリスタルの鍵を得るべく主人公を利用しようとするが、最終的にはジャンヌと協力した主人公によって撃破される。
白のクリスタルを得た主人公は第16階層「都市世界」を訪れ、不死身の朱雀によって荒廃した都市を目の当たりにする。最初、主人公は都市に住む暴走族の総長と対立するものの、総長の妹であるさやかをモンスターから救ったことにより、和解する。主人公たちは、原子力発電所でデスマシーンと戦ってプルトニウムを手に入れ、朱雀が張るバリアを中和する「イレイサー99」を完成させる。
主人公たちは朱雀を倒し、最上階である23階に到着する。そこへ、朱雀たち四天王の親玉である大魔王アシュラが現れ、新たな四天王にならないかと勧誘される。主人公たちがアシュラを倒した後、今度はシルクハットの男が現れる。彼の正体は神であり、退屈しのぎのためにアシュラたちを放ったことが判明する。
本作のキャラクター成長システムは、スクウェアが1988年末に発売した『ファイナルファンタジーII』の熟練度による成長システムを発展させたものである[5]。
『ファイナルファンタジーII』は、従来のRPGで用いられていた経験値によるレベルアップ制を廃し、戦闘中の行動にあわせて随時能力が変わる「熟練度によるキャラクター成長システム」を採用した。これは、当時の他のRPGにはあまり見られない斬新なシステムだった。その斬新さが仇となりファイナルファンタジーシリーズの続編では採用されなかったが、斬新性を追求する指向で企画されたサガシリーズで発展的に採用されることになった[6]。このシステムは、『時空の覇者 Sa・Ga3』など一部の作品を除き、後のシリーズ作品にも採用された。
ただし本作では「戦闘中にとった行動」が直接成長に関与するシステムは採用されていない[7](詳細は下記の項目に記す)。サガシリーズでこのようなシステムが本格的に採用されたのは『Sa・Ga2 秘宝伝説』が初である。
種族には人間、エスパー、モンスターの3種があり、人間とエスパーにはそれぞれ性別がある。主人公は、人間とエスパー各2種および、モンスター4種の合計8種から選択する。ゲーム開始時は主人公1人だけだが、仲間を3人まで「アドベンチャーズギルド」で無料で雇える。最初の世界のギルドのメンバーの初期能力は基本的に主人公に劣るが、後半の町にあるギルドほど初期能力の高いメンバーを仲間にできる(その時点で出現する敵と比較した場合、おおむね同等か少し弱め)。ただし一度仲間に雇ったメンバーを外す方法は、死亡した場合にギルドで新たな仲間を代わりに雇うのみ[8](ただし、主人公はこの方法でも外せない)。
なおGB版では、プログラムの仕様上、仲間を3人雇わないとイベントが進まなくなる一方、WSC版以降の移植版ではその制約は存在しないため、主人公の一人旅もできる。
また、ゲーム中の台詞は全て固定であり、種族や性別に関係無く全員同じ口調で話す(基本的に男言葉)。
以下に種族の特徴を記載する。種族によって成長方法自体が異なるため、強化させるには使用している種族に合致した進行が必要になる。
本作に登場するパラメータは以下のとおりである。攻撃や回復の効果は、パラメータと武器の性能を乗算する形で算出されるため、強力な武器を持ってもパラメータが弱いとその性能を活かし切れないのが特徴である(以降の作品でも乗算によって算出される点は共通である)。
アイテムは、一部のものを除けば武具を含めて回数制限があり、回数を使い果たすと消滅する。エスパーやモンスターの特殊能力も回数制限はあるが、使い果たしても消滅はせず、宿屋で休むことで最大値まで回復する。パーティー共用のアイテム欄は8個まで所持できるが、戦闘中に使うことはできない。
本作では敵との遭遇はランダムエンカウントで行なわれる。そのため、敵の出現する地域で移動中に突然遭遇することになる。移動中にセレクトボタンを押す(WSC版以降はメニュー画面で「ならびかえ」を選択する)と、隊列の変更が可能で、画面の上に配置したメンバーほど敵の攻撃のターゲットになりやすい。戦闘はターン制のコマンドバトルで行なわれ、1ターン内に敵・味方とも1キャラクターにつき1回行動を行なう。
「たたかう」を選べば全員の行動を選択することになるが、全てのアイテムや特殊能力を使い切っているメンバーは行動をパスされるため、装備欄を見て行動できない状態にならないよう注意する必要がある。敵もアイテムや特殊能力の使用回数に制限がある点は同じであり、使い果たした敵は逃げ出してしまう。
「にげる」を選んだ場合、その場で全員一斉に戦闘からの離脱を試みるが、失敗すると1ターン敵全員から総攻撃を受ける。持っている特殊能力次第では、先制攻撃を取れる場合がある。1ターンの間、一方的に行動できるほか100%の確率で逃げることが可能。
