読み方:そふぁー
《sound fixing and ranging》音速が極小となる海中の音波伝達経路。SOFARチャンネルを介すると、散乱・吸収されにくい低周波の音波は、太洋をまたぐような非常に長い距離にまで伝わる。ソーファー。→ソーサス(SOSUS)
読み方:そーふぁー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 02:28 UTC 版)
アメリカ海軍では、1940年代より海洋における音波伝搬の研究に着手し、音源の探知や位置極限に関する実験が行われた。この際にモーリス・ユーイング博士たちが発見したのが深海サウンドチャネル (SOFAR channel) であった。海中での音速は水温・塩分・圧力の影響を受けるため、深海等温層と主水温躍層のあいだで、音速が最小となる。この音速極小点は、音線(音の伝播経路)に対して一種のレンズのように働くため、これを中心とした深海サウンドチャネルのなかで放射されたエネルギーはチャネル内に留まり、海面や海底への反射による音響的損失を生じにくい。このため、中程度の音響出力であっても、非常に長距離まで伝搬することができた。 これを活用して、まず配備されたのがSOFAR(Sound Fixing and Ranging)システムであった。これは洋上で墜落した飛行士の捜索救難のためのシステムであり、墜落した飛行士が爆発させた小さな爆弾 (Sofar bomb) の音をハイドロフォンで捉えて、三角測量によって飛行士を発見するというものであった。そしてまもなく、このシステムは潜水艦の長距離探知に応用されるようになった。1949年、海軍研究試験所 (NRL) は、カリフォルニア州ポイント・スール沖のSOFARハイドロフォンによって潜水艦を10–15海里 (19–28 km)の距離で探知し、年末までには探知距離は数百海里にまで延伸された。
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