出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/04 16:45 UTC 版)
|
|
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2020年8月)
翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
| SIG MCX | |
|---|---|
|
折りたたみストック仕様のSIG MCX
|
|
| 種類 | 自動小銃 |
| 原開発国 | |
| 運用史 | |
| 配備期間 | 2015年 |
| 開発史 | |
| 製造業者 | SIG Sauer |
| 値段 |
|
| 製造期間 | 2015年– |
| 諸元 | |
| 重量 |
|
| 全長 |
|
| 銃身長 |
|
|
|
|
| 弾丸 | |
| 作動方式 | ショートストローク・ガスピストン, ロータリングボルト式 |
| 発射速度 | 900 RPM |
| 装填方式 | 30発仕様の STANAG マガジン |
SIG MCXまたはSIG Sauer MCXは、シグ・ザウエル&ゾーン社のアメリカ合衆国現地法人SIG SAUER社が開発した自動小銃である。
AR-15を原型としたライフルで、反動を軽減し信頼性を向上させるためショートストロークガスピストンシステムを特徴としており、デルタフォースの要望を基に9mm短機関銃とカービンライフルのギャップを埋める為に開発された。MCXの設計は先行して開発されたSIG MPXに準じている。
競合するジャンルに対しては、9 mm口径銃・PDWと比較してより高威力かつ長射程、既存ライフルとの弾薬の互換性による経済性が優位性としてあげられ、M4カービンと比較して5.56x45mm NATO弾と.300 AAC Blackout弾の併用による弾薬性能の最大化、折り畳み式銃床と短銃身化による小型化、等が優位性としてあげられる。
SIG MCXは、米国の民間市場向けのセミオート仕様、軍事および法執行機関向けフルオート・セミオート選択式の仕様で利用できる。
銃身の形状は先端で先細になっており、性能を低下させる様なワッシャーを使用せずにマズルデバイスと直接ねじ込み式のサウンドサプレッサーを取り付けることができ、セルフセンタリングできるようにするデバイスを取り付けることが出来る。銃身はほんの数秒で別の長さまたは別の口径のものに変更できる。さらに、銃身は耐食性のために窒化物コーティングされ、摩耗しやすい部分に硬化鋼が使用されている[3][4]。
各種操作は、チャージングハンドルを含む殆んどが両手利き仕様であるが、ボルトリリースだけは異なっている。SIG SAUER社は、MCXカービン銃用に4種類の銃床を用意している。
SIG SAUER社は、標準のAR-15およびM16の下部レシーバーとアダプターを介して互換性がある様に上部レシーバーを設計しており、SIG MCXとAR-15およびM16の全体的なレイアウトは似ている[3][5][6]。
SIG MCXは、米国の民間市場向けのセミオート仕様、軍事および法執行機関向けフルオート・セミオート選択式の仕様で利用できるが、民間市場向けにはセミオート仕様の小銃を以下の3つの異なる構成でのみ提供している。
第1世代のMCXバリエーションには、アクセサリを追加するためKeyModシステムを備えたアルミニウム製のハンドガードが装備されている。
SIG MCX VIRTUSは、SIG MCXシリーズの第2世代であり、2017年に導入された。第1世代とは異なりM-LOKシステムを備えたハンドガードに変更している。
SIG MCX RATTLERは、個人護身用武器として機能することを目的とした短銃身小銃のバリエーションであり、140 mm(5.5インチ)の銃身を備え、コンパクトな銃床または折りたたみ式PCB(ピストル型)ブレース、ピカティニーレールが付属している。5.56×45mm NATO弾および .300 AAC Blackout弾で利用可能である。
2022年5月にアメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)は、.300 AAC Blackout弾(7.62×35mm弾)と5.56x45mm NATO弾を併用する銃身長140mm(5.5インチ)のSIG MCX Rattlerを、個人護身用武器(PDW)として採用することを発表した[8][9]。
SIG MCX-SPEAR LTは、2022年に登場したSIG MCXの第3世代モデルである。カービンとしての機能を意図しており、9インチ(230 mm)、11.5インチ(290 mm)、16インチ(410 mm)のバレルと、バットストックまたはPCB(ピストル型)ブレースを取り付けるためのピカティニーレールテールインターフェースを装備している。5.56×45mm NATO弾、.300 AAC Blackoutおよび7.62x39mm弾に対応している[10][11]。