敵側は、同じキャラクターがグループ単位で出現する。1グループあたり1 - 5体出現し、合計3グループまで同時に出現する。同じ敵キャラクターが2グループ以上に分かれて出現することはなく、合計で最大10体まで。そのため、攻撃手段は原則的に「敵1体」「敵1グループ」「敵全体」の3種類に大別され、敵1体を攻撃するタイプは指定した敵グループの中の先頭にいるキャラクターに攻撃する(感覚としては同じ敵グループにいる敵が縦1列に並んでいるような構図)。そのため、グループ内にいる敵のうちどの個体を攻撃するかを指定することはできず、先頭の1体を倒すと次の1体が単体攻撃のターゲットになる。味方のパーティは、1人1グループとして扱われ、敵側が1グループをターゲットにする攻撃を仕掛けてきても、対象は味方1人である。
GB版ではオートターゲットが無いため、攻撃目標に指定していた敵グループが他のパーティメンバーによって全て倒されると、そのターンに他のグループの敵を攻撃することはできず、1ターン何もせず経過することになる。
なお、ストーリー上の要所で戦うことになるボスと戦闘になる場面があるほか、各ダンジョンでは通行人に見せかけた敵がシンボルとして見える形で徘徊していることも多く、こうした人物相手に「話しかける」あるいは「隣り合った状態でこちらから接触する」と、ボス同様に強制戦闘になる。どちらの場合も「にげる」を選ぶと必ず失敗してしまうが、逃げられないのは敵側も同じであり、アイテムや特殊能力を使い果たした敵は自害する。多くのRPGで「ボスから逃げられない現象」は、本作では「ボスとの戦いがシンボル接触によるもの」という理由になっており、すなわちランダムエンカウントであればたとえボスと遭遇したとしても、逃げられる可能性がある[11]。
敵のHPを0にするか石化させるとその敵を倒したことになり、敵を全滅させればケロ(本作品中の通貨単位)が手に入るほか、エスパーはランダムで成長し、戦った敵の系統次第ではモンスターが食べると変身する肉を落とすこともある。逆に味方全員が死亡・石化の状態になるとゲームオーバーになり、タイトル画面に戻るため、セーブデータを記録した場所からやり直すことになる。
戦闘が終わっても自然に治らない状態異常(死亡・石化・呪い・暗闇)にかかったメンバーは、戦闘終了後に隊列の一番後ろに下げられる。
本作の世界の中心には、楽園に通じているとされる23階建ての塔がそびえ立つ。第1階層、第5階層、第10階層、第16階層からはそれぞれ比較的大きめの世界に通じている。しかしそれらの世界では玄武(げんぶ)、青龍(せいりゅう)、白虎(びゃっこ)、朱雀(すざく)といった四天王が人々を苦しめている。最上階となる第23階層では四天王を牛耳るアシュラが、楽園へ向かう冒険者の最後の砦として待ち構えている。この他にも、小世界が広がっている階もある。上の階に行けば行くほど、退廃的なムードに包まれ、核シェルターや核爆弾などが登場する。 主となる4つの階層の扉には封印が施されており、先に進むには対応するクリスタルが必要。
| No. | 発売日 | 対応機種 | タイトル | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ワンダースワンカラー | 魔界塔士サ・ガ | アスペクト | スクウェア | 32メガビットロムカセット | SWJ-SQRRC08 | 5万本 | - | |
| 2 | 900i~902iシリーズ、703iシリーズ以降 (iアプリ) |
魔界塔士サ・ガ | スクウェア・エニックス | スクウェア・エニックス | ダウンロード | - | - | - | |
| 3 | WIN BREW (R)対応端末 (EZアプリ) |
魔界塔士サ・ガ | スクウェア・エニックス | スクウェア・エニックス | ダウンロード | - | - | - | |
| 4 | SoftBank 3Gシリーズ (S!アプリ) |
魔界塔士サ・ガ | スクウェア・エニックス | スクウェア・エニックス | ダウンロード | - | - | - |
WSC版では、カラー化し演出や操作性を改善したリメイク版と、GB版の後期バージョンをほぼそのまま収録した復刻版の両方で遊ぶことができる。WSC版では、ねずみおとこなど、著作権および商標権などを侵害する恐れのある一部の敵の名称が変更されており、以降の作品のリメイクでも同様の変更がされている。
その他のリメイク版の変更点は、以下の通り。
携帯アプリでのリメイクは2007年4月25日に発表され[14]、同年5月12日・13日に幕張メッセで開催された「SQUARE ENIX PARTY 2007」で試遊できた[15]。
内容はWSCリメイク版を基にしているものの、操作性などに変更が加えられている[15]。
本作の企画はほしののぶゆきによって起案され、『ファイナルファンタジー』発売後から2年後に河津秋敏の監督のもとで開発が進められた[16]。
本作は、サガシリーズ第一作であると同時に、スクウェアが初めて開発したゲームボーイ用ソフトでもあった[2]。
開発はゲームボーイ発売前から始まっている。当時スクウェアの代表だった宮本雅史は『テトリス』のようなゲームの開発を要望していたが、河津と石井浩一は、ユーザーが一番求めているであろうRPGの開発を決意した[17]。当時河津らは『ファイナルファンタジーII』を開発し終え、続編についての話をしていたところだったため、同作のファミコン向けとして続編として用意していたアイデアをゲームボーイ向けにアレンジする形で本作の開発を進めた[18]。
河津は2015年の電撃オンラインとのインタビューの中で「今考えると『ファイナルファンタジーIII』は派手な演出を特徴とするファイナルファンタジーシリーズの原点ともいえるところがあったから、良い差別化できたと思う」と振り返っている[18]。
本作は成田からホノルルまでの時間に相当する、6時間から8時間で遊べるゲームというコンセプトの元、開発がすすめられた[16]。
開発者たちは、電車に乗っている間でも遊びやすくするため、短い間にゲームが一気に進んでいることを視覚化するための努力を重ねた。ゲームの面白さを保つためには、短いプレイ時間の中で最低一体以上の敵を出す必要があることから、本作では敵の出現率が他のスクウェアのRPG作品よりも高く設定された[19]。
本作の難易度は高く、一歩進んだシステム設計となっており、そこがサガシリーズとファイナルファンタジーシリーズとの違いであると河津はGame Spyとのインタビューの中で答えている[20]。
河津は他のスクウェア作品と並行する形で[17]、石井と伊藤裕之と時田貴司とともに本作のシナリオ執筆に直接携わった[21][22]。
また、石井と伊藤は本作の世界観や地形も手がけたほか、背景グラフィックはたなかりょうこが手がけた。時田はキャラクターのデザインとスプライトの作成も担当した[22][23]。ゲームボーイではモノクロによる表現しかできないことから、炎といったエフェクトをモノクロで示すことは難しかった。その結果、開発チームは白黒で表現された世界を構築する必要があった[24]。時田は、色を考えなくていいので良かったと話す一方で、説明書の時点で初めて色を意識したとサガシリーズ20周年イベントの中で振り返っている[25]。
本作は統一感のない世界観を有しており、このような世界観に合わせるために、原子力発電所に生身で突入する暴走族など常識の概念に囚われない設定の登場人物が、あえて多く用意された[26]。 開発当初はただ下へ潜った末に魔王となって神と戦うという構想もあり、この構想では上に登って行った場合はアシュラとの最終決戦を迎えるという予定だった[18]。
本作では独自のシステムがいくつか用意されており、その一つである「倒した敵キャラクターの肉を食す」というシステムは、元々は倒した敵キャラクターの能力を取り込めないかと考えた末に、ビジュアルとして肉という形にしたのが始まりであり、最終的にはマンガ肉による表現が用いられた[27]。
『Sa・Ga2 秘宝伝説』のスタッフである田中弘道は20周年イベントの中で、当時のゲームボーイのカートリッジの容量が2メガビットだったため、最良のパフォーマンスでゲームを動かすために要素を削っていったと話している[25]。また、河津も同様の理由でシナリオを短くしたと2001年のファミ通とのインタビューの中で話している[27]。
『魔界塔士Sa・Ga』という題名はスタッフたちの間で話し合って付けられたが、「魔界塔士」の部分は河津秋敏がつけた[18]。「魔界」という単語を入れた理由について、河津は「Apple II向けコンピュータゲーム『ファンタジー ジェルノアの章』の海賊版『幽霊戦士』のイメージが強く、本作の世界観の観点からも、アジア的ないかがわしさを出したいと思い、『魔界塔士』という漢字四文字で表現した」と電撃オンラインとのインタビューの中で述べている[18]。
本作の音楽は植松伸夫が担当し、全15曲が使われた。
ファミリーコンピュータの新たなステレオ・オプションや、独特の波形、そして3和音といった特徴がゲームボーイには当てはまらなかったため、植松は最初この差異に苦労した。河津は、『ファイナルファンタジー』の初期2作品のような音楽を求めていたが、植松は新しい波形を作ることにした[2]。