SIG MCX-MR(Mid Range)は、アメリカ陸軍のコンパクト半自動狙撃システム(CSASS)プログラムに対する、SIG SAUER社の応札モデルであるが、採用はされなかった[12]。
7.62×51mm NATO弾を使用し、セミオート・フルオート選択式の射撃能力を備えている。重量は8.9ポンド(4.0 kg)で、1:10インチのツイストレートの406 mm(16インチ)の溝付き416ステンレス鋼銃身が特徴で、銃身はBartlein Barrelsによって製造されている。ガスシステムは、サプレッサーの有無に応じて切替可能な設定を備えている。フロントピボットピンを引いた後にスライドするMCXのハンドガードとは異なり、MCX-MRでは最初に2本のネジを外す必要がある。AR-15/M16タイプのチャージングハンドルと左側のチャージングハンドルの両方を備えている。20発の弾倉を使用し、SR-25用弾倉を使用するためにSR-25の下部レシーバーとも互換性がある[13]。
SIG MCX RAPTORは、カービン銃として機能することを目的とした短銃身小銃のバリエーションであり、200 mm(7.9インチ)の銃身を備え、コンパクトな銃床または折りたたみ式PCB(ピストル型)ブレース、ピカティニーレールが付属している。7.62x51mm NATO弾、6.5mmクリードモア弾 、6.8x51mm SIG FURY弾で利用可能である。
SIG MCX SPEARは、2022年1月に民間向けモデルが発売された、6.8x51mm SIG FURY弾を使用するアサルトライフルである。1:7インチのツイストレートの330.2 mm(13インチ)銃身を装備し、全長866.14 mm、重量3.8 kgである[14]。弾薬変更可能であり7.62x51mm NATO弾と6.5mmクリードモア弾の両方に簡単に変換でき、後部と左側面にボルトと連動しないチャージングハンドル、両手利き操作、6ポジションの伸縮式・折り畳み式銃床、サプレッサーの有無に応じて2段階調整可能なガスシステム、20発弾倉を備えている[15]。
SIG SAUER社は、アメリカ陸軍の次世代分隊火器プログラムに対しSIG MCX SPEARの6.8x51mm SIG FURY弾仕様の改造モデルで応札した[16][17][18]。2022年4月19日、同プログラムにおいてSIG SAUER社が勝者と選定され、このSIG MCX SPEARの派生版が米軍制式名XM5(XM7)として採用された[19]。
SIG MCX-REGULATORは、2024年3月に民間向け害獣駆除用ランチライフルとして発売されたモデル。折り畳み銃床とピストルグリップの代わりにMagpul Mossberg 500/590スタイルの曲銃床が組み込まれている。これによってピストルグリップを規制するアサルトウェポン規制地域にも販売可能となる。すべてのMCXアッパーレシーバーと互換性のある再設計されたロワーレシーバー、完全に両手利きのマガジンリリース、セーフティセレクター、およびボルトキャッチを備えている。2ステージマッチトリガー、冷間ハンマー鍛造炭素鋼バレル、SIG 設計のマズルブレーキが付属しており、7.62x39mm弾と5.56x45mm NATO弾モデルが用意されている。三脚に簡単に取り付けるための Arca Railを内蔵しており、また、ミルスペックROMEO2光学部品が付属される。[20][21]
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 11:48 UTC 版)
シグ社が2015年のSHOT SHOWで発表したM4クローンである。SIG516と同じくバレルの長さで複数のバージョンがある。動作機構をショート・ストロークピストン方式に変更することで、ストック内部まで入り込んだバッファー・スプリングを省略できたため、折りたたみ式ストックに変更することができた。ハンドガードはマグプル社のM-Lock規格に適合しており、必要に応じてピカティニー・レールを増設できる。また、機関部のパーツを組み替えることで5.56mm NATO弾と、口径のサイズの近い弾である.300 AAC Blackout弾を銃本体を変えることなく使い分けられ、この機構はマルチキャリバーとも呼ばれる。警察機関や特殊部隊での採用が多い。
※この「SIG MCX」の解説は、「M4カービン」の解説の一部です。
「SIG MCX」を含む「M4カービン」の記事については、「M4カービン」の概要を参照ください。