ゲームボーイでは音源の容量に制約があったことから、植松は2000年のIGNとのインタビューでリメイクする意向を示しており、リメイクにあたっては「音楽とグラフィックの質は上げた方がいいだろうけど、ユーザーが楽しめるゲームを作るのが必要だ」("it would be better to have high quality music and graphics, but we need to make sure that the users enjoy the game.")という意識も示している[16]。勝利の時に流れるファンファーレ「Eat the meat」は、「倒した敵キャラクターの肉を食す」というシステムにちなんで名付けられた。
サガシリーズにおいては戦闘曲などが再利用されており、サウンドトラック全集などに収録されている[28]。また、「プロローグ」はGB版サガシリーズにおいてもアレンジ版が使用された[29]。さらに「涙を拭いて」("The Final Fantasy Legend"でのタイトルは"Heartful Tears" )はサガシリーズ全体のうちの5作品においてアレンジ版がそれぞれ異なる場面において使用された[29]。これらの楽曲は1991年に発売された2枚組のサウンドトラック集『Sa・Ga全曲集』および、2004年12月に再販されたバージョンにも収録されている[30]。本作の楽曲群のうち、「プロローグ」・「街のテーマ」・「メインテーマ」・「涙を拭いて」・「エピローグ」は、シンセサイザーでアレンジされた上で、全曲集の2枚目の最終トラック「Journey's End」という一つの楽曲としてまとめられた[2][31]。ライナーノーツの中で、植松は聴いているとゲームの中の風景がよみがえってきて楽しかったと述べている[2]。
2008年に開かれたPress Start 2008 -Symphony of Games-では、「若かりし頃の植松伸夫メドレー」という特集として神奈川フィルハーモニー管弦楽団が本作の楽曲群をメドレー形式で演奏した[32]。また、2011年のSymphonic Odysseysでは「メインテーマ」が、『Sa・Ga2 秘宝伝説』の「Save the world」とともに演奏された[33]。
ゲームボーイ版の販売本数はおよそ110万本と、ファミリーコンピュータのファイナルファンタジーシリーズより先にスクウェア初のミリオンセラーとなった[25]。
| 評価 | ||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
| 項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 得点 | 4.11 | 4.02 | 3.96 | 4.27 | 4.10 | 3.96 | 24.42 |
ゲームクリエーターの田尻智は本作の成功を見て、「ゲームボーイでもアクションゲームじゃない分野を追求できるんだな」と気付き、『ポケットモンスター』の開発に乗り出した[48]。
本作は、最終ボス「神」を「チェーンソー」「のこぎり」による一撃で倒せる現象が存在する[46]。この現象はチェーンソーやのこぎりの判定の可否が反対になっていることを主因としている。これは河津自身が後に「『Sa・Ga2 秘宝伝説』における挙動(防御力の低い敵のみに効き、ボスには通用しない仕様)が本来正しいものである」と明らかにしているが、本作に限ってはこのバグが後の移植版にて「仕様」となった。同じスクウェアの『半熟英雄』シリーズには、この現象に由来するチェーンソーを手にしたエッグモンスター「かみ」が登場するほか、『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』には「かみをたおしたおの」という絵本が登場し、ストーリーはこの攻略法のセルフパロディになっている。さらにこの絵本の話に登場する「あかいおの」はゲーム中でも武器として登場しており、固有技は斧がチェーンソーに姿形を変えるというエフェクトだった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 10:21 UTC 版)
「サガ (曖昧さ回避)」の記事における「Saga」の解説
SaGa - 日本と中国のダンスロックユニット。 SAGA - 日本、韓国、中国のメンバーによる3人組のアジアン音楽グループ。 『SAGA 小室哲哉クラシック・セレクション』- 小室哲哉が1992年に発表したクラシック音楽のコンピレーション・アルバム。
※この「Saga」の解説は、「サガ (曖昧さ回避)」の解説の一部です。
「Saga」を含む「サガ (曖昧さ回避)」の記事については、「サガ (曖昧さ回避)」の概要を参照ください。